キャンティワインおすすめ4選|ワインエキスパートが商品の特徴を解説

キャンティワインおすすめ4選|ワインエキスパートが商品の特徴を解説

イタリアの限られた地区で製造されているキャンティワイン。一口にキャンティワインといっても、ワイナリーによってその香りや味わいはまったく違ってきます。

こちらの記事では日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんにキャンティワインを選ぶときのコツを取材し、おすすめの商品を選んでもらいました。自分好みのキャンティワインを見つける参考にしてみてください。


目次

この記事を担当するエキスパート

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
石関 華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:食品・ドリンク、ペット
吉川 優美

「生活雑貨・日用品」「ペット」カテゴリーを担当。春にお迎えした愛犬とネットショッピングをこよなく愛する主婦編集者。主婦仲間から情報収集をし、時短につながる日用品や、生活の質を上げてくれるモノを探すのが日課となっている。

◆本記事の公開は、2019年06月11日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

キャンティワイン選び方 ワインエキスパートに聞いた!

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんに、キャンティワインを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。同じキャンティワインという名前でも、生産者や格付けで味わいや風味がまったく変わってきます。ポイントをおさえて、自分好みのキャンティワインをみつけましょう。

キャンティワインの個性を左右する生産者から選ぶ

イタリア・トスカーナ地方のブドウ畑
Pixabayのロゴ
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

イタリアのトスカーナ地方のキャンティ地区とその周辺でつくられているキャンティワイン。生産エリアは限定されているものの、ワインづくりが盛んな地域であるため、実に数多くのキャンティワインの生産者が存在します。

同じエリアで同じブドウ品種からつくられるキャンティワインですが、その個性を左右する大きな要素になっているのは、やはり生産者です。生産者ごとのワインづくりへの想いや取り組み方、歴史の長さや受賞歴などにも目を向けながら選ぶといいでしょう。

キャンティワインの品質を保証する格付けから選ぶ

 
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

キャンティのワインの格付けは3つに分類されています。最高位から順に「キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ」、「キャンティ・クラシコ(「リゼルヴァ」は最低2年以上熟成)」、「キャンティ」という格付けです。

格付けが高くなるほど、生産地区や使用できるブドウ品種、熟成期間などの規定が細かく定められており、より品質が高くなるので、格付けを目安にしながら選ぶのもおすすめです。

なお、贈りもの用のワインを選ぶ場合は、「キャンティ・クラシコ」以上の格付けのワインにするといいでしょう。

キャンティワインは目的によって価格帯から選ぶ

 
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

1,000円前後で買えるものなど、イタリアのワインのなかではお求めやすい価格帯のものが多いキャンティワインです。そのため、キャンティワインは安いと思われがちなのですが、なかには5,000円、あるいは1万円以上するような高級なものもあります。

日常消費用であれば1,000円前後の手ごろな価格のものでもじゅうぶんに楽しむことができますが、贈りものにしたり、特別な日に飲むのであれば2,000円以上のものを選ぶといいでしょう。

キャンティワインおすすめ商品4選 ワインエキスパートが選ぶ!

うえで紹介したキャンティワインの選び方のポイントをふまえて、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・石関華子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。まだキャンティワインを飲んだことがない方も、ふだん楽しんでいる方もぜひワイン選びの参考にしてみてください。

カステリアーニ『キャンティ カーサ・ディ・ロッコ』

クリアな味わいで和食ともよく合うキャンティワイン

イタリア・トスカーナ州で、100年以上のワインづくりの歴史を誇るカステラーニ社が手がけたキャンティワイン。品質の高いデイリーワインを探しているなら、こちらはぴったりのチョイスです。

タンニンは軽やかでバランスがよく、ステーキやスパイシーなパスタ料理とよく合います。ルビー色やガーネット色を帯びており、スミレやチェリーを思わせるフルーティな香りを楽しめます。

エキスパートのおすすめ

ゾーニン『サンティラーリオ キャンティ 2016』

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

キャンティ入門やワイン初心者にもおすすめ

キャンティ入門用におすすめの1本がこちら。生産者はイタリア最大規模の家族経営の名門ワイナリーであるゾーニン社。イタリア各地に自社畑を所有し、採れたばかりの新鮮な状態のブドウをすぐに発酵させられるよう、各地に醸造所も構えています。

ブドウ栽培からワインづくりまで徹底した品質管理をおこなっているため、常に高い品質を維持しています。

樽の中で6ヶ月、びん詰めし4ヶ月熟成。ブラックベリーのような香りに、適度な酸味と渋みがあわさった味わいが特徴。その安定した品質と飲みやすさから、ワイン初心者の方にもおすすめです。

カステッロ ディ アマ『アマ キャンティ クラシコ 2017年』

洗練されたハイレベルなキャンティクラシコを味わう

イタリアで権威のあるワインガイド「ガンベロロッソ」で高い評価を得た実力派のワイナリー、カステッロ ディ アマ。ヴィヴィッドな濃いルビー色と、熟したワイルドベリーの香りやスパイスがとけ合ったキャンティワインです。

シルキーなタンニンと酸味のバランスが絶妙で、余韻を長く楽しめるのがポイント。フレッシュなのにエレガンスを感じさせる味わいは、一般的なキャンティをはるかにしのぐためぜひお試しあれ。

ベリーニ『キャンティ フィアスコボトル』

ローマの休日で飲まれていたフィアスコボトル入り

こちらは「わら」で包まれた丸い形状のフィアスコボトルが印象的なキャンティワインです。映画「ローマの休日」にも登場したことから、よく知られているワインボトルです。

フレッシュな酸味と渋みをほどよく含み、ベリーフルーツを思わせるアロマを楽しめます。今ではめずらしくなったフィアスコボトルをこの機会にお試しください。

おすすめ商品の比較一覧表

画像
カステリアーニ『キャンティ カーサ・ディ・ロッコ』
ゾーニン『サンティラーリオ キャンティ 2016』
カステッロ ディ アマ『アマ キャンティ クラシコ  2017年』
ベリーニ『キャンティ フィアスコボトル』
商品名 カステリアーニ『キャンティ カーサ・ディ・ロッコ』 ゾーニン『サンティラーリオ キャンティ 2016』 カステッロ ディ アマ『アマ キャンティ クラシコ 2017年』 ベリーニ『キャンティ フィアスコボトル』
商品情報
特徴 クリアな味わいで和食ともよく合うキャンティワイン キャンティ入門やワイン初心者にもおすすめ 洗練されたハイレベルなキャンティクラシコを味わう ローマの休日で飲まれていたフィアスコボトル入り
種別
原産国 イタリア/トスカーナ イタリア/トスカーナ イタリア/トスカーナ イタリア/トスカーナ
ぶどうの種類 サンジョヴェーゼ サンジョヴェーゼ サンジョヴェーゼ サンジョベーゼ、カナイオーロ、コロニーノ
サイズ 750ml 750ml 750ml 750ml
商品リンク

※各社通販サイトの 2023年1月24日時点 での税込価格

※各社通販サイトの 2023年1月24日時点 での税込価格

※各社通販サイトの 2023年1月24日時点 での税込価格

※各社通販サイトの 2023年1月24日時点 での税込価格

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ワインの売れ筋をチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

Amazon:ワインランキング
楽天市場:イタリアワインランキング
Yahoo!ショッピング:イタリアワインランキング

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

そのほかの関連の記事はこちら 【関連記事】

【最後に】エキスパートのアドバイス

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

さまざまなシチュエーションでキャンティを楽しもう

3つの格付けに分類され、幅広い価格帯のものが存在するキャンティは、ありとあらゆるシーンで楽しむことができます。

お求めやすい価格で「キャンティ」の格付けのものはデイリー用に、格の高い「キャンティ・クラシコ」や「キャンティ・クラシコ ・グラン・セレツィオーネ」は特別な日を彩るワインにするなど、キャンティはどんな場面でも活躍できる万能プレイヤー的なワインなのです。

ぜひ、みなさんのワインライフのなかにもキャンティを取り入れてみてはいかがでしょうか。

◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。

企画/制作/編集:マイナビおすすめナビ編集部