中級者向けテントの選び方 アウトドアライターに聞く
アウトドアライター夏野 栄さんに、中級者向けテントを選ぶときのポイントを教えてもらいました。今のテントからの買い替えを検討している方も、購入前に選び方を覚えておくと製品選びに役立ちます。
人数から選ぶ
テントを選ぶ際、最もオーソドックスかつマストな条件が利用人数。もちろんソロで大きなテントを使うことだってアリですが、設営を考えるとやはりある程度人数に比例したサイズのテントを選ぶ必要があります。また、最近はだいぶ状況も変わってきてはいますが、「実際に快適にテントを利用できる人数はメーカー指定人数マイナス2名」と言われていたりします。
メーカー指定人数は「最大で(限界値)」という視点で計算している場合が多いため、ゆったり過ごしたいならばソロからデュオならば2、3名以上のテントを探すという方法で選ぶとベターなサイズ感のテントに出会えます。
フィールドから選ぶ
キャンプをするフィールドは季節や地形、天候によって状況が大きく違います。どんなフィールドに、いつのシーズンに行くのか? あるいはあるシーズンには行かない、決まった場所に通うなど、自分がキャンプするフィールドをもとに使用するテントを選ぶと、より快適に過ごせます。
フィールドを特定せずキャンプをするという場合、本来テントひと張りで済ませるのは難しい部分もあります。オールラウンドというケースでは耐久性のあるテントを選びたいところですが、重量がかさむようなら、どこかを削りベストを模索します。
タイプ(スタイル)から選ぶ
キャンプが盛り上がるにつれて多くのテントが登場し、テントのタイプ(スタイル)にも注目が集まるようになりました。
オーソドックスなドーム型やロッジ型のほか、最近人気のトンネル型や2ルームテントなど、ねらったテントタイプから選ぶという方法もあります。テントのタイプごとに使い勝手が違うため、それぞれのタイプの特徴をつかみ、好みのタイプから選んでみる方法もおすすめです。
軽さで選ぶ
「U.L.」(ウルトラライト)という言葉が定着してひさしい現在、「軽いは正義」という方向に振られた軽量テントが多数ラインナップされています。軽さを追求するということは、そのぶん耐久性や居住性といったなんらかの要素を犠牲にしています。
どこまで軽さにこだわるか、その優先度から選ぶという方法も、理想のテントに出会える近道のひとつです。
中級者向けテントのおすすめ10選 収納サイズ・設営しず・耐水圧もチェック!
上で紹介した中級者向けテントの選び方のポイントをふまえて、アウトドアライターの夏野 栄さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。はじめて中級者向けテントを購入する人も、プロの視点から選んだおすすめ製品を参考に、納得の製品選びに役立ててください。

居住性が高いタープいらずのオールインワン
スノーピークの進化し続ける人気ファミリーテント「ランドロック」。サイズは625×405×205cmと家族でも広々使えます。インナーテントを寝室とした場合、居住性の高いリビングができるためタープは必要ありません。
さらに、ドアを跳ね上げてタープとして使うことで空間を拡張することもできます。防水性遮光性に優れた安心のフライに、サイドは大きくオープン可能でメッシュドアも完備。季節を問わず、長く快適に使える完成されたオールインワンテントです。

使い勝手抜群のトンネルテント
人気のトンネル型テントの筆頭ともいえるノルディスクの「レイサ」。広いリビングルームを境に両サイドに2つのインナーを装備しています。両端で別々の寝室として使う、あるいは片側は寝室、もう片側は荷室にするなど有効に空間を使える点が魅力です。
さらにドアをタープとして跳ね上げて使えたり、サイドを大きくオープンにしてメッシュ窓にできたりと、解放感抜群で快適に過ごせます。家族はもちろん、プライベート空間を分けることもできるため、グループ単位での活用にもぴったりです。

低コストでアレンジを楽しめる汎用シェルター
外と内をシームレスに活用できる人気のツーポールシェルター。カラバリも現代キャンパーに刺さるラインナップでサイトコーデしやすい幕です。ローカスギアのソリスシルと似ているためよく比較されますが、重さはあるものの「ソリスシル」よりもかなりお手ごろ価格です。
「ヘキサライト」は幕体自体にペグ穴があるため、フルクローズできる点も魅力です。お手ごろなツーポールシェルターを使ってみたいという方におすすめ。

冬季も安心のティピー型ドーム
ノルウェーのアウトドアブランド「ベルガンス」。ウィグロは冬季も安心して使える4シーズンテントです。4人対応の比較的大きな幕ですが、天井は低めで風にも強い高耐久を誇ります。周囲全体にスカートがついているため、冷気や風、雨をしっかりカット。
また、サイドウォールはオープンが可能で、夏場は快適なシェルターとしても使えます。真に4シーズン楽しめる高スペックテント。一年中キャンプを楽しむ方には重宝することでしょう。

焚き火にハマるお手軽快適パップテント
ユーザーの「欲しい」を実現するテンマクデザインが作ったパップテント。スタイルはオーソドックスなパップテントそのものです。火に強く風合いも魅力なコットン100%で、遮光性も高い幕です。ソロやカップルの焚き火メインのキャンプに最適と言えます。
DXは初期型の炎幕よりもさらに使い勝手が向上し、冷気や雨を遮るスカートやサイドパネルも標準装備しました。快適すぎるパップテントに仕上がっており、焚き火にかじりついて寝たいならば、この幕です。
耐久性と快適性を兼ね備えた4シーズン対応テント
2ルームで大人4人収容も可能なグランドシート付きの4シーズン対応ティピーテント。前後に大型のメッシュスクリーンとサークルベンチレーションを配備しています。スカート付きフライシートは冬でも暖かく、換気をよくするコットン混紡インナーも採用しているので、結露や湿気を防いでくれます。
耐水圧は、フライシート3000mm、フロアシート10000mmと抜群の耐久性。テーブルイスとイスを用意しても大人4人収容できるゆったりとしたスペースです。
軽量コンパクトな2人用テント
フライシートの前後には出入口兼用の荷物置き場もあるので、朝露を避けたい荷物も置き場所に困らないのが嬉しいポイント。インナーテントの出入口も大きな逆U字型に開くので、サイズに対して出入りがしやすい仕様です。付属のキャリーバッグへコンパクトに収納できて持ち運びも簡単。ソロキャンプやバイクツーリングにも活躍するテントです。
ソロキャンパー御用達のモデル
ソロキャンパーの間で長く愛用され続けているモデル。その理由は設営の簡単さ。ペグを打つ前から自立するので、一人でも扱いやすい設計です。前室も広く、チェアや荷物を置いても十分な広さがあるので、ソロキャンプであればタープの必要もありません。耐久性、防水性にも優れているので長く使い続けられるでしょう。
シンプルさと安定感が魅力
基本的な機能が充実した定番タイプのドームテントです。3本のポールだけで組み立て可能な構造は、シンプルさと空間の広さを両立。大人でも立てる室内高さを確保しています。グランドシートには耐久性に優れ、完全防水にも対応したPVC(ポリ塩化ビニル)製なので、雨天でも安心して使えます。堅実な設計で活躍の場面を選ばないテントです。
シンプルさと安定感が魅力
基本的な機能が充実した定番タイプのドームテントです。3本のポールだけで組み立て可能な構造は、シンプルさと空間の広さを両立。大人でも立てる室内高さを確保しています。グランドシートには耐久性に優れ、完全防水にも対応したPVC(ポリ塩化ビニル)製なので、雨天でも安心して使えます。堅実な設計で活躍の場面を選ばないテントです。
「中級者向けテント」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 中級者向けテントの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での中級者向けテントの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
上級者向けテントに関するQ&A よくある質問
テントを安く買う方法は?

Amazonや楽天といったネット通販サイトでは、毎月のようにセールを開催されています。30%オフ以上の値引き率を目安に選んでみてください。また、スポーツ用品店「ヒマラヤ」で購入するのもおすすめです。ヒマラヤは、有名ブランドが20%オフなどの価格で販売されることで知られています。
テントの寿命はどれくらい?

一般的に塩ビ製で約5年、非塩ビ製(キャンバス生地)で約3年以上といわれています。
テントのメンテナンス方法は?

テントの汚れは、中性洗剤で水洗いしましょう。洗う際、強く擦りすぎないのがポイントです。
テントとあわせて使いたいアイテム
状況にマッチしたテントを選んでより快適に アウトドアライターからのアドバイス
ベーシックなことを学び、キャンプ&アウトドアの経験値が深まっている中級者の方。これまでのスタイルからさらに一歩踏み出し、状況によりマッチさせたテントをセレクトして、快適なサイト作りを追求してみてはいかがでしょう。
効率を追求することで、またさらにスキルもアップしていきます。その先の上級者へとつながる過程を存分にお楽しみください。
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