カメラ用ネックストラップの選び方 一眼レフカメラ用首掛けアクセサリー
それでは、カメラ用ネックストラップの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】種類|「ネックストラップ」か「ショルダーストラップ」で選ぶ
【2】サイズ|ストラップの長さ・幅・太さを選ぶ
【3】機能|ベルト伸縮・ワンタッチ機構などを選ぶ
【4】デザイン|自分らしいデザインやカラーで選ぶ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】種類|「ネックストラップ」か「ショルダーストラップ」で選ぶ コンデジならネックストラップ、一眼カメラならショルダータイプ
カメラ用ネックストラップには、首掛けタイプと肩掛けタイプの2種類があります。コンパクトデジタルカメラのような軽めのカメラなら、首掛けの「ネックストラップ」。また、一眼レフやミラーレス一眼カメラのような重さのあるカメラなら「ショルダーストラップ」。それぞれ重量に合わせて種類を選びましょう。
▼コンパクトデジタルカメラ向き「ネックストラップ」
コンパクトデジタルカメラなど小型のカメラ用ならネックストラップがおすすめです。首からぶらさげておけば、とっさのシャッターチャンスに対しても素早く対応できます。また、重量も軽いコンパクトデジタルカメラなら、首からぶらさげてもほとんど負担はありません。
▼一眼カメラ向き「ショルダーストラップ」
ミラーレス一眼やデジタル一眼レフカメラなど重量のあるカメラには、ショルダーストラップがおすすめです。肩から斜めにかけることでストラップが体に密着。負担を軽減し、安定感も高まります。長時間でも疲れにくいのが特徴です。
【2】サイズ|ストラップの長さ・幅・太さを選ぶ 首が痛くならないものを!
ネックストラップは、肩や首に当たる部分の幅が広いほど、カメラの重みが分散して負担を減らすことができます。フルサイズ一眼レフなどの大きなカメラを使う人には、なるべく幅が広いものがおすすめです。
一方、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)など小さなカメラを使う人は、ストラップの太さに注目してみましょう。太すぎると、撮影するときには問題がなくても、バッグに入れて片付ける際にかさばってしまいます。カメラやバッグとのバランスも考慮して選ぶことが大切です。
【3】機能|ベルト伸縮・ワンタッチ機構などを選ぶ 長さ調整がしやすい「速写ストラップ」が便利!
最近のネックストラップには、撮影しながらでも簡単にベルトを伸縮させられるものや、カメラからワンタッチで取り外しが可能なものもあります。今まで純正のストラップしか使ったことのない人なら、ストラップを変えるだけで撮影スタイルまで改善されるかもしれません。
購入の際は、それぞれのネックストラップの特徴を確認して自分に合うものを選びましょう。
【4】デザイン|自分らしいデザインやカラーで選ぶ カメラ女子向けの可愛いデザインも!
純正のネックストラップは、黒を基調としたものが数多く見られます。最近では、高性能なカメラにさえデザインの違いやカラー展開のあるものが登場しているので、ストラップこそ定番から離れてアクセサリー感覚で楽しんでみるといいでしょう。
思わずカメラを持ってお出かけしたくなるような自分らしいストラップなら、モチベーションも上がってよい写真がたくさん撮れるはずです。
カメラ用ネックストラップおすすめ9選 ミラーレス一眼・一眼レフカメラ用に! レザー(革)、速写ストラップなど
前述したカメラのネックストラップの選び方のポイントをふまえて、フォトグラファーの高月 優さんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
細身のシンプルなデザインのストラップ
継ぎ目のない一枚の細身の素材で編まれたストラップ。「ニコン」のロゴも極小サイズで印字されているためとてもシンプルなデザインです。そのため、ファッションの邪魔をせず、どんな着こなしにも合うでしょう。
首にぶらさげるもよし、手首に巻き付けて固定するもよし。小型カメラを身軽に使いたいという人におすすめのストラップです。
ニコンのロゴもなく他社製ボディとの相性もよい
使い始めはやや硬く感じる素材ですが、使っていくうちに徐々に馴染んでほどよい硬さになります。重量のあるカメラをぶらさげても食い込むこともなく、安定感のある定番のニコン製ストラップです。
ニコンのロゴもないため、他社製ボディに取り付けても違和感なく使うことができます。

適度な細さで使いやすいピークデザインのストラップ
もはや定番ともいえるほど人気になった、ピークデザインのやや細身のネックストラップです。ピークデザインは、カメラ本体にアンカーという部品を取り付けてストラップの取り外しを手軽にしているので、バッグへの収納や三脚に据えるときに便利。
太すぎないのでミラーレスカメラやコンデジにも違和感なくつけられ、簡単に長さが変えられるので撮影や持ち運びの利便性は抜群です。日によってカメラを使い分ける人には、アンカーさえつけておけばワンタッチでネックストラップがつけ替えられるのもうれしいポイントです。

幅広タイプはフルサイズ一眼レフに
クラウドファンディングから生まれたブランド・ピークデザインの幅広タイプのネックストラップです。しなやかなで幅のあるやや厚めのベルトと、負荷がかかっても外れにくい仕組みになっているアンカーのおかげで、重いフルサイズ一眼レフにも安心して使えます。
ベルト幅が広く、収納時などにかさばってしまう分、幅広ストラップが好きな人には同社製品の『リーシュ』以上に簡単に取り外しできる点がありがたいですね。
アンカーのおかげで、ネックストラップから斜め掛けにすぐに切り替えができ、アルカスイス互換の雲台ならそのままつけられるのも高ポイントです。

伸縮自在のストラップ
『ニンジャストラップ』と呼ばれるこのネックストラップは、速写ストラップともいわれ、簡単に伸縮できるのが特徴です。撮影時にはサッと伸ばして、撮らないときには短く身体にフィットさせれば邪魔になりません。
ワンタッチで調整できる便利で話題のストラップです。ミラーレス一眼などに使いやすい25mm幅と、フルサイズ一眼レフでも安心の38mm幅、コンデジには15mm幅というラインナップがあリます。斜め掛けして使うためには雲台穴用のストラップマウントも忘れずに準備しましょう。

ネックストラップをカラフルに着替えよう
スウェット生地のバッグ類が人気のカジュアルアウトドアブランドのチャムズが手掛けるネックストラップです。
ボーダーやカラフルなツートーンカラー、オリジナルカモフラージュ柄などカラーバリエーションが豊富。表はスウェット生地のやわらかい雰囲気で、肩や首に当たる裏面はナイロン生地で、耐久性もばっちりです。
幅38mmと厚みのあるベルトは、首や肩が痛くなりにくくフルサイズ一眼レフにおすすめオススメです。ポップなデザインなので小さいコンデジやミラーレスにも違和感なく使えると思います。たくさんのカラーバリエーションから選んだお気に入りのストラップにつけ替えれば、楽しくカメラを持ち歩けそうな一本です。

イタリア革製品ブランド! 本格革のネッストラップ
革製品のブランドとして有名なイルビゾンテ。実はカメラストラップも販売しています。 ベルトは幅16mmとかなり細く、結んでカメラに取りつける革ひもは、ベルトと一体型の個性的なつくりになっています。
牛革製とはいえ、取りつけ部分はとても細いので重量のあるカメラには向かないでしょう。それでもあえて持ち歩きたくなるようなおしゃれでスマートなデザインは、さすがファッションブランドのネックストラップです。
ヌメ革が2色もラインナップされているのも革のブランドらしさがあらわれています。

特殊ゴム素材で負担を軽減
ショルダー部分にネオプレンという伸縮性や衝撃吸収性のある合成ゴムが使われたネックストラップで、一般的なナイロンのものに比べてやわらかな使い心地です。ネオプレンはウエットスーツによく使われる素材で、身近なところではパソコンの保護ケースに使われています。
カラーバリエーションも豊かなので、好みの色をカメラやファッションにあわせて選べます。見た目にかなりボリューム感が出てしまいますが、『プロループストラップ』というフルサイズ一眼にも対応したタイプもあります。

斜め掛けできてコストパフォーマンス重視ならこれ
ハクバといえばカメラバッグや写真用台紙、液晶保護フィルム、フィルターなど、カメラや写真関係のグッズを幅広くあつかうメーカー。コストパフォーマンスのよい製品が多いのも特徴です。このネックストラップは、幅広38mmで斜め掛けもでき、長さの調節もカンタンといういいとこ取り!
価格も手頃でかなりお得な商品だと思います。特に、斜め掛けを試してみたいという人にはおすすめのストラップです。ダイアグナルの『ニンジャストラップ』同様に、斜め掛けにはストラップマウントをお忘れなく。
「カメラ用ネックストラップ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カメラ用ネックストラップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカメラ用ネックストラップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
メーカー純正のネックストラップも捨てがたい キヤノン、ソニーα、オリンパス、ニコンなど
機能性やファッション性に特徴があるネックストラップを中心にご紹介しました。そのため純正品はひとつも入っていませんが、カメラメーカーの純正ネックストラップにもいいものはあると思います。
もし買い替えの検討をしているのであれば、これまでと同じ純正商品を探してみるのもありでしょう。ほとんどの場合、メーカーが違っても、ネックストラップには互換性があり使用できるので、カメラとネックストラップを違うメーカーにして遊んでみるのもいいかもしれませんね。
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人物撮影を得意とし、フリーのカメラマンとして「ブライダル」や「企業HP用の撮影」を中心に「選挙ポスター」「ダンス」など多彩なジャンルを撮影。女優でモデルの中別府葵や、ロアッソ熊本のスタジアムDJスガッシュをモデルにポートレート作品の制作等も行う。2017年、ラフォーレ原宿の「くまモンコレクション in LAFORET MUSEUM」内で熊本の日常を切り取った作品を展示販売した。