マウス汚れの原因は?
マウスは基本的に手で直接操作するため、非常に汚れが付きやすい機器です。汚れる原因は下記が主になっています。
・手垢
・皮脂
・ホコリ、チリ
・汗
・食べカスなど
これら汚れの原因となる物質が付着した手で操作することによって、マウスが汚れてしまいます。また、マウスパッドの汚れや、デスクなど周辺環境が汚れている場合も、影響を受けることがあります。
▼掃除しないと反応が悪くなり、故障の原因にも
汚れが蓄積していったり、汚れたまま使っていたりすることによって、マウスの動きが悪くなったり、クリックがうまくできなくなったりします。そのためには定期的なマウスの掃除が大切になります。
利用頻度にもよりますが、頻度が多い人では週に一度、少なくとも1カ月に一度はしっかりとした清掃が必要です。
マウス掃除に必要なもの
マウスの清掃には下記のアイテムが必要です。
・消毒用アルコール(無水エタノール)、もしくはクリーニング材
・エアダスター
・綿棒
・爪楊枝
・ウェットティッシュ(またはマイクロファイバークロスなど)
これらの道具を用いて、マウスのボタンやホイール、センサーなどの汚れをしっかりと除去していきます。
【光学式・レーザー式】の掃除方法
それではマウスのタイプ別の清掃方法をご紹介していきます。まずは、光学式・レーザー式マウスの掃除方法です。光学式とは、マウスの裏からLEDライトなどを放射して、マウスの動きを検知する仕組みのマウス。仕事やプライベートでネットサーフィンなどをする際に、用いられている一般的なマウスです。
レーザー式とは、Razer(レイザー)やLogicool(ロジクール)などのゲーミング用マウスに用いられるタイプで、読み取り精度が非常に高い方式になります。
1.マウスの電源を切る
はじめに、コンピュータの電源を切り、マウスを外し、マウス本体の電源も切った状態にします。
2.エアダスターや爪楊枝でボタン部分周辺をきれいに
次に、手垢や汚れが溜まりやすいマウスのボタンやホイール部分を、エアダスターを使ってホコリを吹き飛ばします。残った細かいホコリやゴミを、爪楊枝を使って丁寧に掻き出していきます。
3.綿棒でセンサー部分を掃除
動きが悪くなっている場合、センサー部分の汚れが原因となっています。センサー部分の汚れを綿棒で優しく掃除しましょう。センサー部分は非常に繊細な作りになっているため、力を入れずに軽くこする程度に!
なお、センサー部分を指で触れると皮脂が付着してセンサーの反応が悪くなってしまうので、細かい汚れはエアダスターを使ってホコリを吹き飛ばすようにしましょう。
4.ウェットシートで全体を磨く
最後に、アルコールを含んだウェットシートでマウス全体をさっと磨けば完了です。ベタつきが気になる人は、しっかり磨いていきましょう。汚れが取れない場合は、中性洗剤を使ってみるのも手。ポテトチップスなどのお菓子を食べながらマウスを利用するとどうしても油が付いて、落としにくいものです。
有線タイプのマウスの場合、ケーブルもきれいにします。引っ張るように掃除すると断線する恐れがあるので、丁寧に擦るようにして汚れを拭きとりましょう。
所用時間はざっと10~15分程度。精密機器のため、力加減に気を付けながら、しっかりと汚れをクリーニングしていきましょう。
【ボール式・トラックボール式】の掃除方法
次に、ボール式とトラックボール式マウスの掃除方法についてご紹介していきます。最近ではあまり見ないボール式ですが、底面にボールを備えておりマウスの動きを検知するタイプ。何年もマウスを買い替えていない人はこちらを利用しているかもしれません。
トラックボール式とは、マウスの上部にボールを備えており、親不備や人差し指、手のひらなどで、マウスを操作するタイプ。ボールをコロコロ動かすことで汚れが溜まりやすいので、しっかり掃除していきましょう。
1.マウスの電源を切り、ボールを取り外す
ボール式・トラックボール式マウスの場合も、まずはコンピュータの電源を切り、マウスの電源をオフにした状態で、中のボールを取り外していきます。
マウス裏面からボールを押し出すことで外せるタイプや、ネジを緩めて外すタイプなど、マウスによってボウルの取り出し方が異なるため、必ず取扱説明書を確認してから作業を行いましょう。
ネジを外してボールを取り出す場合、ネジがないなんてことにならないように要注意!
2.エアダスターや爪楊枝でボタン部分周辺をきれいに
ボールが外せたら、まずはエアダスターを使ってマウスに付着した微細なホコリやチリを吹き飛ばし、爪楊枝や綿棒などを使ってボタンやホイールの手垢や汚れを掻き出していきます。
3.綿棒でローラー部分を掃除
次に、綿棒を使い、ボールが触れるローラー部分の汚れを優しく取り払います。ボール式・トラックボール式マウスの場合、知らず知らずのうちに、このローラー部分にゴミが入り、汚れが溜まってしまい、マウスの動きが鈍くなっていることが多くあります。余計なゴミが付着していないか、しっかりと掃除を行いましょう。
4.ウェットシートで全体を磨き、元に戻す
最後に、ウェットシートで本体と、ボールを磨き、しっかり乾いたらパーツを元に戻して完了です。ボール式・トラックボール式の場合、光学式・レーザー式と比べると、ゴミが内部に入りやすいため、2週間に1度程度の定期的な清掃が必要です。
マウスを汚さないための工夫とは?
毎日使うマウスだからこそ、使い方ひとつで汚れを最小限に抑えることができます。マウスを汚さないためには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか。
▼パソコンまわりで食事しない
最もNGな行為がパソコン・マウス周辺で飲食をしてしまうこと。食べ物を触った手でマウスに触ったり、食べカスがマウスに付着したりすることこそが、マウス汚れの原因となります。
コーヒーを飲みながら作業していたら、うっかりこぼしてしまって故障してしまったなんていうことも。マウスは精密機器のため、マウスを使用する際には、飲食は避けるようにしましょう。
▼汚れた手で触らない
外出先でつり革や手すり、ドアノブ、エレベーターのボタンなどに触った手でマウスを操作するのも、汚れてしまう原因となります。
人の手には、目に見えない皮脂や汚れ、菌などが付着していることが多いのです。マウス操作前には手を洗ったり、ウェットティッシュで除菌したりして、清潔な状態で操作を行いましょう。
▼周辺環境もきれいにする
マウスパッドにホコリや汚れが付着している場合にも、マウスにその汚れがついてしまうことがあります。特にボール式・トラックボール式マウスの場合、マウスパッドの汚れが操作によって無意識のうちに内部に取り込んでしまうことがあります。
マウスはきれいなのに、動きが悪くなってきたなら、汚れたマウスパッドを利用していないか、デスクの上はホコリが溜まっていないかを確認しましょう。
▼本体を定期的に掃除する
最後に、マウスに汚れを溜めないためには、こまめな清掃が欠かせません。仕事やプライベートなどで頻繁に使う人は、週に一度はマウスに付着した汚れを取り除き、清潔な状態をキープできるようにしましょう。
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【まとめ】きれいなマウスで快適に作業しよう
作業をスムーズに進めるため、マウスの汚れを落とし、いつでも快適に使いたいものです。操作性の悪いマウスは、パソコン操作の効率を著しく低下させてしまいます。しっかり清掃を行い、サクサク動く、ストレスフリーなマウスを使いましょう。
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