ダウンの寝袋(シュラフ)とは
ダウンとは本来は水鳥の胸付近の羽毛のことを言います。多くの空気を含むことができ、保湿性や透湿性があるのが特徴です。
ダウンは非常に数が少ないため、衣服や寝袋に使う場合は、ダウンにさらにフェザー(羽軸を持った羽毛)を混ぜる場合が多いです。
フェザーは寝袋に弾力を持たす役割も担っています。

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寝袋(シュラフ)の選び方

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寝袋(シュラフ)を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記の通り。
・寝袋のタイプで選ぶ
・中綿の素材で選ぶ
・使用シーズンに合わせたものを選ぶ
・寝袋のサイズを確認
用途や季節に合わせたものを選びましょう。
その他、寝袋(シェルフ)の選び方については下記の記事にて詳しく解説しているので気になる方はぜひ確認してみてください。
ダウンの寝袋(シュラフ)のおすすめ11選
ここからは、充填素材にダウンを使用している寝袋(シュラフ)のおすすめ商品を紹介します。
子どもと三人で寝られるゆったりサイズ
質のいい羽毛にこだわるナンガは、独自の縫製技術をもちいた軽くてあたたかい商品を多くあつかっています。こちらはダブルサイズの封筒型シュラフで、2人用ではありますが子どもと一緒に寝ても快適なサイズ感。家族連れでのアウトドアにぴったりです。
少し価格は高めですが、快適さを追求したい人にぜひおすすめの商品です。
国産に拘った3シーズンシュラフ
760から860フィルパワーのダウンを使用し、軽さと快適性を両立したダウンシュラフです。
肌触りがよく、包み込まれるような寝心地が魅力。数多くの登山家から愛されてきたシュラフは、極地用からハイキング用まで幅広くカバーしています。
ダウンには抗菌防臭加工が施されているほか、国内での洗浄など厳しく品質管理がされているので、快適に安心して使うことができます。またシュラフには珍しく、暗闇でもジッパーが光る蓄光ファスナーが使用されているのもうれしいポイントです。
厳しい寒さに対応した独自構造のシュラフ
モンベル独自のスパイラルストレッチシステムを採用した寝袋です。生地自体の伸縮性をいかして余計な素材を使わないで、体の動きに沿って伸びる仕様になっています。
また、800フィルパワーの高品質ダウンを使用し、軽量コンパクトかつ高い保温性を備えています。寒気を遮断する構造で快適温度は0℃と、積雪期の登山など厳しい寒さのなかで幅広く使用できるモデルです。
縫い目が少ない特殊な構造
縫い目が少ないシームレスな構造が大きな特徴となっているモンベルのシュラフです。一般的にシュラフは、内部を複数の隔壁で分割することによって、ダウンが偏ってしまうのを抑制していますが、本商品はモンベル独自の「スパイダーバッフルシステム」により、隔壁なしでのダウンの保持を可能にしています。そのため縫製による針穴などが無く、極めて高い気密性・断熱性を実現!身体全体がやさしく包み込まれるような独特の寝心地と暖かみを味わえますよ。
計算されたダウンの配分が秀逸
最低使用温度が6℃なので、夏山登山や山岳でのテント泊にちょうどよさそうな商品。独自の3D構造でダウン生地をエリアごとに的確に配分しているのが特徴です。足元部分は多めにダウンを詰め、冷えがちな足元の断熱性能もしっかりと確保しています。
ソロキャンパーやツーリングにも手軽に携帯できるコンパクトさも魅力。伸縮性も高められているので、着脱がかんたんなのもありがたいポイントです。
春から秋まで使える! 保温性の高いシュラフ
春先から秋口にかけて、国内の高い山々で使えるシュラフです。質のいいホワイトダックダウンを封入し、羽毛がより空気をたくさん含むようボックス構造を採用しており、保温性がとても高いです。生地に撥水加工が施されているので、水や汚れもサッとふき取れます。
また、持ち運びやすいようにSサイズのストリージバッグを標準装備しています。
無駄を省いたUL系ダウンシュラフ
ジッパーやフード、背中の生地をなくした、3シーズン使えるダウンシュラフです。大きく空いた背中部分はマットをなかに入れて使用することで、就寝時に潰れてしまう背中部分のダウンを無駄にしない構造になっています。下部は絞り具合を調節できるようになっており、暑い時期は開放して使うことができます。
また、このタイプのシュラフは、緊急時にブーツを履いたまま座って緊急野営するのにも便利です。アルプスの夏山限定登山や、 ファストアンドライト系ハイカー(スピードと軽量に特化したハイカー)におすすめの一品です。
別売りの『ウルトラSILスタッフサック XS』を使用すれば、約14×27cmで収納することができます。
厳しい寒さにも対応した冬用シュラフ
最低使用温度マイナス25℃と、厳しい寒さのなかでもあたたかさをたもてるのが特徴です。ふたつ連結したり、開いてレジャーシートのように使うこともできます。羽毛の封入量が多いぶん少し重たいので、登山に慣れている人や車で行ける場所で使う場合には重宝するでしょう。
収納袋を標準搭載し、持ち運び用にハンドルがついています。
マミー形状で外部の冷気をしっかりと遮断
身体にぴったりと密着して、中の熱を逃がさないマミー形状。マイナス15℃まで対応しているので、極寒の冬山にも対応できます。
冬山登山モデルのなかでも、比較的価格がリーズナブルなのもうれしいところ。登山ビギナーの方でも購入を検討しやすいのではないでしょうか。エアークッションが付属しているので、枕代わりに使えるのも便利です。
水を弾く便利なダウン
洗濯機による丸洗いも可能な「Hilander(ハイランダー)」のダウンシュラフです。表面には水を弾く加工が施されており、誤って飲み物をこぼしてしまった時や、湿った環境で使用したい時なども安心!「水に濡れると保温性を失ってしまう」というダウンの弱点をしっかり補ってくれています。もちろん、防水性だけではなく、使い心地も抜群!布団に寝ているような感覚を味わえますよ。
軽量かつ高機能
寝袋や衣服に定評があるポーランドのメーカー「CUMULUS(キュムラス)」の寝袋です。最大の特徴はその圧倒的な軽さ!わずか350gと非常に軽量であるため、キャンプや登山の際に携行しても荷物になりません。「でも、それだと保温性は限定されているんじゃないの?」という心配はご無用。0℃までが限界温度となっており、秋まで使用可能です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 登山用寝袋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの登山用寝袋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
登山用寝袋(シュラフ)に関するQ&A
寝袋の上手なたたみ方

寝袋を収納するときのポイントは、中綿の素材によってことなります。しかし、どちらも大切なのは空気を抜きながら小さくすることです。
ダウンは、足元から収納袋に押し込んで空気を抜きながら入れます。キッチリ折りたたんでしまうと内部の綿がかたよってしまうので、ややふんわりとたたむことがポイントです。
一方化学繊維は、体重をかけてたたむのがおすすめです。まず縦半分に折りたたみ、さらにまんなかで半分に折ります。空気を抜きながらかたく巻いていくと、きれいに収納できます。
使用後のお手入れ方法

寝袋はひんぱんに洗うといたんでしまうので、なん回か使ったあとや汚れたとき、しばらく使わないときには洗濯するのがおすすめです。
丸洗いできるタイプなら洗濯機で、そうでないタイプでも手洗いができます。手洗いするさいは洗濯表示を見て、水の温度などを事前にチェック。中綿がダウンならダウン用洗剤、化学繊維なら中性洗剤を使ってやさしく洗いましょう。
また、干し方も大事なポイントです。直射日光は生地や中綿をいためる原因になりますので、陰干しで乾かしましょう。生乾きだとダニやにおいの原因になりますので、十分に乾かしてくださいね。
寝袋と一緒に使いたいアイテム インフレーターマット、コット、テント!
価格は大きさと重さに比例する
ダウンの寝袋(シェルフ)のおすすめ商品はいかがでしたでしょうか?
ダウンの寝袋は価格に比例してコンパクトになり、軽くなる傾向があります。
移動の際に重さや大きさが問題にならないような、バイクや自動車での使用がメインの場合、リーズナブルな価格の寝袋で十分な場合があります。
一方で、長期間の登山や冬山の場合、それなりの値段の寝袋でないと性能が十分ではない場合もあります。
価格と性能のバランスをよく考えて寝袋を選んでください。
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バイク免許取得から28年、所有したバイクは20台以上。シンプルでわかりやすい文章を書くライター。複数のメディアで記事を書いています。 2020年8月時点の愛車はBMW F850GSとホンダスーパーカブ110。 一日中バイクに乗っているのが好き。過去には日帰り1,000kmツーリングや、スーパーカブ110で1日450kmツーリングなども。