修正テープ・修正ペンの選び方 自分の使い方にあった使いやすいものが基本
文房具ライター・きだて たくさんに、修正テープ・修正ペンを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。修正テープと修正ペンそれぞれのチェックポイントを確認して、より使いやすい商品を探す手がかりとしてみてくださいね。
修正テープと修正ペンは、どちらも文字の修正につかう文房具ですが、利用に適した場面が異なります。どちらも用意しておいて使い分けると便利です。それぞれ、商品を選ぶポイントがありますので、自分に合った商品を探しましょう。
修正テープはテープ品質が重要
文房具ライター
修正テープを選ぶなら、まずはテープの性能を確認することがポイント。かつての修正テープは、上から書き直した際に、テープが割れたりはがれたりというトラブルがありましたが、各メーカーともに最新の製品はテープ品質が大幅に向上しています。
より薄くなり紙への密着度が高まった新型テープは、鋭いペン先がのり上げても割れることが少なく、サラサラしていて書き心地がよくなりました。こういった製品はだいたい「薄膜テープ」のような表記があるので、チェックしてみてください。
プラス『ホワイパー ホワイパースイッチ(テープ交換式) プラス』
「薄さらテープ」内蔵の修正テープ。ペン先につきにくく、使いやすい高品質の商品です。
>> Amazonで詳細を見るテープ幅はノートの罫線幅から-1mmが基本 文字サイズもチェック
文房具ライター
修正テープのラインナップをみると、4.2mm~8mmとテープの幅がいろいろそろっています。どの幅を選べばいいのかわからないときは、ふだん使っているノートや手帳の罫線の幅を確認してください。横罫のノートであれば、6mmあるいは7mmが一般的なはずですが、その数値から-1mmしたものが、最適な修正テープの幅となります。
罫線と同じ幅だと、少しズレただけで罫線まで消してしまうので、修正後の見ためがよくありません。
使いやすい仕様や機能があるものを選ぶ 縦引きや横引きタイプ、ヘッドのサスペンションなど
文房具ライター
テープを貼るときに、ヨレたり、まっすぐ引けなかったり……と、修正テープを貼るのが苦手という方は意外と多いようです。そういう場合、もしノートや手帳などで横書きが多いのであれば、横引きタイプの製品を使ってみるといいかもしれません。ヘッドが90度ねじれた横向きタイプなので、左から右へテープを引く際の手首の角度に無理がなく、スムーズに動かせるようになるはず。
また、ヘッド自体がサスペンションのように動いて傾きを吸収する製品は、本体が安定するので、ヨレずにまっすぐテープをひける効果があります。修正テープが苦手な人なら、試してみる価値があると思いますよ。
トンボ鉛筆 『MONO AIR MONO AIR ヨコ引きタイプ』
ヨコ引きタイプは、修正テープが苦手な人でも扱いやすい形状です。修正テープを敬遠していた方こそ、一度試してみてはいかがでしょうか。
>> Amazonで詳細を見るペンタイプの修正液はボールペンの太さにあわせて
文房具ライター
修正液は、テープと比べて乾燥に時間がかかるといったデメリットがありますが、1文字だけピンポイントで消したいときや、イラスト・図表の修正には欠かせないアイテムです。細かな修正作業に使うのであれば、ペン型の極細タイプが便利です。
ただし、とにかく細い方がいい、というものでもありませんので、商品選びの際は、常用しているボールペンよりも0.2mmほど太い径のものを選ぶと修正しやすいでしょう。
念のため油性用・水性用の確認を
文房具ライター
修正液には、ボールペンのインクの種類に合わせて最適な修正を行うため、「油性インク用」「水性インク用」「両用」の区別があります。ただし、最近の製品は油性・水性どちらも使える両用タイプが一般的になっています。
基本的には、パッケージにとくに記述がなければ、両用と思って問題ないでしょう。より快適に修正液を使うことができるので、念のため、事前に修正液のタイプをきちんと確認しておくことをおすすめします。
修正テープ・修正ペンのおすすめ12選! 【評判の人気ブランド・メーカー】プラス、トンボ鉛筆、コクヨ、ゼブラ、パイロット、ぺんてる、三菱鉛筆
前述した修正テープ・修正ペンの選び方のポイントをふまえて、文房具ライターのきだて たくさんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。修正テープと修正ペンをそれぞれセレクトしているので、チェックしてみてくださいね。

プラス『ホワイパー ホワイパースイッチ(テープ交換式) プラス』










出典:Amazon
サイズ | W83×D20×H41mm |
---|---|
テープ幅 | 4mm・5mm・6mm |
テープ全長 | 15m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | ブルー・グリーン・レッド |

トンボ鉛筆『MONO AIR MONO AIR ヨコ引きタイプ』












出典:Amazon
サイズ | W47×D17×H90mm |
---|---|
テープ幅 | 4.2mm・5mm・6mm |
テープ全長 | 15m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | グリーン・レッド・ブルー |

コクヨ『ケシピコロング』












出典:Amazon
サイズ | W90×D20×H44mm |
---|---|
テープ幅 | 4mm・5mm・6mm |
テープ全長 | 26m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | イエロー・ブルー・グリーン |
大容量テープで最初から最後まで気持ちよく使える
26mの超ロングテープを内蔵した大容量修正テープです。左右の傾きと回転方向の2段可動デュアルヘッドは、つねに正しく紙に密着してくれるので、修正テープを貼るのが苦手な人でも失敗しにくくきれいに引くことができます。
また、テープ残量が減っても引き心地が重くならない内部構造は、使い終わりになるほどトラブルが起きやすい大容量テープを使ううえで大きなアドバンテージになるでしょう。失敗がなく最初から最後まで快適に使える大容量修正テープとして、間違いなくおすすめできる逸品です。こまめに修正テープの詰め替えをしたくない人にとくに向いているでしょう。

プラス『ホワイパー ホワイパー 裏から見えない修正テープ』

出典:Amazon
サイズ | W89×D22×H38mm |
---|---|
テープ幅 | 4.2mm・5mm・6mm |
テープ全長 | 10m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | ピンク・ブラック/ブルー・ブラック/グリーン |
裏から透けない! ピンポイント消しも得意
テープを貼った修正箇所も、紙の裏から透かすと丸見えになってしまいます。それを防ぐことができるのがこちらの製品です。DMの宛名などを隠す個人情報保護スタンプの技術を応用した特殊パターンをテープの裏に印刷しているので、紙を裏から透かしても、修正した内容が読み取りにくくなっています。
こまかい作業が多い人、個人情報保護を日常的に意識している人におすすめ。書類の金額欄など、できるだけ修正前を見られたくない箇所を修正するなら、ベストチョイスといえるでしょう。もちろんプラス独自のリバースモードも搭載しているので、1~2文字のピンポイント消しもズレずにやりやすいです。

ゼブラ『ケスティック』

出典:Amazon
サイズ | 最大軸径10.5mm、全長120.5mm |
---|---|
テープ幅 | - |
テープ全長 | - |
ペン先 | 1mm |
インク | 水性・油性共用 |
カラー | - |

パイロット 『超極細 修正職人0.5(EC-05)』

出典:楽天市場
サイズ | 最大径さや19×14mm、全長116mm |
---|---|
テープ幅 | - |
テープ全長 | - |
ペン先 | 0.5mm |
インク | 油性顔料インキ |
カラー | - |
こまかい部分も消しやすい修正ペン
手帳の狭い紙面に書き込む場合、細いペンを使う人も多いでしょう。極細字を修正するのに最適なのが、0.5mm径のペンタイプ修正液「超極細 修正職人」です。
こまかい箇所を狙って消しやすいうえに、径が細いにもかかわらず安定して修正液が出るのは驚きの機能レベル。日常的に手帳を利用する人にぜひ使ってほしい製品です。
また、修正液は揮発(きはつ)を防ぐためにキャップがかためになっていますが、この製品の特殊キャップは側面のボタンをつまむだけでするっとかんたんに開くようになっています。これなら、無理してキャップを開けて修正液が手にべったりとついてしまう、という失敗もありませんね。

ぺんてる『ペン修正液 ペン修正液 はがき用(XZL22-H)』

出典:Amazon
サイズ | 最大径さや18×15mm、全長128mm |
---|---|
テープ幅 | - |
テープ全長 | - |
ペン先 | 1mm |
インク | 油性・水性インキ両用 |
カラー | - |
はがきの色に合わせてあるので修正跡が目立たない
修正液を使わずに書き直すのが手紙のマナーといわれていますが、びっしり書き込んだはがきを最初から書き直すのはうんざりするもの。近しい友人や家族に宛てたものに限れば、ちょっとした修正はご愛敬と思ってもらえるのではないでしょうか。
一般的な修正液はコピー用紙に合わせて鮮やかな白色に作られており、はがきに使うと修正跡が目立ってしまいます。しかしこの製品ははがき専用なので、修正液もやや黄味がかった官製はがきの色になっています。これなら修正跡も目立たず、使いやすいと思います。友人や家族へはがきを出す機会の多い人や、年賀状のシーズンにおすすめです。
トンボ鉛筆 『MONO 修正テープ モノPS4』

出典:楽天市場
サイズ | 幅4.2mm×長さ6m |
---|---|
テープ幅 | 2.5,4.2,5mm |
テープ全長 | 長さ6m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | グリーン |
『修正テープ ハッピーコットンキャンディ CORRECTION TAP』




出典:楽天市場
サイズ | 20×55×15mm |
---|---|
テープ幅 | 約5mm |
テープ全長 | 4m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | 緑 |
三菱鉛筆 『ノック式修正ペン』

出典:Amazon
サイズ | - |
---|---|
テープ幅 | - |
テープ全長 | - |
ペン先 | 1.0mm |
インク | - |
カラー | 白 |
PLUS 『ホワイパミニローラー WH-636 修正テープ』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | - |
---|---|
テープ幅 | 6mm |
テープ全長 | 6m |
ペン先 | - |
インク | - |
カラー | グリーン |
ぺんてる『 修正液 ペン型 極先細両用タイプ』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | 約58×153×21mm |
---|---|
テープ幅 | - |
テープ全長 | - |
ペン先 | - |
インク | 油性・水性 |
カラー | 白 |
「修正テープ・修正ペン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 修正テープ・修正ペンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの修正テープ・修正ペンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
文房具ライターからアドバイス 修正テープと修正液は使い分けると便利
文房具ライター
修正テープと修正液は、どちらもボールペンなどの筆記の誤りを修正する道具ですが、実はそれぞれ使用に適したシーンは異なります。
修正テープは罫線に沿って書かれた数文字から1行をまとめて消すのに最適ですし、修正液はピンポイントで使えるので、1文字だけの微修正やイラスト・図表の修正に効果を発揮します。つまりどちらか片方を選ぶのではなく、どちらも持っておいて、使い分けるのが便利です。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/05 コンテンツを追加更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。 極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。 文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。