ノイズキャンセリングヘッドホンとは?
ノイズキャンセリングヘッドホンとは、電車の走行音や街中の交通音、雑音といった騒音(ノイズ)を逆位相の音を出すことで遮断し、騒音を低減。どんな環境でも静かに音楽を楽しめるヘッドホンのこと。
もともとは航空機用として、ジェットエンジンの音からパイロットの耳を守るために開発されたのがきっかけです。その後、よりクリアな音楽を楽しむために民間用のヘッドホンとして商品化されました。
性能・機能性で選ぶ
ここからは、ノイズキャンセリングヘッドホンを選ぶうえで、見落としがちな重要ポイントを2つご紹介します。せっかくノイズキャンセリングの性能が高くても、これらのポイントをおさえないと快適に音楽を楽しむことができません。
遮音レベルを調節できると便利
ノイズキャンセリングヘッドホンは、電車やバス、街中といった日常的な場面から海外出張まで利用シーンが広がっています。しかし、どのシーンにおいても完全に遮音できたほうが良いわけではありません。
たとえば、電車やバスでは社内のアナウンスは聞こえるほうが良いですし、街中でも車の走行音が聞こえないと安全とは言えません。そこで、トレンドになっているのが、騒音をカットしつつ適度に外部の音を取り入れる機能です。対応機種では、音楽を聞いている間も外の音を確認しやすくなっています。
なかには、遮音レベルの強弱を調節できる機種もあります。集中したいときや逆に外の音も取り込みたいときに便利な機能です。
音質は解像度で決まる
ノイズキャンセリングの性能が高ければ音質がよいとはかぎりません。音の解像度、サラウンドのバランスなど臨場感ある音を見極めるポイントがいくつかあります。
まずは、解像度。音の良し悪しは解像度の高さで決まると言っても過言ではありません。解像度が高いモデルほどよりクリアな音を楽しむことができます。解像度が低いとサラウンドのバランスが崩れ、本来のサラウンドを適切に再現することができません。
Bluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホンの選び方
Bluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホンの選び方は次の4点。
【1】ノイズ解析用マイクの数
【2】ヘッドホンの遮音性
【3】接続方法
【4】バッテリーの持続時間
詳しくは下記の記事で紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。
「Bluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホン」のおすすめ商品の比較一覧表
Bluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホンのおすすめ14選 1万円以下~5万円の価格帯で厳選
ここからは、1万円以下~5万円まで幅広い価格帯のおすすめ商品をご紹介していきます。



ライフスタイル・オーディオブランド
米国のSkullcandyは、ファッション志向の強いライフスタイル・オーディオを提唱するヘッドホンブランドとして注目されています。そんなSkullcandyが思わず手を出したくなる価格帯で発売したノイズキャンセリングヘッドホンが『Venue』です。
マイクを内部と外部に搭載するデュアル仕様になっており、この価格としてはお値打ちと言える性能の良さを実現しています。また、ヘッドホンを着用したまま外部の音を聴ける「モニターモード」まで対応しているという充実ぶりです。スマホとのワイヤレス連携により忘れ物を防止するスマートトラッカー「Tile」というユニークな機能も特徴となっています。

業界最高級のノイズキャンセリングヘッドホン
ソニーが誇る「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQ1」「デュアルノイズセンサーテクノロジー」という業界最高峰のノイズキャンセリング性能を搭載した最高級クラスのモデルです。
音楽を聴きながら外の音が聞こえる「アンビエントサウンドモード」、瞬時に外の音が聞こえる「クイックアテンション」も備えています。このように、多機能であることが特徴で、アプリからのノイズキャンセリングの調整なども可能です。
サウンドの面においても最高峰であり、ワイヤレスでありながらハイレゾ対応になっています。2016年に発売した初代モデルからすでに注目されていましたが、この四代目はノイズキャンセル性能や機能、サウンドすべてにおいて、さらにパワーアップしているのです。

隠れたノイズキャンセリング優秀モデル
『Studio3 wireless』は、アップル傘下であるBeats by Dr.Dreが発売したハイエンドヘッドホンです。あまりアピールしていませんが、実はノイズキャンセリングにも対応しています。
この機種で初めて搭載された「ピュアアダプティブノイズキャンセリング機能」(Pure ANC)は、外部の音を継続的にモニタリングしてノイズを低減するものです。とても優秀な機能であり、ノイズキャンセリングだけに着目しても実はトップクラスの性能です。
アップルの「W1」チップを搭載しているため、iPhoneユーザーであれば近くに置くだけで簡単にワイヤレスのペアリングを行えます。デジタル機器が苦手な人でも簡単に扱える機種なので安心です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ノイズキャンセリングヘッドホンの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのノイズキャンセリングヘッドホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのノイズキャンセリングアイテム
外音取り込み機能は必須の機能
ITガジェット・家電ライター
ノイズキャンセリングヘッドホンを選ぶうえで、つい遮音性能の高さばかりに注意がいきがちですが、安全性に配慮した外音取り込み機能は必須の機能と言えます。屋内ならば、遮音性が高いほうが集中力を高めてくれますが、屋外で外音が聞こえないのは非常に危険です。ぜひ選ぶうえで外音取り込み機能の有無もチェックしてみてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
IT・家電ライターとして活動。PC、関連デバイスの記事に定評があり、様々な媒体へ寄稿している。電脳街の練り歩きを日課とし、常に情報収集(趣味)を怠らない。散財するのも大好きなので、新しいものが出るとすぐに飛びついてしまう傾向が強い。