自動巻腕時計とは?
機械式腕時計には、手動でゼンマイを巻き上げる「手巻き」と、腕時計を装着したときの腕の動きによって自動的にゼンマイが巻き上がる「自動巻き」があります。
自動巻きは自分でゼンマイを巻く手巻きよりも手間がかからず、かんたんに機械式腕時計の雰囲気を楽しめるという特徴があります。電池交換が不要なのもうれしいポイントです。
人気のメーカーをご紹介
ここからは自動巻腕時計で多くの人から支持を受けているメーカーのなかで厳選してご紹介しましょう。メーカーごとのこだわりや作りの違いなどを確認すると自分が欲しい腕時計にまた一歩近くことができるでしょう。
合わせて自分が腕時計を使いたいシーンも重ね合わせて確認してみてください。自分の希望に応えてくれるメーカーに出会えます。
セイコー
セイコーは1960年から歴史を刻む日本の時計メーカーです。クオーツ機能を搭載した腕時計をはじめて販売したメーカーとしても知られています。その後はスプリングドライブという電池の使用なしで動く時計を作り出すなど腕時計の新たな姿を提示し続けています。
シンプルな腕時計の機能美にこだわっており、時計自体の本当のよさを感じることのできる製品ばかりです。
ハミルトン
航空業界で多くの指示を受けているのがハミルトンになります。1892年にアメリカのペンシルバニアで生まれて以来、機能的でありながら斬新な腕時計デザインを採用してきました。
シンプルなデザインだけでなく、時計の内部が見えるスケルトンな文字盤の製品やエレガントかつ近未来的な三角形のボディなど人それぞれの好奇心をくすぐる製品を選べるでしょう。
オメガ
スイスのある地方で立ち上げられた腕時計メーカーのオメガは今はで誰もが憧れる製品を作り出す企業になっています。1848年から製造を開始し、すでに160年以上の歴史を持っています。海や宇宙などの過酷な環境でも使える耐久性が特徴になっています。
クロノグラフなど機能も多く、ビシネスシーンに映える気品とカジュアルでも使える機能性をそなえた製品です。
自動巻き腕時計おすすめ11選 有名ブランドから国産も
それではさっそく、自動巻腕時計のおすすめ商品をご紹介します。
日本製の最高峰! グランドセイコーは大人の選択
キャリバー9S6系を搭載したグランドセイコーのヘリテイジコレクション40mmの自動巻きメカニカルモデルです。視認性の高いシンプルなシルバーのダイヤルに立体的なインデックスはグランドセイコーらしいスタンダードなデザインです。このシンプルなスタイリングこそが機械式腕時計の完成形と言えるのかもしれません。
いつまでも飽きのこないたたずまいに、世界最高レベルの安定したメカニズムが宿っています。そして計算され尽した装着性はまさに「The自動巻き腕時計」の称号に恥じない逸品です。一生モノの腕時計を求める人に最適です。
機械の動きが見える腕時計
視覚的に機械の動きを楽しめるシチズン(CITIZEN)の腕時計「NP1014-51E」。表面の7時の位置にくり抜かれた穴からは、時計の心臓とも言われるテンプの動きを見ることができます。また、裏面のフタがガラスになっているので、メカが回転する動きも見られますよ。
時計が針を動かす動作は、どこか惹かれる魅力がありますよね。常に身に付けるものなので、おしゃれなだけではなく、見ていて飽きないデザインを選ぶのも一つです。
ORIENT(オリエント)『WHITE RAINBOW WV0821ER』
レインボーカラーがおしゃれな腕時計
ORIENT(オリエント)の「WHITE RAINBOW WV0821ER」はファッション性の高いおしゃれな腕時計です。ホワイトとシルバーを基調としたベースのデザインは、シンプルで大人っぽいですが、インデックスはレインボーのカラフルなグラデーションになっており、カジュアルさも感じられるのがポイントです。
文字盤はすっきりとしていて、日付窓もついています。おしゃれながらも時間が見やすいので、普段使いにもおすすめです。
クラシックなスタイルに最新の機能を搭載
1957年に発表されたモデル。シーマスターという名から推察できるように、ダイバーやフロッグマン向けにデザインされたプロフェッショナルモデルが原点です。それから半世紀以上も過ぎて復刻されたのがこの『シーマスター300コーアクシャル』です。300mの防水性能に暗闇でも読み取れる大型の針とインデックスが特徴です。
ヴィンテージ風ダイヤルにセラミック製ベゼルリングとかなりクラシックな外観ですが、機能は最新の技術でブラッシュアップされています。パワーリザーブが約60時間ということも特筆ものです。41mmのケースにブラックの文字盤が映える腕時計です。
頑丈なサファイヤガラスを使用した腕時計
OMEGA(オメガ)の「Constellation 123.10.38.21.02.001」はバンド部分も文字盤もシルバーで覆われたシンプルでクールなデザインがポイントです。風防素材には、傷がつきにくいサファイア・クリスタルガラスが使用されており、頑丈な作りになっています。防水性もあるので、どんな場面でも身につけやすいですよ。
3時の位置にはワンポイントのように日付窓が設置されています。シンプルながらも、機能性と利便性が高い腕時計です。
2ヵ国の時間を同時に表示
世界24都市の時刻に対応したハミルトン(Hamilton)の「ジャズマスター GMT AUTO」。2国の時間を同時に読み取ることができるので、海外に住む人と関わる機会が多い方には便利な腕時計となっています。また、外周がブラックとホワイトに分かれていることで、昼夜の識別が一眼でできるのも便利なポイント。仕事や旅行で海外に行く際にも、おすすめです。
文字盤には大陸が描かれており、地球儀のようなデザインとなっています。時間を見るだけで、遠い国に思いを馳せることができますよ。
シンプルかつおしゃれなミニマリストスタイル
スエードのバンド部分がおしゃれなFEICEの「FM202」は、ドイツにある美術学校・バウハウスに影響を受け、デザイン性を追求した腕時計です。ミニマリストスタイルを採用しており、無駄なく見やすい造りでありながら、おしゃれさも併せ持つデザインを実現しています。
文字盤にはパワーリザーブの表示があるため、長時間の外出時も安心です。裏フタからは機械の動きが見えるなどの遊び心もあり、フォーマルにもカジュアルにも使えます。
パフォーマンス力が高く機能性、実用性に優れている
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)のカレラシリーズは、モータースポーツから刺激を受けてデザインされたシリーズで、機能性や実用性を重視したパフォーマンス力の高い腕時計です。
「積極的に目標を実現する人のためのスポーツウォッチ」をコンセプトに掲げており、毎日身に付けるものとして扱いやすい腕時計を提供してくれています。
こちらの「WAR211A.BA0782」はシンプルで無駄のないデザインで、文字盤が見やすくなっています。装着感にもこだわっており、実用性のある腕時計です。
クラシカルでエレガントなデザインが魅力的!
1848年にスイスに誕生した高級時計メーカー、オメガの自動巻き腕時計です。中でも、この「オメガ デ・ヴィル プレステージ パワーリザーブ」コレクションは、美しく繊細かつ都会的なデザインが魅力的で、多くの愛好家に大人気の製品です。
サンブラッシュに仕上げたブルーの文字盤には、3・6・9・12時の位置にローマ字の数字、日付窓、スモールセコンドダイアル、パワーリザーブインジケーターが配置されています。
コーアクシャル キャリバー2627搭載なので、精度やメンテナンス性、耐磁性・耐久性に優れており、末永く使える製品です。
懐中時計のようなデザインがクラシックな印象!
スイスの高級腕時計ブランド「IWC」の自動巻き腕時計です。直径41mmとコンパクトですが、スリムなベゼルなので着用すると大きく見えます。懐中時計を思わせる大きな文字盤と円いケースデザイン、シンプルなアラビア数字と細長い葉っぱの形のリーフ針がポルトギーゼの特徴です。
IWCは永久的に修理対応してくれるので、安心して愛用できます。サファイアガラス製のシースルーの裏蓋からは、IWC自社製のキャリバー69355のクロノグラフ・ムーブメントが鑑賞できます。
ビジネスシーンにも使えるHUBLOT!
舷窓風にビス留めされている大きなベゼルが特徴的な、スイスの高級腕時計ブランドHUBLOTの製品です。軽量で、耐久性や耐腐食性に優れており、肌に優しい最高品質のグレード5のチタニウムのみで造られたケースになっています。
フェイスサイズは33m、35mm、42mm、45mmの4種類、交換可能なストラップは10種類あり、素材はラバー・アリゲーター、カラーはブルー・ブラック・ホワイトなどから好みの組み合わせが選択可能です。派手めな印象の製品も多い中、こちらの「クラシック・フュージョン」はシンプルなデザインなので、ビジネスシーンでも無理なく使用できます。
「自動巻き腕時計」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 腕時計の売れ筋をチェック
Amazonでの腕時計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
自動巻腕時計の選び方 ベルト、デザイン、ブランドをチェック!
ここからは、自動巻き腕時計を選ぶポイントをご紹介します。
利用シーンから選ぶ
素材やベルトの構造など、利用するシーンに適したタイプを選びましょう。
ビジネスには素材で!
ビジネスシーンで使い場合には、ステンレスなどを採用したモデルを選ぶとよいでしょう。気品漂う金属のきらめきが上品な腕元を演出してくれます。お客さんを相手にするような職業であれば金属は汚れにくいので清潔さもアピールできます。
ビジネスによって時間を守ることはマナーなので、自動巻き腕時計はあなたの時間チェックをスピーディにできる助けにもなるでしょう。
普段使いならデザイン重視
カジュアルなスタイルのような普段使いをしたい場合は、遊び心のあるデザインを重視してみてはどうでしょう。カラフルな色合いが目立つ文字盤の時計は、スタイリッシュな印象を与えてくれます。
インデックスの部分に、金やダイヤなどがさりげなく使われている製品であれば、ジュエリー的な意味合いで使うこともできます。
スポーツには機能性を!
スポーツをしているときに自動巻き腕時計を使いたい人は、機能性をチェックしてみてください。クロノグラフなどの機能があれば時間計測などもできるので運動しているときの時間管理がしやすいでしょう。
スイミングなどをしている場合には、水場における機能が搭載されている商品も。精密機械にとって、水は精度に影響を与える要因になるので注意してください。
ベルトの種類で選ぶ
次は、ベルトの種類をご紹介していきます。材質によっても使えるシーンが変わってくるので考えるべきポイントです。
スタイリッシュな「ステンレス」
ステンレスのベルトを採用している自動巻腕時計は、周囲にスタイリッシュな印象を与えます。清潔なイメージもあるので、ビジネスなどの重要なシーンで着用しても違和感はないでしょう。
フォーマルなシーンにつけていっても、よく似合います。シンプルなデザインの腕時計を探しているという方にも適しているでしょう。
おしゃれな「革製ベルト」
カジュアルな印象で、色合いや光沢に独特な雰囲気を持っているのが、革製ベルトの特徴です。バリエーションも豊かなので、ファッションに合わせて選ぶこともできます。
仕事や外出時に革靴や革の鞄、革のベルトなどの革製品でコーディネートを整える人やフォーマルな席などの腕時計は革ベルトの組み合わせがよいでしょう。
屋外で装着するなら「金属ベルト」
金属製のベルトは、汗をかきやすい人や屋外での着用が多い方に適しています。
腕時計全般的な考え方として、屋外での腕時計装着が多い人や水仕事の多い人、汗かきの人には防水性能が高くて錆びにくい金属ベルトという組み合わせが安心です。
フォーマルな席で金属ベルトの腕時計が悪いわけではありませんが、靴などと色合わせをした隙のないコーディネートを決めて大人の演出をしてみましょう。
防水・防塵などの機能性をチェック
自動巻腕時計は、商品によっていろいろな機能が搭載されています。たとえば、すぐれた防水性能や高い防塵性能、カレンダー機能などです。
そのため、自動巻腕時計を使用するシーンに合った機能や、利用する頻度が高い機能がついている商品を選ぶと、長く愛用できるお気に入りのアイテムになるでしょう。購入前には、各商品の機能をチェックしてみてください。
腕の太さや体型に合わせて!
腕時計にはさまざまなケースサイズがあります。ケースとは、腕時計の土台にあたる部品で、自動巻腕時計のケースはクォーツと比べると大きめで厚みがあるのが特徴です。クロノグラフなど機能を搭載した腕時計のケースもサイズが大きめになります。女性や男性でも腕が細い人は、ケースサイズを40mm以下にしたほうが無難です。
ファッションとして、大きなケースの腕時計を長袖のニットの上から着用する場合もありますが、ジャケットの袖口に収まらないような腕時計はあまりおすすめできません。多くの腕時計は、ラウンド型ですがスクエアやトノー型(樽の形)といったデザインもあってなかには特徴的な名品が数多くあります。
好みの文字盤の色やデザイン性で選ぶ
腕時計の色やデザインにも注目して選んでみましょう。
自動巻腕時計の文字盤の色は、デザインによってさまざまです。黒や白の文字盤以外にも金や銀、グレーなど多彩な色があります。色を選ぶ際には、自分の普段のファッションと合わせて選ぶといいでしょう。特殊な色の場合、カジュアルなオフファッションで合わせるとファッション上級者に見えます。ケースの色も同様です。
金だと茶系のファッション、シルバーだと黒系のファッションが似合います。ただし、他のファッションアイテムとのコーディネートでそれも変化しますので、文字盤の色を選ぶ要領で普段のファッションを考えて選ぶと良いでしょう。ファッションに合わせて腕時計を変えることが、自然な時代になってきています。
お気に入りのデザインで選んでみるのもおすすめです。どのようなデザインを選ぼうか迷ったときには、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活用できるシンプルなものを選んでみるといいでしょう。
おしゃれ用として購入するなら、遊び心が感じられる斬新なデザインの腕時計を選ぶと、コーディネートの幅も広がります。
一生モノの愛用品を探そう エキスパートからのアドバイス
自動巻き腕時計は、国内外に多くのメーカーやブランドがあって数多くの製品をラインナップしています。中には、誰もが知っている有名なブランドやメーカーもありますが、いつまでも価値の下がらない腕時計となるとしぼられてくるものです。もちろん、金やプラチナを使用したものやダイヤモンドなどで宝飾された腕時計は価値が高いものです。
しかし、ステンレスのケースを使用したものとなると真に完成度が高い腕時計のみが名機と呼ばれ価値の下がらない腕時計となります。次にどの腕時計を買うのかと悩むことも腕時計選びの醍醐味です。今回紹介した腕時計も含めて、一生モノの愛用品を探すのも楽しい時間となります。
自動巻腕時計の保管方法
自動巻き腕時計をいい状態で保管するためには、まず磁気や日光、湿気の多い場所を避けて保管しましょう。その場合、役立つのがコレクションボックスです。箱の中に保管することで時計に悪影響を及ぼす環境から守れます。
動作の精度も狂わないようにしたいというこだわりのある人はワインディングマシーン(ウォッチワインダー)という装置を利用してみましょう。これを使用するとつねに時計へ振動や回転を与えてことが可能です。
ローターが巻き上げられて使用している状態と変わらない環境で保てます。自動巻腕時計は動作しているほうが精度が保てるのでおすすめです。
各ブランドのおすすめ腕時計の記事はこちら! 【関連記事】
選ぶ楽しみを味わって
自動巻き腕時計をご紹介しました。自動巻き腕時計には、各メーカーが主力製品を競い合う自動巻き時計は選択肢が多く選ぶ楽しみもあります。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりな自動巻き腕時計をみつけてくださいね。
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