「果実酢」のおすすめ商品の比較一覧表
果実酢とは 前提知識
JAS規格において、原材料に1種類以上の果実を使用し、果実の使用総量が、酢1Lあたり300g以上になっているものが、「果実酢」として定められています。ぶどうやりんごなど、それぞれの果物が持つ香りを活かしながら醸造されているのが特徴です。
また、ほかの種類の酢よりもクセが少なく、飲みやすいのが魅力で、ドレッシングやマリネなどの料理に使われるほか、「飲む酢」としても人気を集めています。
果実酢の健康効果
果実酢は、果物を原料としているのが大きな特徴です。そのため、原料果物に含まれているビタミンやカリウム、ポリフェノールといったさまざまな栄養素を、果実酢から摂取できるのがメリット。
また、果実酢を含む酢には、酢酸やクエン酸などの豊富な有機酸も含まれています。これらは、代謝を活発にするために役立つ成分です。
果実酢の選び方 種類や原材料で
果実酢(フルーツビネガー)を選ぶときのポイントをご紹介します。
ポイントは下記の4つ。
【1】原材料
【2】果物の種類
【3】食品表示を見て選ぶ
【4】飲用として成分が調整されている商品も
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】原材料を確認
果実酢の原材料は、商品ごとに異なるためチェックしてみましょう。
健康志向の高い人はオーガニックを
日々の健康管理や美容のために果実酢を利用したいと考えている人なら、ぜひオーガニックの商品を手に取ってみましょう。
有機栽培された果実を使っているこだわりのメーカーがあるほか、香料などの添加物や甘味料が含まれていない商品も多数展開されています。身体のことを考慮して品質を重視したいときには、オーガニックタイプがぴったりでしょう。
飲みやすいはちみつ入り
果汁だけを使って作られた、ナチュラルな製品もたくさんありますが、酸味が強くなりやすいため、人によっては苦手だと感じてしまうことも少なくありません。
そんなときは、はちみつなどの甘みを加えて、より飲みやすいよう工夫された果実酢が適しています。とくに、毎日ドリンクとして飲む場合などは、おいしいと感じられることが続けるモチベーションになるため、飲みやすさを重視する人ははちみつ入りをチェックしましょう。
【2】果物の種類で選ぶ
果実酢にはバリエーション豊富な果物が使用されます。それぞれの特徴を確認しましょう。
ざくろの果実酢
ざくろの果汁を醸造して作った果実酢です。ザクロ果汁やほかの果物の果汁をプラスしたり、はちみつを加えてドリンクとして飲みやすくした商品が多く販売されています。
また、さまざまなドレッシングやコンポートなど、料理からスイーツまで幅広く活躍するでしょう。ザクロの果実には、ポリフェノールやナトリウム、ミネラル類などの栄養素が、たっぷり含まれています。
りんごの果実酢
りんご酢は、食べなれた果物から作られており、味に親しみやすいのが特徴です。また、国内でも豊富に生産されている作物なので、国産原料を使った商品も多数展開されています。
また、フルーティな香りとまろやかな風味があり、野菜との相性がばっちり。そのまま飲むほか、ドレッシングにも適しているでしょう。また、りんごには、とくにミネラルが豊富に含まれています。
マスカットやパイナップルなどの果実酢
パイナップルやマスカットなど、めずらしい種類の果実酢は、飽きずにいろいろな味わいを楽しみたい人や、ギフト用に果実酢を選びたい人にぴったりです。
とくに、ドリンクとして楽しむ場合は、原料果物のバリエーションが豊富だと、ジュース感覚で楽しめるでしょう。サラダのドレッシングに使っても、いつもと違った風味が感じられるため、数種類試しながら、好みの味を見つけるのもいいでしょう。
【3】食品表示を見て選ぶ
「フルーツ酢」などの名称で販売されている商品の中には、日本農林規格で定められた「果実酢」「ぶどう酢」「りんご酢」の定義とは異なる製品があります。商品名だけをみると果実酢に思えても、食品表示を確認すると「清涼飲料水」だったというケースも。
単なる「果物を使った酢」「果物の風味の酢」ではなく「果実酢」を選びたいなら、食品表示を確認してください。
【4】飲用として成分が調整されている商品も
「果実酢」には、果汁や糖類などを加えたものもあります。特に「飲用」として販売されている果実酢には、食酢成分以外のものをブレンドして飲みやすくしてあるものが多いです。
これらのなかには熱を加えることで風味が変わってしまうなど、調理用としては適さないものもあるので注意が必要。料理に使うために果実酢を購入するなら、果物以外になにが入っているかを原材料表示で確認してから選ぶようにしましょう。
果実酢・フルーツビネガーおすすめ9選 フレンチやイタリアンに使える商品も
うえで紹介した果実酢(フルーツビネガー)の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 果実酢の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの果実酢の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
果実酢を摂る際の注意点
果実酢を利用するときに注意すべき点をご紹介します。
空腹時は避ける!
酢は、摂取することによって口や胃のなかが刺激されて、あれる場合があります。そのため、朝起きてすぐや食前など、空腹の状態で摂取するのは避けましょう。
また、飲むときの濃度が濃すぎたり、飲む量が多すぎたりしても、刺激を感じやすいです。商品に表示された飲み方などを参考にしながら、適切な濃度・量を意識しましょう。
歯磨きを忘れずに!
お酢をはじめとする酸性の強い食品は、歯を溶かしてしまうリスクが高くなります。習慣的に果実酢を摂取していると、歯の表層にあるエナメル質が溶けて、「冷たいものを食べるとしみる」といったトラブルが起こることも。
そのため、口腔ケアを適切に行いましょう。果実酢を摂ったあとは、すぐに口をすすぐか、水・お茶を飲んでください。また、歯磨きは摂取してから30分以降にしましょう。
果実酢に関連する記事のご紹介!
果実酢の魅力は「飲める調味料」であること 料理研究家・松本葉子さんからのメッセージ
料理研究家&食専門ライター
飲むために果実酢を購入したいという方も、必ずしも飲用の酢を選ぶ必要はありません。むしろ糖分などが入っていない果実酢のほうが、自分の好みに合わせて味を調整できますし、カロリーが少ないことで使いやすいかもしれません。加えて、料理用にも使えるので経済的といえるでしょう。
また、料理用に果実酢を買ったときも、「これは料理用だから」と決めつけてしまわず、炭酸やミルクで割るなどして飲んでみるのも、楽しみが広がっておすすめです。
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紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。