Bluetoothスピーカーの最大のメリット
5,000円以下のBluetoothスピーカーも、得意なことと不得意なことを含めてその特徴を踏まえてうまく使いこなせれば充分役に立ってくれます。
▼手軽に音楽を楽しみたい方にピッタリ
Bluetoothスピーカーの最大のメリットは手軽さにあります。スマートフォンやパソコンとの接続に配線は必要なく、NFCに対応したモデルならワンタッチでペアリングが完了して音楽再生ができるようになります。価格が安いBluetoothスピーカーなら、寝室用、パソコン用など用途や場所ごとに導入しておくことも可能でしょう。
▼5,000円以下でも充実した機能を狙える!
Bluetoothスピーカーは人気のある製品ジャンルであるため、防水性能やハンズフリー性能、そのほかの付加機能などさまざまな特色を打ち出した商品が多くのメーカーから販売されています。
低価格でも機能の充実した製品も多くあるため、それぞれの商品を見比べて自分にぴったりな1台を見つけてください。
5,000円以下のBluetoothスピーカーの選び方
それでは、5,000円以下のBluetoothスピーカーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】音質を重視するならコーデックを確認
【2】音の目安は内蔵アンプのW(ワット)数を見る
【3】使う用途やシーンに合った機能をチェック
【4】給電方法と内蔵バッテリーの連続再生時間も要確認
【5】「360度」「横向き」など設置タイプをチェック
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】音質を重視するならコーデックを確認
より音質のよいBluetoothスピーカーを求めるなら、対応しているコーデックを確認しましょう。コーデックとは音声を圧縮する方式を指し、スピーカーではSBC、AAC、aptXの順で高音質のコーデックになります。
なお、BluetoothスピーカーがAAC以上の高音質コーデックに対応していても、音源を出すスマホなどの機器が対応していない場合は高音質が得られません。音源機器の対応コーデックも確認しておきましょう。
【2】音の目安は内蔵アンプのW(ワット)数を見る
Bluetoothスピーカーの購入で考えたいのが音質、とくに小型スピーカーで課題になるのが重低音再生能力です。そして、サウンドの傾向を判断できるスペックが、内蔵アンプの出力を表すW(ワット)です。Wは再生できる最大音量を表すスペックですが、この数値が大きければ、小型スピーカーでも迫力あるサウンドを目指して設計している証拠です。
小型スピーカーの重低音再生能力を高める方法には、ほかにも「パッシブラジエーター」(メインのスピーカーユニットの背圧を駆動力として再利用し、低音域を増強するシステム)の搭載もあります。パッシブラジエーター付きであれば、低音を見た目以上に出せる設計にしていると言えるでしょう。
【3】使う用途やシーンに合った機能をチェック
Bluetoothスピーカーは製品によっていろいろな機能があります。使用する目的やシーンに応じた機能のあるものを選びましょう。
▼臨場感を求めるならステレオタイプ
スピーカーのタイプは、片方から音を出すモノラルタイプと、左右両方から音を出すステレオタイプがあります。ステレオは、右と左で異なる音源を出すため、立体感のあるサウンドが得られます。
ステレオタイプのBluetoothスピーカーなら、音楽はもちろん映画などでも臨場感のあるサウンドを楽しめるようになります。
▼お風呂やアウトドアで使うなら防水・防塵機能
購入したBluetoothスピーカーで音楽を聴きたい場所はどこでしょうか。自宅やキッチンなど、いろいろな場所を考えているかもしれません。
そんな人に特に意識しておいてほしいのが、スピーカーの防水性能です。キッチンに持ち出す際には水滴がかかる可能性がありますし、浴室ではもしかしたら湯船に落としてしまう可能性もありますので、防水に対応していると安心です。
防水性能は一般的にIP○という数字で表記されていて、IPX4/5/6までは水しぶきがかかっても大丈夫な防滴タイプ、IPX7/8は水に落としても大丈夫な防水型と呼ばれています。
防水機能のほか、アウトドアシーンで使うなら防塵機能もチェックしておきましょう。防塵機能とは、粉塵がどの程度スピーカーの内部に侵入しないかをIPという数値で表したものです。
直径1.0mm以上のワイヤーなどが侵入しないIP4は、一般的なアウトドア環境で使うのに適しています。また、粉塵から保護できるIP5以上は、こまかい砂などが入りやすい海辺などでの使用にも向いています。
マイナビおすすめナビでは、お風呂やアウトドアでの使用にぴったりの防水Bluetoothスピーカーも豊富に紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
▼そのまま通話できるハンズフリー機能
Bluetoothスピーカーには、スマートフォンに接続している状態でスピーカーごしに通話ができるハンズフリー機能がついているものもあります。
ハンズフリー機能がついているBluetoothスピーカーは、マイクが内蔵されているためそのまま通話できる仕組みになっています。おもにスマートフォンをBluetoothスピーカーに接続して使いたい場合は、ハンズフリー機能があるかどうかをチェックしてみましょう。
【4】給電方法と内蔵バッテリーの連続再生時間も要確認
Bluetoothスピーカーは、USBケーブルやACアダプタで充電するタイプと、乾電池から給電するタイプがあります。充電式はランニングコストがおさえられる、いろいろな場所で充電できるメリットがあります。 乾電池式は電池が切れても電池を入れ替えれば充電環境がない場所でも連続稼働ができる一方、ランニングコストがかかります。使用するシーンに応じた給電方法を選びましょう。
連続再生時間は10時間が目安
Bluetoohスピーカーのもっとも基本的なスペックのひとつが、内蔵バッテリーによる連続再生時間です。自宅の家庭内で使うならバッテリーの時間はさほど気にしないかもしれませんが、アウトドアに持ち出して音楽を流したり、出張先のホテルの部屋で音楽を聴いたりするような使い方をするなら、連続再生時間は長いに越した事はありません。
目安としては10時間程度あれば、外に持ち出す用途でもほとんど困らず使えます。必要と考えている稼働時間に満たないものは候補からはずす、くらいで考えましょう。
【5】「360度」「横向き」など設置タイプをチェック
5000円以下のBluetoothスピーカーとなると、小型サイズでかんたんに設置できるものですが、だからこそ最初にチェックしたいポイントが、スピーカーの中でユニットが配置されている向きです。360度スピーカーなどと呼ばれるタイプでは、スピーカーユニットが上を向いていたり周囲に複数付いていたりするので音が広がり、設置場所の向きをあまり問いません。
モノラルタイプでユニットが横一方向のタイプは、よりハッキリとした音を聴けますが、試聴位置がずれるとベストな音質では聴けません。設置場所をとくに決めず、カジュアルに使うなら360度タイプ、音質を重視してしっかりセッティングするなら横向きのタイプがおすすめです。
【5,000円以下】Bluetoothスピーカーおすすめ10選
それでは、5,000円以下のBluetoothスピーカーのおすすめ商品をご紹介します。各商品の特徴をチェックしながら、自分の使いたい5,000円以下のBluetoothを見つけてみてください。
小型化と高音質サウンドを両立
日本を代表するオーディオブランド、ソニーの小型Bluetoothスピーカーです。人気の理由は、小さくても37.5mmの横向きスピーカーユニット搭載、パッシブラジエーターも搭載した本気の高音質サウンド。低音から中高域までの情報量も優秀です。
ポップでカラフルな6色のバリエーション、IPX5の防水性能と機能性も充分。一番のオススメ理由はシンプルに音質がいいところです。
小さくても5Wのアンプで低音を感じる
ハイコスパなBluetoothスピーカーを多数発売しているAnkerによる、5Wのアンプを内蔵した、見た目以上にパワフルなサウンドに対応する注目モデルです。手のひらにのるような小型サイズですので、バッグに入れて持ち歩いても問題ありません。
上向きのスピーカーユニット搭載の360度志向のサウンドは、この価格帯のモデルのサウンドとしては満足感があります。
5000円以下の最大クラスのサイズとサウンド
小型スピーカーがほとんど5000円以下のBluetoothスピーカーのなかにあって、幅約16cmの大きめサイズで高音質志向モデルです。
小型スピーカーでは音を鳴らすドライバーが1基で構成されているのに対して、『Anker SoundCore』は2基内蔵するデュアルドライバーの構成で、音楽本来の音の広がりをしっかり再現できます。低音の再生も特許取得の螺旋状バスポートによる本格的な構造。5000円以下で音質重視で選ぶなら外せない商品です。
コンパクトボディで迫力のサウンド
わずかマグカップほどの小さいサイズながら、Soundcore独自のBassUpテクノロジーにより、低音をより力強く、より鮮明に響かせてくれるスピーカー。IPX7対応なので、キャンプなどのアウトドアや浴室内、キッチンなどでも水濡れを心配することなく安心して音楽を楽しむことができます。
1回の充電で最大15時間連続再生、たっぷりと音楽を堪能できますね。
ネット通販サイトで人気上昇中の注目スピーカー
本体サイズは手のひらどころか指先でつかめるような大きさながら、金属製のしっかりとしたボディです。上向きのスピーカーユニットは見た目よりずっとパワフルで、本体が振動するほど。ポケットに入るくらいのサイズなので携帯性もバッチリです。
スマホ内蔵スピーカーからアップグレードするおもちゃ感覚で買うと、音の良さにびっくりすること間違いないでしょう。
ライトイルミネーション機能搭載の本格派スピーカー
この製品は、ライトイルミネーション機能搭載の本格スピーカーです。スピーカーの下部分がランタンのような形を成しており、音楽を流すのと同時に、そのランタンが綺麗に光ります。
5,000円〜6,000円程度の価格帯ながら音質も非常に良く、寝室に一つあれば、ちょっとしたベッドライトとしても機能し、しかも音楽も流せるので一石二鳥ですね。
防水機能に優れた超小型スピーカー
世界中のインダストリアルデザイナー達が集う「LEXON / レクソン」から発売されたのが超小型スピーカー。指先でつまめてしまうほどの大きさのスタイリッシュなスピーカーはBluetoothスピーカーとしても最小クラス。
防水機能もあるので屋外の利用も問題なし。しかもマイクも内蔵されているのでハンズフリーの会話まで可能な優れものです。カラーバリエーションの豊富さも魅力のひとつです。
置き場所を選ばず安定
コンパクトサイズのスピーカーですが、音量は大きい音まで出すことが可能で、小音量~大音量まで細かく調整が可能です。電源を切った後も、切る前と同じ音量からのスタートなので、急に大音量が出る心配がありません。
独立して曲送りと曲戻しができるので、各デバイスと離れていてもスピーカーだけの調整が可能です。一度ペアリングしておくと、電源を切った後も再度前回接続したデバイスと自動で接続されるので便利です。防塵防水仕様なので、場所を問わず使用できるのも魅力です。
コンパクトでも迫力のあるサウンド
コンパクトな設計ですが、低音から高音域まで臨場感あるサウンドを奏でるスピーカーです。8Wのドライバーを2つ搭載していて、音を上げても音割れもしません。Bluetooth5.0を搭載していて、スピーカーから30mの範囲までデバイスとの接続が可能です。
IPX7の防水仕様なので、水深1mの中で30分置いていても浸水はありませんので、アウトドアなどでも安心して使用可能です。音質・耐久性・機能性に優れたスピーカーで、プレゼントにもおすすめです。
カラビナ付きでアウトドア志向のスピーカー
最大の特徴は製品と一体化しているカラビナで、リュックや鞄に取り付けて持ち出せますし、IPX7の防水対応で水ぬれの心配もありません。
アウトドア以外でも、例えば家の中で浴室のフックに引っ掛ける使い方も考えられます。スピーカーとして机にそのまま上向きになって音が広がり、引っ掛ければ一方向のサウンドと、用途に応じて使い分けられるところもポイントです。
「Bluetoothスピーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る Bluetoothスピーカー・ポータブルスピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのBluetoothスピーカー・ポータブルスピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ|口コミも参考に実物も見てみよう
5,000円以下のBluetoothスピーカーはどれも小型で携帯性にすぐれたタイプですが、どんなシーンで使いたいかを考えて製品を選ぶことが重要です。スマホと一緒にいつでも持ち歩く(携帯性を重視する)ならサイズと重量を優先、お部屋やお風呂で聴く用途なら少し大きめでも大丈夫です。お部屋で音楽を聴く用途メインなら、サウンドを重視して大きめの製品の方が満足度が高いでしょう。
とにかくいろいろ使ってみたいなら、防水対応でサイズも中間くらいのモデルがぴったり。スペックだけでは音質の良し悪しはわかりにくいので、ユーザーの口コミを参考にしたり、家電量販店のデモコーナーを活用したりしてみましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。