お気に入りのイヤホンがあれば日常が豊かになります。でも、イヤホンには、高いテクノロジーを持つデリケートなパーツが使われているので、大切に扱わなければ、すぐに壊れてしまったり、イヤーピースを紛失してしまったりしてしまいがちです。
そんな問題の解決策には、イヤホンケースがぴったりです。カバンのなかでイヤホンのケーブルが絡まってしまうのを防止したり、持ち運んでいるときの外部からの衝撃から守ってくれたりして、イヤホンがより長持ちします。
本記事では、イヤホンケースの購入を考えている方に向け、イヤホンケースを選ぶ際に重要な機能性と、持ち歩きで映えるデザイン性などの選び方、そしておすすめ商品を紹介。本記事を読めば、大まかな選び方のポイントが抑えられますので、ぜひ参考にしてください。
イヤホンケースの種類・タイプ
どんなイヤホンケースを選ぶかは、どんなイヤホンを持っているかに大きくかかわります。イヤホンケースは大きく分けて「収納ケース」「ワイヤレス用ケース」「仕切り付きケース」の3タイプがあります。一つひとつ解説していきます。
収納ケース:有線イヤホンやその他の小物を入れられる
有線式のイヤホンでデリケートになりやすい部分は、ケーブルです。ケーブルがカバンのなかで、ほかのものと絡まったり、なにかに挟まってしまって断線してしまったりという危険から守るために、ケーブルの収納がきちんとできるタイプのイヤホンケースを選びましょう。
ケーブルを丸めて収納するタイプや、ケーブルを巻きつけて収納するタイプがあり、断線や絡まりを防いでくれます。また、クリップでケーブルを留められるようになっているタイプならよりきれいに収納でき、きちんと収納させたい方にちょうどよいタイプです。
ワイヤレスイヤホン用ケース:充電機能やデザイン性に優れている
ワイヤレスタイプのイヤホンは、充電が切れてしまうことが大きなネックになることがあります。収納しているあいだにオートマチックに充電がされるようになるなら、バッテリーの残量が気になって心配になることもなくなることでしょう。充電機能付きのイヤホンケースなら、外部からの衝撃からケースが守ってくれながら、充電もできて、便利です。
充電器をそのままケースとして携帯できるように、充電器のケースをつけて、イヤホンケースとするというやり方もあります。
仕切り付きケース:保護力が高く、収納の使い勝手もいい
ネックバンド型のイヤホンや、イヤーフック型のイヤホンは、いろいろなデリケートなパーツが多く、より慎重に携帯する必要があります。
それぞれのパーツをしっかりていねいに収納できる、仕切りつきタイプのイヤホンケースなら、保護力がより高くなり、パーツが破損してしまったり、紛失してしまったりする心配が少なくすみます。
イヤホンケースの選び方
それでは、イヤホンケースの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
・サイズと使い方
・ケースの素材
・負荷をかけない収納方法
・便利な機能
・AirPods専用かどうか
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズと使い方を確認
イヤホンケースはサイズによって使い方が変わってきます。コンパクトなもの、大きめなもの、それぞれの特徴をしっかり把握しましょう。
●コンパクトサイズ:携帯性とデザイン性が高い
ふだんから小さなカバンだけを持って出かけるなら、かさばらないタイプのコンパクトなイヤホンケースが合います。手のひらに乗ってしまうぐらいのサイズで、イヤホンを守れるなら、ミニマリストな考え方の人でも、イヤホンケースのメリットの方が大きくなると思えるでしょう。
また、コンパクトタイプなら軽量なので、体力的に持ちものをあまり重たくしたくないという方にもピッタリのイヤホンケースです。
●大きめサイズ:頑丈で収納力が高い
イヤホンをより大切に扱って、長く高音質をたのしみたいという方なら、パーツひとつひとつをより頑丈に収納できる大きめサイズのイヤホンケースが合うことでしょう。しっかりとクッション性の高い素材で、外部からのショックから守ってくれます。
また、交換用のイヤーピースなど、こまかな付属パーツがたくさんある場合も、内ポケットなどがあれば、入れておけるため、機能性が高いです。もちろん、USBメモリやSDカードといったイヤホンと直接関わらないものも入れられます。
【2】ケースの素材を確認
イヤホンケースに使用する素材に注目することで、イヤホンを守ったり、ファッション性を取り入れたりすることができます。本項では、ハード・ソフト・シリコン・レザーの4つのタイプについて解説いたします。
●ハード・セミハードタイプ:衝撃に強い硬い素材
ハードタイプやセミハードタイプは、硬い素材を用いたケース。外部からの強い衝撃にも耐えられるため、中のイヤホンをしっかり守ることができます。
また、カバンの中に入れて、荷物が上に乗ってしまっても耐えられるため、使い勝手もいいです。内側にクッション性の高い素材が使われていたら、さらにイヤホンを守ることができるでしょう。
●ソフトタイプ:クッション性の高い素材
ソフトタイプはクッション性の高い素材で、衝撃を和らげるケース。傷をつけないよう、優しく保護してくれる特徴があるため、接触が多いミニバッグやポーチなどに入れる際におすすめの商品です。
●シリコンタイプ:水や衝撃に強い素材
シリコンタイプは、水や衝撃などに強いシリコンを使用したケース。衝撃も吸収するため、オールマイティに活躍します。
衝撃吸収力はソフトとハードの中間ほどで、使い勝手もよく、また、水洗いもしやすいため、アウトドアなどのシーンでも使いやすいです。
●レザータイプ:おしゃれな革素材
レザータイプは、革の素材でできたケース。ソフトよりも硬く、ハードやセミハードよりも柔らかい素材でイヤホンを守ります。
一番の特徴はデザイン性。革製品で大人向けのシックな商品が多く、ファッション性もあります。財布などと同じく、使えば使うほど味も出てきますので、小物としても使えます。
【3】収納方法を確認
イヤホンケースの購入時に注意してほしいのが、イヤホンケーブルをぐるぐる巻きつけるタイプや、溝にはめ込むようなタイプを選ばないことです。なぜなら、巻きつける際、はめ込む際、そして取り出す際にケーブルを引っ張ることで、ケーブルに負荷がかかり断線につながることもあるからです。
頻繁に使うイヤホンなら、収納と取り出しにも時間がかかるのはデメリットです。ケーブルをキレイに収める目的でも、ケースのなかに軽く丸めて入れておくのが正解です。丸める際もケーブルをキツく巻かないように気をつけましょう。
【4】便利な機能を確認
選び方以外に、あると便利な機能についてご紹介いたします。こちらもぜひ参考にしてください。
(b)カラビナやクリップ
イヤホンケースによくある、定番の付属品がカラビナです。カラビナつきのケースでは、イヤホンケースを鞄の持ち手などに取りつけられたりと探しやすくなるのがメリット。
ケーブルクリップは、元々は単体でも販売されているもので、マグネットでケーブルを押さえることができるので絡みを防ぎながら、スマホケースと組み合わせて、スマホスタンド代わりにするような使い方もあります。
(a)充電機能
バッテリーで駆動して、ときどきは充電が必要なワイヤレスイヤホンが流行しています。そんなワイヤレスイヤホンの充電の手間を軽減するアイテムとして、収納している間にバッテリー充電もできるイヤホンケースも販売されています。
仕組みはかんたんで、ケースにバッテリーを内蔵していて、収納時にUSBケーブルで接続することでチャージしながら持ち歩けるというスグレモノ。充電ケース付属が基本の、完全ワイヤレスイヤホンの発想をワイヤレスイヤホンにも取り入れたお役立ちアイテムです。自宅から、通勤・通学の往復時間でバッテリーが切れてしまうという人にはとくにおすすめです。
【5】AirPodsにも専用イヤホンケースを
アップル純正イヤホンとして大人気のAirPods。製品には充電ケースが標準で付属していますが、白いプラスチックのケースは持ち運びの際に傷がついてしまうのがいやだ、という人も多いでしょう。そんなAirPods愛用者に向けて大ヒット中のアイテムが、AirPodsを収納して保護するための専用ケースです。
販売されている製品の数も多く、ハードケースで傷を防ぐだけでなく、鞄のなかでの取り回しのよさ、高級感ある質感がある製品など多彩です。純正品のケースが付属してくる、AirPodsユーザーもぜひ、ケースを探してみましょう。
イヤホンケースおすすめ15選
上記で紹介したイヤホンケースの選び方のポイントをふまえて、AV評論家の折原一也さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。

ZEEYU『イヤホンケース』














出典:Amazon
付属品 | カラビナ |
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エレコム『AV-ECECBK』














出典:Amazon
付属品 | カラビナ |
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ZERO AUDIO『BANECHO』










出典:Amazon
付属品 | クリップ |
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クリップつきのメガネケース風カラフルケース
全11色のカラーバリエーションで展開している、メガネケースのようにパタンと開くバネ蝶番式イヤホンケース。幅9.5cm、奥行5.5cmと大きめサイズで余裕をもってイヤホンを収納でき、ハードな素材でしっかり保護します。
付属品として、マグネットを内蔵したシリコン製のヘッドホンクリップが入っているので、ケーブルをまとめた状態で収納できるのもポイント。ヘッドホンクリップはケースと組み合わせて、スマホスタンドのように利用可能。重い荷物と一緒に鞄に入れても、ハード素材のためまったく潰れる心配なし。普段から荷物の多い人にオススメです。

ノーブランド『丸形イヤホンケース』








出典:Amazon
付属品 | なし |
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リヒトラブ『A-7713』














出典:Amazon
付属品 | ポールチェーン |
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JBL『Headphones Charging Case』






















出典:Amazon
付属品 | 充電ケーブル |
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T98『AirPods1/2世代適用 カバー』














出典:Amazon
付属品 | ネックストラップ、イヤーピース、カラビナ、AirPods用ホルダー |
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強力ガードのAirPodsケース
外側がアルミ素材の金属、内側がシリコンという強力な衝撃耐性の素材、そしてガードしたAirPods充電ケースを持ち運ぶためのキャリングケースまで付属する鉄壁ガードの保護ケース。カラビナが付属していて鞄のなかに入れて持ち歩くのもかんたん。
さらにお得なポイントがAirPodsに使える専用の柔らかいイヤーピース、落下防止のネックストラップ、立てて固定できるAirPods用ホルダーまで付属していることです。ワンパッケージでAirPodsを快適に使うためのグッズが一式そろうと考えると、AirPodsのケースだけでなく、使いこなしも考えたい人にはコストの面でもお得です。

ATiC『Apple AirPods 専用 保護ケース 収納バッグ』
















出典:Amazon
付属品 | なし |
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ノーブランド『oth 12』

出典:Yahoo!ショッピング
付属品 | カラビナ |
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DamonLight『AirPods 用シリコンショックプルーフ保護カバー』






出典:Amazon
付属品 | 丸カン、スタンドの紐 |
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UGREEN『イヤホンケース』














出典:Amazon
付属品 | なし |
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PELICAN(ペリカン)『ハードケース 1010』














出典:Amazon
付属品 | カラビナ |
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Miracase『AirPods Pro ケース』














出典:Amazon
付属品 | なし |
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Woodhifi『イヤホンケース』
















出典:Amazon
付属品 | なし |
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Lobon『イヤホンポーチ』












出典:Amazon
付属品 | なし |
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おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする イヤホンケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのイヤホンケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
本記事では、イヤホンケースの種類や選び方、おすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたか?
イヤホンケースを選ぶ際は、サイズと、それに応じた使い方、ケースの素材、収納方法も確認しつつ、便利な機能を確認することで、ケース選びの大まかなポイントを押さえることができます。
イヤホンケースは、機能性とファッション性とふたつの視点で考えることが大切。日常、持ち歩くものなので、小物やアクセサリーの発想で探してみると、満足できるイヤホンケースが見つかるかもしれません。ぜひ本記事を参考に、満足のいくイヤホンケースを見つけてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/03/15 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
オーディオ&ビジュアル専門誌『AV REVIEW』『プレミアムヘッドホンガイドマガジン』や、モノ雑誌『家電批評』『MONOQLO』『GoodsPress』『MonoMax』『DIME』『日経トレンディ』等、Webでは『Phileweb』『日経トレンディネット』『価格.comマガジン』『@DIME』『&GP』等の媒体で、レビュー、解説で活躍する1979年生まれの若手評論家。 日々、新製品発表会や欧米のIT・家電関連イベントを取材しデジタル家電のトレンドにも精通。 高価なハイエンドの機器だけでなく、格安・コスパ志向、ライフスタイル志向の製品までもカバー。 AV家電製品の取材歴が長い事もあり、製品はスペックで判断するだけでなく、実機に触れてクオリティをチェックした上でのレコメンドを心がけている。2009年より音元出版主催のオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員。