和平フレイズの人気商品『ToMayマルチポット』を徹底レビュー！ シリーズの違いや使い方も

1台で「茹でる・沸かす・炒める・煮る・揚げる・炊く・和える」ができる、1台7役の万能ポットです。商品名は『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』。MサイズとLサイズの2サイズ展開で、作りたい料理の量によって選べます。おしゃれなカラー展開や、コロンとしたかわいいシルエットも人気の理由のひとつ。お気に入りのデザインなら、楽しく料理ができそうですよね！ また、シリーズ展開もしていて、『ToMay dolce（トゥーメイドルチェ）マルチポット』、『ToMay charm（トゥーメイチャーム）マルチポット』もあります。

どれも共通して、内側はふっ素樹脂加工がされているので焦げ付きにくいのがウリ。水切れの良い注ぎ口もついていて、お茶を沸かすときにも便利です。ガラス蓋で中身が見やすく、茹ですぎや焼きすぎを防ぐことができ、握りやすい持ち手も特徴的になっています。

1961年に設立された、新潟県燕市に本社をおく老舗の調理器具メーカーです。鍋やフライパン、水筒や包丁など、さまざまな調理器具やキッチン用品を作っています。

とくに、料理愛好家の平野レミさん監修の「レミパン」シリーズや、日本製にこだわった「la base（ラバーゼ）」シリーズなどが人気。「ToMay（トゥーメイ）」シリーズは、マルチポット以外にも、スクエアパンやマルチパンも展開しています。

ここからは、マルチポットの3つのシリーズの違いを解説していきます。あわせて選び方のポイントも紹介しますよ！

シリーズのなかでも、一番はじめにできたのがこちらの『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』です。MサイズとLサイズがあり、サイズによって展開しているカラーも異なります。1~2人用ならMサイズ、3~4人用ならLサイズがおすすめです。

一人暮らしなど、狭いキッチンでも料理を楽しみたい人に向けて作られていて、コンパクトサイズで使いやすく収納もしやすいのがポイント。これひとつあれば、いろいろな料理を作ることができますよ。

中身が見えるガラス蓋で、つまみがU字になっていて持ちやすいのも特徴です。この記事では、こちらの『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』Mサイズをレビュー！ 本当に使いやすいのか、実際に使って検証してみました。

音楽記号で「柔和に、やわらかく」という意味を持つ「dolce（ドルチェ）」シリーズは、大人っぽい落ち着いたカラー展開が魅力のシリーズ。艶消し塗装をしているのでマットな質感で、ホワイトとレッドの2色展開です。『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』同様に、MサイズとLサイズがあります。

『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』との違いは大きく2点。ひとつは、ガラス蓋のつまみが木製になっています。見た目もおしゃれでシックな印象になるだけでなく、熱が伝わりにくいのもメリット。

もうひとつは、内面コーティングを強化していること。耐摩耗性、非粘着性、耐食性にすぐれた「シルクウェアEX」を採用し、汚れ落ちがいいのがポイントです。ナチュラルなデザインが好きな方や、お手入れがらくなものを選びたい方におすすめします。

シリーズのなかでも新しいのが『ToMay charm（トゥーメイチャーム）マルチポット』。内側に「ピンクマーブルハードコート」を施し、こびりつきにくく汚れ落ちがいいことに加え、おしゃれでかわいいデザインに仕上がっています。

また、ガラス蓋のつまみと取っ手は木目調のおしゃれなシリコン製。ガラス蓋のつまみには、菜箸を置くのに便利なくぼみがついていて、使い勝手もいいです。

こちらも、MサイズとLサイズがあるので、作りたい量にあわせて選んでください。おしゃれなデザインなので、料理を作ってそのまま食卓に出すこともできますよ。デザイン重視の方、機能性が高いものを探している方におすすめです。

『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』の気になる口コミや評判をご紹介します。

「深さがあるので吹きこぼれしにくく、取っ手が持ちやすい」
「こびり付かずに洗いやすい」
「取っ手が熱くなることもなく、安定して持てる」

「耐久性がよくない」
「ふっ素樹脂加工が剥がれてしまった」
「変な臭いがした」

筆者は実際に使い始めて2週間くらい。悪い口コミもありますが、現段階ではふっ素加工が剥がれたり、変な臭いがすることはありませんでした。おかしいなと思ったら、販売元に問い合わせてみるのもよいでしょう。ふっ素樹脂加工については、剝がれにくくなるように「油を入れてから火をつける」「やわらかいスポンジで洗う」「調理後に急に冷やさない」など、使い方を工夫してみてください。

それではここからは、実際に使ってみた感想を写真とともにご紹介します。ToMayマルチポットはIH対応ですが、我が家はガスコンロなのでガス火で挑戦！ 色はオレンジを選びました。

さっそく開封！ マルチポット本体と、取扱説明書、注意書きの紙が入っていました。注意書きには、「火力は中火以下で使用」、「取っ手は熱くなりやすいのでヤケドに注意」、「容量は半分を目安に使用」という内容が書かれています。

光沢のあるオレンジがかわいい……！ 気分が上がりそうなカラーで気に入りました。外寸サイズは幅24.5×奥行17cm。内径14cm、高さは蓋・持ち手を含めて約17.5cm、蓋なしだと約12cmです。

内寸26cmの深型フライパンと、内寸22cmの鍋と一緒に置いてみました。マルチポットがコンパクトなので、ほかの調理器具とも干渉せず調理しやすいです。作り置きなどでたくさん作りたい、3口コンロをフル活用したい日も助かります。

これなら1口コンロなどの狭いキッチンでもじゅうぶん置けますね！ 一人暮らしの方も使いやすそうです。

注ぎ口がついているので、ヤカンのようにお湯やお茶を沸かすことが可能！ お茶を沸かして、ボトルにらくらく注ぐことができました。注ぎ口があることで、鍋のフチにたれたり周りにこぼれたりせずきれいに注げましたよ。

ガスコンロを使用する場合は、持ち手が熱くなるのでヤケドに注意が必要とのこと。5分程度火をつけていましたが、今回は熱くならずにそのまま持てました。長時間火にかけると熱くなってしまうので、ミトンを使って持つようにしてくださいね。

Mサイズの満水容量は約2.2L。Lサイズだと約3.0Lです。今回は、Mサイズのマルチポットで袋麺タイプのインスタントラーメンを二食分作ってみました。

水の量は1L、ちょうど鍋の半分くらい。二食分の麺をいれると、一食分がお湯に浸かってもう一食分はお湯から出てしまいました。火の通りに差が出ないように、早めにほぐせば問題なしです！ 吹きこぼれもなく、順調に調理できました。

今回はシンプルに具材なしでしたが、具材を入れても大丈夫そうです。ただし、それ以上は容量が足りなさそう……。Mサイズだと、二食分までが限界のようです。

ToMayマルチポットは深さがあるので、油はねも気にならないという口コミも多いです。本当に油はねが気にならないのか？ 冷凍のチキンカツを揚げてみました！ 今回は揚げ焼きで挑戦しています。

少ない油でも、しっかり揚げることができました。油はねは、本当に気にならないです。パチパチと音がしても、油が大きく跳ねることはありませんでした。ただし、マルチポットの直径が14cmなので、一度に揚げることができる量には限界がありそうです。

「大きめの揚げ物をたくさんしたい」という場合には向かないかもしれません。

Mサイズ本体は約750g、Lサイズ本体は約870gです。Mサイズに1.5Lの水を入れると、個人的には片手で持つことはできるものの、若干手がぷるぷるするくらいなので、重く感じました。

ただし、本体のみは軽く扱いやすいと感じました。マルチポットのなかで調理する量によって感じる重さは変わるものの、中華鍋のように振って調理するような使い方をするものではないので、使いにくい重さではないと思います！

ToMayマルチポットは、ふっ素樹脂加工がされていて、焦げ付きにくく汚れも落ちやすいという特徴があります。本体もコンパクトなので、洗いやすいです。油汚れもササっと洗ってきれいになりました。

何度も洗い直しする必要がないのはうれしいポイント！ 狭いシンクでも場所を取らずに洗えそうです。

実際に『ToMay マルチポット』を使ってみて分かった、良い点と悪い点を主観でお伝えします！ また、使うときの注意点もあわせてご紹介します。

なんといってもコンパクトで使い勝手がいいのはうれしいポイント！ 調理中でも場所を取らず、収納にも便利で、届いてから毎日のように使っています。

注ぎ口があるのも魅力的で、お茶を沸かすときだけではなく、インスタントラーメンをお椀に盛り付けるときもお湯がこぼれずスムーズでした。かといって、注ぎ口が出っ張りすぎていて邪魔に感じることもありません。

また、深さがあるので油はねが少ないのもメリット！ 揚げ物をするとどうしてもキッチンまわりに油がはねてしまい、汚れるし片付けも面倒でなるべくやりたくなかった（同じように感じて揚げ物を避けている方も多いはず！）のですが、油はねの心配がないのがうれしいです。さらに、注ぎ口があるので、使用後の油をオイルポットに移すのもらくですよ。

持ち手も想像よりも持ちやすく、下の部分が曲がっていて滑り止めになっているのも良い点だと思います！

『ToMay マルチポット』は、サイズによって色が違うので、欲しい色とサイズの組み合わせがない！ という事態もありえます。デザイン重視の人でなければそこまで気になりませんが、できればどの色もMサイズ・Lサイズ出してほしい……！

また、コンパクトサイズだからこそのデメリットではありますが、強火でガツンと炒めることができないのは残念。底が深いぶん、単純な炒め物は中身が見えにくくやりにくさを感じました。

注意点として、フライ返しを使うハンバーグやホットケーキなどの焼き物メニューは難しいです。ToMay（トゥーメイ）シリーズに関しては、金属ツールの使用が不可なので、金属ツールを使いたい人はToMay dolce（トゥーメイドルチェ）、ToMay charm（トゥーメイ チャーム）を選んでください。

1台で複数の使い方ができるマルチポットは、ほかにもさまざまなメーカーから販売されています。ニトリの『IH ケトル兼用鍋』はコスパがいいですが、おもに煮物や鍋料理がメインで揚げ物には不向き。

DCMオリジナルブランドの『マルチポット』は、水切りに便利なストレーナーがついてくるのが大きなポイントで、「煮る」「揚げる」「沸かす」「炊く」「炒める」「茹でる」の1台6役が可能です。

ほかにも、wmf『フュージョンテック ミネラル マルチポット』は、厳選されたミネラル素材を使用しているのが特徴で、鍋に食材を入れたまま保存することもできる点が魅力ですが、その分お値段は高めです。

さまざまな商品があるなかで、和平フレイズの『ToMay（トゥーメイ）マルチポット』は価格と機能のバランスもよく、使い勝手もいいので、一人暮らしやこれから自炊を始めたい方にとくにおすすめですよ！

和平フレイズの公式サイトには、「インナービューティーレシピ」が紹介されています。季節ごとに旬野菜を使ったおすすめレシピが紹介されているので、献立に困った日はぜひチャレンジしてみては？

今回は、たくさんのレシピのなかから、ふたつ作ってみました！

なすと豆腐を使った「ダブル麻婆」！ 細かく刻んだしょうが、にんにく、長ねぎをごま油で炒めたら、ひき肉を入れてさらに炒めます。乱切りにしたなすを入れて合わせ調味料を入れ、煮立ったら豆腐を入れて、最後は水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成！

豆腐が崩れないように炒めるのがちょっとやりにくかったものの、注ぎ口があるおかげでお皿に盛り付けるときも液だれしないのがうれしかったです。

レシピ通りの分量だとピリ辛なので、苦手な方は豆板醬の量などを調整するといいかもしれません。

※公式サイトのレシピではピーマンも入りますが、今回は省いています。

ToMayマルチポットは、毎日の味噌汁づくりにも活躍します。鍋のまま食卓に出してもおしゃれです。

みょうがを入れることで、夏っぽさを感じるナスの味噌汁を作ってみました。だし汁を火にかけて、食べやすい大きさに切った玉ねぎとナスを入れて味噌を溶かします。

お椀に盛り付けたら、千切りにしたみょうがをのせて完成！ みょうががアクセントになっていて、美味しいと評判でした！

Amazon、楽天市場での片手鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

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