『Anker PowerCore II 10000』を実際に試してみました
スマホはお出かけには必須のアイテムとなっていますが、ついつい充電を忘れがちになることも多いですよね。購入当初は一回充電すれば数日は使えていたものが、しばらく使っていると電池の持ちが短くなり充電する回数も増えてきます。また、外出先では充電もなかなか思い通りにはいかないもの。
そんなときのため、モバイルバッテリーもいっしょに携帯していれば安心です。しかし、モバイルバッテリーはいろんなメーカーからいろんな製品が多数発売されており、どれがよいか迷ってしまいますよね。
『Anker PowerCore II 10000』は、モバイルバッテリーの大手であるAnker社が発売したコンパクトながら10000mAhと大容量のモバイルバッテリーです。
この記事では、『Anker PowerCore II 10000』の使い勝手は本当のところどうなの?」とお考えの方のために、実際に購入して使い勝手や性能を検証してみました。
『Anker PowerCore II 10000』って? 公式サイトの情報などを調査
『Anker PowerCore II 10000』は、USB急速充電器やモバイルバッテリーの大手ブランドであるドAnkerの製品で、コンパクトなきょう体で200g以下と軽量ながら10000mAhと大容量のモバイルバッテリーです。
コンパクトながら10000mAhと大容量
クレカサイズとコンパクトで重さも200g以下と軽量なので、身につけたりカバンに入れたりしても負担にならず使い勝手がよいのが特徴。
スマホなら約2回のフル充電ができる10000mAhと大容量なのでいざというときも安心です。
最大18Wでの急速充電可能
USB-Aの出力ポートは最大18Wの出力に対応しており、スマホやタブレットなどのモバイル機器への急速充電が可能です。対応する電流と電圧の組合せは、5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aとなっています。
ただし、USB-Cポートは設置されていないため、最新のUSB-C PD(Power Delibery)には対応していないことに注意。
本体への充電もQuickCharge対応の充電環境であれば約4時間で満充電と高速です。
LED Wheel搭載で残量を8段階で確認
残量確認は円形ボタンの外周に並んだ8個のLEDランプで確認可能。ボタンを押すと残量に対応するレベルまでのランプが約10秒間点灯し、バッテリーが残り少なくなっても残量が細かく把握できます。
充電中は、残量に対応するレベルまでのランプが点灯。まだ充電されていないレベルのランプは順番に点滅します。
『Anker PowerCore II 10000』の口コミや評判は? SNSやECサイトでの評価を調査
ここでは、『Anker PowerCore II 10000』に関する口コミや評判をご紹介します。
『Anker PowerCore II 10000』のよい口コミ
10000mAhと大容量ながらコンパクトで200g以下と軽量なので持ち歩きに便利との声が多いです。また、コスパもよいという評価もあります。
『Anker PowerCore II 10000』のイマイチな口コミ
残念な評判としては、初期不良などをのぞけば、急速充電中にある程度充電が進むと充電速度が低下するという声がありました。
バッテリー本体の充電時に、コンセントアダプターやUSBケーブルの差込口がかなりの熱をもってしまうという報告も。また、本製品に限らないと思いますが、10000mAhでは旅行には容量不足という意見もありました。
『Anker PowerCore II 10000』を使用したレビュー
ここからは、『Anker PowerCore II 10000』を実際に購入して検証した結果をご紹介していきます。本体充電や機器充電といった基本的な機能はもちろん、携帯性や使い勝手も実際に手に取って調べました。
エンボス加工の白いオシャレな化粧箱入り
白い厚紙の化粧箱にはエンボス(型押し)加工が施されており、シンプルなパッケージにオシャレ感を醸しています。
ブルーの内箱に本体のほか、説明書やポーチ、USBケーブルなどの付属品がきっちりと収められていました。今回は本体もブラックの商品なので、トラベルポーチやUSBケーブルとあわせてブラックですっきり統一され、外出先でもオシャレに使えます。
本体はコンパクトで200g以下と軽量
本体サイズはクレカサイズとコンパクトで、厚みも約2cmと薄いので、手に持ってもポケットに入れてもじゃまになりません。全体的に持ちやすいように角は丸みを帯びていますが、立てることができるので狭い場所でもスペースをとらず、USBケーブルの抜き差しなどの操作もラクです。
重さも実測で200g以下と軽量。ポケットに入れるなど身につけても気にならない軽さです。
最大18Wまでの入出力に対応し急速充電可能
本体にはUSB-Aポートが設置されており、PowerIQおよびVoltageBoostという技術により18Wの急速充電が可能。
実際に私物のQUAphone(スマホ)を充電したところ、約2時間で充電完了。QUAphoneのスペック表によれば、付属の純正品auケーブルを用いると約130分で満充電可能と書かれているので、ほぼ同じくらいのスピードでした。テスターをつないだところ、9V/1.5~0.9Aが表示され急速充電中であることがわかります。
なお、Qualcomm Quick Chargeには対応していません。USB-AとMicroUSBの接続ケーブルが付属していますが、ライトニングケーブルは付属していないのでiPhoneなどをお使いの方はあらかじめケーブルの準備が必要です。
バッテリー本体の充電も約5時間と高速でした
本体の充電にはMicroUSBポートを使用。手持ちの充電器で本体充電を行なったところ約5時間で満充電となりほぼスペックどおりに充電できました。4~5時間で充電できるのは、夜間に充電を忘れた場合でも、モバイル機器を使いながらもかなりの量を充電可能なので便利ですね。
LEDランプが7個点灯するまではほぼ同じ時間で充電が進み、7個目から8個目のランプ点灯までに若干時間がかかりました。テスターで計測したところ、7個目のランプ点灯まではほぼ5V/1.5A程度を維持。最後の8個のランプ点滅時は電流が5V/1A以下に低下しており、このため時間がかかったと推測されます。
本体充電中は充電器が熱を帯びていましたが、気になる熱さにはなりませんでした。
LED Wheelで残量を8段階で確認
残量確認ランプの見やすさをチェックしてみました。
本体側面の円形ボタンの外周に8個のLEDランプが配置されており、ボタンを押すと残量に対応するレベルまでのランプが点灯。8個とランプ数が多いので残量把握はひと目ではわかりにくい印象です。一方、本体の残量が少なくなったときは、あとどれくらい充電できそうかが細かくわかるので安心感があります。
また、スマホなどの充電中は自動的に残量が表示されるので充電の進行状態が把握できるのは便利だと感じました。残量が少ないと、本体充電中は充電済みレベルのランプが未充電レベルのランプの点滅によって見えづらい感じです。
サイズ | 幅92×奥行60×高さ22mm |
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重量 | 約180g |
バッテリー容量 | 10050mAh |
サイズ | 幅92×奥行60×高さ22mm |
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重量 | 約180g |
バッテリー容量 | 10050mAh |
気軽に携帯できる『Anker PowerCore II 10000』 総合評価:3.5点
Anker PowerCore II 10000を試した感想をチャートにしてみました。
本体充電時間:3
デザイン:4
携帯性:4
機器充電時間:3
使い勝手:4
容量:3
※執筆者の主観を数値化したものです。
手のひらにすっぽりとおさまるコンパクトサイズのうえに持ちやすいデザインなので、モバイル機器と接続したままポケットに入れておいても負担になりません。モバイル機器のバッテリー残量が少ない場合でも、モバイル機器を安心して利用できるのがうれしいですね。
本体充電にもあまり時間がかかりませんので、家でも外出先でもコンセントがあればこまめに本体充電ができて便利。
最新のUSB-C PDには対応していませんが、MicroUSBポートやLightningポート対応のスマホなどのヘビーユーザーにはうれしい製品です!
サイズ | 幅149×奥行68×高さ14mm |
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重量 | 約206g |
バッテリー容量 | 10000mAh |
サイズ | 幅149×奥行68×高さ14mm |
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重量 | 約206g |
バッテリー容量 | 10000mAh |
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。