カメラ用レンズクリーナーの選び方 フォトグラファーに聞く
フォトグラファーの瀬川陣市さんにレンズクリーナーを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。チェックポイントを意識しながら、目的にあったレンズクリーナーを選びましょう。
ウェットティッシュタイプを選ぶ
携帯に便利なレンズクリーナーという観点で選ぶのであれば、ウェットティッシュタイプのものをおすすめします。そのなかでも一枚ずつ個包装されているタイプのものは、必要な枚数分を携帯できて便利です。
また、ティッシュにはクリーナー溶液が含まれているので、ティッシュでクリーニングしたい箇所を拭き取るだけという手軽さも利点です。ただし、汚れのひどいものや広範囲のクリーニングなどには適さない場合があります。
クリーナー溶液を選ぶ
クリーナーの量をコントロールして使いたいという場合は、ボトルに入ったクリーナー溶液を選ぶのがいいでしょう。汚れ具合に応じてクリーナー溶液を使えるので、過度の汚れなどにも対応できます。
拭き取るときは、レンズ専用ティッシュやレンズ用のクロス布を使うことをおすすめします。ただし、目の粗い生地は、レンズの表面などをキズつけてしまう可能性があるので注意が必要です。
クリーニングクロスやレンズティッシュを選ぶ
液体のクリーナーではありませんが、レンズ表面をクリーニングするものとしてクリーニングクロスやレンズティッシュを選ぶという選択肢もあります。クリーナー溶液をウェット系とするなら、これらはドライ系のレンズクリーニング用品です。
鹿革のセーヌ革や合成繊維クロス、ペーパーティッシュなどがあり、これらの材質は目がこまかくレンズ表面にキズをつけにくくなっています。常に携帯しておけば、カメラなどに付着した埃などを取り除くのにも使えるので便利です。
カメラ用レンズクリーナーおすすめ9選 持ち運びしやすい、スプレーで手軽になど
上記で紹介したレンズクリーナーの選び方をふまえて、フォトグラファーの瀬川陣市さんが選んだおすすめ商品を紹介します。目的に合った使いやすい商品をぜひ見つけてくださいね。
持ち運びに便利な個包装が決め手
クリーナー溶液を含ませたレンズクリーニングティッシュです。一枚ずつ個包装されているのが特徴。必要なときにパッケージを開けて使えるので、携帯性にもすぐれています。カメラバックにいつでも使えるレンズティッシュを携帯しておきたいという方にはおすすめです。
ただし、アルコール成分を含むクリーナー溶液のため、パッケージを開けて時間が経つと乾燥します。開けたら素早くクリーニングをするのがポイントです。
種類 | ウエットシート |
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種類 | ウエットシート |
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使いやすいドライタイプ
ティッシュ状になっているレンズクリーニングペーパーです。ひとつのパッケージに50枚入っていて、一枚ずつ必要な量を取り出して使えるようになっています。ドライなペーパーですので、別途クリーニング溶液を含ませて使うことも可能です。
軽くレンズ表面に息を吹きかけ、くもらせた状態でクリーニングペーパーで拭き取ると、レンズ表面の軽い汚れがぬぐえます。ドライタイプのレンズクリーニング用品を携帯したいという方には便利です。
種類 | ペーパー |
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種類 | ペーパー |
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活用の幅広がるクリーニング溶液
単体のレンズクリーニング溶液です。使用するときは、この溶液をレンズ用のティッシュやクロスに染み込ませて使います。溶液の量を自在に調整して使いたいという方には、このクリーニング溶液を選択肢に入れてみるのもよいでしょう。
レンズだけでなくカメラボディや眼鏡などのクリーナーとしても活用できるので、クリーニング対象のものをたくさんもっている方には重宝します。
種類 | リキッド |
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種類 | リキッド |
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高級感のある自然素材
鹿革を使ったセーム革のクリーニングクロスです。やわらかくて油分が多く、目がこまかいセーム革は、昔からレンズや眼鏡用のクロス革として使われていました。クリーニング液を使わなくてもセーム革のクロスだけでも、レンズ表面の軽い汚れをぬぐうことができます。
セーム革は高級感もあり、耐久性もあるので長く使用したいという方におすすめ。自然素材のクリーニングクロスは、一度使うとそのよさがわかります。
種類 | クロス |
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種類 | クロス |
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仕上がり抜群!拭取り痕が残らないウエットシート
アルコール性で除菌率99%以上でスマホ液晶画面などを清潔に保つウエットシートです。120mm×160mmとサイズも大きめなので、タブレットなどの画面も楽に拭き取れます。
速乾性で拭き取り痕も残らず、簡単に汚れを落とせます。パルプ100%の柔らかい素材なので傷つきやすいカメラレンズ等の拭き取りも安心できます。
シートは1枚ずつ小分けの状態で2枚綴りとなっているので、その日使う分をまとめて持ち運びたい時にも便利です。
種類 | ウエットシート |
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種類 | ウエットシート |
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プロカメラマン愛用のクリーニングレンズペン!
ブラシとチップのみでレンズのクリーニングができる手軽さで、世界中のプロが愛用しているクオリティの人気商品です。
セーム革製チップ+カーボン粉末で指紋や皮脂を確実に吸収し、さらに静電気を除去してくれるのでホコリも付着しにくいのが特徴です。レンズペンには上質な山羊の毛で出来たブラシも内蔵されています。
3D曲面チップを採用しており、レンズの曲面にフィットするようになっているので、しっかりと拭くことができます。通常500回使用可能で付属ヘッドスペアを合わせると1000回の使用が可能。ペン型なので持ち運びも簡単で便利な商品です。
種類 | レンズペン |
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種類 | レンズペン |
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スプレー式で手軽にクリーニング
スプレー式のボトルに入っているレンズクリーナー溶液です。スプレーボトルなので、溶液を染み込ませるときには広範囲に噴霧(ふんむ)することができます。スプレー式の噴霧が使いやすいという方には、こちらのレンズクリーナーがおすすめです。
レンズフィルターの表面などに、直接スプレーで溶液を噴霧するという使い方もできそうです。
種類 | スプレー |
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種類 | スプレー |
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柔らか素材で傷がつきにくく、レンズ拭きに最適!
素材はマイクロファイバー繊維で軽く拭くだけで指紋やホコリなどの汚れが綺麗に落ち、拭き残しがありません。
大きめのサイズなのでカメラレンズはもちろん、メガネ・スマホ・タブレット画面などサイズが広いものにも使用しやすく、活躍の場面が多い商品です。
繰り返し洗えるので、長く使用できるのも特徴です。
種類 | クロス |
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種類 | クロス |
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初心者でも簡単に使えるカメラクリーニングセット!
このセットにはエアーブロワーが入っており、耐久性・弾力性が高く、強風圧で隙間のホコリを綺麗に取り除けます。
付属しているレンズペンはクリーニング液不要で、チップにはカーボン粉末が付いているので指紋や皮脂を綺麗に取り除き、静電気を除去できるのでホコリの付着を防止できます。
また、防水加工が施された全クリーニングキットを収納できる便利なケース付きなので、持ち運びも便利です。
種類 | カメラクリーニングセット |
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種類 | カメラクリーニングセット |
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おすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 種類 |
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ケンコー・トキナー『激落ちくん カメラレンズクリーナー』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
持ち運びに便利な個包装が決め手 | ウエットシート | |
FUJIFILM(富士フイルム)『レンズクリーニングペーパー』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
使いやすいドライタイプ | ペーパー | |
FUJIFILM(富士フイルム)『レンズクリーニングリキッド 』 |
※各社通販サイトの 2024年10月5日時点 での税込価格 |
活用の幅広がるクリーニング溶液 | リキッド | |
HAKUBA(ハクバ)『ハクバ セーム革 MS』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
高級感のある自然素材 | クロス | |
HAKUBA(ハクバ)『レンズクリーニングティッシュ』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
仕上がり抜群!拭取り痕が残らないウエットシート | ウエットシート | |
HAKUBA(ハクバ)『レンズペン3』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
プロカメラマン愛用のクリーニングレンズペン! | レンズペン | |
3i『蔵Cura レンズクリナー・スプレータイプ』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
スプレー式で手軽にクリーニング | スプレー | |
DABLOCKS『クリーニングクロス 8枚セット』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
柔らか素材で傷がつきにくく、レンズ拭きに最適! | クロス | |
TYCKA『カメラクリーニングキット 9点セット』 |
※各社通販サイトの 2024年10月03日時点 での税込価格 |
初心者でも簡単に使えるカメラクリーニングセット! | カメラクリーニングセット |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする レンズクリーナーの売れ筋をチェック
Amazonでのレンズクリーナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
正しいレンズクリーナーの使い方
カメラのレンズを清掃する場合、ただクリーナーで拭き取ればいいわけではありません。手順をしっかり踏むことで、綺麗になりますので、本項を参考に、ぜひ正しい清掃の仕方を試してみてください。
Step.1:ブロアーなどでレンズの表面のホコリを取る
最初は、ブロアーなどでレンズについたホコリやゴミを吹き飛ばします。こうすることで、リキッド性のクリーナーで表面のホコリをくっつけてしまうことを防ぎます。
レンズ面を下に向けておくと、ホコリが落ちやすくなるのでポイントです。
Step.2:クリーニングクロスにクリーナーを少量付けて拭き取る
クリーニングクロスに、クリーナーを1〜2滴ほど付け、中心から円を描くようにゆっくりと外側へ向けて拭き取っていきます。もちろん、汚れやホコリが少ない場合は、クリーナーを付けなくても大丈夫です。
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【最後に】フォトグラファーからのアドバイス
レンズクリーナーは、溶液自体とそれを含ませたペーパーやクロス生地、さらに、ドライ系のペーパーや生地に大別できます。どれを選ぶかは携帯性やクリーニングの仕方に合わせて選択するのがよさそうです。
クリーナー溶液とドライ系のペーパーなどを組み合わせて選ぶという方法もありです。クリーニングする対象によっても使いやすいタイプが分かれるので、総合的に判断するのがいいでしょう。
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