絆創膏の選び方
まずは絆創膏の選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記3点!
【1】絆創膏の種類から選ぶ
【2】自分の肌に合うタイプを選ぶ
【3】使う部位に合う形状を選ぶ
医療ライター・西村テツジさんのアドバイスもご紹介しています。それぞれ解説しているので自分の使い方にぴったりの絆創膏を選ぶために参考にしてみてください。
【1】絆創膏の種類から選ぶ
絆創膏は大きく3つの種類に分けられ、それぞれにメリットや特徴があります。そこで、使うシーンに合わせて、使いやすい種類の絆創膏を使うようにしましょう。
救急絆創膏
「救急絆創膏」は、絆創膏のなかでもスタンダードなタイプで、粘着シートにキズ口に当てるパッドが付けられたもの。商品によっては、パッド部分に消毒液などが含まれており、キズの治癒力を高めてくれるものもあります。
また、サイズが豊富なため、切りキズや擦りキズなど、幅広いキズに対応しやすく、もしものときのためにも備えておきたいタイプです。
治癒促進絆創膏
キズ口からにじみ出てくる透明な体液には、キズの治癒をうながす作用があります。そこで、この体液が乾かないようにすることで、キズ口の治癒力を高める絆創膏が「治癒促進絆創膏」です。
また、治癒促進絆創膏はキズ口を乾きにくくするため、かさぶたができづらく、キズ跡が残りにくいといった作用も期待できます。キズの治癒力をメインに考えたいなら、治癒促進絆創膏を選びましょう。
水絆創膏(液体絆創膏)
「水絆創膏(液体絆創膏)」は、貼り付けるのではなく、キズ口に塗って使うタイプの絆創膏。塗った液体は乾燥すると皮膜を作り、細菌などがキズ口へ入るのを防いでくれます。
また、水絆創膏は水濡れに強いため、指先など濡れやすい場所のキズに便利。一般的な絆創膏のように厚みが出にくいため、パソコンなどの操作を邪魔しにくいのもポイントです。
【2】自分の肌に合うタイプを選ぶ
自分の肌が強くかぶれにくいなら、傷口に細菌や雑菌などの侵入を防ぎ、肌に密着する絆創膏がおすすめ。このタイプなら、化膿予防、早期治療にもなります。
逆に、肌が弱くかぶれやすいなら、通気性が高い絆創膏を選びましょう。ウレタン不織布などが適しているので、購入時に素材を忘れずにチェックしてみてください。
【3】使う部位に合う形状を選ぶ
足の脛や太もも、手の甲などにできたケガはスタンダードタイプの絆創膏で対応できますが、膝やひじなどの関節部分は剝がれやすい傾向です。そのため、「膝用」「ひじ用」「関節用」など、パッケージに使用する部位が具体的に書かれている絆創膏を選びましょう。
傷口の状態や部位に合わせて選べる!絆創膏 医療ライターがアドバイス
絆創膏には救急絆創膏と水絆創膏(液体絆創膏)があります。
救急絆創膏:粘着シートに布製パッドが付いており、傷口を保護します。パッド部には、薬剤を含むもの、治癒を促進するもの、防水など幾つかのタイプがあります。
水絆創膏(液体絆創膏):接着剤のような液体を傷口に塗り乾燥させてできる被膜が雑菌の侵入を防ぎます。救急絆創膏より剥がれにくく、水に強いのですが、深い傷には使えません。
絆創膏のおすすめ26選 医療ライター・西村テツジさんと編集部が選んだ
ここでは、医療ライターの西村テツジさんと編集部が選んだ、おすすめの絆創膏をタイプごとに分けて紹介していくのでぜひ参考にしてください。
▼おすすめ8選【救急絆創膏】
▼おすすめ4選【防水機能のある絆創膏】
▼おすすめ7選【治癒促進絆創膏】
▼おすすめ4選【水絆創膏(液体絆創膏)】
▼おすすめ3選【子ども向け絆創膏】
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▼おすすめ8選【救急絆創膏】
最初に紹介するのは、スタンダードなタイプの緊急絆創膏のおすすめです。幅広いシーンで活用できるので、まずはこのタイプの絆創膏からきちんと用意しておきましょう。
ニチバン『ケアリーヴ Mサイズ』はタテヨコの伸びに優れた高密度ウレタン不織布を使用しており、指回りや屈折部でも剝がれにくく、皮膚の蒸れが少なく、はがす時も角質細胞を傷つけません。

肌の動きにフィットし剥がれにくい絆創膏
テープの素材に高密度ウレタン不織布を用いることで、柔軟性を高めた絆創膏。肌の動きにフィットしてテープが伸び縮みするので、指などよく動かす部分でも剥がれにくいのが魅力です。
テープの接着面には水に強い接着材を使用することで、さらに剥がれにくさを高めています。汗や突然の雨などでも、剥がれず使える絆創膏です。
絆創膏が目立ちにくい肌色タイプ
キズ口に貼り付けていても絆創膏が目立ちにくい、肌色のテープを使用したアイテム。テープには通気穴を設けることで肌が蒸れにくく、つけていてもストレスを感じにくいのがポイントです。
また、絆創膏の形は、角をなくしたオーバル形を採用し、端からめくれないような設計に。スタンダードなタイプだからこそ、どんなシーンでも扱いやすく作られた絆創膏です。
アクリノールを採用したキズにやさしい絆創膏
絆創膏のパッド部分に、消毒などに使われている「アクリノール」を塗布したアイテム。絆創膏をつけている間は、消毒液がキズ口を保護してくれるので、やさしく保護できるのが魅力です。
テープ部分は半透明にすることで目立ちにくくなり、目立つ場所のキズにも使いやすくなっています。
※この商品は指定医薬部外品です。
広い面積のキズ口もしっかり保護する絆創膏
スタンダードなサイズよりも縦幅を広くすることで、面積の大きなキズにも対応した絆創膏。パッド部分は、特殊な加工によってキズ口にくっつきにくく、はがすときに痛く感じにくいのもうれしい特徴です。
また、スタンダードサイズと同じように、角をなくすことで剥がれにくさを上げているのもポイント。膝などに衣類と擦れやすいところでも、すぐに剥がれずしっかりキズ口を保護してくれます。
▼おすすめ4選【防水機能のある絆創膏】
続いて、水に濡れても剥がれにくい、防水機能のある絆創膏を紹介します。
バンドエイド『ウォーターブロック』は、新素材フィルムと不織布の二重構造とサイドのヒートシール加工で、水仕事や入浴時に傷口を保護し水やばい菌は通さず、患部は蒸れない高い通気性のある救急絆創膏です。

▼おすすめ7選【治癒促進絆創膏】
ここでは、キズの治癒力を高めてくれる治癒促進絆創膏のおすすめ商品を紹介します。
バンドエイド『キズパワーパッドプラス ふつう』は、傷口をぴったり覆って自然治癒力を高め、痛みを和らげながら早く治し、傷あとも残りにくい絆創膏です。なめらかな表皮をスムーズに再生しきれいに治します。

▼おすすめ4選【水絆創膏(液体絆創膏)】
ここでは、キズ口に塗って使用する水絆創膏(液体絆創膏)を紹介していきます。
ロート製薬『メンソレータム ヒビプロ』は、塗った跡が目立たない透明ジェルの液体絆創膏で、患部に塗るとすぐに乾いて傷口を密閉し、水仕事や入浴時にも剥がれにくく、患部を外的刺激から守ります
▼おすすめ3選【子ども向け絆創膏】
最後に、子どものケガにぴったりの子ども向け絆創膏を紹介します。
バンドエイド『キッズシリーズ ミニオンズ』は、お子様の指に合わせたスモールサイズで、水、ばい菌は通さず空気、水蒸気は通す伸縮性の高い防水テープと傷口に付きにくい特殊パッドを使用しています。

おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 絆創膏の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの絆創膏の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
絆創膏の使い方
絆創膏の働きをきちんと活用するためには、まずキズ口をしっかり洗浄しましょう。砂やホコリなどをキレイに取り除いてから消毒し、やさしい力でそっと貼るのがポイントです。
水絆創膏の場合は、なるべく薄く塗るようにします。厚塗りしてしまうと引っ張られるような違和感が出てしまうので、キズ口にさっと塗るように気をつけましょう。
包帯のおすすめ商品もチェックしよう!
絆創膏は切りキズなどの保護にはぴったりですが、捻挫などのケガには使えません。そこで、絆創膏では対応しづらいケガにも活用できる包帯も、一緒に揃えておくことが大切です。
リンク先では、包帯の選び方やおすすめの商品を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
シーンに合った絆創膏でキズをきちんと保護しよう!
絆創膏はキズ口を保護することで雑菌などの侵入を防ぎ、キズの悪化を防いでくれるアイテム。近年では、キズ口からしみ出る体液を活用して治癒力を高める絆創膏も販売されており、ケガをキレイに治すためにも絆創膏が欠かせなくなりました。
一方で、機能や特徴のある絆創膏が増えたために、どれを選べばよいのか悩んでしまうことも増えています。そこで、今回紹介した選び方や商品などを参考にして、自分の使い方や使用シーンにぴったりの絆創膏を見つけましょう。
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新薬の企画開発を10年経験。その後、日用品メーカーで医薬部外品、化粧品、健康食品の商品企画、マーケティング、新事業開発を18年経験。 健康関連のスペシャリストとして、青汁マイスター・ソムリエ、薬膳コーディネーターの資格を有し、これまでに執筆は100事案を超え、商品企画提案などにも含め幅広く活動中。