インパクトシールドのチャイルドシートとは?
子どもが車に乗る際の安全を守る、チャイルドシート。チャイルドシートの種類のひとつとして、インパクトシールド式のものがあります。
一般的なチャイルドシートは、子どもの両肩にベルト(ハーネス)をとおし、下腹部あたりにあるバックルに差し込んで身体を固定させます。しかし、インパクトシールド式には肩ベルトがありません。肩ベルトの代わりに、子どもの胸下から太ももまでをカバーする「インパクトシールド」でホールドします。
インパクトシールドは、車のシートベルトで固定。シートベルトを伸ばしてインパクトシールドにとおし、バックルに差し込めば装着OKです。まるでジェットコースターの座席に座っているかのような安心感があります。
インパクトシールドのメリットは?
インパクトシールドには、メリットがたくさん! 通常のチャイルドシートでネックとなる部分をまるっとカバーしてくれます。
【インパクトシールドのメリット】
◆子どもが肩ベルトから抜け出すのを防げる
◆ハーネス式に比べてカンタンに着脱できる
◆ヘッドレストの調整機能が充実している
◆ロングユースタイプが多い など
肩ベルトがないため、運転中に肩ベルトから抜け出した!」ということがありません。「子どもが身体を動かすからなかなかバックルに差し込めない」といった苦労も回避できるので、ハーネス式に比べて装着がラクです!
頭のまわりを囲むヘッドレストをベストポジションに合わせやすいのも、インパクトシールド式ならでは。何段階も高さを調整できたり、リクライニング機能で角度を変えられたりと、子どもの体格や姿勢に合わせて柔軟に対応できます。
さらに、インパクトシールドを外せばジュニアシートとして使用可能! そのため、インパクトシールドのチャイルドシートは、1歳から10歳ごろまでロングユースできるものが多くなっています。
インパクトシールドのデメリットは?
インパクトシールドのチャイルドシートにはメリットがある半面、知っておきたいデメリットもあります。
【インパクトシールドのデメリット】
◆種類が少ない
◆新生児期から使える商品がない
◆チャイルドシートアセスメント(安全性能評価)の評価対象外 など
インパクトシールドのチャイルドシートは、種類が多くありません。さらに、新生児期は対象外です。ほとんどの製品で、対象年齢は1歳からに設定されています。
また、通常チャイルドシートは前面衝突試験および使用性評価試験をおこない、安全性を確かめています。しかし、インパクトシールド式は評価方法が確立していないことから、チャイルドシートアセスメントの評価対象外となっています。もちろん安全基準は満たしていますが、安全性能評価がされていないことを承知しておきましょう。
使ってよかった点・イマイチな点 【先輩ママ口コミ】
では、実際にインパクトシールドのチャイルドシートを使っている先輩ママに、よかった点やイマイチな点を聞いてみましょう。
ネビオの『シールドピット』を使っています!
ひとりめの子がふつうのチャイルドシートを使用中なのですが……ハーネスで肩が固定されているので、寝たときに首だけガクンと前に傾いてしまい、負担が気になっていました。そのため、ふたりめの子には「できるだけ負担の少ないものを」と思い、インパクトシールドのチャイルドシートを購入!
インパクトシールドなら、肩が固定されない&シールド部分に腕をついて眠れるため、快適そう。走行中に泣いて大暴れしてもシートから抜け出せないところも、買ってよかったポイントです!
難点は、夏に暑くなりやすいところ。また、使いはじめるときにシールドを装着するのを怖がってしまい、慣れるまで3日くらいかかりました。(Oさん/4歳男の子、2歳女の子)
インパクトシールドのチャイルドシートおすすめ4選 商品特徴を比較!
インパクトシールドのチャイルドシートは、次の3つのメーカーから販売されています。
◆サイベックス
◆カーメイト(エールベベ)
◆ネビオ
それぞれの特徴を比較してみましょう。
安全性重視派に! 『パラスG i-Size』
今回ご紹介している商品のなかで、唯一、最新安全基準R129( i-Size)で、安全性が高いのが特徴のチャイルド&ジュニアシートです。ISOFIXとトップテザーで車のシートとチャイルドシート本体をカンタンに固定でき、安全・安心に使用できます。
サイベックスの安全技術が集結! R129をクリア
◆安全性にお墨つき! 最新の安全規格である「UN R129」の基準をクリア
◆ヘッドプロテクター&ショルダープロテクターが側面衝突の衝撃を軽減
◆ヘッドレストがリクライニングするので、寝ている子どもの首がガクンとなりにくい
◆ISOFIX+トップテザーでしっかりと車の座席にシートを固定できる
軽くて取り付けやすい『サラット3ステップクワトロ』シリーズ
本体重量が5kg台で軽いのが特徴のエールベベ サラット3ステップクワトロシリーズ。この記事で紹介している商品のなかで、一番軽いシリーズです。複数の車でつけ替えたりする方にとくにおすすめ。汗っかきの子どものために、通気性にもこだわっている商品です。
シートの重量がなんと5.2kg! 通気性のよさも
◆軽量シート&3ステップで設置できる! もう1台や祖父母の車へのつけ替えがラク
◆ヘッドレスト・背中・座面のカバーがカンタンに取り外せる&洗濯機OK
◆シートに開いた合計22個のホール+メッシュカバーでムレにくい
◆ヘッドレストに頭が届かない子でも使えるサポートクッションつき
『サラット3ステップ クワトロ プレミアムW』にはついている機能、サポートクッション(ヘッドレストに頭が届かない子どもの頭を支えるクッション)がない分、値段が安いです。お手入れに洗濯機は使えず手洗いのみですが、それ以外の通気性などの機能は「プレミアムW」と同じ。価格を抑えて購入したい方にぴったりです。
ばつぐんのクッション性と通気性を兼ね備えたシート
◆肉厚なヘッドレストクッションで子どもの頭部をガード
◆インパクトシールドが丸みを帯びた形状なので、腕を自然なポジションにキープしやすい
◆メッシュカバーだから汗をかいてもベタつかない
◆クッションが取り外せるのでお手入れラクラク
価格と機能のバランスがいい『シールドピット』
チャイルドシート本体はISOFIX固定、ヘッドレストの高さ調節可能、カップホルダーつきなどの安全機能や便利機能を備えつつ、2万円以下で購入できる商品。価格を抑えつつ使い勝手も外せない方におすすめです。
子どもにもママ・パパにもうれしい機能が多数!
◆ISOFIX対応で安全かつカンタンに取りつけできる
◆ヘッドレストの高さやリクライニングだけでなく、シールドの前後も調整可能
◆カップホルダーや日よけカバーがついてくる
◆360度どこからの衝撃にも強い
おすすめ商品の比較一覧表 インパクトシールドのチャイルドシート
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする インパクトシールドのチャイルドシートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのインパクトシールドのチャイルドシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
インパクトシールドのチャイルドシートのQ&A
インパクトシールドのチャイルドシートの気になる疑問を解決しましょう! ここでも、先輩ママの話を聞きました。
インパクトシールドを使う期間はどれくらい?
1歳から使用しはじめ、2歳4カ月の現在も愛用中。今のところ、4歳まで使う予定です! 4歳以降ジュニアシートとして使用するかは、そのときの様子で決めようと思っています。(Oさん/4歳男の子、2歳女の子)
インパクトシールドのお手入れ、洗濯方法は?
ヘッドレストやお腹まわりのカバーが外せるので、汚れたり汗をかいたりしたら水洗いしています。ただ、洗濯機に対応していないタイプなので、手洗いのみ。まる洗いできるので満足していますが、洗濯機が使えたらもっと手軽だなと思うことも。(Oさん/4歳男の子、2歳女の子)
【関連記事】チャイルドシートの比較検討しよう
インパクトシールドも検討の価値あり!
インパクトシールドのチャイルドシートには、魅力的なメリットがたくさん! ありがちな悩みである、肩ベルトから抜け出す問題も解消してくれます。チャイルドシートの買い替えや2台めの購入を考えているなら、インパクト式のチャイルドシートも候補のひとつとして、検討してみてください。
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「ベビー・キッズ」カテゴリー担当。ベビーカー、チャイルドシート、おもちゃ・知育玩具、出産準備グッズ、保育園グッズがメイン。育児と日々の生活に忙しいママ目線での神グッズ選びに自信あり。鋭い目線で商品を見極め、少しでも日々の生活が豊かになるものを紹介すると誓う1児のママ編集者。