小型炊飯器の容量はどのくらい?
一般的に、炊飯器の多くは3合炊きと5.5合炊きで、一部に1升炊きなどが用意されています。それに対して、だいたいお茶碗1杯分が炊ける0.5~2.5合のタイプが小型炊飯器です。
一人暮らしなどで、一人分が炊ければいいなら、小型の0.5合~1合タイプで十分でしょう。このタイプであれば、価格も安く抑えることができます。
ただし、おいしさを重視する場合や保温性能を求めるなら、2合炊き以上のモデルが選択肢となるでしょう。
小型炊飯器の選び方
最近の炊飯器はさまざまな機能がついていて種類も豊富なので、どれにしようか迷ってしまいますよね。ポイントは以下です。
【1】炊飯方式
【2】保温機能の有無
【3】おかず調理機能の有無
【4】お手入れのしやすさ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【1】炊飯方式をチェック
炊飯方式は、おもに「マイコン式」「IH式」「圧力IH式」の3種類。価格はもちろん、ご飯のおいしさも左右します。
▼マイコン式|商品によっては炊きムラに注意! ふっくら炊けるものも

「マイコン式」は、炊飯器の底部分にあるヒーターで釜を温めて炊くタイプ。価格はピンキリで、安いものだと数千円で購入できます。このタイプは、とにかく安いものを探している方には向いていますが、熱源がひとつのため炊きムラが生じやすい傾向があります。
最新式のマイコン炊飯器は進化していて、熱が均一に行きわたってふっくらおいしいお米が炊けます。その分価格は張りますが、チェックする価値アリです!
▼IH方式|おいしさ×機能性で高コスパ

磁力で釜を発熱して炊飯するのが「IH式」。釜全体に均等に熱が行きわたるので、ムラなくご飯を炊きこめるのがポイントです。
また、価格がリーズナブルなものが多いので、コスパ重視の方はチェックしてみてくださいね。
▼圧力IH式|とにかくおいしいお米が食べたい方に

IHの機能に圧力を加え、100℃以上のお水でふっくら炊き上げる「IH圧力式」。火力が強く、芯まで熱が通り、ふっくらお米が短時間で完成します。
ただし、高機能なだけに価格は高いものが多く、パーツが比較的多いのでお手入れには少々手間がかかります。どちらかというと、高級志向の炊飯器です。
【2】保温機能の有無をチェック
お米を少量炊きする小型炊飯器では、保温機能を搭載していないモデルが一般的です。2.5合炊きまでの小型モデルで、保温機能を搭載している商品は多くありません。
そのため、保温機能が必要な方は要チェックです。夜ご飯のときに炊いて翌朝も食べたいという場合や、翌朝にお弁当にしたいといった場合は、保温機能を搭載しているモデルのほうが便利です。
ただし、炊いた後すぐに食べ切れる場合や、残ったご飯を冷凍できる環境であれば、保温機能は重要ではありません。
【3】おかず調理機能の有無をチェック
炊飯器の機能を利用して、おかず調理ができるモデルも数多くあります。とくに小型炊飯器は、少人数向けのおかず調理に対応した商品が多いです。
蒸し野菜やスープなど、さまざまなメニューが調理できる小型炊飯器であれば、メニューを選ぶだけで手軽におかずが作れます。このタイプであれば、1台で炊飯とおかず調理の両方を行うことも可能です。
【4】お手入れのしやすさをチェック
毎日のように使う炊飯器は、洗いやすさもかなり重要です。内釜を取り外せることはもちろん、パーツが少ないものを選ぶのがポイント。
小型炊飯器のおすすめ商品
それでは、のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ8選|2合以上
▼おすすめ6選|0.5合~1.5合
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ8選|2合~

おひつを外して熱々のまま食卓における炊飯器
熱源部とおひつ部に分かれた、2合炊き炊飯器です。おひつを熱源部に置くことで、最大6時間の保温に対応しています。
おひつだけでも約2時間、65℃をキープできる優れもの。熱源部においてご飯を炊いた後、食べるときだけ、おひつをダイニングテーブルに運ぶといった使い方ができます。
白米だけでなく玄米や赤飯、おかゆなどが炊けるのも特徴です。予約炊飯モードも搭載しており、一般的な炊飯器と同様に使えます。
コンパクトでも高性能
3合炊きタイプのコンパクトな炊飯器です。サイズは小さいもののIHの高火力によってご飯をふっくらと美味しく炊き上げてくれます。
デザインもスタイリッシュなのでキッチンをおしゃれに統一したいという方にもおすすめのモデル。複数の機能を搭載しており、さまざまな炊き方や調理にも使用できる高性能な炊飯器となっています。
一人暮らしに最適な炊飯器
タッチキーとガラスパネルでスタイリッシュなフォルムの炊飯器で、3.5合のお米が炊ける炊飯量を誇ります。フラットな天面であることから掃除が行き届きやすく、お手入れも簡単なデザインです。
一人暮らしのお供で、簡単に美味しく作れる炊き込みご飯専用のコースがあり、ハリや染み込み度合が抜群に優れている拘りの炊き込みご飯が作れます。
ムラなく炊ける!大きな液晶と使い勝手のよさが魅力
品種ごとに火力や蒸らしなどを自動調節でき、そのレパートリーは31銘柄と小型ながら技アリの炊飯器です。また通常炊きも極厚火釜でしっかりと熱を加え、一気に加熱するのでムラなくふっくらとしたご飯が炊けます。
玄米や煮込み料理用のコースも搭載されているので、一台で幅広い使い方が可能。操作も大きなボタンでわかりやすく機械が苦手な人にもぴったり。料理好きなら持っておきたい製品です。

0.5合の少量からご飯が炊ける多機能炊飯器
0.5~2.5合までのご飯が炊けるマルチ・ライスクッカーです。 本体上部の操作パネルには白米以外に、玄米、おかゆ、ペースト、蒸し煮、スープ、ケーキなどのメニューを掲載しています。メニューボタンからそれらを選ぶことで、おかずやデザートの調理もできます。
コンパクトな小型炊飯器の中では、大容量となる2.5合が炊けるのも魅力です。時間設定によるタイマー予約ができるほか、自動保温機能も搭載。 夫婦ふたりだけの世帯などにもちょうどいいサイズです。
1台でいろんな料理に対応
適切な温度管理によってふっくらと美味しいご飯を炊くことができるマイコンジャー炊飯器となっています。
ご飯の炊き方だけでも極うまメニュー、冷凍ご飯メニュー、エコ炊きメニュー、早炊きメニューなど多彩なものを用意。さらに、料理メニューも低温から高温まで幅広く用意されており、ありとあらゆる調理が可能となっているという点も魅力のひとつです。
▼おすすめ6選|0.5合~1.5合
一人分のお米がすぐ炊き上がる!
たった14分で一人分のお米が炊ける「おひとりさま用炊飯器」。お米を入れてスイッチを入れるだけで炊飯できます。
音も気にならないので、職場でランチ前にセットしておいて炊きたてのおいしいご飯を楽しめます。
底面と側面から高火力で炊き上げるので、コンパクトでもしっかり美味しく炊飯。さらに、炊飯器で一人分炊くよりも電気代を節約できます。お手入れもカンタンで、一人暮らしにはピッタリです。
忙しい時も素早く炊飯できる
コンパクトサイズながら最大で1.5合まで炊くことができるので1人暮らしはもちろんのこと2人世帯にもうれしいアイテムとなっています。
最短20分で炊くことができるので忙しい朝や、帰りが遅くなってしまった日の夕食などでさえも炊きたてのおいしいご飯を食べることができるという点もポイントです。
操作もシンプルで使いやすいのであまり自炊をしたことがないという方にもおすすめ。
レトロなデザインが魅力的!
レトロなデザインがかわいい炊飯器。炊飯だけでなく、煮込み料理やスープも作れて一人暮らしにはぴったりな商品です。
また、調理の様子が見られるガラス蓋なので、煮込み具合を確認しながら料理を進めることが可能。さらにフッ素加工でお手入れもカンタンです。コンパクトで置き場所にも困らないので、サブの炊飯器としても使えるでしょう。
持ち運びがラクラク! お茶碗1杯から炊飯可能
どこでも気軽にご飯が炊ける、お弁当サイズの超小型炊飯器。持ち運びに便利な小さいサイズで、会社や出張先のホテルにも持っていけます。お茶碗1杯分から炊けるので、オフィスのランチタイムに炊きたてのご飯を食べることができます。
つい日本食が恋しくなる海外旅行や留学に持参するのもいいでしょう。意外性のある商品なので、プレゼントにも向いています。

専用の米を10分ですぐ炊ける
専用に開発した「ソフトスチーム米」をセットすることにより、最短10分でご飯が炊ける小型炊飯器です。
最大炊飯容量は1.5合で、0.5合から炊飯可能です。本体背面にあるスイッチを操作すれば、通常のお米も炊けます。本体カラーを7色から選べるのも、ほかにはないおもしろい点です。
なお、ソフトスチーム米は少しお得な定期購入プランが用意されており、食べる量に合わせて選択することができます。
白米だけでなく、梅やたらこ、モロヘイヤやしょうがなどの炊き込みご飯セットも購入可能です。
コンパクトで価格も安い!
少量のご飯を気軽に炊けるすぐれもの。取っ手つきで持ち運びも便利な小型炊飯器です。レバーを下げるだけで炊飯してくれるので操作もかんたん!
本体以外は取り外して丸洗いでき、お手入れもしやすいです。カラーやデザインもおしゃれなうえに、コンパクトでどこに置いても困りません。また、価格もリーズナブルなので安い炊飯器を探している方には特におすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 小型炊飯器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの小型炊飯器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかの関連アイテムもチェック
最後に|エキスパートからひとこと
手軽さを選ぶかおいしさを選ぶか
2.5合炊き以下の小型炊飯器は、手軽さがポイントの低価格モデルと、ご飯の味にまで踏み込んだ高級モデルに分かれます。
低価格モデルでもご飯が短時間で炊けたり、おかず調理機能に対応していたりなどの魅力があるモデルもありますが、ご飯の炊き方はそれなりでしょう。それに対して、高級モデルはコンパクトサイズながらいろいろな機能が搭載されていて、ご飯の炊き方に特徴をもたせ、お米の味を引き出しています。手軽さなら前者、味を重視するなら後者で選ぶといいかもしれません。
ご飯の味にこだわりたい方は、是非こちらの記事も参考にしてみましょう。ご飯をおいしく炊くことに特化した高級炊飯器を紹介しています。
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1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてパソコンからデジタルガジェット、AV機器、白物家電全般を専門分野として執筆活動を展開。得意分野は調理家電。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外に企業へのアドバイスやコンサルティングなども行う。