「黒酢」のおすすめ商品の比較一覧表
黒酢の選び方 黒酢のタイプや原料に注目!
米酢や穀物酢は買ったことがあっても、黒酢を買うのはじめてという人もいるかもしれませんね。料理家の江口恵子さんに、黒酢を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
黒酢のタイプで選ぶ ポイント1
黒酢には、大きく分けて希釈されていない「原液タイプ」とそのまま飲める「ドリンクタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を紹介していきます。
「原液タイプ」は料理にも活用できる!
希釈されていない原液タイプの黒酢は、料理の調味料として使ったり、お酒や炭酸水などと割って飲んだりと、幅広く活用できるのが特徴です。ドリンクタイプの黒酢に比べるとコスパが高いので、頻繁に黒酢を飲むという方は原液タイプがおすすめ。
調理用に使う場合は、商品のパッケージなどに「料理に推奨」などと記載があるかを確認しましょう。商品によっては、フルーツやはちみつなどで風味付けされているものもあり、そのまま料理に使うと思った味にならない場合があるので注意しましょう。
「ドリンクタイプ」は+αの成分が配合!
ドリンクタイプの黒酢は、すでに希釈されているので手軽に飲むことができます。飲みやすいよう黒糖やはちみつなどがブレンドされているので、子どもでも楽しめるのが魅力。
また、カルシウムやオリゴ糖など、ほかの栄養素がプラスされた黒酢もあるので、健康維持に取り入れたい方にもおすすめ。続けやすいので、ダイエット中の方にもぴったりです。
黒酢の旨みを楽しむなら「玄米黒酢」を ポイント2
黒酢の原料には、玄米や精米度の低い米などが使われます。どちらもアミノ酸が含まれますが、玄米のほうが豊富なのが特徴。黒酢の旨みはアミノ酸が関係しているので、黒酢の旨みを楽しみたい方は原料が玄米の黒酢を選ぶのがおすすめです。
長期熟成タイプを選べば酸味もマイルド ポイント3
フードスタイリスト・料理家
熟成期間1年以上のものを選んで
黒酢と普通の米酢の違いは、原材料です。普通の米酢は精米が主な原料なのに対して、黒酢は、玄米や精米度の低い米、また大麦が原料となります。さらに、壺(つぼ)に入れ、壺畑と言われる壺がずらりと並んだ畑で長期熟成させるのが本来の作り方です。
壺に入れて自然の風を受けながら長期熟成させることで、酸味の角(かど)が取れてマイルドで香りのよい黒酢になります。1年以上熟成したものを選ぶと、酸味が強過ぎて食べられない、ということはないと思います。
中国黒酢は料理にぴったり ポイント4
フードスタイリスト・料理家
酸味がマイルドで使いやすい
九州の鹿児島県をはじめ、国産ブランドもおいしい黒酢をたくさん作っていますが、香酢(こうず)といわれる中国産の黒酢も、ものすごくおいしいですよ。
マイルドな酸味で色が深く濃く黒いのが中国黒酢の特徴です。原材料は玄米に限らず、もち米やコーリャン(イネ科の一年草でモロコシの一種)などを用いる場合があります。
どちらかといえば、中国黒酢は飲むよりも調味料として料理に使うほうが向いているように思います。国産の黒酢を使うより、味にコクと奥行きが出ます。
用途や好みに合わせて黒酢を選んでみて 料理家からのアドバイス
フードスタイリスト・料理家
黒酢は飲むためだけのものと思っている方が多いかもしれませんが、料理に使うと味もよくなりますし、油を使った料理はさっぱりとします。そのままで味わうと、酸味が強すぎたり味を強く感じたりするかもしれませんが、加熱することでまろやかになります。
黒酢を選ぶときのポイントとして、比較的、色が濃いもののほうが味わい深く、甘みやコクも強めです。色が薄いものは、さっぱりとして主張も強くないのですが、黒酢ならではのうま味も薄いように思います。
黒酢らしいコクや深みを選ぶか、さっぱりと食べやすいほうを選ぶかは、作る料理によって変わるかもしれませんね。値段の幅も大きいのですが、値段と味は比例関係ではないアイテムだと思います。
黒酢のおすすめ6選【料理家が厳選】 国産黒酢も!
うえでご紹介した黒酢の選び方のポイントをふまえて、料理家の江口恵子さんに選んでいただいたおすすめ商品をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

内堀醸造『臨醐山黒酢』














出典:Amazon

老騾子『鎮江香醋』

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水塔『山西老陳醋』




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坂元醸造『坂元のくろず』








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福山酢醸造『ヤマシゲ 純玄米黒酢 薩摩 黒壽(こくじゅ)』

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オリヒロ『純玄米黒酢』




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手ごろで続けやすい国産黒酢
液の色は濃い茶褐色(ちゃかっしょく)で、しっかりした酸味とコクが特徴の黒酢です。色の印象からパンチのある酸味と香りを想像しますが、意外に味はマイルドです。
水や炭酸で割ってビネガードリンクとして飲むと口のなかがさっぱりするので、肉料理や脂っこい中華料理のお供にもおすすめします。しっかりした酸味がありつつもマイルドなので、加熱せずに調理するドレッシングや酢の物などにもとてもよく合います。
メーカーおすすめの食べ方は、いり大豆をこの『純玄米黒酢』に漬けた酢大豆です。高価格帯のものが多い国産黒酢のなかでは、手ごろな値段でコストパフォーマンスも高い商品なので、健康維持や美容が気になるという方や継続して飲みたい人というにもおすすめできます。
黒酢おすすめ5選【原液タイプ】 黒酢酢豚や甘酢あんかけなどの料理にも!
ここからは、編集部が厳選した黒酢のおすすめ商品を紹介していきます!
まずは、料理の調味料やほかのドリンクと混ぜて楽しめる、原液タイプの黒酢のおすすめ商品をみていきましょう。
飯尾醸造『富士酢 富士玄米黒酢』

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ミツカン『カンタン黒酢』
















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タマノイ『黒酢100』






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ミツカン『純玄米黒酢』












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ミツカン『ビネグイット はちみつ黒酢ドリンク(6倍濃縮タイプ)』
















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黒酢おすすめ3選【ドリンクタイプ】 おいしく飲める! ダイエットにも
ここからは、手軽に飲めるドリンクタイプの黒酢のおすすめ商品を紹介します。
黒酢を毎日の生活に取り入れたいのなら、飲みやすい黒酢ドリンクを上手に活用しましょう。
くろず屋『おいしいくろず ゆず』

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伊藤園『黒酢で活性 紙パック』






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タマノイ『はちみつ黒酢ダイエット』




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通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 黒酢の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの黒酢の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
黒酢の伝統的な作り方を紹介! 知っておきたい豆知識!
ここからは、伝統的な製法のなかで、壺を使った黒酢の作り方を紹介します。
(1)黒酢作りに必要な微生物が内壁についた壺に、麹や蒸し米、水などを仕込みます。
(2)しばらくすると麹が米と反応し、ブドウ糖が生成されます(糖化)。
(3)ブドウ糖がアルコールに変化するとアルコール発酵も並行して進み、それから、アルコールが酢酸へと変化します。酢酸は、酢の主成分です。
これらの過程を経たあとに行なわれるのが、発酵熟成です。熟成させることで、黒酢の風味と香りが生まれます。熟成期間が長いほど酸味の角がとれ、まろやかな黒酢へと変わっていくのです。
酢っぱさが苦手という人や初心者の人は、熟成期間が長い黒酢を選ぶといいですね。
黒酢をおいしく料理に使うコツも伝授! チョイ足しでもっとおいしく!
料理に黒酢を使ってみたいけれど、どうすれば良いのかわからない……という方のために、かんたんなテクニックを紹介しましょう。
炒め物にプラスして素材のうまみを引き出す!
黒酢には、うまみ成分がたっぷりと含まれています。また香りも良いので、炒め物にプラスするとごはんが進む味わいに。黒酢の酸味が気になる人も、炒め物にすることで酸味がマイルドになるので食べやすくなります。
酢豚はもちろん、なすと豚肉の炒め物やれんこんのきんぴらなど、スーパーで買える手ごろな食材で黒酢炒めを作ってみてくださいね。
黒酢で煮込んでお肉をさっぱりやわらかく!
手羽元や豚バラ肉なども、黒酢を加えて煮込むことでさっぱりと食べられます。黒酢のコクと酸味が煮物をワンランク上の味わいにしてくれるので、ぜひチャレンジしてみてください。
黒酢には、お肉やわらかくする効果があるのもポイント。黒酢にはタンパク質を分解する酵素が含まれているので、骨付き肉やブロック肉もやわらかく仕上がります。
豆乳に混ぜてヘルシードリンクに!
黒酢を市販の豆乳と混ぜるだけで、まろやかな飲むヨーグルト風のドリンクができあがります。
糖分や果汁が入っている黒酢を使えば、甘酸っぱく飲みやすいドリンクになるので、ぜひ試してみてくださいね。豆乳が苦手な方は、牛乳と混ぜても構いません。
米酢、醸造酢、もろみ酢などの記事もチェック! 【関連記事】
黒酢を上手につかって食生活を豊かに!
黒酢をどのように生活へ取り入れるかによって、選ぶべき黒酢が変わってくるため、まずは目的を考えることからスタートしましょう。飲用をメインにするならば飲みやすさが、料理に使うならコクや香り、また酸味の強さなどが選ぶポイントとなってきます。
黒酢を選ぶときは、ぜひ本記事でご紹介した選び方や商品を参考にしてみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。 雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。 講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。