パイナップルの選び方 フルーツアドバイザーに聞く
フルーツアドバイザーの原 詩織さんに、パイナップルを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
コスト重視ならフィリピン産を選ぶ
フルーツアドバイザー
国内で販売されているパイナップルのほとんどが輸入品で、その90%以上がフィリピンから輸入されています。それに比べると国産のパイナップルの生産量はごくわずかのため、価格も比較的高めになっています。
そのため、お得にパイナップルを食べたいときはフィリピン産のパイナップルが買いやすいです。フィリピン産のパイナップルは安くておいしく、とくにたくさんの人数で食べるときにはおすすめです。
手土産や贈り物などには「ゴールドバレル」がおすすめ
フルーツアドバイザー
パイナップルは安くておいしく、気軽に食べられる果物というイメージが強いのではないかと思いますが、実はパイナップルにも高級な品種があります。それはおもに沖縄本島や石垣島で栽培されている「ゴールドバレル」という品種です。
「ゴールドバレル」はパイナップルのなかでも大きいサイズで、パイナップルにある酸味が少なく、糖度が高いので甘みを強く感じるのが特徴。高級感あふれる品種のため、手土産や贈り物、自分へのご褒美におすすめです。
沖縄県東村 玉城忠男農園『玉城忠男さんのタダオゴールド(ゴールドバレル)』
酸味が少なく甘みが強いのが特徴のゴールドバレル。玉城忠男さんが長い年月をかけて育成し商品化に成功した独自のブランドパインです。
>> 楽天市場で詳細を見る食べたことがない珍しい品種を選ぶ
フルーツアドバイザー
パイナップルはカットパインで買う人が多いと思いますが、丸ごと買うからこそ食べ方や香り、味の珍しさを得られる品種もあります。たとえば「スナックパイン」という品種のパイナップルは、名前のごとくスナックのように気軽に手でちぎって食べることができます。
また、「ピーチパイン」という品種は、名前にも入っているように、桃のような甘い香りが一番の特徴です。「ピーチパイン」は一般的な海外のパイナップルよりサイズが小さく、芯まで食べられるものが多いです。新しいもの好きな方には、珍しさから商品を選ぶ方法もおすすめです。
沖縄県産『スナックパイン(ボゴールパイン)』
芯まで食べられるほどやわらかい、手でちぎって食べられるスナックパインです。
>> Rakuten市場で詳細を見る独特のイガイガが苦手な人や甘さを重視したいなら国産を選ぼう
フルーツアドバイザー
パイナップルは食べるとイガイガするので苦手という方もいらっしゃると思います。パイナップル特有のイガイガが苦手な人は、イガイガが少ないものの多い国産のパイナップルを選びましょう。国産のパイナップルでは「ピーチパイン」「スナックパイン」が人気の品種。また、高級国産パイナップルとして人気があるのは「ゴールドバレル」です。
国産のパイナップルはイガイガが少ないだけでなく、甘みも強いものが多いので、甘いパイナップルを食べたいときにもおすすめ。また、パイナップルは完熟していたほうがイガイガが少ないので、痛む一歩手前までしっかりと置いて熟すと濃厚な甘みになります。
パイナップルのおすすめ5選 フルーツアドバイザーが厳選
うえで紹介したパイナップルの選び方のポイントをふまえて、フルーツアドバイザーの原 詩織さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

沖縄県東村 玉城忠男農園『玉城忠男さんのタダオゴールド(ゴールドバレル)』

出典:Yahoo!ショッピング
産地(生産国) | 沖縄県東村 |
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石垣島SUNファーム『ティーダパイン』

出典:楽天市場
産地(生産国) | 沖縄県石垣島 |
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沖縄県産『スナックパイン(ボゴールパイン)』

出典:楽天市場
産地(生産国) | 沖縄県 |
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沖縄県産『ピーチパイン』

出典:楽天市場
産地(生産国) | 沖縄県 |
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甘い香りとやわらかい味わいが魅力のパイナップル
桃のような甘い香りがすることから、「ピーチパイン」と呼ばれ、果肉が白っぽいので「ミルクパイン」とも呼ばれているパイナップル。やわらかいので芯まで食べられるソフトタッチという品種です。小ぶりなので買いやすく、食べきりのちょうどいい大きさになっています。
パイナップルはおいしくてついつい食べ過ぎると口の中がイガイガしてしまいますが、ピーチパインは酸味やイガイガが少なくとても食べやすいのが特徴。甘くてジューシー、緻密でやわらかな乳白色の果肉は噛むと甘い果汁がジュワーッとあふれ出ます。
食べたときのイガイガが苦手という方におすすめのパイナップルです。

デルモンテ『デルモンテゴールド』

出典:楽天市場
産地(生産国) | フィリピン |
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手軽に食べたいときやお料理用のパイナップルにも
デルモンテ社が独自に改良した、糖度が高く甘みの強い品種のパイナップルです。一般的にパイナップルの食べごろは果皮が黄色くなって、強い芳香が出てからですが、ゴールドパインは果皮が緑色の状態でも甘くおいしいパイナップルになるのが特徴。
「ゴールドパイン」や「ゴールデンパイナップル」など呼び名はたくさんありますが、正式名は「デルモンテゴールド」です。スーパーでもおなじみの品種のため、ちょっとフルーツが食べたいときや小腹がすいたときに、お値段もお手頃なので買いやすいパイナップルです。
なお、パイナップルはタンパク質分解酵素が多く含まれているので、お肉料理を食べるときに相性がいいです。こちらは手にしやすい価格のため、酢豚や豚肉のステーキに添えるパイナップルを求めている人にもおすすめです。
「パイナップル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パイナップルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのパイナップルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
パイナップルのおいしい食べ方 フルーツアドバイザーが伝授
フルーツアドバイザー
カットされていないパイナップルを購入したら、まず葉の部分をカットし逆さまにして置くことで、甘みが全体に広がります。パイナップルの甘さはおしりにたまるため、逆さまにして置くことで、甘みが均一になるんです。
全体が黄色く甘い香りがしてくれば食べごろですが、緑色のままでも食べごろの品種もあります。カットしていない場合の保存は、6~8℃が適温です。パイナップルを食べるときに参考にしてください。
フルーツアドバイザーからメッセージ
フルーツアドバイザー
濃い甘みとほどよい酸味! 完熟パイナップル
パイナップルは、コンビニやスーパーでも手軽に購入できて人気のあるフルーツ。カットパインがポピュラーで、そのほとんどがフィリピン産です。国産のパイナップルはあまり知られていないかもしれませんが、食べ方が変わっているものや国産ならではの珍しい品種もあります。
生産者がこだわって作っている国産パイナップルもたくさんあります。また、国産のパイナップルの旬は1年のうちに4~7月と短いので、ぜひ食べごろを味わってみてください。もちろんフィリピン産のパイナップルもおいしいので、好みにあわせて選んでみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/01/31 一部コンテンツと価格を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 秋元清香)
私が、こんなにもフルーツのとりこになったきっかけは、大田市場で仕入れたフルーツが本当に美味しく感動したことです。 こんなに美味しく感動するフルーツをもっといろいろな人に食べてもらいたい、伝えたいと思い、フルーツの勉強をしフルーツアドバイザーの資格をとりました。お客様へ美味しいフルーツを伝えるためにフルーツの知識を勉強していく中、フルーツはほかの食材にないすばらしい効能や、フルーツ自体のすばらしさを知りました。 フルーツを毎日食べるだけで、健康で元気に日々を暮らせていると実感しています。 ■日本最大の青果市場「大田市場」勤務 ■フルーツ定期宅配”果物の達人”バイヤー ■一般社団法人FRUIT LOVERS LIFE代表 ■フルーツイベント主催「桃まつり」「苺まつり」「マンゴーまつり」「ぶどう・ワインまつり」