『カットバリア』を実際に使ってみました
「まな板の黄ばみ・黒ずみが気になる」
毎回しっかり洗っているつもりでも、まな板はだんだん変色してきますよね。この黄ばみ・黒ずみの正体は、雑菌やカビ!
まな板についた包丁傷のなかには、洗浄した後も実は食材の汚れが残っているのです。その汚れをエサにして雑菌やカビが繁殖。見た目だけでなく衛生的にもよくない状態になってしまいます。「まな板に傷がつくのは仕方がない……」と思っていませんか?
この記事で紹介する『カットバリア』なら、切っても切っても傷がつきにくいので、衛生的に使用できます。『カットバリア』を実際に購入して試してみました。
『カットバリア』ってどんな商品?
『カットバリア』は、コパコーポレーション株式会社が取り扱っている商品。
木やゴム、プラスチックのまな板のいいとこ取りをした商品です。木のまな板のように包丁に優しく、ゴムのまな板のように傷つきにくく、プラスチックのまな板のように汚れが染み込みにくいTPUという新素材を使用。
ほどよい弾力性があって包丁がまな板に沈み込むので、食材をしっかり切ることができます。切る音も静か! 薄くて折り曲げもできるので、切った食材を鍋やフライパンまで運ぶのにも便利です。
汚れが落ちやすく、軽く拭くだけですぐ乾くので衛生的。耐熱温度が150℃もあるから熱湯消毒・煮沸消毒OK。漂白剤も大丈夫。食器乾燥機・食器洗浄機も使えます。
『カットバリア』の気になる口コミ
『カットバリア』には「気持ちよく切れる」「傷つかない」など、よい口コミが寄せられています。しかし、「まな板がすべって危ない」などの悪い口コミもありました。
使い勝手がよくないのは気になるところですよね? お金を払うに値する商品なのか、評判を確認しておきましょう。
まな板がすべる
「切ろうとすると、まな板本体が滑って動いてしまうので危ない」、特に御影石や人工大理石のキッチンカウンターで滑るという声が上がっています。
傷がつく
少数ではありますが、「包丁傷がたくさんついた」という口コミもありました。絶対傷つかないわけではないのかもしれません。
しなりすぎて使いづらい
「素材がやわらかいから、切った食材を乗せて持ち上げるとバランスがとりにくい」「鍋やフライパンに入れるのが難しい」「片手で支えて反対の手で洗おうとすると、まな板が曲がってしまってうまく洗えない」
薄くてしなるのが売りの商品ではありますが、それが裏目にでて使いにくいという声もありました。
その他
そのほかにも、次のような口コミがあります。
「片手で持つには重い」
「白っぽい跡がつく」
「食洗機に入れたら変形した」
『カットバリア』を実際に使用してわかったこと
『カットバリア』のサイズは、約縦25.5cm×横37cm×厚さ3mm。
パッケージには、新素材TPUの特徴が図入りで記載されています。包丁傷がつきにくいまな板だというアピールポイントがわかりやすいですね。商品の特徴は、アイコンでも示されています。
パッケージには、火気に近づけない。熱い鍋を乗せない。安定した平らなところで使用するなどの注意点も書かれています。
口コミにあった食洗機での変形に関する注意も記載されています。購入した場合は、使用前に「取扱い上の注意」をよく確認したほうがよさそうです。
使いやすさは?
安価なシートまな板だと、包丁に力を入れて切ると刃の圧力でキッチンカウンターの台に切り跡が残ってしまう場合も。
しかし、この商品はしっかりした厚みと弾力性があるので、キッチンカウンターを傷つける心配がなく安心。硬いものも躊躇なく切ることができます。
弾力があり包丁を押し込めるので、油揚げやネギなど下がつながりやすい食材も切りやすいです。ほとんどつながらずに切れました。
サイズ感は?
スーパーで購入してきた小松菜を、2束同時に処理できるほどの広さがあります。かといって大きすぎるわけではなく、扱いやすいサイズ感。ひとり分から家族分の調理まで、幅広く対応できるまな板です。
ただ、それだけの大きさがあるので、たくさんの食材を乗せた状態で端を持ち、片手でまな板を支えるのは困難。まな板が、食材の重さを支えきれずにしなってしまいます。
乗せたものをこぼさないように、大量の食材を鍋などに移したいときには、両端を持って移動するほうが無難です。
手入れのしやすさは?
粘り気があり、まな板がべったり汚れる食材を切った後も、水洗いだけでねばねばがとれました。驚きの汚れ落ちで、洗い物が楽になります!
しなるから洗いにくいという口コミもありましたが、試してみたところそんなに洗いにくいとは感じませんでした。
口コミどおりに多少はしなりますが、筆者の家で使っているシートまな板と同じくらいのしなりです。特別しなりやすいわけではありません。洗った後は、布巾で拭くとすぐにからっと乾くので衛生的です。
保管のしやすさ
サイズは大きめですが薄いので、それほど場所を取りません。立て掛けだけでなく、吊り下げても保管できるので便利。
はかりではかってみたところ、まな板のみの重さは336gでした。吊り下げる場合も軽いので、それほど強力なフックではなくても大丈夫です。
すべりやすい?
『カットバリア』の裏面には、凸凹の加工が施されています。
口コミにあったとおり、『カットバリア』はすべりやすいです。
まな板の上に手を乗せ、前後左右に軽く力を加えると簡単に動いてしまうほど。人工大理石のキッチンカウンターだけでなく、木製のテーブルでも試してみましたが、やはりすべりました。
しかし、食材を普通に切るだけでまな板がずるずる動くわけではありません。通常使用ならそこまで心配しなくても大丈夫。
硬いカボチャを分割するために思いっきり力を込めて切っても、まな板は動かず安全に使用できました。
ただ、子どもに包丁を使わせるときは注意が必要。どんな力の入れ方をするかわからず危険なので、使用は避けるほうが無難です。
傷つきにくさは?
2週間使用後、『カットバリア』に傷ができているかを確認。コパ・コーポレーションの商品紹介動画でも行っている「まな板にクレヨンを塗る」方法で検証してみました。
切り傷の溝がある場合、その溝にクレヨンが食い込み、傷が目立つようになります。
みてください! クレヨンが食い込んでいる溝はひとつも確認できませんね。『カットバリア』は傷に強いというのは間違いないようです!
サイズ | 縦25.5×横37×厚さ0.3cm |
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材質 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
耐熱温度 | 150℃ |
サイズ | 縦25.5×横37×厚さ0.3cm |
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材質 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
耐熱温度 | 150℃ |
『カットバリア』は安心して使える手軽なまな板! 総合評価:4.6点
『カットバリア』を試した感想をチャートにしてみました。
手入れのしやすさ:5
サイズ感:4
傷つきにくさ:5
保管のしやすさ:5
使いやすさ:4
※執筆者の主観を数値化したものです。
『カットバリア』を実際に使用してみて、傷に強く使いやすいまな板であることがわかりました。
傷つかないから雑菌やカビも繁殖しづらくなります。その上、熱湯消毒・煮沸消毒・漂白剤もOKだから、衛生面はばっちり!
弾力性のある表面に包丁の刃をしっかり押し込めるので切りやすく、軽くて薄いので食材の移動も簡単。まな板のお手入れを楽に済ませたい人、軽くて扱いやすいまな板が欲しい人に特におすすめの商品です。
『カットバリア』には、サイズ違いの『カットバリア ミニ』もあります。お好みで商品を選んでください。
サイズ | 縦17×横24×厚さ0.5cm |
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材質 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
耐熱温度 | 150℃ |
サイズ | 縦17×横24×厚さ0.5cm |
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材質 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
耐熱温度 | 150℃ |
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「生活雑貨・日用品」「住まい・DIY」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。