本記事では、各メーカーの最上モデル、且つ、5万円(程度)以上の価格の商品を選定しております。
主要メーカー6社の特徴比較
炊飯器には各機能が有名なメーカーがたくさんありますが、その中でも特に、最上位モデルがあり、且つ、価格が5万円以上の製品を取り扱っているのは主に6社あります。大まかな特徴は下記になります。
メーカー | 特徴 |
ZOJIRUSHI(象印) |
「炎舞炊き」でふっくら仕上がる |
TIGER(タイガー) |
「土鍋釜」でふっくら&しっとり炊き上げる |
Panasonic(パナソニック) |
「おどり炊き」でお米を激しくおどらせ、甘みのあるお米に |
MITSUBISHI(三菱電機) |
「炭」を利用し、ふっくら炊き上げる |
HITACHI(日立) |
スチームの力でしっとりした美味しさに |
TOSHIBA(東芝) |
真空技術による炊き上がり時間と保存力が魅力 |
それぞれの特徴を解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
■ZOJIRUSHI(象印)
象印は様々なキッチン家電を扱う有名メーカー。特に、圧力IH炊飯器は「炎舞炊き」をはじめ、釜の中で対流を起こし、お米一粒一粒に熱を加え、ふっくらとした炊き上がりにすることが特徴です。
また、保温機能にも強く、お米の味をしっかり引き出したあと、美味しさを維持することにも長けています。
■Panasonic(パナソニック)
パナソニック炊飯器には「おどり炊き」機能が搭載されているのが特徴。
IHの火力によって炊飯器のなかに対流を発生させ、お米を炊飯器のなかで激しくおどらせながら炊き上げます。これにより、ハリやうまみ、甘みのあるふっくらとしたお米が炊き上がります。
■TIGER(タイガー)
タイガーは電気ポットや炊飯器などを中心とした家電を扱う有名メーカー。特に、土鍋釜を活用した圧力IH炊飯器は、ふっくらとした炊き上がりになることで人気です。
また、玄米や雑穀米など、白米以外のお米を、適切に炊ける「炊き分け機能」も人気。様々なお米を手軽に味わうことができます。
■MITSUBISHI(三菱電機)
三菱電機の炊飯器の大きな特徴は、「炭」を利用した内釜と、かまどの高火力を再現した加熱構造にあります。
炭を利用した内釜は、IHと相性が良く、熱を瞬間的に取り込むため、一気に発熱し、大熱量でお米全体を加熱することができ、お米のうまみを引き出します。
■HITACHI(日立)
日立(HITACHI)炊飯器の大きな特徴は、各機能で採用されているスチーム機能です。
炊き方の面では、圧力とスチームを活用し、お米ひと粒ひと粒を丁寧に炊き上げることで、「外硬内軟」となり、甘みをより感じられます。
さらに、保温の面については、6~7時間ごとに3回、保温をしながらスチームを送り込むことで、長時間、お米のしっとりとした美味しさを保つことができます。
■TOSHIBA(東芝)
東芝の炊飯器の大きな特徴は、独自の真空技術による炊き上げです。これは、炊飯器内の内釜を真空にし、圧力差によってお米に吸水させる技術のこと。
これにより、お米のうま味や甘さを最大に引き出すほか、吸水しにくい玄米や麦なども芯までふっくらと炊き上げる事が可能。炊き上がり時間が40分ほどと、他社メーカーと比べ、比較的早いのも魅力です。
高級炊飯器の選び方
それでは、高価格帯の炊飯器を選ぶときのポイントをご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。ポイントは下記の通り。
【1】釜の種類
【2】炊飯量
【3】便利な機能
【4】お手入れのしやすさ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】釜の種類をチェック
内釜は大別して「炭窯(すみがま)」「鉄釜(てつがま)」「土鍋釜(どなべがま)」に分かれます。
三菱などに見られる「炭窯」は熱を蓄えておく蓄熱効果が高く、水分を保ったままの保温が得意です。日常生活でほぼ毎日使用する炊飯器。重量が比較的軽めというのもポイントが高いですね。
象印、パナソニック、日立や東芝といった主要メーカーのほとんどが採用している「鉄釜」は熱しやすく冷めやすいため、炊飯時間が炭や土鍋に比べて短いのが大きな特徴です。鉄釜は重いものが多いですが、甘みや旨み成分を逃さず大火力で一気に炊きあげます。
「土鍋」は炭と鉄のいいところをあわせ持った大変能力の高い釜です。蓄熱効果も高く、じっくりと火を通すため、ふっくらとした炊きあがりを期待できます。
【2】炊飯量をチェック
「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、炊飯器に関してはまったく当てはまりません。
例えば一升炊きの炊飯器で1合のお米を炊くと、どんなに性能のいい炊飯器で炊いてもご飯が黄色くパサパサしたイマイチな炊きあがりになります。3合炊きであれば0.5~2.5合、5.5合炊きであれば2~5合程度、8合炊きなら5~7合、1升炊きなら7~9合が一番ご飯が美味しく炊きあがります。
日常生活で一回にどれくらいの量を炊飯することが多いのか、これを考えることが非常に重要です。
【3】便利な機能をチェック
基本の炊飯コース以外の機能にも注目しましょう。チェックしたい主な機能は次の通り!
・保温機能:いつでも炊き立ての美味しさを味わえる長時間保温がおすすめ。
・炊き分け機能:玄米、おかゆのほか、お米の銘柄に合わせて炊き分けられるものも。
・スマホ連携機能:アプリを通してスマホと連携して、炊飯予約や設定を変更。外出先でも安心。
高級炊飯器は、便利な機能が充実しています。使うシーンに合わせて必要な機能を見極めて選ぶといいでしょう。
【4】お手入れのしやすさをチェック
最近はほとんど当たり前についている内蓋ですが、これを取り外した場合に「どこまで分解してお手入れができるのか」というところは大きなポイントです。
内蓋は外れるけど一枚になっていて「肝心の中が洗えない」というのはあまりいただけません。ほぼ毎日使用するものですから、きちんと隅々までスポンジがとどいてしっかり洗えるものを選ぶと洗浄のストレスも緩和されます。
高級炊飯器おすすめ12選
それでは、高級炊飯器のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼「ZOJIRUSHI(象印)」はこちら
▼「TIGER(タイガー)」はこちら
▼「Panasonic(パナソニック)」はこちら
▼「MITSUBISHI(三菱電機)」はこちら
▼「HITACHI(日立)」はこちら
▼「TOSHIBA(東芝)」はこちら
▼「その他のメーカー」はこちら
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼「ZOJIRUSHI(象印)」はこちら
▼「TIGER(タイガー)」はこちら
土鍋の高火力×やさしい泡立ちで米の旨みを引き出す
タイガーの炊飯器の最高級シリーズである「ご泡火炊き(ごほうびだき)」。本物の土からできた土鍋を使って実現した250℃の高火力と、釜の底に設けた4段の波紋底で泡立たせる仕組みで、お米の旨みと甘みを封じこめて炊きあげます。
また、大小2つの圧力ボールにより、圧力を変化させ、圧力IHにありがちな「べたつき」を抑えているのも特徴です。
お米の旨みを泡が閉じ込める
高火力でお米のうまみを引き出し、泡がそのうまみをギュッと閉じ込める、「ご泡火(ごほうび)炊き」。
土鍋で炊いたご飯のようにお米を美味しく炊けるのはもちろん、上部に付いた操作パネルや拭き掃除がしやすい構造、「圧力洗浄コース」など、お手入れのしやすさにもこだわっています。
▼「Panasonic(パナソニック)」はこちら
お米の品種や鮮度に合わせて最適な炊き上がりに!
お米は品種ごとに炊き方が微妙に変わるもの。ところがこの炊飯器は、58銘柄ものお米の品種別に最適な炊き上がりに調節してくれる「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能で、その品種もおいしく炊けるのです。
また、お米の鮮度を見分けて新米のような炊き上がりに調整する「鮮度センシング」機能も搭載。もちろん、好みに合わせて13通りもの食感を炊き分ける機能もあり、仕上がりをコントロールする機能にすぐれています。
また、220℃の高温スチームで、炊飯最終工程である追い炊き、蒸らしの工程でもじっくり加熱することができ、お米を焦がさずに、芯まで加熱して、旨みを閉じこめてくれます。
▼「MITSUBISHI(三菱電機)」はこちら
▼「HITACHI(日立)」はこちら
▼「TOSHIBA(東芝)」はこちら
▼「その他のメーカー」はこちら
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 炊飯器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの炊飯器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】高級炊飯器以外も検討したい方はこちら
最後に|エキスパートからひとこと
どんなごはんが好みか、炊き上がりをイメージしよう
まずは自分がどんなご飯が好きか、どんなおかずでご飯を食べていることが多いかをイメージすることが大事です。
しょっぱいものや味の濃いものが好きなのか薄味が好きなのか、白米より玄米が多かったり炊き込みご飯が多かったり、大人数で食事をすることが多かったりなど、人によって様々な食事があると思います。
なるべく具体的にイメージすることによって、自分好みの炊飯器に巡りあえる確率は高くなっていきます。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。