「ペールエール」のおすすめ商品の比較一覧表
ペールエールとは? イギリスの伝統的なビール
イギリスのバートン・オン・トレントという町が発祥のビールです。ペール=淡いという意味があり、当時は濃いビールばかりだったため、ペール(淡い)ビールと名づけられました。
ホップやモルトの豊かな香りが特徴でイギリスの伝統的なビールとされています。香りが豊かなため、グラスは高さがあり、飲み口が膨らんでいる形状のもので飲むとよりおいしく感じることでしょう。
ペールエールとIPAの違いは? よりパンチが効いた味わい
ペールエールもIPAも発祥はイギリス。IPAはペールエールをもとに、香りと苦味をより引き立たせた味わいになっています。ペールエールがお姉ちゃんだとしたら、IPAは妹のような関係性です。
IPAのなかでも種類があり、グレープフルーツやトロピカルフルーツのアロマと苦味が強い「アメリカンIPA」や、それ以上にホップを使った「インペリアルIPA」、「ダブルIPA」などがあり、IPAのブームも起きているくらい人気です。よりパンチの強いペールエールが飲みたいときはIPAをおすすめします。
ペールエールの選び方 原産国、味、苦みの強さで比較
ビアジャーナリストである木暮 亮さんに、ペールエールを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記。
【1】イングリッシュ or アメリカン
【2】香り
【3】苦味の強さ
ビールを知り尽くしたプロの意見を参考に、ペールエールを選んでみてはいかがでしょうか。
【1】イングリッシュかアメリカンかを選ぶ

出典:マイナビおすすめナビ
ペールエールの発祥はイギリスで、今から約400年前に誕生したといわれています。それがアメリカに伝わり、新たに開発された様々なホップ(ビールに香りや苦味をつける植物)によって世界的に人気となったのが、アメリカン・ペールエールです。
▼イングリッシュ・ペールエール
麦芽(モルト)由来の甘味を感じられる
▼アメリカン・ペールエール
柑橘系やフルーツの香りが特徴
【2】香りで選ぶ
ビアジャーナリスト
香りや苦味の源となるホップ。今では世界中で毎年新品種が開発され、個性的なキャラクターを持つホップが登場しています。ペールエールはホップの個性を楽しめるビールのひとつといわれており、オレンジやグレープフルーツといった柑橘類のアロマを感じさせるところが特徴です。最近ではトロピカルフルーツやメロンといった、フルーツ類のアロマを特徴とした商品も人気を集めています。
【3】苦味の強さで選ぶ
ビアジャーナリスト
日本の大手のビールでも味わえるピルスナー(ビールスタイルの一種で、日本でよく見かける淡色のビール)の苦味は、IBU(国際苦味単位)20~23なのに対して、イングリッシュ・ペールエールはIBU20~40、アメリカン・ペールエールはIBU30~50と苦味の強さに幅があるのが特徴です。強い苦味を楽しみたい場合は、IBUの数値が高いビールを選ぶのがおすすめです。ただし、ビールがもつ甘味との関係性から、IBUが高くても飲んでみるとそれほど苦く感じないという場合もあります。
ペールエールおすすめ11選 人気の伊勢角屋やブリュードッグなど!
ビアジャーナリストの木暮 亮さんに選んでもらったおすすめのペールエールを紹介します。それぞれの特徴をしっかりつかんで、お気に入りの1杯をみつけてみましょう。

初めてのペールエールに選んでほしい一杯
長野県軽井沢町にあるヤッホーブルーイングのペールエールです。アメリカンホップの代表格であるカスケード(柑橘類のような個性的な香りのホップ)を使って、グレープフルーツやレモンのような華やかな香りを楽しめるアメリカン・ペールエールです。柑橘類のような苦みのなかにほのかな甘味を感じるので、苦々しい感じはありません。のどをとおした後に舌で感じる苦味の余韻が醍醐味です。
メーカーは液温13℃で飲むことを推奨します。この温度は、香りとコクを楽しむのにおすすめの液温です。リラックスしたいときにゆっくりと飲むのによく合います。初めてペールエールを飲む方に、まず飲んでほしいビールです。


強いお酒が苦手な方も楽しめる一杯
クラフトビールメーカーとして世界中で人気のスコットランドのBrewDog。アメリカン・セッション・ペールエールの「セッション」は、クラフトビール業界では低い・軽いという意味で使われます。通常アメリカン・ペールエールはアルコール度数が4.5~5.5%ですが、『デッド ボニー ペールエール』は3.8%と低く作られています。ペールエールに興味があるものの、アルコールに強くなくて敬遠しているという方におすすめです。
草のような植物を感じさせる香りが前面に強く出ていて、口に含むとお茶っぽいフレーバーが鼻に抜けていきます。苦味は弱く、スッキリとした後味です。芝生が広がる公園で寝転がりながら楽しんでほしいビールです。

福岡で生まれたオリジナルのブルーマスタークラフトビールは、非常に滑らかで飲みやすい口当たりが特徴的です。ホップの使い方が他のペールエールとは異なり、それが独自の味わいを生み出しています。また、香りも非常に豊かであり、のどごしも最高です。ワンランク上のペールエールをお探しの方に、自信を持っておすすめできる商品です。
しっかりとした苦味とシャープな口当たりがくせに
大阪府箕面市で製造されている箕面ビール。そのなかでも定番商品のペールエールです。華やかなホップの香りと苦味の利いた味わいが特徴。完成度の高さをぜひ味わってください。
ビターな味わいと鼻にダイレクトに伝わる香りが特徴
エクストラペールエールは、通常の倍以上のホップを使用しています。そのため、香りが非常に豊かであり、飲み心地も最高です。ペールエールに限らず、ビールは最初の1杯だけ飲んで後は別のお酒を飲むという方が多いのですが、エクストラペールエールは2杯目を一切邪魔しません。まさにペールエール好きにおすすめの商品となっています。
ビールらしい苦味の中にほのかな甘味があるビール
コナビールはハワイにおいて最も有名なビールメーカーです。その中でも非常に人気の高いペールエールが、このファイアーロックなのです。口に入れた瞬間は、いかにもビールらしい苦味を感じるのですが、飲みすすめて行くとほのかに甘さを感じられます。濃厚でコクがある味わいにもなっており、地ビールが好きな方におすすめの商品です。
通販サイトの人気ランキング ペールエールの売れ筋をチェック
楽天市場でのペールエールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ビアジャーナリストからのアドバイス シチュエーションに合わせて選んで飲んでみよう!
ビアジャーナリスト
ひと口にペールエールといっても、使うホップの種類や醸造方法でさまざまなキャラクターがあります。自分がどんな香りや味わいが好きなのかを知っておくと、好きなビールを選びやすくなります。
各ペールエールの商品ページにはその商品の特徴が書かれていることが多いので、購入時の参考にしてみましょう。ここで取り上げたペールエールは、多くの方に愛されているビールです。ぜひ一度飲んでもらえたらと思います。
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『日本にも美味しいビールがたくさんある!』をモットーに応援活動を行っている。 実際に現地へ足を運び、ビールの味だけではなく、ブルワーのビールへの想いを聴き、伝えている。 飲んだ日本のビールは4000種類以上。また、ビールイベントにてブルワリーのサポート活動にも積極的に参加し、ジャーナリストの立場以外からもビール業界を応援している。ここでは日本に限らず、美味しいビールを紹介していきます。