2歳・3歳はどんな時期? どんな知育玩具がいいの?
2歳・3歳といえば、イヤイヤ期。自分の意思がハッキリとしてきて、ひとりでできることが爆発的に増える時期です。指先が思いどおりに動かせるようになり、好奇心にあふれています。
「やってみたい! これはできそう!」と、目がキラキラしているこの時期には、色、形、ひらがなや英語などの学びに結びつくおもちゃをぜひ与えてあげてください。
指先を使ったり、好きな色を選んだり、音を楽しんだり…。集中して自分の遊びの世界に没頭してくれます。まさに、遊び=学びの時期。そういった意味では、どんなおもちゃでも学びにつながります。この記事では、工夫次第で長く遊べたり、集中できるこだわりがある商品を紹介していきます!
2歳・3歳の知育玩具の選び方 おもちゃコンサルタントマスターがおすすめする
おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんに、2歳・3歳の知育玩具を選ぶときのポイントを教えてもらいました。どんな点に注目して選ぶか、ぜひ参考にしてください。また、子どもにあげる誕生日プレゼントを選ぶときや迷ったときのヒントにしてみてくださいね。
特に伸ばしてあげたい能力に合わせて選ぶ
2歳~3歳向けの知育玩具を選ぶときは、育みたい力に着目して選ぶことが大切です。身体の発育はもちろん、論理的思考や社会性、想像力などを育むにはどのような知育玩具を選べばいいのかご紹介します。
創造力を養う「積み木やブロック」
積み木やブロックは遊び方を教えなくても、子ども自身が想像力を働かせながら遊べるのが魅力です。単純に積み重ねていくものもあれば、パズルのように組み合わせていくものなどバリエーションも豊富に展開しています。
手をたくさん使うことで、五感のひとつ触感の発達をうながすことができますし、組み立てていくうえでの構成力や集中力、空間認知力、創造力も養えます。積み木やブロック遊びに慣れてきたら、ねじる・叩く・とおすなどこまかい動作が必要な知育玩具もおすすめ。
同じおもちゃでも、遊び方に変化をつけて難易度をアップさせれば長く遊ぶこともできますよ。
社会性を育む「ごっこ遊びやお人形遊び」
ごっこ遊びは自分以外の何者かになりきって振る舞う遊びですよね。子どもは周りの大人たちの様子を観察し、印象に残ったシーンを切り取りそれを上手に再現します。再現するだけではなく、子どもらしいオリジナリティ溢れる世界観を構築していく子も中にはいます。
子どもが感じ取ったままに大人と同じ行動をとることで、感情が育まれ、その中でルールやマナーといった社会性を自然と身に着けることができます。お人形遊びにも同じことが言えるでしょう。
ごっこ遊びやお人形遊びの知育玩具を選ぶときはなるべくリアリティをもって真似できるような作りであることを意識してみてくださいね。
論理的思考を養う「粘土やパズル」
2歳~3歳の子どもの論理的思考力を養うには、粘土やパズルなど考える力が必要な玩具を選びましょう。粘土は自分が考えているものを作るために、指先やヘラなどの道具を使用することで「これを使ったらどんなふうになるんだろう」と結果を考えながら遊びます。
粘土以外にパズルも論理的思考力を養うのにぴったりの玩具。ただし、パズルはやり方を親が教えたり、一緒に遊んだりなど子どもに寄り添うことが大切です。「どこに置いたらいいと思う?」など問いかけながら、子どもの考える力・論理的思考力を養いましょう。
「英語やことばの学習玩具」で語彙力高める

Photo by Ryan Wallace on Unsplash

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2歳~3歳ごろの子どもの発育には個人差がありますが、言葉の数も増えておしゃべりで自分の気持ちなどもうまく伝えられるようになってきます。言葉の意味を理解して使いこなす語彙力を高めるには、たくさんの言葉を知ることが大切です。
記憶力が高まる時期でもあるため、せっかくなら日本語だけではなく、英語も身つけさせたいと考えている親御さんもいるでしょう。アルファベットをモチーフにしたおもちゃや英単語を耳で聞ける学習玩具を選び、遊びながらたくさんの言葉にふれあえる環境を作ってあげましょう。
リズム感・音感を養う「楽器のおもちゃ」

Photo by Kelli McClintock on Unsplash

Photo by Kelli McClintock on Unsplash
楽器はふだん生活のなかで聞いている音とは異なる音域を聞くことができるため、好奇心をかきたててくれます。音感を養うなら、ドレミファソラシドの音階がしっかりしている木琴やピアノがぴったりです。
太鼓もただ叩くだけではなく、はじめに親が叩いてみせたあと、子どもに真似をしてもらうことで、親子で一緒にリズム遊びを楽しめます。リズム感は運動神経やコミュニケーション力にも影響を与えるため、ぜひ身につけさせておきたいところです。楽器のおもちゃを活用してリズム感や音感を養いましょう。
対象年齢は楽しく遊ぶための目安にしよう
子どものおもちゃを選ぶときは表示されている対象年齢を目安に選べばいいのでは? とも思う方もいるでしょう。しかし、対象年齢はその商品の本質的な楽しみを味わえる年齢のことであり、遊ぶうえでリスクがないわけではありません。
また、子どもの発育には個人差があります。楽しく遊べるおもちゃを選ぶためにも、親御さんが発育状況をチェックし、子どもの発育に適した形状や大きさのおもちゃを選んであげてください。
「ひとりで遊べるか」も重要ポイント!
すっぽり体がおさまる狭いダンボールの中や、水のはいっていないお風呂、カーテンのなかなどで、子どもを発見することはないでしょうか。誰にも邪魔されない、ひとりの時間が守られる場所はとても大切です。ほんの少しまわりから目隠しされている空間で、フル回転していた頭と心が、ひと息つきながらそれまでの体験を整理しているのです。
ぼーっ、とするのは子どもの成長にとっては欠かせない時間。成長はストレスと表裏一体です。ひとりの場所でひとりを楽しみながら遊ぶ、という時間もまた大事にしたい時期。テントやおうちのおもちゃがあるといいでしょう。怒られたり恥ずかしかったりするときに、自分の気持ちを落ち着かせるためにも必要です。
2歳・3歳向け知育玩具のおすすめ11選 男の子も女の子も楽しめる!
紹介した選び方をふまえて、おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんと、ママ編集部員が選んだおすすめ商品をたっぷりご紹介します!
1.5歳~から3歳以上まで長く使える知育積み木
はじめて知育玩具で遊ぶお子様から、3歳4歳まで成長とともに色んな遊び方ができます。最初は棒に差したり、積み上げたりしながら遊んだりしながら、色分け・順番の理解・数や量の一致・指先遊び・ゲームなど様々な遊びが30種類以上楽しめます!
姉妹や兄弟で遊ぶこともできるので、お誕生日プレゼントにしても喜ばれる商品です。

最初は積み木、それからパズル。なが~く遊ぼう
木枠のなかにはめ込んでいくパズルですが、最初は形で遊ぶ積み木遊びからはじめられます。角の数や辺の長さが理解できたら、台にはめていきましょう。『カタミノ』のいいところは、難易度が自分で変えられること。「できた!」の成功体験はなににもかえがたい自信になります。
また数学的構成力が育まれるので、同じようなキューブパズルの立体のものへと発展させていくことができ、おすすめです。はめ方の解答が書いてあるブックレットがついているので、そのとおりにはめる遊びも見てマネをする力になります。正解にとらわれず、自分で問題を生み出せるようになると、さらに高度な遊びになっていくでしょう。
1歳半~3歳まで長く遊べる知育パッド
遊びやすさを追求したタッチ式の知育パッドです。アンパンマンの仲間たちと、文字・数・英語や音楽などの基礎知識を学ぶことができます。
小さな子どもでも悩まず遊べるワンタッチメニューが多く、学びや成長に合わせて遊ぶことができますよ。

美しい絵柄で記憶力や表現力が身につく
メモリーゲームはさまざまありますが、キーナー社のものはとても美しく木製なので丈夫です。たくさんの数があるので、遊びはじめは身のまわりにある絵柄数種類を選んで見つけっこを楽しみましょう。絵柄のほうを見せてカルタを取るように「赤い花はど~れ?」と問題を出しても楽しいでしょう。
2歳・3歳は日常のさまざまな体験が記憶として残りはじめる年齢なので、絵を使って簡単な話づくりをしても遊べます。記憶力、美しさを感じるセンス、そして語彙(ごい)力や表現力が身につくおすすめのおもちゃです。

叩いて遊んで「できた!」がうれしい
小さなペグ(短い棒)の頭をトンカチで叩くと、するすると台にはいっていきます。「どこにいったかな?」と何本か叩いていると、思いがけないところから、ぽん!とペグが飛び出します。
繰り返し遊ぶことができるこのおもちゃは、目でしっかりとものの距離をとらえ、握ったトンカチの力加減を自分で決められます。
力加減で台から出てくるペグのスピードが変わるという、2歳・3歳の子どもの「不思議」と「やってみたい」が叶います。かんたんに「できた!」という達成感が得られるのも、このおもちゃのおすすめする点です。ニック社らしい色使いが美しいハンマートイです。
子どもの想像力や構成力を伸ばす知育ブロック
一般的なブロックは上にしか積むことができませんが、ジスターは斜めに積み上げることができるので、簡単に立体的な作品を作ることができます。
決まった形がないので、無限に作品を作ることができるのも魅力のひとつ。想像力、構成力、空間把握能力を楽しく身に付けることができる知育玩具です。
作品を作り上げる達成感・集中力も育てる
くみくみスロープはその名の通り、ボールが下まで落ちるようにコースを考えて作る知育玩具。ブロックのようにパーツを使ってコースを組み立て、ボールを転がすので、パーツの組み合わせは自由! 自分オリジナルのコースを組み立てることができます。
19種類ものパーツが入っているので、親子でも楽しめるはず!
日本語・英語を一緒に学べることばずかん!
「楽しく遊びながらことばが学べる」コンセプトのアンパンマンことばずかん。2歳くらいからの発語の時期を大切にしたいママ・パパから支持されています。
発語あそびの箇所をペンでタッチすることで音声を聞くことができます。ペンに向かって声を出すと自分の声を録音することも!
アンパンマンのキャラクターたちが 「ことば」を教えてくれる楽しい知育玩具です。
リアルに再現されたおままごとキッチンセット
おままごとセットは「ごっこ遊び」で大人のまねをする子どもたちの好奇心を満たし、観察力や創造力を育ててくれる遊び。
こちらの商品は、リアルにカチカチ鳴りながら回るスイッチと魚焼きグリルのついた、日本製のガスレンジの箱型おままごとセットです。収納機能もある箱型なので、あと片づけも簡単です。

慎重に慎重に! 何匹吊れるかな?
指先を使い集中して遊べるおもちゃです。穴のなかのかわいいイモムシを付属のマグネットつきの棒でぴたっとくっつけて、吊り上げるように遊びます。口とおしりにマグネットがついているので、出てきたイモムシを棒にくっつけたまま、ほかの穴に近づけて何匹もつなげて吊りあげることもできます。
ゆらゆら揺れるイモムシの動きをよく見ることで、目と指先の動きの連動を自然と意識することができます。むずかしくはないので、かんたんに成功体験が味わえますし、追加で棒を買い足せば、友達や家族と一緒に楽しめます。イモムシのおうちはナチュラルな木製なので、ほかの積み木と組み合わせて街を作ったりと遊びの幅も広がります。
手指の働きを高め、成功体験を得ることは知的好奇心を伸ばしていくのでおすすめです。

大好きなママのまねっこ
男の子も女の子も、ママが大好き! おいしいご飯の記憶が、遊びへとつながっていきます。木製のキッチンは重みがあるので、遊んでいても安定感は抜群。付属のフライパンを動かすとマグネットの力で具材がくるりん、とひっくり返ります。
付属の具材じゃなくても、丸めた折り紙や、ねじったお花紙などでもじゅうぶん楽しくご馳走(ちそう)をつくれるので、創作意欲がさらに想像力をかき立てます。遊んでいる様子に耳を澄ますと、不思議と聞き覚えのあるセリフが聞こえてくるかもしれません。いつもの家族の口ぐせなどが、ちゃんと記憶に残っていることに感心することでしょう。
料理をつくることで美的センスを、上手に盛りつけることで立体構成力を、おしゃべりしながら誰かと遊ぶことでコミュニケーション力を養うことができます。それぞれを育む優れた、おすすめのおもちゃです。
2歳・3歳向け知育玩具のおすすめ3選(モンテッソーリ) 人気の木製数字パズルなど!
定番のモンテッソーリ知育玩具!
形の認識や数の勉強が遊びながらできる、定番のモンテッソーリ知育玩具。数字や図形の型はめはもちろん、積んだり転がしたり、工夫をしてさまざまな遊びができます。
シンプルだからこそ、遊び方は自由自在。遊びながら、想像力・創造力・集中力アップにつながります。カラーもほどよく淡い色が素敵で、プレゼントにもおすすめです!
見た目も楽しい卵型のモンテッソーリおもちゃ!
見た目はまるで卵パックと卵。卵は真ん中でふたつに割れるようになっていて、なんと割ると中身は型はめパズルになっています。それぞれのプラスチック製の卵が異なる色と形を持っていて、それぞれに対応する形があります。
また、卵の表面はペインティングにも最適! ペンで好きなように絵を描いて、オリジナルの卵おもちゃが作れちゃいます。
空間を自由自在に使える新感覚知育ブロック
小さな子どもでもカンタンにピタッとくっつけて遊ぶことができる新感覚のブロック。壁や床にくっつけられるのはもちろん、お風呂でも使えちゃいます。モンテッソーリ教育を意識して作られた知育玩具。
興味をそそるカラフルな色彩で、自然と色のお勉強も。指先を上手に使って遊べ、集中力を育むことができます。
「2歳・3歳向け知育玩具」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 2歳・3歳向け知育玩具の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での2歳・3歳向け知育玩具の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
2歳・3歳頃に「よく遊んでくれたおもちゃ」はこちら▼ 買ってよかった!
知育玩具に関するそのほかのおすすめはこちら 人気の木製や磁石ブロック、定番のパズルや積み木など!
まずは親も一緒に遊びを楽しんであげて おもちゃコンサルタントマスターからアドバイス
「知育」をうたったおもちゃは世の中にたくさんあります。どれも子どもの知的な育ちのために考えられているもの。でも「このおもちゃがあれば、ひとりで遊んでいてくれるはず・頭がよくなるはず」とはいきません。
この年齢では、じっくり考えたり、できたよろこびを味わったりしたその思いに共感してくれる誰かが側にいるときに子どもの能力が伸びていきます。「できたね、うれしいよ」と共感してもらえることで安心し、さらに頑張る意欲がわいてくるのです。知育玩具のなかには、ひとりで「遊びこめる」ようになるまでに時間のかかるものもあります。
まずは家の方が一緒に遊び、子ども以上に楽しんでみてください。おもちゃでたくさんの経験を積んで、心と身体を育みましょう。
知育玩具で子どもの可能性を引き出そう
この記事では、2~3歳向けの知育玩具のおすすめを紹介しました。
子どもの可能性を伸ばしてくれる知育玩具。「やってみたい! これはできそう!」と、子どもの好奇心が旺盛な時期を見逃さず、年齢に合った知育玩具を与えてあげたいものです。
自分で「できた!」が育めるような商品から、親子で楽しめるものまで幅広いジャンルの知育玩具が販売されているので、ぜひ遊んでみてくださいね。
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