子供向けレゴの選び方
保育士・武田優希さんにお話をうかがい、子供用レゴの選び方を教えていただきました。パーツの大きさやモチーフをよくチェックしましょう!
年齢にあわせてシリーズを選ぶ
小さな子供に難易度の高いものを与えても遊べませんし、小さなパーツを誤飲するおそれもあります。子供用レゴを選ぶときは年齢にあったシリーズを選んでください。
レゴデュプロ|1歳~3歳向け
レゴデュプロはパーツが大きくできており、通常のレゴよりも取り外しがしやすいのが特徴です。力が弱い子供でも遊べるので1歳から3歳くらいまでの子供に適しています。
小さい子供はパーツを飲み込んでしまう可能性もあるため、レゴデュプロは誤飲できない大きさになっているのもポイント。また知育に特化したレゴデュプロもあるので、1歳から3歳の子供に向いています。
レゴジュニア|3歳~5歳向け
3歳をすぎた子供は誤飲することもなくなるので、通常のレゴより多少大きめサイズのレゴジュニアを与えてください。難易度もレゴデュプロより上がっているので、楽しく遊べます。
レゴジュニアはレゴデュプロと通常のレゴの中間ほどの大きさです。レゴデュプロを卒業した3歳から5歳ぐらいの子供に適しています。シリーズはそれほど多くありませんが、価格が手ごろなので購入しやすいです。
レゴクラシック、レゴシティ|5歳~大人まで
「レゴクラシック」や「レゴシティ」など通常のレゴは、4歳をすぎた子供から大人まで遊べるようになっています。実際に商品パッケージの表記には「4~99」という対応年齢の記載も。
子供から大人まで遊べるとはいっても、小さなパーツの取り外しなどは力が必要です。子供だけでは難しい場面もあるので、大人が一緒に協力して完成させるなどの工夫もしてください。
レゴテクニック、レゴマインドストーム|7歳ごろ~大人向け
進化したレゴシリーズのなかには、モーターが動いたりラジコンのように操作できるものがあります。とくに「レゴテクニック」はメカニックな仕組みが楽しめるので子供だけでなく大人にもファンが。
ロボット工学の要素を取り入れた「レゴマインドストーム」は大人も夢中になるおもしろさですが、7歳から8歳ぐらいから遊べるものもあるので、進化したレゴにトライするのも楽しいでしょう。
テーマで選ぶ
レゴの楽しさは子供が自由な発想で組み立てられることです。それ以外にも完成品のモチーフが決まっているものや、テーマ性のある商品もあります。
車・動物モチーフ
子供は動物や乗り物が大好きですが、レゴのなかにはそれらのモチーフが決まっている商品があります。動物などのように想像しやすいモチーフは難易度が低いので、はじめてレゴで遊ぶ子供向きです。
また乗り物のレゴはタイヤが回転して動かせるものが多く、いろいろな遊び方ができます。パーツを組み替えて自分なりにアレンジできる楽しさがあり、想像力や応用力の手助けにも。
女の子向け商品
レゴは男の子向けのおもちゃというイメージがありますが、実は女の子向けの商品もたくさんそろっています。とくに人気なのが「レゴフレンズ」で、小学生の女の子向けのシリーズです。
そのほかにもパステル系やピンク系のカラフルなものや、ディズニープリンセスをモチーフにしたものなど。女の子向けの商品だけでなく、数字がプリントされていて数字遊びができるタイプなどバラエティに富んでいるのがレゴです。
基礎板も用意しておくと組み立てやすい
小さい子供がレゴで遊ぶときには、基盤板があると組み立てやすくなります。小さなパーツのちらばりを防げますし、完成させた作品を飾ったり、持ち運んだりすることが可能です。
レゴクラシックやレゴデュプロには色のバリエーションがたくさんあるので、基盤板にパーツを並べていく楽しさが味わえます。小さな子供には基盤板を用意して、遊びやすくしてあげてください。
自力で作れるものか大人も一緒に楽しめるものか 保育士がアドバイス
レゴを選ぶときに対象年齢は参考にすべきですが、6歳以下はとくに発達の差が顕著です。
ひとりでも夢中になって遊べるものをお求めなら、組み立て方の理解力や、小さいブロックをくっつけたり引きはがしたりするときに必要な指先の力があるかを考えてみましょう。不安があるときは、まずはレゴデュプロの購入がおすすめ。大人が付き添って一緒に遊べるなら、少しくらい難しいものでもいいですよ。
子供向けレゴのおすすめ17選 シリーズ・対象年齢もチェック!クリスマスや誕生日プレゼントに♪
レゴは年齢によっていろいろなシリーズがありますが、おすすめの商品をご紹介します。対象年齢やモチーフなどを参考にしながら、自分の子供に向いている商品を選んでください。
はじめてのレゴには、ブロックに表情が印刷され組み立て意欲を引き出す『みどりのコンテナデラックス どうぶつでんしゃ 』がぴったりです。
組み立て方がわかるお子さんには、『黄色のアイデアボックス』。カラーが豊富なので、なにを作りたいか創造力や表現力も培われますよ。
5種ものロボットが作れて操作できる『レゴ マインドストーム EV3』は、レゴに夢中なお子さんだけでなく大人にもおすすめです。

遊びながら幼児の知育になる
対象年齢が1歳半から3歳までの幼児向けレゴデュプロ。ピースが34と限られているので、小さな子供でも組み立て遊びができます。幼児が好きな乗り物と動物がモチーフなので、楽しく遊べるレゴ。
遊び方によって色の見分け方や分類方法が身についたり、動物の特徴がわかったりと知育の発達にも役立ちます。キリンの首が曲がるなどのギミックも喜ばれるでしょう。

創造力をかきたてる
決まったモチーフがなく、自分の想像の世界を作り上げて遊べるレゴクラシック。黄色のアイデアボックスに790のピースが詰まっており、33色のレゴとさまざまな形のパーツを自由に組み立てて遊びます。
子供から大人まで遊べるので、子供とコミュニケーションを取りながら親子で一緒に楽しむのにぴったりです。ストーリーを作って、その展開に応じて動物を作ったり、乗り物を作ったりと創造力を広げられるおもしろさがあります。

プログラミングして動かせる
レゴの組み立てシステムに新しいテクノロジーが追加されたロボットを作って楽しめる商品です。自分でプログラミングして、ロボットを自在にコントロールできるのがポイント。
レゴマインドストームのセットは、ほかのレゴのすべての組み立てセットと互換性があるのが特徴です。いろいろな組み合わせ方で遊びの幅が広がり、創造力が豊かになります。
小さい子供の感情を育む
ディズニー映画「アナと雪の女王」をモチーフにしたレゴデュプロ。アナ、エルサ、オラフの3体のフィギュアと、テーブルや椅子、キッチン機器などがついた組み立てセットです。
対象年齢は2歳からで、59のピースを使って基本の組み立てスキルが身につき、手先を器用に動かす力が育ちます。ロールプレイやストーリー作りをしながら、小さな子供の言語や感情スキルを伸ばすことも可能です。
ブックタイプで持ち運べる
ディズニー映画「美女と野獣」をモチーフにしたレゴ。対象年齢は5歳からで、ブックタイプになっている持ち運びしやすい商品です。
ブックケースを開くと中央にお城が、片方にはお城のなかが、もう片方にはお城の庭があらわれます。登場人物のフィギュアもついているので、「美女と野獣」が好きな方への贈りものにもぴったり。
「子供用レゴ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 子供用レゴの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの子供用レゴの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
子どもから大人まで楽しめるレゴの魅力は?
レゴの魅力は組み立てるだけでなく、ギミックなどの仕掛けを楽しめることです。車の車輪が動いたり、建物のドアが開閉できたりと、商品ごとにいろいろな個性があります。
小さい子供向けのレゴには複雑なギミックはありません。しかし、ドアの開閉などシンプルな仕掛けだけでも好奇心を満たせますし、子供なりのおもしろさを体験できます。
おもちゃ収納ラックもチェック
レゴのシリーズをそろえるのなら、収納ラックも必要です。散らかりがちなレゴを片づける習慣がつくので、収納ラックもチェックしてみてください。
レゴは、子どもの創造性・好奇心を育める!
レゴのいろいろなシリーズをご紹介しましたが、まだまだたくさんのシリーズがあります。ディズニーの世界をモチーフにしたものや、動物や乗りものなど子供が大好きなものまで、ジャンルはさまざまです。
男の子が夢中になるのは精密なギミックでしょう。自分が組み立てたロボットや恐竜がリアルに動くのでワクワクします。
このように創造する楽しみを体感できるだけでなく、知育にも役立つのがレゴの魅力です。とくに1歳や2歳のころからレゴを与えて遊ばせれば、可能性は大きく広がります。
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施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。