メンズサンダルの種類
サンダルはリゾートからレジャーまで、幅広いシーンで活躍します。しかし、服装とあっているのか、長時間履いていても壊れてしまわないのかなど、気になる方もいるでしょう。
そこでまずは、ファッションやシーンなどに適しているサンダルを選べるように、メンズサンダルの種類を簡単にご紹介します。
スポーツサンダル|アウトドアシーンに
スポーツサンダルは、ホールド力やクッション性、耐水性に優れたサンダルのこと。屋外レジャー用として作られているので水辺でのレジャーやアウトドアシーンに最適。厚めのソールにより、山や岩場など歩きにくいところでも快適に履けるのがポイント。
また、アッパー部分のデザインはストラップタイプが主流で足にぴったりとフィットします。軽くて長時間履いていても疲れにくいため、旅行やタウンユースに活躍するでしょう。
フラップサンダル|きれいめファッションにも
フラップサンダルはトングサンダルともいって、草履のような形状のサンダルです。同じ形状のサンダルでなじみがあるのは、ビーチサンダルでしょう。軽量で履きやすいビーチサンダルは、プールや海水浴などのリゾートシーンで活躍します。
フラップサンダルは同じようにリゾートシーンでも活躍しますが、使われている素材によってはキレイめファッションともあわせやすいため、おしゃれを重視して選びたい方にぴったりです。
コンフォートサンダル|タウンユースにぴったり
コンフォートとは「快適さ」という意味があります。インソールは足裏のアーチをサポートする形状のため、長時間履いていても疲れにくい快適なサンダルです。
アッパー部分のデザインも豊富に展開しており、ベルトつきで足幅にあわせて調整できるものから、足首まわりまでしっかりホールドするストラップタイプもあります。
シャワーサンダル|プールやタウンユースにも
シャワーサンダルはもともとスポーツの前後に履くサンダルとして、スポーツシーンで使われていたサンダルです。耐水性にすぐれた合成樹脂製が主流で、最近では普段のファッションとして履けるおしゃれなデザインも多く展開されています。
大手スポーツメーカーだけではなく、有名ブランドからも多数展開しており、幅広いコーディネートを楽しめるでしょう。
メンズサンダルのおすすめ13選 定番のビルケンシュトックからグッチ、ボッテガ ヴェネタなどのハイブランドまで
それでは、ファッションスタイリストの宮 万紀子さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。自分にぴったりの1足を見つけて、足元のおしゃれを存分に楽しんでください!
秋冬におすすめのあったかサンダル
「サンダルは夏に履くもの」というイメージを払拭するようなおしゃれな冬用のサンダルです。サンダルの内側は、柔らかく触り心地の良い起毛加工されたボア生地になっているので、履き心地の良さが魅力。また、専用の袋が付属されているので、持ち運びにも便利です。

シンプルなはき心地の定番サンダル
サンダルの定番中の定番「BIRKENSTOCK」のコンフォートサンダルです。
1774年にドイツで誕生したフットウェアブランドの老舗「BIRKENSTOCK」のサンダルは、快適なはき心地が特徴。矯正靴がルーツなだけあって、足のことをよく考えて作られているサンダルです。
メンズサンダルでどのブランドを買っていいのか分からないという方には、定番のこちらのサンダルをおすすめします。普段のファッションとなじみやすい落ち着いたカラー展開なので、タウンユースではくのに重宝します。
KUUUPY『シンセティックレザースニーカーサンダル』

近未来的なスポーツサンダル
アウトドアユースのサンダルをルーツとしながら、ファッションに興味のある男性たちからも人気を博しているブランド「KEEN」のメンズサンダルです。
2本のコードで形成した近未来的なデザインに心ひかれる人も多く、ファッショナブルながらスポーティーな雰囲気を兼ねそなえます。デザインだけでなく、そのはき心地のよさも抜群です。

潔さを感じるミニマルデザイン
2001年にイタリアで誕生したサンダルブランド「HENRY & HENRY」のシャワーサンダルです。
潔さを感じさせるモノトーンベースのたたずまいで、無駄をそぎ落としたミニマルなデザインが特徴。
モード系のファッションが好きで、モノトーンルックをよくする方におすすめのサンダルです。タウンユースはもちろん、水辺の行楽などにもはいていけます。
オールブラックのスタイルに合わせて、シックにコーディネートするのもシャレていますね。

レザー製のカジュアルビーチサンダル
1946年にハワイで誕生したブランド「ISLAND SLIPPER」のメンズサンダルです。
ビーチサンダルのような形状をしていますが、ソールやストラップなどがレザー製で落ち着いた大人のサンダルといった印象。
国内の人気セレクトショップなどでも取り扱いがあり、ラグジュアリー感をそなえたおしゃれ度の高い1足です。大人な雰囲気とカジュアル感のバランスが絶妙で、さまざまなコーディネートに合わせやすいアイテムとしておすすめ。

気軽にはけるラフなサンダル
タウンユースやシーサイドに大活躍してくれそうな「SUICOKE」のメンズサンダル。カジュアルな印象が強く、ゆるめのファッションなどに合うラフなデザインです。
ベーシックカラーとビビッドカラーを展開していて、ブラックモデルなどは無駄をそぎ落としたミニマルな表情に仕上がっています。
普段カジュアルな服装が多いという方で、気軽にはけるサンダルをお探しの方におすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキングを見る メンズサンダルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのメンズサンダルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
メンズサンダルの選び方 ちょっとした外出など手軽に履ける
ファッションスタイリストの宮 万紀子さんに、メンズサンダルを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
【1】ライフスタイルに合った素材を選ぶ
【2】自分の足と相性のいいブランド(木型)かチェック
【3】デザインに注目して選ぶ
それぞれ解説しているので、プロの意見を参考に、はきやすさとおしゃれさを兼ねそなえた1足を見つけてみてください!
【1】ライフスタイルに合った素材を選ぶ
サンダルにはレザーや合成樹脂などさまざまな素材が使われており、素材によって履き心地はもちろん、ふだんのメンテナンス方法も変わってきます。ライフスタイルに合った素材を選べるように、素材ごとの特徴を解説します。
ファッション性を重視するならリアルレザー
牛や馬、豚などの動物の皮が原料のリアルレザーには表面がなめらかなスムースレザーとマットな質感のヌバックレザー、起毛した質感が特徴のスエードなどがあります。それぞれお手入れ方法は異なり、水濡れなどにも気を使いますが、手間がかかるぶん愛着が増すでしょう。使い続けることで経年変化を楽しめるのも魅力。ファッション性も高いため、大人の男性としての魅力を演出したい方にぴったりです。
購入後、本革専用の防水スプレーをかけておくと、すべてではありませんが、ある程度の水濡れや汚れなどから守れます。覚えておきましょう。
バリエーションを求めるならフェイクレザー
フェイクレザーは布地に合成樹脂加工を施した素材です。織布にポリウレタン樹脂加工を施した合成皮革と不織布にポリ塩化ビニル加工が施された人工皮革の2種類があり、求めやすい価格帯で展開しています。
バリエーションが豊富なのは合成皮革です。人工皮革は合成皮革よりもリアル感を求めて作られているため、価格は高めですが、どちらもシーンや天候を気にせず履けます。お手入れも汚れた部分を拭くだけとかんたんですが、樹脂の特性から直射日光があたる場所に放置しないようにしましょう。
軽さと履きやすさを求めるなら合成樹脂
サンダルの素材に使われている合成樹脂は、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)が主流です。軽量で柔軟性や弾力性があり、耐候性にすぐれているため、長時間の屋外活動にも向いています。ふだん履きしやすいスポーツサンダルやシャワーサンダルなどに使われています。
使用後は皮脂汚れを落とすために、靴専用のウェットシートで拭いてください。スポーツサンダルの場合、マジックテープやベルト部分もはずして拭くことが大切です。多少こすっても大丈夫な素材なので、しつこい汚れはこすって落としましょう。
履き心地を重視するならラバー
ラバーには、ゴムの木から採れる高い弾力性をもつ天然ゴム(NR)と人工的に作られた合成ゴムがあり、おもにソール部分に使われる素材です。長時間の歩行に不向きな薄いソールのビーチサンダルも、天然ゴムのソールなら弾力性により衝撃から足裏を守ってくれます。天然素材のため価格は高めですが、合成ゴムは求めやすい価格帯でバリエーションも豊富です。
それぞれ水濡れにも強く、まる洗いできます。ただし、部分的にリアルレザーやコルクなど水に弱い素材が使われているサンダルは、中性洗剤をつけたタオルで拭きましょう。
【2】自分の足と相性のいいブランド(木型)かチェック
試着や購入をしてみて自分の足にピッタリだったり履き心地がとてもよかったら、それはそのブランドの木型や設計が合っているということ。足の形や甲の高さ、ワイズ(横幅)などは人によって千差万別です。
自分の足に相性ピッタリのブランドを探せたなら、同じサンダルの色違いや、同じ木型を採用したサンダルを購入するのもおすすめです。
【3】デザインに注目して選ぶ
シンプルデザインのサンダルは1足あると便利ですが、いつものファッションがカジュアル寄りで気負わない服装が好きならば、遊び心のあるカラフルなカラーのものや、ユニークなプリントがほどこされたものなどがおすすめ。
また、メンズサンダルには、革靴の足ムレの解消にぴったりのオフィスでも履けるビジネスサンダルもあります。見た目はビジネスシューズを履いているように見えるレザー調のものから、より快適に履けるメッシュスリッパタイプまで幅広く展開しているため好みの形状を選びやすいでしょう。
また、ほかにも古代ローマの戦士が履いていた靴のようなデザインのグラディエーターサンダルなど個性的なデザインもあります。シーンに合わせて自分らしく快適に履けるデザインを選んでみてください。
コーディネートのバランスを考えるのがポイント ファッションスタイリストからのアドバイス
メンズサンダルを選ぶ際には、普段のファッションや全身のコーディネートをイメージしてセレクトしましょう。
落ち着いた大人の印象にしたければ、レザー製やエスパドリーユ系のサンダルを。カジュアルな服装が多くラフな雰囲気がお好きならば、遊び心のあるカラフルなアイテムを選ぶと違和感なく取り入れられます。
足にピッタリと合うブランドがあれば、2足目も同じブランドのサンダルを検討するのもおすすめです。
履き心地のよいサンダルとは? パーツと役割を解説!
履き心地のよいサンダルは足へのフィット感が大切です。素足で履くものなので形状や素材によっては、履き心地がダイレクトに伝わります。自分の足に合ったサンダルを選ぶために、まずはサンダルを選ぶ際にチェックしてほしいパーツについて解説します。
足の甲を覆うアッパー
サンダルで足の甲を覆う上部のパーツを「アッパー」といいます。購入の際にアッパー部分のデザインで選ぶ方もいるでしょう。アッパーはデザイン性だけではなく、歩行の際に足をソールと密着させるための役割があります。
足の甲をしっかり覆うシャワーサンダルのようなデザインなら、外気温の変化から足を守れますし、靴下と合わせることも可能です。ストラップサンダルのようにベルトつきなら、足の幅に合わせてフィット感を調整できます。アクティブに動くアウトドアシーンに便利です。
足裏をサポートするソール
サンダルの底面部分をソールといいます。足裏に接するインソールは歩行時の衝撃をやわらげる役割があり、コルクや合成樹脂などクッション性の高い素材が使われています。フラットな形状よりも足裏のアーチ部分をサポートする形状だと疲れにくく快適です。
アウトソールは天然ゴムが使われているものだと、すべりにくく雨天時やレジャーシーンなどでも活躍します。
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素材やデザイン次第で印象は大きく変わる! メンズサンダルについて4つのポイントをおさらい
メンズサンダルを選ぶ際は下記4つがポイント。
1)レザー製のサンダルなら大人っぽい印象に
2)カラフルなサンダルはきれいめコーデのハズしとして使える
3)自分の足に合うブランドを知っておくと2足目以降も探しやすい
4)全身のコーディネートをイメージして選ぶ
素材やデザインによって印象は大きく変わるもの。サンダル単体のデザインだけでなく、全身での見え方も意識してお似合いの一足を見つけてください。
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20代前半より古着ショップを経てファッション業界に入る。 数社の国内アパレル企業で勤務した後、ファッションスタイリストに転身。 タレントのテレビ出演時のスタイリングや広告、CMのスタイリングを数多く手掛ける。 現在は商業ファッションスタイリストと一般の方のコーディネートをするパーソナルスタイリストとを兼務している。