「メトロノーム」のおすすめ商品の比較一覧表
メトロノームの選び方 楽器に合わせて選ぶ! 種類も解説
ここからは、ピアニストで音楽教室の主宰としても活躍する神田朝子さんにお話をうかがい、メトロノームを選ぶときのポイントについて教えてもらいました。
ポイントは下記の2つ。
【1】種類で選ぶ
【2】楽器に合わせて選ぶ
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】種類で選ぶ
メトロノームには、振り子式と電子式の2種類があります。それぞれの特徴をつかんで自分に合ったタイプを選びましょう。
振り子式
定番のアナログタイプ。音と左右に揺れる動きでリズムが取れます。視覚的にテンポの確認ができるのも特徴です。ゼンマイの力を動力としているため、電池交換が不要です。ただし、重力を利用するため、水平な床に置かないと正しいリズムが刻めません。
電子式
電子音でリズムを刻みます。電池を動力としているため、置き場所を選びません。なかにはクリップタイプのものもあります。また、イヤホンを使えば深夜に練習することもできます。
【2】楽器に合わせて選ぶ
ピアノには振り子式、ギターやドラムの練習には電子式のメトロノームがおすすめです。ピアノは、平らな天板の上に置くことができるのに対し、ドラムは音でメトロノームの音もかき消してしまうため、イヤホンに接続して練習するのがよいでしょう。
ギター 消音機能とLED表示つきなら夜の演奏も
速度をあわせるためのテンポ音以外に、二拍子や三拍子などをあらわすビート機能、音程を自分で調律する弦楽器奏者などに便利なピッチ設定、リサイタルのプログラム作成の際に使えるストップウォッチなど、プラスアルファの機能がついたメトロノームは、演奏者の心強いパートナーになります。
デジタルのなかにはLEDでテンポを表示してくれるものもあるので、どうしてもメトロノームのテンポ音が苦手な方にはおすすめです。
ドラム アナログはシンプル操作、デジタルは正確な調整が魅力
メトロノームの基本操作は、楽譜に表示された速度記号(またはBPMの数字)に合わせてテンポをとることですが、アナログタイプとデジタルタイプでは操作がまったく違います。自分の使いやすいほうを選ぶとよいでしょう。
アナログは目盛を合わせるだけなので、誰にでもできるシンプル操作。ただ細かい数字には調整がしづらく、アバウトになりがちです。デジタルはボタンを押し続ける必要がありますが、ほしい数字にかっちりと合わせることができます。
ピアノ アナログとデジタル、好みの音で選ぶ
テンポを確認するときに、使用することが大前提のメトロノーム。演奏しながら鳴らしても耳障りでない音色のものを選びたいところです。というのも、メトロノームの音がストレスになってしまっては、テンポの確認が憂鬱な作業になってしまいます。
昔ながらの振り子メトロノームのアナログな音や、デジタルな電子音など、好みの音色で心地よく使用できるものを選びましょう。
メトロノームのおすすめ13選 動力・テンポ範囲・テンポ設定方法・拍子範囲・テンポ精度もチェック!
メトロノームの選び方のポイントをふまえて、ピアニストで音楽教室の主宰としても活躍されている神田朝子さんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。使っている楽器や好みの音にあわせて、快適に使える商品を見つけてみてくださいね。
カード型でコンパクトに収まる
見やすさや聞き取りやすさにこだわって設計された、メトロノームです。カード型にすることでコンパクトなボディを実現しており、持ち運びやすいのが魅力。
テンポ範囲が広く、バリエーション豊かなビートとリズムパターンをカバーしているほか、拍の表示方法を工夫したり、通りのいい音を採用したりするなど、使い勝手のよさを追求しています。





小さくてシンプル機能! クリップとしても使える
最近はアプリで無料ダウンロードできるメトロノームもたくさんありますが、こちらはスマートフォンでは実現しないクリップ型なのが特徴の商品です。
楽譜をはさんで使えば、演奏中でも視界に入りやすく便利。幅62mmのコンパクトさなので、楽譜を隠してしまうこともありません。リズムを3連符で取ることもできるので、シンプルな機能でコンパクトなものを探している方におすすめです。
聴き取りやすい音と視認性にすぐれた目盛りプレート
専門メーカーである日工精機によるコスパの高い振り子式メトロノーム。シンプルな設計で同社のロングセラーです。
ゼンマイ式のため電池が不要。また、「カチカチ」とメトロノームの音がしっかりとしていて聞き取りやすく、立体感のある目盛りプレートも見やすいです。

チューナーとメトロノームの1台2役
商品名の通り、チューナーとメトロノームの1台2役の機能を有し、音を聞きながらチューニングもできます。
また、2段階のバックライトも見やすく、液晶画面に音名とリズムが表示されます。好みのテンポを測定・表示するタップ機能や、メモリー・バックアップ機能、そしてオート・パワーオフ機能なども搭載しています。
ドラムメーカーによるドラマーのためのメトロノーム
ドラムで有名なTAMAらしく、ドラマーのための機能に特化したメトロノームです。ドラム練習や本番の演奏で使える機能が満載で、ドラマーが操作しやすい工夫が随所に見られます。テンポ調整はダイヤルで素早く操作可能。テンポとビート、サウンドの設定を30種類記録できるため、本番の曲順にあらかじめプログラムしておけばワンタッチでスタートさせられます。
また、別売りのフットスイッチを使えば手がふさがっていても足でSTARTとSTOPができ、デュアルならメモリーしたプログラムの切り替えも可能です。気になる点は、動力が9V角型電池かDC9Vアダプターであること。DC9Vを買うなら充電式の9V角型電池が絶対的におすすめです。
高機能と堅牢性でデジタル機器好きに人気のBOSS
プロアマ問わずBOSS製品が好きなミュージシャンにおすすめなのがこちら。デジタルならではの多彩な機能をこれでもかと詰め込んだ逸品です。楽器のチューニングも438~445Hzの範囲で1Hz単位での設定が可能。変拍子やジャズのシャッフル練習にも便利な機能が満載です。大きめの液晶画面では、左右に振れる振り子表示とLED表示でビートの視認性も良好。
テンポはタップ機能で思い通りのテンポにすぐに設定できるのも便利です。ヘッドホン端子付き、オートパワーオフ機能付きなのもうれしいですね。クリップも付いているため邪魔にならない見やすい位置にセットできます。
シンプルで小型でも必要十分な機能で聞き取りやすい
コンパクトで軽量のクリップタイプのため、楽譜や譜面台に挟んで使用できます。画面はシンプルで、ハイコントラスト液晶の採用で暗い場所でも視認性が良く、テンポを耳で聞くだけでなく目でもしっかりと確認できます。メトロノームを使わないときは時計として使えるのも便利。カラーバリエーションは、ブラックとシルバーの他に、パールピンク、アクアブルー、ミントグリーンの淡いパステルカラーも人気です。小さいながらも音量は十分。ダイヤルで簡単にボリュームの調整ができます。音のピッチも切替可能で、好みの音で鳴らして練習できます。
演奏時に動ける!赤外線によるテンポ同期が画期的!
耳にはめてしっかりホールドしてくれる小型のメトロノームのため、アクティブな演奏ができます。耳元でしっかりとテンポを刻む音が聞こえるため、バンド演奏などで周囲の音が大きくてもしっかりとテンポキープが可能。音量も3段階に調節可能で、大きすぎず小さすぎず周囲の音に埋もれない丁度よい音量に設定できます。しかも、赤外線通信により同製品同士で何台でもテンポを同期できます。ドラムのいないバンドや指揮者のいないバンド、大所帯のマーチングバンドでリズム隊が利用するなど、タイミングを合わせたい演奏での必須アイテムといえるでしょう。
小さな木箱のかわいらしいメトロノームが便利で人気
「外に持ち出して使いたい、でもデジタルメトロノームはイヤ」。そんなときにおすすめなのが、コンパクトながら高級感あふれるタクテルメトロノーム・スーパーミニ。ウィットナーはドイツの有名なメトロノームメーカーで1895年から生産を続けている老舗です。コツコツとしたやわらかい響きは、世界中で愛されているウィットナーならではのクオリティ。外観の木箱のふたを開いて立てて使うため安定感もバッチリです。しっかりとリズムを刻みながらも耳にやさしく届くため、長時間の練習にも最適です。高級感のある天然木の小型メトロノームはプレゼントにしても喜ばれるでしょう。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする メトロノームの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのメトロノームの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
メトロノームに関するQ&A よくある質問
電池の寿命を教えてください。

製品によっても異なりますが、電子式メトロノームの場合、一般的に約50時間~100程度の製品が多いようです。なかには、下記製品のように最長約400時間の連続使用が可能な製品もあります。
水泳の練習に使いたいのですが防水タイプはありますか?

あります。以下の商品が水泳やロードバイク、トライアスロンなど水辺のスポーツにも最適です。
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演奏楽器や練習スタイルで優先ポイントをさがそう ピアニストからアドバイス
ピアニスト/ライター/音楽教室主宰
メトロノームは大きくアナログタイプの振り子式とデジタルタイプとに分かれます。
アナログのよさといえば、心地よい振り子サウンド、操作のしやすさ、見やすさがあげられますね。ですが、ぜんまいをまわしすぎると破損の原因になるので、小さなお子さんには少し扱いが難しく、平らな場所に設置する必要があるので楽器によっては使いにくい点も。
一方、デジタルのよさといえば手ごろな価格、コンパクトさ、便利な機能、数設定の確実さがあげられますが、基本のテンポ音だけを求めるなら、見やすいアナログのほうがいいかもしれません。これらを考慮し、自分が最優先とする条件を決めることが選ぶうえで最も重要でしょう。
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2009年渡米。ジュリアード音楽院、マネス音楽院で研鑽を積む。 室内楽、ミュージカル伴奏、教会奏楽などを手がける傍ら、約150名、25カ国の異なるルーツを持つ国際色豊かな生徒を指導。 2018年春に拠点を東京に移し、音楽教室『epiphany piano studio(エピファニーピアノスタジオ)』をスタート。レッスンの詳細・お問い合わせはHPまで。 またライターとして、ウェブメディアを中心にファッション、トレンド、ビューティ、フェミニズムなどを働く女性に向けて執筆中。