濡れた紙にも書ける! 『パワータンク』の驚きの機能を検証レビュー

濡れた紙にも書ける! 『パワータンク』の驚きの機能を検証レビュー

『パワータンク』は、芯に入ったインクを重力の力で押し出して書く従来式とは違い、インクの入った芯に圧縮空気を入れ、加圧してインクを押し出す珍しい仕様のボールペンです。そのため、通常ならインクがつきにくい湿った紙にも書けると、ユーザーの間で話題になっています。「本当にそんな状況で書けるのか」と気になっている人も多いでしょう。本記事では、『パワータンク』を実際に購入し、機能性について検証してみました。購入を検討している人だけでなく、少しでも興味をもっている人はぜひ一度読んでみてください。


『パワータンク』を実際に購入し使ってみました

パワータンクとノート、クリップ

ボールペンで文字を書いているとき、紙に水がついてしまい、濡れた部分が乾くまで書けなかった経験はありませんか?

『パワータンク』は、湿気を含んだ紙だけでなく、インクが固まりやすい氷点下の環境下でもなめらかに書けるというキャッチコピーのボールペンです。

これまでのボールペンの概念を覆すような機能を兼ね備えた『パワータンク』に興味をもつ人は多いと思いますが、本当に湿気を含んだ紙に書けるのか疑問に思う人も多いと思います。

この記事では、『パワータンク』を実際に購入してその機能性を検証してみました。筆者が感じたことや使ってみた結果をしっかりお伝えするので、ぜひボールペン選びの参考にしてください。

『パワータンク』ってどんなボールペン?

三菱鉛筆から発売されている『パワータンク』は、重力ではなく、空気の力でインクを押し出す形式のボールペンです。

通常のボールペンは、芯に充填されているインクを、重力でペン先のボール部分に流していきます。一方で『パワータンク』は、芯の中に圧縮空気が入っており、加圧することでインクを押し出す仕組みです。

そのため、ペン先を上に向けるとインクが落ちていかない従来形式とは違い、上向きでも書けるという特長があります。

また、圧縮空気が常にペン先から押し出されているおかげで、ペン先から水が侵入しません。そのため、濡れた紙にもスムーズに書けます。

従来のボールペンは、冷えるとボールペン内のインクの粘度が高くなり、ペン先からインクが出にくくなります。しかし、加圧式の『パワータンク』は空気でインクを押し出すため、低温の環境下で使えるのも特長となっています。

『パワータンク』の口コミ&評判

パワータンク口コミ

口コミで多いのは、冷凍倉庫など、湿度を含んだ紙に書く機会の多い人からの「スムーズに書ける」といった意見です。しかし、『パワータンク』には、ほかにも使用感に関する口コミが多数あげられています。ここでは、ポジティブな口コミ、ネガティブな口コミに分けて紹介します。

ポジティブな口コミ

『パワータンク』の特長である、「ペン先が上を向いていても書ける」「冷凍倉庫内でも書ける」の声のほかにも、次のような意見がありました。

・「機能性のわりにコスパがいい」
・「書き味がなめらか」
・「ほどよい重量感」
・「ボディに継ぎ目がないので外で使用しても汚れや水が入りこまない

ネガティブな口コミ

ポジティブな口コミとして「書き味がなめらか」とありますが、ネガティブな口コミの中には「ペン先が滑りすぎる」といった意見もあります。

また、「ボディが太い」「ボディが弱い」「クリップが弱い」という口コミも目にしました。

『パワータンク』を実際に使用してわかったこと

従来のボールペンにはあまりみられない機能をいくつももつ『パワータンク』。「濡れた紙でも書ける」「氷点下でも書ける」など、「本当なの?」と疑いたくなるような特長もあったので、実際に購入し、「書き心地」「握り心地」「乾きの早さ」「裏写り」も含めて検証してみました。

書き心地は?

パワータンクと試し書きしたノート

紙とペン先の間に起こるボールペン特有の抵抗感もほどよく、滑りもなめらか。スルスルと書いていける印象です。

パワータンク方眼紙試し書き

『パワータンク』のペン先サイズは0.7mm。日常的にペン先サイズ0.38mmのボールペンを使うことが多い筆者としては、「ペン先が太い」という感じがしたので、5mmの方眼用紙に文字を書いてみました。

筆者がいつも使用している0.38mmのようには書けませんでしたが、結果として小さな文字でもつぶれることはなく、0.5mmサイズのボールペンを使っている感覚で書くことができました。

握り心地は?

パワータンク手持ち画像

グリップ部分には滑り止めがついているため、しっかりとホールドした状態で書くことができます。筆者の手は小さいため、もう少し細いほうが疲れにくいと思いましたが、軽く握っても安定感があります。

乾きの早さは?

パワータンクにマーカー

試し書きをしている際、インクの粘りを感じたため、乾きの早さも検証しました。写真上は、『パワータンク』と書いてすぐに指でこすったもの、写真下は『パワータンク』と書いてすぐにマーカーで線を引いたものです。

パワータンクにマーカーアップ

離れて見ると、にじみはないように思います。しかし、近くで見ると、マーカーで線を引いたほうは、文字が若干にじんでいます

ただ、書いた直後にマーカーを引いてこの程度なので、一呼吸置けばほとんどにじむことはありません。

裏写りは?

『パワータンク』は、発色がいい印象ですが、裏から透けて見えることはほとんどありません。紙の裏に書き跡の凸凹は若干残りますが、筆圧が強すぎなければ気になるほどではないでしょう。

「濡れても書ける」はホント? 上向きでも書ける、氷点下でも書ける?

『パワータンク』は、圧縮空気の力でインクを出すボールペンなので、濡れた紙でも、上向きでも、氷点下でも書けるとその特長が公式サイトでもあげられています。これらのことは口コミでも「実際に書ける」と言われていますが、本当なのか試してみました。

濡れた紙にも書ける?

霧吹きでコピー用紙を濡らし、濡らした場所に書いてみました。ペン先が空回りすることなく、なめらかに書けました。

パワータンク 濡れた紙に試し書き

書いた後、しばらくしてもインクがにじみ出てくることはありませんでした。

水中でも書ける?

『パワータンク』はペン先からの水の侵入がないのも特長とのこと。それなら、「水中ではどうなのか」と思い、試してみました。結果は、机の上で書くのとほとんど変わりなくスラスラと書けました。

水中で使った後、机の上で文字を書いてみましたが、インクがかすれることなく書き心地が悪くなることもありませんでした。

水中で書いた後、そのまま紙を30分ほど放置しましたが、インクはにじんでいません。ちなみに、2時間以上経過した後も紙の上のインクの状況は変わらないままでした。

氷点下でも書ける?

パワータンク 氷

『パワータンク』は、「氷点下の場所でも書ける」と公式サイトで謳われています。自宅で氷点下の環境は作れないので、ボールペンを30分ほど冷凍庫に入れた後、机の上でコピー用紙に文字を書いてみました。結果は、冷やす前と同様、なめらかな書き心地で文字を書くことができました。

上向きでも書ける?

『パワータンク』はペン先を上に向けても書けるとのこと。日常でペン先が上に向いている状態といえば、垂直な壁にかけているカレンダーや、壁に貼った紙などにメモ書きするシーンが思い浮かびます。

今回は『パワータンク』のペン先を真上に向けた状態で検証してみました。結果は動画のとおり。かすれることなくスラスラと書けます。

カラーコピーの上でも書ける?

パワータンク カラーコピーに試し書き

公式サイトでは、「カラーコピーにも書きやすい」とあったので、実際にカラーで印刷した直後の紙に書いてみました。通常、色がついた部分は湿っていてペン先の滑りが悪いのですが、『パワータンク』はスムーズに書けました。

三菱鉛筆(MITSUBISHI PENCIL)『パワータンク スタンダード 0.7mm』

パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24 パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24 パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24 パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24 パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24 パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24 パワータンクスタンダードノック式(0.7m/m)【黒】SN-200PT-07.24

出典:Amazon

サイズ 軸径12.9×厚さ15.2×全長143.9mm
ボール径 0.7mm
重量 12.8g
インクカラー 黒、赤、青
インクタイプ 油性

『パワータンク』を購入して試してみたうえでのまとめ

パワータンクレーダー

『パワータンク』を試した感想をチャートにしてみました。
※執筆者の主観を数値化したものです。

『パワータンク』は、ノートや手帳に書いたりする点に関しては「安定した握り心地でなめらかに書けるボールペン」といった印象です。

しかし、湿った紙や水の中でも書き心地が変わらないことにはたいへん驚きました。また、インクが冷えてもなめらかに書けるなど、かなり機能性の高いボールペンであると思いました。

雨の降る現場、水を多く使う職場、紙がすぐに湿気を含んでしまう冷凍倉庫や冷蔵倉庫などで働いている人にはとくにおすすめできる商品です。

『パワータンク』は、本記事で試したペン先サイズ0.7mmのほかに、0.5mmと1.0mmがあります。ただ、インクを掻き出し、ペン先のボールが滑らないよう突起をつけたボールは、0.7mmと1.0mmのみに搭載されている仕様です。

そのため、湿った紙など、通常のボールペンでは書きにくいと感じている人は、0.7mmか1.0mmがいいかもしれません。

また、替芯や、赤、青のカラーもあるので、今のボールペンに満足していない人は、ぜひ試してみてください。

三菱鉛筆(MITSUBISHI PENCIL)『パワータンク スタンダード 0.7mm 加圧ボールペンリフィル』

三菱鉛筆加圧ボールペン替芯パワータンク0.7黒10本SNP7.24 三菱鉛筆加圧ボールペン替芯パワータンク0.7黒10本SNP7.24 三菱鉛筆加圧ボールペン替芯パワータンク0.7黒10本SNP7.24 三菱鉛筆加圧ボールペン替芯パワータンク0.7黒10本SNP7.24 三菱鉛筆加圧ボールペン替芯パワータンク0.7黒10本SNP7.24 三菱鉛筆加圧ボールペン替芯パワータンク0.7黒10本SNP7.24

出典:Amazon

サイズ 軸径7.8×全長111.8mm
ボール径 0.7mm
重量 4.4g
インクカラー 黒、赤、青
インクタイプ 油性

三菱鉛筆(MITSUBISHI PENCIL)『パワータンク スタンダード 0.5mm』

三菱鉛筆油性加圧ボールペンパワータンクスタンダード0.5mm黒1本

出典:Amazon

サイズ 軸径12.9×厚さ15.2×全長143.9mm
ボール径 0.5mm
重量 12.8g
インクカラー 黒、赤
インクタイプ 油性

三菱鉛筆(MITSUBISHI PENCIL)『パワータンク スタンダード 1.0mm』

三菱鉛筆油性ボールペンパワータンク1.0黒SN200PT10.24【5本】

出典:Amazon

サイズ 軸径12.9×厚さ15.2×全長143.9mm
ボール径 1.0mm
重量 12.8g
インクカラー 黒、赤
インクタイプ 油性

そのほかの筆記具に関する記事はこちら 【関連記事】

※紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。写真の見え方により、色味などが実際のものと多少異なる場合があります。

※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。

※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。

(制作協力:澤田、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)

マイナビおすすめナビ編集部

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