おすすめ商品の比較一覧表
防災用ホイッスルはなぜ必要?
防災用ホイッスルは、レスキューホイッスル、防犯笛などとも呼ばれ、自分の居場所を音で知らせる災害用のグッズとして防犯用にも使用されます。
子供や女性はとっさのときに大声を出して助けを呼びにくいこともありますが、ホイッスルがあれば、危険を知らせることができます。
また、災害時はエレベーターや屋内などに閉じ込められ救援を待たなければならないシーンも多くあります。そんなときに大声で叫び続けなくても、ホイッスルを吹くことで救援者に居場所を知らせることが可能です。
防災用ホイッスルの選び方
防災士の鈴木ひろ子さんへの取材のもと、防災用ホイッスルの選び方を紹介します。ポイントは以下です。
【1】携帯しやすいサイズ・重さ
【2】音量の大きさ
【3】吹きやすさ
【4】付加機能や便利機能
【5】壊れにくい素材
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】携帯しやすいサイズ・重さのホイッスルを選ぶ
ホイッスルはつねに携帯してこそ意味を成しますから、持ち歩くのに邪魔にならないような小型サイズのものがよいでしょう。防災ポーチに収まる小さい笛や、キーホルダータイプのものは、ふだんから携帯用として持っておくにはぴったりです。
ネックストラップタイプのものは、すぐに取り出せるので、登山のときなど、緊急性が高い用途の場合により便利に使えます。
【2】音量が大きいホイッスルを選ぶ
大音量で助けを呼べるホイッスルなら、助けを呼ぶ力がないときでも大いに役立ってくれます。いくつかのチェックポイントを見てみましょう。
周囲の雑音に紛れにくいかチェック
災害時は、なにかといろいろな雑音で騒がしい状態なので、助けを呼ぶ声が届きにくいことも。ホイッスルを選ぶなら、雑音のなかでも音をキャッチしてもらえる高音域の音が出せるアイテムがよいでしょう。
2,000Hz以上の音が、人間にとって聞き取りやすい音域です。人間には、低音域の同程度の音量の音よりも、高音域の音のほうがよく聴こえます。そのため防災用ホイッスルも音が高いとより聞こえやすいホイッスルになります。
音が届く距離が長いかチェック
音がより遠くに届くなら、より多くの救助者の耳に助けを求める音が聞こえるようになります。音は空気を伝わっていく間に音圧が弱くなり、音が小さくなってしまいます。
周波数が低いと音圧が減りにくくなり、周波数が高いと音圧が比較的失われやすくなるわけです。
つまり遠くに届かせたいなら、低い音が出るホイッスルのほうがよいでしょう。
【3】吹きやすいホイッスルを選ぶ
助けを求める状況に陥ったときには、すでに力が出せなくなっていることも。笛を吹く力が弱くても、大きな音を発せられることが防犯・防災用のホイッスルには求められます。
音が出やすいように形状などが工夫されているなら、長時間にわたって助けを呼ぶときに疲れず呼び続けられるので実用的です。
子供が楽に使えるかもチェック
子どもは大人に比べて、ホイッスルを使うことになる場面が多いのではないでしょうか。遊んでいてどこかから出られなくなるなど危険な場面に遭遇(そうぐう)したとき、ホイッスルがあれば大きな音で知らせることができます。
もちろん、子どもに限らず大きな声を出しにくい方でも、ホイッスルを使えば周囲に届く音を出すことができます。
また、LEDライトつきのホイッスルは、自分の居場所を光でも教えてくれるので心強いです。
【4】付加機能や便利機能で選ぶ
防災用のホイッスルには、緊急時により便利に使えるようにさまざまな工夫が施されているものがあります。
LEDライトつき
音だけでなく、ライトの光で自分の居場所を伝えられるようになっているタイプのホイッスルがあります。光で居場所を知らせることができれば、夜間で騒音があるなかでも救助を要請するときに見つかりやすく、一役買ってくれるでしょう。
また、救助を待っているあいだ、手元の明かりになってくれるため、周りを確認するなどの用途にも使えて便利です。
電子式
自分で笛を吹く鳴らし方だけでなく、最近は電子式のタイプが出回ることで、防災グッズの選択肢が以前より増えました。
電子式の防災用ホイッスルは、電池が必要ではあるものの、ホイッスルのボタンを押せばすぐに大音量で周囲に知らせてくれるという手軽さも魅力的です。
また、スポーツや登山をする際、防犯ブザーとして使う場合にも便利でしょう。
ストラップやカラビナ付き
いつも身近に置いておきたいので、ストラップやカラビナ付きが便利です。携帯やカバンにつけるなど、とにかくすぐ手の届くところに置くことが重要です。せっかくのホイッスルも、すぐに使えなければなんの役にも立ちません。
【5】壊れにくい素材を選ぶ
災害はいつやってくるかわかりません。いざホイッスルを使おうとしたときに壊れていたら、自分の居場所を周囲に伝えることができません。
やはり素材をしっかりとチェックして買うのがポイント。壊れにくい金属や強化プラスチック製を選びましょう。
防災用ホイッスルのおすすめ11選
ここまでで紹介した防災用ホイッスルの選び方のポイントをふまえて、通販で買えるおすすめ商品を紹介します。いざというときに使うものだからこそ、使いやすさが大切です。メーカーや商品の特徴をよくチェックして、使いやすそうなものを選んでみてください。
デカ音で救助を呼べる真鍮製ホイッスル
シンプルでおしゃれなカラーの防災用ホイッスルです。真鍮製で、耐久性が高く、コンパクトなので、カバンに常備しておいて邪魔になることはありません。キーリングもついているので、キーホルダーにつけておくことも可能です。
高い音を発することができ、救助者にとって聞きやすい音をデカ音で出して助けを呼べます。また水に浸かってしまったとしても水を切ってすぐに使えるのも魅力のひとつです。
おしゃれな防災・防犯ホイッスル
effeの防災・防犯ホイッスルは、「えっ、笛?」という意味が含まれており、笛には見えないおしゃれなデザインが魅力の身に付けやすい防災・防犯ホイッスルです。
角が丸いので肌やバッグを傷つけにくく、音はもしものときに聞こえやすいよう「高音域」が出せるので子供や女性、お年寄りでも安心して使えます。
蛍光で見つけやすいいざというときに使える
ネームタグの裏などにセットできる、コンパクトタイプのホイッスルです。リングに通してケースにすっきり収まるサイズで、かさばることもありません。蓄光式で、夜間や暗い場所でも蛍光で目立ち、見つけやすくなっています。吹き口は付属のキャップでカバーできるので、衛生面でも心配いりません。
3000Hzの高音域の音を95dBの強さで発することができ、機能面でもすぐれた性能があります。
おしゃれなホイッスル機能つきカラビナ
ホイッスルとしても使えるカラビナです。アウトドアアクティビティでの緊急の際に、リュックやウェアなどどこにつける使い方をするとしても、役立ってくれます。
かわいい形状のカラビナがおしゃれで、ファッションの一部としてもとても映えるので、アクセサリーとして持っておいて損はないアイテムです。カラー展開も多く、個性を活かせます。
軽く吹いても大きな笛の音が鳴るホイッスル
スポーツでレフェリーやコーチが使用する種類のホイッスルですが、災害用としても有用です。軽く吹くだけでも笛の鳴りがよくなる構造を採用しており、被災して体力が失われた状態でも笛を大きく鳴らすことが可能。
水洗いでいつも清潔にメンテナンスでき、長持ちさせられます。緊急用だけでなく、スポーツを楽しむときも使用でき、便利です。

2種類の音で確実に助けを求める
2種類の周波数で同時に音を発することで、どちらかの音が聞き取りにくい場合でも気づいてもらえるホイッスル。キャップつきの吹き口なので清潔に使えるほか、少ない息で大きな音を出せるのも特徴です。
いつも身に着けておけるようにストラップ用のひもがついていて、ネックストラップやカバン、携帯などにつけられます。形が四角なのでネックストラップに下げても、デザイン的な違和感がありません。
カラーは3色から選べます。手頃な価格なので複数常備しておくのにおすすめ。登山のときは、リュックの肩ひもの前に取りつけておくと使い勝手がよいでしょう。

LEDライト付き、100円ショップで電池購入可能
ホイッスルと白色LEDライトのハイブリッド。平時は簡易な懐中電灯として、緊急時は音と光のダブルで自分がいることを示すために使うことができます。
LEDライトの電源は、100円ショップなどでも売られているLR41アルカリボタン電池3個で、いつでも取り換えることができます。材質はアルミニウムで27gと軽く、子どもでも持ちやすいサイズです。
私もバックに取りつけていますが、暗い夜道などにライトをつけて歩くと、光があるだけで気持ちが落ち着くのでおすすめ。

吹かないホイッスル。お子様や高齢の方に
吹かなくても音が出せる電子式のホイッスルです。口にくわえなくていいので衛生的。
吹く必要がないので、体力が落ちたときや、吹く力の弱い方でも使えます。
音は3種類から選べ、そのとき一番聞こえやすい音を選択することが可能。音量は最大120dbで3段階。生活防水に対応しているので、多少の雨にぬれる程度なら使うことができます。
とくに子どもや高齢者の方に使いやすく、いつも身につけておいていただきたい商品です。

高輝度反射材で暗い所でも見つけやすい
リフレクター(高輝度反射板)つきで、ランドセルやカバンなどに取りつけやすいキーホルダータイプ。
子どもの登下校時あるいはペットの散歩やジョギング中、暗くなったときはライトの光を反射して、自分の存在を周囲に知らせることができます。
リフレクターがおばけや音符、恐竜とかわいい子ども向けキャラクターになっているので、子どもがよろこんで愛用してくれることでしょう。
山のなかでも助けを呼べる高音のホイッスル
軽量で携帯用にぴったりの防災用ホイッスルです。とくに山のなかで、山菜取りをしているようなシチュエーションの危険遭遇に対応したモデル。大きな声を出しても聞こえないような状況でも高音の音色のホイッスルを鳴らし、助けを呼べます。
携帯電話などのストラップに装着でき、つねに持ち歩けるようになっているのも便利です。

遠くまで届く大きな音量
人命救助を目的に開発された大音量が出せるホイッスルです。その実力から全米の機関では実際の現場で使用されています。
小さい子どもの吹く力でもしっかり音が出るので、高齢者や子どものそばに置いておくと、いざというときでも周囲に気づいてもらえます。
また、水陸両用で水面下でも使えるすぐれものなので、海や川でのレジャーをはじめ、登山、ハイキングなどのアウトドアにもおすすめ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 防災用ホイッスルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの防災用ホイッスルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
「何個必要? どこに置く?」防災士からのアドバイス
ホイッスルは用途や使う人に応じて選ぼう!
さまざまな種類のものが出回っているホイッスルですが、使う人や使う場面に応じた商品を選びましょう。
ただ、どんな防犯ホイッスルにも共通する一番大事なことは、いざというときすぐに使えることです。カバンに下げられるようにひもがついていたり、携帯ストラップになったりするものを選ぶと日頃から自然と身につけられるので便利です。
いろいろな場面で使えるように、携帯やカバンなど持ち歩き用に2個あってもじゃまになりません。さらに自宅の中でも、玄関、寝室、リビング、子ども部屋、とくにトイレやお風呂場などに見えるように置いておけばベストです。
防災用ホイッスルの使い方や保管場所
いろいろなところでホイッスルを使えます。
いつも使うバッグのなかに、ストラップにつけたりポケットにしまったりして、常に携帯しておくことができるでしょう。子どものバッグにも入れておくようにしましょう。
ネームホルダーに装着できるタイプもあり、仕事中の災害遭遇時にも使えます。
車にホイッスルを備えておくなら、ウインカーやワイパーのレバーに掛けるなどして、運転席の近くを置き場所にすると実用的です。
ほかの防災グッズの記事はこちら
つねに携帯できるかがポイント!
地震や火災、水害など、いつどこで遭遇するか分からない災害ですから、よい準備をしておくことは大切です。災害用のホイッスルがあれば、より救援を呼ぶことが容易になりますから、ぜひ備えておくようにしてください。アウトドアに出かけるときも、もしもの事態を考慮した装備をしておくことが重要です。
災害用ホイッスルは、100均のダイソーでも防災グッズの専門店でも気軽に購入できます。どこで買うとしても、アイテムの評判をよく確認して、実用的なものを選びましょう。
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