「パイナップル缶」のおすすめ商品の比較一覧表
パイナップル缶の選び方
まずは、パイナップル缶の選び方をチェックしていきましょう。管理栄養士の渡辺愛理さんからのアドバイスもご紹介しますので、参考にしてみてください。
パイナップルの産地で選ぶ
日本で手に入る外国産のパイナップルは、ブラジルやコスタリカなどで作られたものがメインです。缶詰用のパイナップルとなると、フィリピンやタイなどの東南アジア産が多いです。あまり産地を気にしたことがない方は、食べたことがあるパイナップルは東南アジア産のものかもしれませんね。原産国で収穫されたパイナップルは、現地で缶詰加工されてから日本に送られます。
外国だけでなく、パイナップルは国内でも採れ、そのほとんどが沖縄県産です。外国産と国内産で、味わいも変わってきますので、食べてみて好みを見つけるとよいでしょう。
パイン以外に使われている原料は要確認
フルーツ缶詰には、甘さを引き立てるためにシロップが使われています。パイナップル缶を選ぶときはシロップなどの原材料にも注目してみましょう。
使われている甘味料もチェック
パイナップル缶など、フルーツの缶詰にはシロップは欠かせません。このシロップには、甘味料が使われています。お気に入りのパイナップル缶を選ぶためには、使用されている甘味料もチェックしてください。
甘味料の多くは砂糖ですが、カロリーオフの商品には合成甘味料が使われている場合もあります。合成甘味料はメリットもありますが、味にクセがあり好みではない可能性も。
おいしいパイナップル缶を選ぶ目安として、なるべく天然甘味料が使われているシロップを選ぶとよいでしょう。
気になる方は添加物も見ておきましょう
パイナップルのおいしさは、甘さと酸味の調和にあります。甘さは甘味料ですが、酸味を出す添加物が「クエン酸」です。
国の農林規格によって、パイナップル缶に使用される酸味料はクエン酸と決められています。クエン酸の有無でも味わいが変わりますので、気になる方はチェックしてみてください。
好みの甘さが選べる! シロップの濃度もポイント
フルーツ缶詰は、乾燥や劣化を防止するために液体のなかに漬けられています。同様にパイナップル缶もシロップのなかにパイナップルが漬けられた状態です。
購入するときはシロップの濃度もチェックしてください。パイナップルの缶詰は、糖度18%以上22%未満の「ヘビーシロップ」というタイプで作られることが多いです。パイナップルそのものの味を楽しみたい方、ダイエット中の方などは、「果汁のみ」か、糖度14%以上18%未満「ライトシロップ」というタイプを選ぶとよいでしょう。
カット? スライス? 使いやすいほうを選ぼう
パイナップル缶のほとんどは、パイナップルが輪切りになったスライスタイプか、四角くカットされたカットタイプの2種類に分けられます。
どちらを選ぶかは、使用シーンに合わせて選んでください。そのまま食べたい方はカットタイプ。ケーキなどのお菓子を作りたい方は、パイナップルのビジュアルを生かしたスライスタイプを選ぶとよいでしょう。
食べ切れるサイズが便利
パイナップル缶の特徴は保存料がいっさい入っていないことです。そのため、開けたらすぐに食べてしまう必要があります。ガラス容器に移して冷蔵保存しても、それほど日持ちしません。
容量の大きなパイナップル缶だと食べ切れないことがあるので、なるべく食べ切れるサイズを選びましょう。大きなサイズのパイナップル缶はリーズナブルかもしれませんが、食べ切れないと無駄になってしまいます。
シロップが欠かせないパイン缶 管理栄養士がアドバイス
温活料理研究家/管理栄養士
パイナップルは、国産品のほとんどが沖縄産です。海外製品のものは現地で加工された状態で日本に入ってきます。シロップ漬けになっているものが多く、その原料として甘味料が使われています。
合成甘味料などで味付けがされているものもあるので、添加物を気にされている方は、商品表示をしっかり確認して選ぶようにしましょう。
パイナップル缶|スライスタイプおすすめ11選
パイナップルといえば、リング状にスライスされたものが一般的なイメージでしょう。ここからは、管理栄養士の渡辺愛理さんと編集部で選んだスライスタイプのおすすめ商品をご紹介します。
温活料理研究家/管理栄養士
国分 K&K『マラヤパイン スライス 3号缶』は、黄金色をしており、フレッシュ感を閉じ込めています。また、10枚入りなので、使い切りやすいサイズ感でおすすめです。

温活料理研究家/管理栄養士
三菱食品 リリー『沖縄県産パインスライス 3号缶』は、日本で唯一のJAS認定の工場で作られているため、人体への影響により配慮されています。心配なく食べられます。

Dole(ドール)『スウィーティオ パインスライス』
パイナップル缶|一口カットタイプおすすめ5選
一口大に切ってあり、食べやすいのがカットタイプ。切り分ける手間が省けるので便利です。いろいろな用途に使えるカットタイプのおすすめ商品を5選紹介します。
温活料理研究家/管理栄養士
『甘みあっさりパイン』は、ゴールデンパインのおいしさをしっかり味わうことができ、すでにカットされているので、ヨーグルトやケーキ、ゼリーやフルーツポンチなどに洗い物を出さずに使用できます。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パイナップル缶の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのパイナップル缶の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フルーツ缶の保管方法は?
缶詰は、湿気によって蓋の部分がサビたり、缶がへこんだりすることがあります。多少のサビや、胴の部分のへこみであれば、問題なく食べられますので安心してください。ただし、蓋の部分がへこむと密封状態でなくなっている可能性があるので、注意が必要です。
また、缶詰は蓋を開けると空気と接触するので、中身を缶に入れたまま保管するのは避けましょう。空気に触れて缶のスズが溶けやすくなってしまいます。余った中身は、ガラスやプラスチックなどの容器に移し替えて冷蔵保管してください。
移し替えたパイナップルは、3日以内か、ヘビーシロップの場合は1週間以内を目安に食べ切りましょう。
パイナップル缶の活用法 そのまま食べる以外にも!
パイナップルが食べ切れなくて残ってしまうこと、ありますよね。そのようなときは、工夫して余ったパイナップルを活用する方法がいろいろあります。
少し余ったパイナップルはおいしくスムージーに

Photo by Toa Heftiba on Unsplash
かんたんなのが、スムージーの材料に使うという活用の仕方。残ったパイナップルをそのままフードプロセッサーに入れてスイッチオンすれば、おいしいスムージーになります。夏などは氷を一緒に入れるとシャキシャキ感が心地よいです。
ヨーグルトやブルーベリー、リンゴなどほかの果物と一緒に作れば、フルーツスムージーができあがります。余ったパイナップルでいろいろなスムージーをアレンジしてみてください。
ケーキやゼリーに! お菓子作りにも使える
パイナップル独特の酸味がきいた甘さは、お菓子作りにぴったりです。パイナップルが余ったときに流用するのもいいですが、はじめからお菓子作りに使うためにパイナップル缶を買う人もいます。
パイナップル缶のパイナップルは芯や皮を取ってあるので、お菓子作りに使うのにはとても便利。小さく刻んでケーキにトッピングしたり、ホットケーキの具材として使ってもおいしいです。
また、缶詰のシロップを利用して、ゼラチンを加えればかんたんにゼリーもできますよ。
ふだんの料理の隠し味にも!
パイナップル缶には、パイナップルを漬けたシロップがあります。パイナップルの実と一緒に余ったシロップは、料理の隠し味に使えるので捨てるのはもったいないです。
エビチリソースに加えれば酸味と甘味の甘酸っぱいおいしいソースになりますし、ニンニクやオリーブオイルとブレンドすればオリジナルのソースが完成します。パイナップルの実を刻んで中華春巻きの具材にする、という方法もあります。
開缶に必要な缶切りもチェック! 【関連記事】
缶詰に必要なアイテムといえば缶切りです。パイナップル缶のなかには缶切りを使わずに開けられるものもありますが、多くの商品では缶切りで蓋を開けます。
缶切りにもいろいろなタイプがあり、栓抜きやワインオープナーのついた多機能型や、回転式、電動式のものまで。パイナップル缶を気持ちよく開けたい方は、缶切りについてもチェックしてみてください。
アイディア次第で使い道はいろいろ!
子どものころはパイナップル缶が大好きだったのに、大人になってからあまり食べていないという方も多いのではないでしょうか。
仕事の休憩時間にちょっとつまむと、甘酸っぱい味覚が気分転換になります。ご紹介したように、アイディア次第でスムージーにもお菓子作りにも、料理にも使えるのがパイナップル缶の特徴です。
そのままでおいしいだけでなく、いろいろな使い道ができ、料理の幅も広がるパイナップル缶に、ぜひトライしてみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
大学卒業後、病院・介護老人保険施設での勤務を経て、フリーランス管理栄養士となる。 自身が冷え性に長年悩んできた経験から、冷え性に悩む方への食事カウンセリングや料理教室講師をメインに、その他レシピ開発やコラム執筆、栄養士さん向けWebライター講座を行っている。