『マッキーケア超極細』を実際に購入して使ってみました
『マッキーケア』は油性ペンとして、広く流通しているペンのひとつ。『マッキーケア超極細』は、そんな『マッキーケア』のなかでも細い芯のみで構成されたツインタイプの油性ペンです。
一般的によく目にするツインタイプのマッキーは極細芯と細芯で構成されているため、それよりもひとまわり細い芯といえるでしょう。そのため、今まで極細芯でも難しかったようなこまかいところまで書き込むことができます。
とはいうものの、実際に気になるのはその書き味。今回は黒と赤のマッキーケア超極細を実際に購入し、その使い勝手や書きやすさについて検証してみました。
『マッキーケア』とは? 公式サイトの情報などを調査
『マッキーケア』は、文具メーカーのゼブラが発売している油性マーカー。マッキーシリーズのひとつで、芯の太さやタイプによって、マッキーノックやハイマッキーといったものも存在します。広く流通しているため、お世話になったことがある方も多いのではないでしょうか。
今回の『マッキーケア超極細』は、そんなマッキーシリーズでも最も細いタイプの油性マーカー。流通量の多い極細タイプでも使われている0.7mmの極細芯と、それよりもさらに細い0.3mmの超極細芯の組み合わせのツインタイプです。カラーバリエーションとして、黒と赤と青を展開しています。
従来のシリーズ同様、速乾性と耐水性にすぐれているほか、紙や布、木、段ボール、ガラス、プラスチックなどの材質にも幅広く利用することが可能。細い芯をよく使う場合や、さらにこまかい部分への書き込みにも使えるのが特徴です。まさに、細さに特化した油性ペンといえるでしょう。
『マッキーケア超極細』の口コミ&評判 SNSやECサイトでの評価は?
ここまで特徴を見てみましたが、実際の声も気になるところ。『マッキーケア超極細』の口コミや評判を見ていきましょう。
まるでボールペン! こまかい字がスラスラ書ける
『マッキーケア超極細』の評判として「安定して細い字が書ける!」との声が多く見受けられました。水性ペンでは超極細のタイプもありますが、油性ペンでここまでの細いペンはなかなか見られないとして、こまかいところに文字を書く場合に重宝されているようです。
超極細芯のため、書き味はボールペンにも近いとのこと。ペンの機能として、安定して線を書けるのはやはり嬉しいところですね。
案外売っていない? 入手場所が近くにない場合も
一般的に売られているマッキーよりもひとまわり細いペンということで、なかなか一般の文具店では入手できないとの声もありました。
ゼブラのオンラインストアやECサイトで購入はできるようですが、実際に試して検討してみたい場合は悩んでしまいますよね。特殊なタイプの商品として仕方ないかもしれませんが、売っているお店はしっかりチェックしておくといいでしょう。
『マッキーケア超極細』を実際に使ってみた感想 検証レビュー
今回は『マッキーケア超極細』の黒と赤を実際に使用してみました。外観から実際の機能まで確認してみたので、気になる方は参考にしてみてください。
ペンのデザイン
いわゆる一般的なペンのデザイン。マッキーとしておなじみの見た目でもありますが、よく見ると印字が通常タイプとは異なっています。なんと……金色! むしろ見た目では極細タイプとほとんど変わらないデザインのなか、このゴールドの字が目印といえるかもしれませんね。
サイズも一般的な油性サインペンの大きさ。成人女性の手にもしっくりフィットします。
ペン先の太さは? どのくらい細い?
さて、気になるのがこのペン先です! 0.7mmの極細芯と0.3mmの超極細芯。まずはペン先の見た目をチェックしてみましょう。
黒の極細芯(上)と赤の超極細芯(下)の比較
従来の極細芯でも細いと思っていましたが、超極細芯は本当に細い! 油性ペンではなかなか見たことのない細さだと思います。
ペンの書きやすさは? 細さの違いは?
続いてはその書き味を試してみましょう。ということで、実際にコピー用紙に書いてみました。
書きやすさとしては、どちらもスラスラ書くことができました。超極細芯は確かにボールペンのような書き味ともいえますが、線をかくうえでは、極細芯、超極細芯ともに黒も赤もしっかり線をかくことができます。細いペンだとインクの出が気になることもありますが、そのようなことも特にありませんでした。
ただ、こうして並べてみるとそこまで細さの違いは感じないかもしれません。ですが実際0.4mmの違いなので大きな紙に書いても比較は難しいといえるでしょう。
そのためもう少し細い場所として、試しにマスキングテープの上でも書いてみました。
こうしてみると、超極細の方が明らかに細い! と感じました。やはりこまかいところに書く場合に、その細さの便利さに気づくのではないでしょうか。
乾きやすさは?
次にインクの乾きやすさも確認するため、書いたあとに指で伸びるかチェックしてみました。
それぞれの文字を書いた後に指で擦ってみた結果
これについてはほぼ伸びは確認できませんでした。公式でも速乾性をうたっているとおり、乾くのは非常に速いようです。書いている途中で手にインクがついてしまう心配もなく、急いでいるときにも安心して使えますね。
消しゴムをかけても大丈夫?
マーカーとして使う時には、鉛筆などで下書きをしてから使う……ということもありますよね。そこで、鉛筆で下書きしたうえから『マッキーケア』を重ね、さらにそれに消しゴムをかけてみました。
速乾性のため消しゴムによる伸びはほぼありません。
ただ、鉛筆に黒インクが重なる場合は目立ちませんが、黒い鉛筆の上に赤いインクだと下書きの線も消えずにずっと残ってしまいます。ペンのインクで鉛筆の下書きが覆われてしまっているため仕方ないことなのですが、下書きの色とペンの色を合わせるなど、下書きから使用する際には注意をした方がよさそうです。
裏うつりはする?
案外気になるのがこの裏うつり。マッキーケア超極細の場合はどうなるのか、これも確認してみましょう。
はっきりしっかり裏うつりしていました。これは油性ペンとして仕方のないことかもしれませんね。
細いインクでもしっかり裏うつりすることを忘れず、状況に応じて下敷きを使うなど対処して使用するようにしましょう。
本体サイズ | 最大径12.1×全長140.7mm |
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インクカラー | 黒、青、赤 |
筆記線幅 | 極細:0.7mm、超極細:0.3mm |
インクの種類 | 油性 |
本体サイズ | 最大径12.1×全長140.7mm |
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インクカラー | 黒、青、赤 |
筆記線幅 | 極細:0.7mm、超極細:0.3mm |
インクの種類 | 油性 |
『マッキーケア超極細』は細さに特化した油性ペン 総合評価:3.5点
マッキーケア超極細を試した感想をチャートにしてみました。
重ね書き:3
速乾性:5
描きやすさ:5
裏うつりのしにくさ:2
におい:2
色ムラ:4
※執筆者の主観を数値化したものです。
よく使われている油性ペンのマッキーシリーズとして、従来の使いやすい特徴はそのままに、とにかく細さに特化したペンだという印象を受けました。もっと細いところに書きたい! こまかい作業で使いたい! という方にはとても画期的なペンなのではないでしょうか。
インクのニオイや、詰め替えがない点は気になるところもありますが、それでもこの細さは代えがたいメリットといえるでしょう。工作や作業などのシーンで、いつものペンよりもう少し細いものがほしい場合は、ぜひこのペンを検討してみてはいかがでしょうか。
反対に、もう少し太い方が使いやすい場合や、ペン先のバリエーションを楽しみたい時は同じシリーズとして、ハイマッキーやおなまえマッキーなどと使い分けるのもいいかもしれませんね。
本体サイズ | 軸径11.9×全長141.8mm |
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インクカラー | 全12色(黒、青、ライトブルー、緑、ライトグリーン、黄、ピンク、紫、赤、オレンジ、ライトブラウン、茶) |
筆記線幅 | 細:1.0〜1.3mm、極細:0.5mm |
インクの種類 | 油性染料(アルコール系) |
本体サイズ | 軸径11.9×全長141.8mm |
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インクカラー | 全12色(黒、青、ライトブルー、緑、ライトグリーン、黄、ピンク、紫、赤、オレンジ、ライトブラウン、茶) |
筆記線幅 | 細:1.0〜1.3mm、極細:0.5mm |
インクの種類 | 油性染料(アルコール系) |
本体サイズ | 軸径21.8×全長140.8mm |
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インクカラー | 全12色(黒、青、ライトブルー、緑、ライトグリーン、黄、ピンク、紫、赤、オレンジ、ライトブラウン、茶) |
筆記線幅 | 太:6.0mm、細:1.5〜2.0mm |
インクの種類 | 油性染料(アルコール系) |
本体サイズ | 軸径21.8×全長140.8mm |
---|---|
インクカラー | 全12色(黒、青、ライトブルー、緑、ライトグリーン、黄、ピンク、紫、赤、オレンジ、ライトブラウン、茶) |
筆記線幅 | 太:6.0mm、細:1.5〜2.0mm |
インクの種類 | 油性染料(アルコール系) |
本体サイズ | 軸径11.7×全長140.1mm |
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インクカラー | 黒 |
筆記線幅 | 細:1.0〜1.3mm、極細:0.5mm |
インクの種類 | 油性染料(アルコール系) |
本体サイズ | 軸径11.7×全長140.1mm |
---|---|
インクカラー | 黒 |
筆記線幅 | 細:1.0〜1.3mm、極細:0.5mm |
インクの種類 | 油性染料(アルコール系) |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 油性ペンの売れ筋をチェック
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