ガラスフィルムと保護フィルムの違いとは
ガラスフィルムと、保護フィルムの違いは素材です。ガラスフィルムは名前のとおりガラスで作られており、衝撃に強く気泡が入りにくいなどのメリットがあります。
保護フィルムは基本PET素材で作られており、製品によって覗き見防止機能や反射防止機能などが備わっています。それぞれの素材の特徴やメリットを考えて、自分に合ったiPhone用フィルムを探しましょう。
iPhone用フィルムの選び方
では、iPhone用フィルムの選び方をチェックしていきましょう。家電製品総合アドバイザーの福田満雄さんのアドバイスもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
iPhoneのシリーズで選ぶ
iPhoneは、シリーズによって画面サイズが異なります。ほとんどの商品に、対応シリーズが記載されていますので、購入するときはよくチェックしましょう。
サイズが違うものを選ぶと、貼りつけにくかったり、ずれて見た目が悪くなったりします。商品によっては、使いごこちに影響する可能性があるため気をつけてください。
iPhone13に合う保護フィルムのサイズは?
使用しているiPhoneシリーズに合った保護フィルムを選べば、保護フィルムが合わないといったこともありません。iPhone13に合った保護フィルムのサイズを知っておきましょう。
・iPhone 13 mini : 5.4インチ
・iPhone 13/iPhone 13 Pro : 6.1インチ
・iPhone 13 Pro Max : 6.7インチ
ちなみにiPhone12のサイズは以下のとおりで、モデルごとのサイズがiPhone13と同じです。
・iPhone 12 mini : 5.4インチ
・iPhone 12/iPhone 12 Pro : 6.1インチ
・iPhone 12 Pro Max : 6.7インチ
同じiPhoneでも、miniとPro Maxでは大きさがかなり異なります。保護フィルムを購入する際には、十分に気を付けてください。
表面硬度で選ぶ(目安は9H以上)
iPhone用フィルムに記載されている「表面硬度」は、JISで規定されている「塗料一般試験方法」の引っかき高度(鉛筆法)」が正式名称です。塗装塗膜の硬さやキズのつきにくさをH(引っかき高度)で表しています。
数字が高ければ「キズに対する耐久性にすぐれている」という意味がありますので、購入するときはよくチェックしてみてください。
ガラスフィルムの厚さで選ぶ(目安は0.3mm未満)
ガラスフィルムは、製品によって厚さが異なります。フィルムが厚ければ、それだけ耐久性にすぐれていますが、画面に貼りつけたあとに違和感が残りやすい特徴があります。逆に、薄いタイプのものは感度がよく、使いやすいですが保護性能は落ちやすくなります。
なお、ラウンドエッジ加工が施されているタイプのiPhone用フィルムは、厚みがあっても違和感が覚えにくいので使いやすいです。
ガラスフィルムの厚さの目安は、0.3mm未満がおすすめ。0.4mm以上は、見た目にも厚みを感じやすくなります。
透明度と手ざわりの違いで選ぶ
iPhone用フィルムはグレアタイプかアンチグレアタイプかによって、透明度や手ざわりに違いがあります。
グレアタイプ:鮮やかな色やコントラストで動画や静止画を楽しめる
グレアタイプとは、光沢タイプともいわれており画面がツヤツヤしているのが特徴的。鮮やかな色やコントラストがアンチグレアタイプとは異なりキレイなので、動画や静止画を見るのに向いています。
ただし、光を反射しやすく、屋外で使用していると画面が見えにくくなる可能性があるため、直射日光が当たりやすい場所での使用は気をつけてください。
アンチグレアタイプ:サラサラした手触りでゲームが快適に
ノングレアタイプはグレアタイプとは異なり、光の反射を抑える特徴があるため、人によってはぼやけた印象になるかもしれません。
しかし、長時間画面を見ていても目が疲れにくく、自分の顔や室内がフィルムに反射しにくいのがメリットです。指さわりもサラサラとしているので、グレアタイプよりも操作しやすいでしょう。
フィルムの機能で選ぶ
iPhone用フィルムは、ブルーライトカット機能や覗き見防止加工機能・飛散防止加工機能などのすぐれた機能があります。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
ブルーライトカット機能:長時間使っても目の疲れを和らげる
iPhoneを長時間使用していると、目が疲れやすくなったり痛くなったりすることがあります。ブルーライトカット機能は、iPhoneの画面を暖色系の色に調整することで、目の疲れを和らげることが可能です。
iPhone用フィルムにブルーライトカット機能があれば、「Night Shiftモード」を使わなくてもブルーライトカットができるので、設定変更しなくて済みます。
覗き見防止加工機能:プライバシーの保護に
iPhoneを屋外で使用していると、プライバシーが気になるという方も多いのではないでしょうか。覗き見防止機能があるiPhone用フィルムを使えば、ブラインド加工により一定の角度から見ると画面が暗く見えるようになります。
電車のなかなど周囲に人が多い環境でも、覗き見防止加工機能があれば、閲覧している内容を盗み見られるリスクが抑えられます。
飛散防止加工機能:破片が飛び散らない
iPhoneを万が一落としたときに、ガラスフィルムが割れても飛散防止加工機能がついていれば、こまかい破片が周囲に飛び散りにくくなります。iPhone用フィルムは、高い強度を持っているものも多いですが、落下など強い衝撃を与えれば割れてしまう可能性もあります。
飛散防止加工機能があれば、破片が原因でケガをするリスクをおさえられて、後片づけもかんたんです。
付属品が充実していると失敗しにくい
貼りやすいiPhone用保護フィルムを探している人は、付属品が充実している商品を選びましょう。下記で挙げるものが付属されていると、保護フィルムを貼るのが苦手な人でも扱いやすいです。
・アルコールシート
・クロス
・貼り付けキット
・ホコリ取りシール
保護フィルムがずれたり汚れたりすると、見た目にもよくありませんので、キレイに貼るためにも付属品を活用しましょう。
ケースの有無で2.5Dと3Dを選ぶ
iPhone用保護フィルムには「ラウンドエッジ加工」と言われる、ふちに丸みをもたせる加工が施されている商品があります。
2.5Dは加工の丸みが浅いため、iPhoneケースと干渉が少ないのが特徴です。3DはiPhoneによりフィットする形状のため、iPhoneケースを使わない人に向いています。
iPhoneの使い方によって、2.5Dと3Dのいずれが向いているか変わってくるため、それぞれの違いをよく理解して保護フィルムを選びましょう。
iPhone用のガラスフィルムは機能で選ぶ 家電製品総合アドバイザーがアドバイス
iPhone用のガラスフィルムは、パッと見は各商品の外見が似ているので迷いますが、実は備わっている機能は様々なのです。目に優しいブルーライトカット機能や覗き見防止機能など、使う用途によって必要な機能があるものを選びましょう。
iPhone用フィルムおすすめ18選 衝撃軽減、覗き見防止、ブルーライトカットなど
家電製品総合アドバイザーの福田満雄さんと、編集部が選んだiPhone用フィルムを紹介します。選び方のポイントをふまえつつ、自分に合ったiPhone用フィルムを見つけてみてください。
独自のフィルム構造でiPhoneをしっかりと守る
毎日使うなかで起こりやすい画面の摩擦やキズから守ってくれる、アンチスクラッチレイヤー機能と、外部から受ける衝撃を分散させるアンチインパクトレイヤー。ラプソル独自のフィルム機能で、大切なiPhoneをしっかりと保護してくれるフィルムです。
専用のホコリ取りキットが付属されているので、保護フィルムを貼るのが苦手な方でも気泡や指紋で汚れにくいのがうれしいポイントです。
9H以上の硬度で耐傷性にすぐれた保護フィルム
画面全体をフルカバーしてくれるタイプのiPhone用保護フィルムなので、iPhone13画面を傷つけたくない人にピッタリ。Deffの独自開発した二次硬化ガラスが使用されており、ディスプレイをしっかりと守ります。
ブルーライトカット機能付きで、目にやさしく、普段の生活でスマホを長時間使用する人におすすめです。
スペアガラス同梱で割れても安心!
万が一使っているときに保護フィルムが割れても大丈夫なように、すぐに張り替えができるスペアガラスを1枚同梱した「ワレサポサービス」が魅力です。
0.15mmゴリラガラス製ラウンドエッジ強化ガラス使用で、装着していることを忘れるくらいの薄さがうれしいポイントです。銀イオンが使われており、保護フィルムに抗菌加工が施されているので、長く清潔に使えます。
Belkin『iPhone12 mini用プライバシー抗菌画面保護強化ガラスフィルム』は、覗き見防止機能あり。ガイドで貼りを失敗しにくい工夫も。

衝撃や覗き見などからiPhoneを守る
衝撃や引っかきキズ、覗き見からiPhoneを保護できる、Belkinの強化ガラスフィルム。画面上の細菌の増殖をおさえる、抗菌コーティング仕様になっています。
日本製ガラスを採用しており、スムーズなすべりと感触が特徴的な製品。電車など人が多い場所でiPhoneを使っていても、 2wayサイドフィルターによりプライバシーを守ることが可能です。
ラスタバナナ『iPhone12 12Pro フィルム全面保護強化ガラスブルーライトカット(FGE2595IP061)』は、ブルーライトカット機能で目に優しい商品。画面の縁まで貼るので技術が要ります。

ディスプレイのフチまでしっかりと保護!
ディスプレイのフチまでしっかりと保護し、受話口までガードしてくれる、全面保護タイプのiPhone用フィルムです。10Hの硬度をもつ強靱なガラス素材を採用しており、美しい画面を保ちながらiPhoneをしっかりと守ります。
また、ブルーライトカット機能がついているので、長時間iPhoneを使用しても目が疲れにくい点もポイントです。
ELECOM『iPhone 12/12 Pro ガラスフィルム 覗き見防止(PM-A20BFLGGPF)』は、覗き見防止機能つき。貼り直し可や、気泡が消えるのは貼りに自信が無い方の強い味方です。

全方向からの覗き見をしっかりとガード!
上下左右からの覗き見をしっかりとガードしてくれる、ブラインド加工が特徴的な、ELECOM(エレコム)のiPhone用ガラスフィルム。フィルム表面には指紋防止加工が施されており、iPhoneの画面を指紋で汚しません。
吸着面の加工により、貼りつけを失敗しても張り直しができるのがうれしいポイント。万が一気泡が入っても、24時間後に消える仕様になっています。
青みのないブルーライトカットタイプ
ブルーライトカット機能のあるフィルムは、一般的に青みがかったものが多いですが、DeffのiPhone用フィルムは青みのなさが特徴的です。また、二次硬化処理により、約0.25mmの薄さでも側面や端面をふくむ全方位の硬化を実現しました。
指のすべりも快適なので、操作をしていて違和感も覚えにくく、使いやすいフィルムです。
割れにくくキレイに使えるガラスフィルム
一般的にガラスフィルムは割れにくい特徴がありますが、Deffのガラスフィルムはガラスの側面に、ポリカーボネイト製のバンパーで保護することで割れにくさを実現しました。
バンパーが盛り上がっているので、ディスプレイを下にしても画面をキズがつきにくく、いつでもキレイがたもてます。表面は多層コーティングで処理しているので、使いやすく指すべりもなめらかです。
99.99%以上の透過率を実現
CASEKOOのガラスフィルムは、画質を徹底して追及した結果、99.99%以上の透過率を実現しました。液晶画面を保護しつつ、スクリーンの鮮やかな画質を損なうことがないので、動画やゲームを楽しみたい人向けの製品になっています。
改良されたコーティング加工機能により、指紋もつきにくく汚れが気になりにくいのもポイントです。
幅広いシリーズに対応している保護フィルム
iPhone12やiPhone12Pro、iPhone11・iPhoneXRと、6.1インチサイズに対応しているNIMASOの保護フィルム。貼りつけガイド枠つきなので、保護フィルムの貼りつけが苦手という方でも使いやくなっています。
高耐久性防汚コートにより指紋や汚れがつきにくく、操作もしやすいのが特徴的です。ほかにも、飛散防止加工機能や衝撃吸収機能など、保護フィルムにうれしい機能をたくさん搭載しています。
本体をもとに設計しているのでピッタリ!
OAprodaのiPhone用フィルムは、iPhone12・iPhone12Pro本体をもとに設計しているので、貼りつけしやすくピッタリとフィットします。保護フィルムのズレが気になるという方にピッタリ!
高透過率を実現しており、液晶本来の発色がいかされている仕様なので、動画やゲームを快適に楽しむことができます。
高感度で操作しやすいガラスフィルム
なめらかな指すべりでiPhoneの操作がしやすい、Spigenの全面保護ガラスフィルムです。専用のガイド枠が付属されているので、失敗するリスクも少なくキレイにガラスフィルムが貼れます。
セットでSpigenのケースを購入すれば、互換性も抜群で、干渉を気にすることなく快適にiPhoneが使えます。
左右からの視界をさえぎる覗き見ガード機能
apeirosのiPhone用強化ガラス液晶保護フィルムは、左右からの覗き見をしっかりとガードしてくれる、覗き見ガード機能が付いています。
電車など不特定多数の人がいるなかでiPhoneを使用しても、画面を見られるリスクの軽減になるので安心です。また、ガラス表面には、指紋がつきにくい防汚コーティング加工もされているので、汚れも気になりません。
アンチグレアタイプの液晶保護ガラスフィルム
ガラス表面に光の反射を抑える、アンチグレア加工を施した、PGAのiPhone用液晶保護ガラスフィルムです。太陽光や照明のもとでiPhoneを使用しても、反射しにくく視認性をよくさせます。
表面硬度10Hと、耐衝撃加工によりiPhoneを衝撃やキズからまもります。万が一ガラスが割れても、飛散防止加工機能つきで破片が飛び散りにくくなっています。
SIAAマークを取得したガラスフィルム
apeirosのガラスフィルムは、日本ではじめてSIAAマークを取得しています。従来の化学強化処理に加えて、ガラス表面のマイクロクラックを修復しており、耐衝撃性を高めました。
また、ガラス表層に圧縮応力層を形成し、キズや割れからiPhoneを守ります。iPhoneの画面をしっかりと守りたい人向けのガラスフィルムです。
フィルムをつけていないような透明感
ガラスザムライのiPhone用ガラスフィルムは、つけていることを忘れてしまうくらいの透明感が特徴的。ラウンドエッジ加工で丸みがあり、引っかかりにくく操作の邪魔をしません。
なめらかな操作感で、ゲームやフリック入力もしやすく、タッチペンも使用しやすいのがうれしいポイントです。クリーニングセットが付属しているので、これひとつでかんたんに貼りつけができます。
ゴリラガラス採用のガラスフィルム
強化ガラスとPETフレームの複合構造であり、しなやかで割れにくいゴリラガラスが採用されたiPhone用ガラスフィルムです。iPhoneの端までしっかりと保護してくれる、フルカバーフレームタイプ。
万が一iPhoneを落としても、飛散防止加工機能があるので破片が飛び散りにくいのがメリット。マイクロファイバークロスやアルコールシートなどが付属されています。
ケース干渉を避けた使いやすいガラスフィルム
LEPLUSのiPhone用ガラスフィルムは、内側に1mmカットしていることで、ケースに干渉しにくいサイズになっています。一般的なガラスフィルムよりも6倍の強度をもち、キズつきにくいのが特徴的です。
3ステップでかんたんにフィルムが貼りつけできる、貼りつけキットProが付属されているので、苦手な人もつけやすくなっています。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする iPhone用ガラスフィルムの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのiPhone用ガラスフィルムの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
iPhoneを快適に使えるアイテムをご紹介
まとめ
iPhone用フィルムは、ガラスフィルムの厚みや表面硬度、透明度など商品によってまったく異なります。また、ブルーライトカット機能や覗き見防止加工機能など、たくさんの機能も備えてあるので、自分のニーズに合ったものを選びましょう。
iPhoneをよく使用するシーンや、どんな機能を求めているのかをしっかりと考えれば、ピッタリのiPhone用フィルムが見つかるはずです。
今回の記事を参考にして、ぜひお気に入りのiPhone用フィルムを探してみてください!
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iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。