「穀物酢」のおすすめ商品の比較一覧表
穀物酢とは? どんな効果があるの?
穀物酢とは、穀物を原料として作られたもので、米酢や米黒酢、大麦黒酢以外のもののことをいいます。米や麦、とうもろこしなどの原料がブレンドされているものも多いのが特徴です。
さっぱりした風味でさまざまな料理に合わせやすいのが魅力。米酢などに比べるとリーズナブルな価格なものが多く、とくに加熱する料理との相性がよいです。
穀物酢と米酢などの違いとは? 米酢や果実酢とはどう違うの?
穀物酢以外にも、米酢や果実酢など、お酢には多くの種類があります。穀物酢は、米や麦、とうもろこしなどの穀類を1~2種類以上、1Lあたり40g以上使って作られたお酢のこと。1Lあたり米を40g以上含んでいるものが米酢になります。それに満たないものは穀物酢です。
米須はまろやかなお酢の風味を楽しめるので、酢飯や酢の物などにおすすめ。穀物酢は酸味を感じやすいので加熱する料理に適しています。
穀物酢の選び方 穀物の種類や価格などをチェック!
ここからは、穀物酢を選ぶときのポイントを紹介します!
原材料の穀物をチェックして風味の合うものを選ぶ
穀物酢は、使われている穀物の種類や量によって風味がかなり異なります。
たとえば、穀物酢の中でも米を原料とする「純米酢」は、米のまろやかな旨みが生きた酢です。一方、数種類の穀物を使って作られる「穀物酢」は、使われている穀物の個性よりも、すっきりとした風味が特長といえます。
そのため、穀物酢を選ぶときには、まず原材料としてどんな穀物が使われているのかを確認するのがおすすめです。できれば原材料の異なる穀物酢をいくつか試してみて、「この穀物が使われている酢はこういう味の傾向がある」と覚えていくようにすると、穀物酢をよりおいしく使いこなすことができるでしょう。
料理のメニューに合わせて製品を選ぶ
穀物酢にはさまざまな種類があり、それぞれ適した料理があります。
たとえば、煮物や甘酢あんなど加熱して作る料理には、さっぱりとした味わいの穀物酢が適しています。寿司飯、酢醤油など、酢の味がストレートにわかるものには、純米酢のようにコクがあって酸味が優しい穀物酢を選ぶとよいでしょう。
また、中国料理にはコーリャンなどを原料とする中国産穀物酢、フィッシュ&チップスにはイギリスでポピュラーなモルトビネガーというように、料理の国籍に合わせて穀物酢を選ぶのもおすすめです。
実際に使う量と価格を考えて選ぶ
原材料や製造法によって、価格に大きな差があるのも穀物酢の特徴です。
原料が特別栽培の穀物であったり、醸造に手間と時間がかかっているなど、かなり高価な穀物酢も存在する半面、リーズナブルな価格で大容量ボトルが販売されているものもあります。
そのため、穀物酢を選ぶときには「使う量」と「価格」を考えてみることもおすすめします。たとえば、調理用でも野菜のあく抜きや魚の下処理用には、旨みが少なくてもすっきりした酸味で安価な穀物酢を選ぶと、気兼ねなくたっぷり使うことができるでしょう。
使い比べて自分のスタンダード穀物酢を 料理研究家からアドバイス!
まずはどんな料理にも使いやすい、すっきり系の穀物酢を1本、汎用(はんよう)型として常備しましょう。同じ「穀物酢」という商品名でも、メーカーによって酸味の強さや味わいが少しずつ異なるので、いくつか使い比べて自分のスタンダード穀物酢を決めるとよいでしょう。
そのうえで、原材料の個性が生きた穀物酢をプラスαで購入するのがおすすめです。プラスαの酢は、自分がよく作る料理に合ったものを選ぶのがうまく使い分けるコツです。
穀物酢おすすめ10選 ミツカンやタマノイ酢なども!
上で紹介した穀物酢の選び方のポイントをふまえて、おすすめの商品を紹介します。
汎用型で使い勝手がよい穀物酢
広く販売されているので手に入れやすく、価格も手ごろな汎用(はんよう)型の穀物酢です。
原材料の穀物は、小麦、米、コーンで、酒粕(さけかす)も使われています。クセがない酸味は多くの人がイメージする食酢の味で、使いやすい酢だといえます。
酸味がしっかりしていて加熱調理しても消失しにくいので、炒めものなど高温で調理する料理、煮込みなど長く加熱する料理に酢をよく使うという方におすすめです。
※楽天市場、Yahoo!ショッピングは10本セット、Amazonは20本セットです。
京の都で長く愛されてきた料亭御用達のお酢
今から300年ほど前の元禄時代、友禅染めの色止めに使われたことで京都で酢作りが盛んになりました。そんななか千鳥酢は食用の酢を作り続け、京料理に合うお酢として料亭などで愛されてきました。
米と熟成した酒かすを、独自の製法でじっくりと仕込んだのがこの加茂千鳥。素材を引き立てるまろやかな味と香りで、現在でもさまざまな料亭やお寿司屋さんなどに重宝されているお酢です。
酒かすだけを3年間熟成させたコクのあるお酢
明治9年の創業以来、岐阜県美濃地方の豊かな自然の恵みを使って酢を作り続けてきた内堀醸造の穀物酢。伝統的なメーカー独自の製法により、3年という長い歳月をかけて醸造して濃い飴色になっています。
酒かすだけで作られたお酢は、コクとうま味が際立つ絶品の味わい。このお酢で酢飯を作ると、ご飯がほんのりと赤く染まったお寿司になりますよ。
広島の加茂台地でじっくり仕上げたオタフクの穀物酢
お好み焼きソースでおなじみ、オタフクの作った穀物酢。広島県賀茂台地の自然湧軟水と澄んだ空気で時間をかけてじっくりと仕込み、うま味のあるまろやかなお酢に仕上がっています。
酸度4.5%でツンとしたキツいにおいがなく、どんな料理も素材の持ち味を生かしてすっきりとした味わいに仕上げることができますよ。1.8Lの大容量で、コストパフォーマンスにもすぐれています。
お米・酒かす・コーンを静置発酵でまろやかな風味に
370年もの歴史を持つといわれるマルカン酢の穀物酢。静置発酵にこだわり、数カ月もの間じっくりと発酵させることで、ツンとした鼻につくにおいを残さず、まろやかなお酢に仕上げています。
お米・酒かす・コーンを原料に、ほんの少しだけ食塩を加えることで保存性を上げています。すっきり、まろやかな酸味なので、和・洋・中どんな料理にも合わせることができますよ。
グルテンフリーの穀物酢を選びたいときに
「穀物酢」という名称で販売されている酢の多くは小麦を原材料としていますが、この商品は国産米とアルコール、酒粕のみで醸造されているので、グルテンを摂取したくない方に向いています。食塩も無添加なので、塩分制限をしている方にもおすすめできます。
ソムリエの田崎真也氏が監修したという味わいは、米を原料とする酢としてはかなりさわやか系。柑橘(かんきつ)果汁との相性もよいので、果汁と混合して使うのも有効です。
奥行きのある風味が楽しめる穀物酢
商品名にもなっている「五穀(ごこく)」とは、古来、日本で食されてきた米、あわ、きび、ひえと、南米原産のキヌア。これらをバランスよく使っているため風味に深みがあり、一般の穀物酢の味や香りでは物足りないという方も満足できるでしょう。
また、小麦が使われていないグルテンフリーなのもポイントです。
どんな味付けにも相性がよく、たとえば和・洋・中のドレッシングもこれ1本あればうまく作れますよ。
国産小麦が原料のあっさりした酢
国産の全粒(ぜんりゅう)小麦だけを原料として作られた酢です。
アルコールを使っていないので酸味が穏やかで、米を原料とする酢に比べてあっさりとした風味に仕上がっています。国内産原料の穀物酢を選びたいけれど、米酢特有のコクは好きではないという人におすすめしたい商品です。
また、砂糖などの甘みを加えてもしつこくならないので、三杯酢や甘酢あんをよく作るという方にも向いています。
揚げものと相性抜群のイギリスの酢
大麦麦芽から作られる穀物酢であるモルトビネガーは、イギリスの国民食ともいえる白身魚とじゃがいもの揚げもの、フィッシュ&チップスに欠かせない調味料です。
イギリス料理になじみがなくても、揚げものはもちろん、ステーキや焼き魚にかけると油っぽさや生臭さをうまく消してくれるので、ヘルシーな食卓調味料として活躍してくれるでしょう。香り豊かで酸味が強すぎないので、料理にレモンを搾る感覚で使ってみてください。
※楽天市場は1本、Amazon、Yahoo!ショッピングは3本セットです。
兵庫県但馬地方の豊かな自然で作られた穀物酢
兵庫県の但馬地方、兵庫県の最高峰である氷ノ山の豊かな水と空気を使い、かつて小学校の体育館だった建物を改装した醸造所で作った穀物酢。じっくりと熟成させた酒かすを、昔ながらの静置発酵でさらに時間をかけて発酵させた、こだわりのお酢です。
深い琥珀色が特徴で、豊かな香りとまろやかな酸味を感じられるでしょう。お肉をやわらかくしたり、魚の臭みをとったり、サラダのドレッシングに利用したりなど、どんな用途にもぴったり合いますよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 穀物酢の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの穀物酢の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
穀物酢で作るかんたんレシピ 酢飯やピクルスもかんたん!
ここからは、穀物酢を使ったかんたんレシピをいくつか紹介します!
穀物酢を使った酢飯
すし酢がなくても、穀物酢で酢飯を作ることができます! 手巻き寿司やちらし寿司などを作る際に試してみてくださいね。
■材料(酢飯2合分)
・穀物酢 大さじ3~4
・砂糖 大さじ2強
・塩 小さじ1程度
■作り方
①材料をすべて混ぜ合わせ、鍋もしくは電子レンジで加熱します。
②炊き立てのご飯と混ぜ合わせて完成です。
きゅうりのピクルス
■材料
・きゅうり 1本
・穀物酢 大さじ2~3
・砂糖 大さじ2~3
・塩 小さじ1~2程度
■作り方
①穀物酢・砂糖・塩を混ぜ合わせます。
②きゅうりを4cm程度の長さに切り、さらに4等分します。
③きゅうりと調味料を混ぜ合わせ、冷蔵庫で半日~1日ほどかけて漬けて完成です。
らっきょう漬け
■材料
・らっきょう 1kg
・穀物酢 420ml
・砂糖 420g
・塩 42g
■作り方
①らっきょうを水洗いして、皮をむきます。
②材料を全て容器でしっかりと混ぜて、そこにらっきょうを加えて1カ月ほど冷暗所で漬け込めば出来上がります。
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編集部からのひとこと
穀物酢をご紹介しました。穀物酢は、米や麦などさまざまな原料が使われている穀物で味や風味もさまざまです。また、穀物酢以外にも最近では米酢や果実酢などの種類もあるのでそちらも合わせてチェックしてくださいね。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりな穀物酢をみつけてくださいね。
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