マスキングテープとは
そもそもマスキングテープの役割は、ものの色を塗装するときに不要な部分まで塗装しないようにするために使用するテープでした。
その後、かんたんに切ることができて貼り付けやすく使い勝手のよいアイテムだとわかり、オシャレな柄をプリントした商品が販売されるようになりました。今では、デコレーションや工作などさまざまな用途で使われています。また、コストパフォーマンスのよいアイテムであることも特徴と言えます。
マスキングテープの選び方
それでは、マスキングテープの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】目的に合わせたデザイン
【2】幅や厚さ
【3】粘着性
【4】セット商品かどうか
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】目的に合わせたデザインをチェック
マスキングテープはもともとの使い方以外にも、使える方法が増えています。たとえば、付箋の代わりとして使用したり、スクラップブックなどをデコレーションすることもできます。いろいろな使い方のなかで自分がどんな目的で使いたいかを確認して、お気に入りの製品を探してみましょう。
▼無地でシンプルなもの:文字を書き込む用
メモや付箋の代わりにマスキングテープを使う場合は、無地やシンプルな絵柄のデザインがおすすめ。文字が書きやすく、読みやすいものが便利です。
また、文字を書くならマットな質感のものを選びましょう。光沢があるものだと文字が書きづらいケースがあります。デコレーション用で使う場合は、目立つ柄のデザインといっしょに使うとおしゃれに見えます。
▼かわいいデザインや柄ものを:デコレーション・アレンジ用
フォトフレームや容器、いろいろな小物をデコレーションするときには絵が連続して印刷されているマスキングテープがおすすめです。同じ柄が連続している製品や進むごとに絵柄が変わる製品もあります。
キャラクターが使われている製品であれば、動きが描かれていたりするのでかわいいですよ。ギフトとしても使えるでしょう。
▼メモリ付きや養生タイプ:DIY・プラモ用
プラモやDIYなどに使用するマスキングテープは、塗装などをしない場所を保護する本来の目的で使用できるものを選びましょう。文房具のマスキングテープとは違い、剥がしやすいもの、養生用と明記されたものを選ぶのが重要です。
目盛り付き、熱に強い、貼るものに合わせて曲線でも貼りやすいなど、用途に応じた機能にも注目してみましょう。
【2】幅や厚さをチェック
使いたいと考えている製品によってマスキングテープの幅や厚さを選んでみましょう。製品の大きさによってマスキングテープも幅があると、どれくらいの使用量で済むかを計算することができるでしょう。
マスキングテープにペンで書いたりするために使うようなときは厚さが選ぶポイントになります。どれくらいが使いやすいかなど調べてみましょう。
▼幅|貼る場所に合わせたサイズを
マスキングテープのなかで製品の幅は、たくさん選ぶことができます。通常は15mm幅がスタンダードとなっているサイズです。塗装などで製品をカバーするときには幅広な製品などを使うと作業しやすいでしょう。3mm幅の細い製品は、用紙などの仕切りを設定するときに使いやすいタイプです。
▼厚さ|薄いタイプが扱いやすい
ノートなどの紙に貼って付箋やメモがわりにマスキングテープを使いたい人は、薄めのタイプを選びましょう。厚みがあるタイプはノートの隙間に厚みが生まれるので全体の厚みも変わります。逆にテープで書いたところをすぐに開きたいときは役立つでしょう。
厚めのテープでは、接着面が厚くなっている製品の場合があります。そのときには書くのに慣れがないと難しいこともあるでしょう。薄いタイプは力を入れて書きやすく、使いやすいです。
【3】粘着性をチェック
マスキングテープのメリットとして、粘着力が強くないということです。かんたんに貼れてきれいにはがせるのでどんなものに使っても粘着剤が残りません。デコレーションなどで使うときにもくり返し貼って剥がせるので便利です。
一方、はがれては困るような場所に使う場合には粘着力が強いものを選びましょう。ノートなどで書くために使うときには不用意にはがれないので役立ちます。
マスキングテープでお部屋のインテリアをリメイクするのであれば、ある程度粘着力があるものの方が良いでしょう。粘着力が弱いと時間の経過につれ剥がれてしまう可能性があるので、用途に合わせて粘着力を見きわめて購入してみてください。
【4】セット商品かどうかチェック
たくさんのデザインのものを楽しみたいけれど一本ずつ買うのは面倒という人はセット製品を選んでみるとよいでしょう。キャラクターごとや似たような絵柄をそろえたものなど、使えるパターンが増えます。
デコレーションもバラエティに富んだデザインにできるので、より楽しく飾り付けすることができるでしょう。いろいろと調べてみると楽しいですよ。
エキスパートのアドバイス
文房具ライター&ブロガー
これからもどんどん進化するマステに注目!
これからもマスキングテープはどんどん進化していきます。日本の文房具は世界的に見ても便利なものが多いので、今後も生き残っていくことでしょう。
そんななかでマスキングテープの役割はどんどん新しく重要になってくることも考えられます。たとえば、棚卸しが短時間でできるもの、音が出る鍵盤状のもの、服が作れて着られるものなど、まだまだ進化して新しいマスキングテープが出てくるかもしれません。
ぜひこれからのマスキングテープにも注目しながら、自分に合うものを購入して楽しんでください。
おすすめ商品の比較一覧表
マスキングテープおすすめ14選
ここからは、マスキングテープのおすすめ商品を紹介します。それぞれの特徴を踏まえたうえで、好みのものを見つけてください。


自分の好みの色合いに塗って使える新感覚マステ
いままでこんな「自分で塗る」という発想のマスキングテープはなかったですよね。そもそもマスキングテープはその上から着色するのが難しいものでした。
人間は色合いによって気分が変わって、成果物も変化するデリケートな生きものだそうです。静かな色合いを見ていると気分が落ち着いていくなんてこと、よくありますよね。そんな人間の特性をじゅうぶんに活かすことができるのがこのマスキングテープの魅力です。
自分の感情分析をして、「こういう気分のときはこの色合いのマスキングテープで!」みたいな気持ちで色を塗って、まるでサプリみたいに使いこなせると楽しいはず。お子さまにもおすすめしたいマスキングテープです。



通販サイトの最新人気ランキングを参考にする マスキングテープの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのマスキングテープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
マスキングテープの活用法
マスキングテープは、メモやスケジュール帳に貼る以外にもいろいろな用途で使用できます。もっとマスキングテープを楽しく活用できる方法を紹介します。
壁紙やウォールデコレーション
マスキングテープは、ウォールデコレーションのアイテムとしても活用できます。使用後はがしてもテープの跡がつかないので、賃貸の壁でもキズつけることなくおしゃれに装飾できます。
誕生日会などのイベントから、ハロウィン、クリスマスなど季節に応じた催しに合わせたものまで、アイディア次第でいろいろなウォールデコレーションに活用できます。
プレゼントをかわいくラッピング
マスキングテープは、贈りもののラッピングアイテムにもぴったりです。贈る相手の好みや内容に応じたデザインも選べます。
マスキングテープは一度貼ったものも剥がせてまた貼れるので、包み直しも可能。ラッピングに慣れていない人も使いやすいです。シンプルな梱包でも、マスキングテープを貼っただけで目を惹くラッピングが完成します。
アルバムやメッセージカードに
アルバムやメッセージカードなど、思い出に残したいアイテムにもマスキングテープを活用してみましょう。チェキで撮った写真もマスキングテープで貼っていくだけで、世界にひとつだけのおしゃれなオリジナルアルバムが完成します。いろいろなデザインのマスキングテープを使うと、より見栄えがよくなりますよ。
シンプルなメッセージカードも、マスキングテープを貼るだけでオリジナリティあふれる一枚が完成します。
ネイルのデザインにも!
マスキングテープはネイルのデザインをするアイテムとしても使えます。あらかじめ爪に貼るサイズにマスキングテープをカットしておき、そのまままたはベースコートを塗った爪に貼りつけます。その上からトップコートを塗るだけでネイルアートが完成します。
複雑な柄のネイルも、マスキングテープを活用すればかんたんに楽しめます。
マスキングテープの収納アイディア
ダイソーやセリアの100均でも手軽に購入できてデザインも豊富なマスキングテープは知らない間にたくさん集まってしまった…!なんてことになることも。ここではそんなマスキングテープの収納アイデアをご紹介していきます。
お家にあるものをリメイクして収納アイテムに!
どのご家庭にもあるラップの空き箱でDIYして作る方法です。お金をかけずにできるのもうれしいですよね。作り方は、一度ラップの箱を解体し、お好みの包装紙で見た目をキュートに仕上げれば完成です。ラップのテープカッターがそのまま使えるので収納面だけでなく、使い勝手も抜群ですよ。
100均で揃えられるアイテムを使う方法
どこの100均で購入できる丸みのあるフタ付きの瓶の中にマスキングテープを入れて収納する方法です。瓶の蓋をマスキングテープでデコレーションしても可愛いですよ。瓶の形もキャンディーを入れるような丸みのあるかわいい形だと、インテリアにも馴染んでおしゃれに収納できます。
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まとめ
マスキングテープを選ぶうえでおさえておきたいポイントと、おすすめ商品を紹介しました。マスキングテープは商品によって幅やデザインが異なります。用途に応じたものを選びましょう。ひとつのデザインだけでなく、複数のデザインをそろえると、よりマスキングテープの使い方の幅が広がります。
ちぎりやすい、うえから文字なども書ける、剥がしても跡が残らないマスキングテープはいろいろな用途で使用できます。ふだん使いから贈りもの、デコレーションまで、マスキングテープをぜひ活用してみましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
文房具好きが集まる朝活コミュニティ:文房具朝食会@名古屋の主催者。 2009年からブログ『本と文房具とスグレモノ』を毎日更新し続ける文房具ライター&ブロガー。 『文房具屋さん大賞』で特別コメンテーターを務める日本でも有数の文房具通。 東海地区を中心に文房具をベースにした活動を精力的に展開するサラリーマン。 愛知県岡崎市に在住。