ジュースアップを実際に購入し使ってみました

ペン先の細いボールペンでよく見かける0.38mm。このタイプを選ぶのは、「0.5mmでは太い」「細いペン先が好き」「細かい字を書くことが多い」といった人ではないでしょうか。
しかし、細いボールペンは、カリカリとした引っかかりのある書き心地であったり、発色が悪く字が見にくいといったデメリットをもつものもあります。
しかし、『ジュースアップ』は、0.4mmと細いのに書きやすく発色がいいと話題の商品です。カラーバリエーションも豊富ですが、まずは基本的な色見である黒、赤、青を購入して実際に試してみました。
ジュースアップってどんなボールペン?
筆記用具や文具を手がける株式会社パイロットコーポレーションが販売する『ジュースアップ』は、0.5mmタイプが先に発売されました。その後、極細シリーズとして今回購入した0.4mmを発表。細いペン先で水性顔料ゲルインキを使用したボールペンです。
顔料ゲルインキは、スルスルとしたなめらかな書き心地が特徴ですが、『ジュースアップ』には顔料にプラスして「特殊添加剤」を配合した独自のゲルインキが使われています。また、ペン先に使用するチップは独自開発の「シナジーチップ」を搭載。「細書き」と「なめらかさ」の両立を可能にしました。
ノック式のボールペンですが、ON/OFFがひと目で確認できる工夫もほどこされています。
ジュースアップの口コミ&評判

『ジュースアップ』は、「滑りがよくなめらかに書ける」「修正テープの上でも引っかからない」など、高評価の口コミが多いといった印象を受けました。
しかし、人の好みや求めるものは異なるため、低評価の口コミももちろんあります。ここでは、ポジティブな口コミ、ネガティブな口コミのそれぞれを紹介します。
ポジティブな口コミ
0.4mmという細字タイプながらも、「なめらかに書ける」「スルスルと書き心地がよい」という口コミは多くみられました。そのほかにも、「発色がよい」「インク玉がでにくい」といった意見もありました。
ネガティブな口コミ
検索していると好評価の口コミが目につくのですが、「イマイチだった…」という内容の口コミもいくつかありました。その中でも比較的多かったのが、「乾きが遅い」「マーカーを引くとにじむ」「多少の裏写りがある」という声でした。
ジュースアップ0.4mmを実際に使用してわかったこと

今回購入したのは、『ジュースアップ』の中でも0.4mmの黒、赤、青の3色セットです。 ボールペンで重視したい基本的な要素「書き心地」「握りやすさ」「乾きの早さ」「裏写り」のほか、筆者個人が気になったことについて検証したので、その結果をわかりやすくお伝えします。
書き心地は?

まずは、私がいつも持ち歩いているキャンパスノートBタイプ(罫線幅6mm)に試し書きをしてみました。
筆者は現在、日常的にジェットストリームの0.38mmを使っています。今回購入した『ジュースアップ』と「ほかのボールペンとの違いは?」といった点も同時に検証してみました。
書き心地を検証した結果、『ジュースアップ』のほうが、引っかかりがなくスムーズに書けました!ペン先に搭載の「シナジーチップ」によるものか判断できませんが、細書きとなめらかな書き心地が体験できました。
また、発色の良さも『ジュースアップ』が勝っているという印象です。
筆者の夫は普段から0.5mmや0.7mmのボールペンを愛用していますが、『ジュースアップ』の0.4mmを使ったところ「書き心地はいいけどちょっと細いかな」といった感想でした。文字の太さに関しては好き嫌いが分かれそうです。
修正テープの上に書ける?

口コミの中に「修正テープの上でも書ける」との意見があったので、筆者も試してみました。使用したのは100均で購入した修正テープです。修正テープを使用後に書いてみたところ、とくに引っかかりも感じず、スムーズに書けました。
握りやすさは?

ボディサイズは、最大径10.5mm、全長142.8mm。一般的な鉛筆より少し太く、グリップ部分には薄い滑り止めがついています。
グリップ部分はゴムっぽくなくサラッとしており、細すぎず、太すぎないちょうどいい握り心地です。長時間使用しましたが、疲れにくいと感じました。
乾きの早さは?

ボールペンで書いているときに手が触れてしまい、書いた文字がにじんでしまった経験がある人も多いと思います。今回は、『ジュースアップ』の乾きが早いのか、にじまないのかも検証しました。
黒、青、赤の順番で『ジュースアップ』と書き、赤で書き終わった直後に、上から順番にマーカーで線を引いてみました。
黒と青の場合、にじみはありませんでしたが、一番最後に書いた赤は若干にじみました。書いてから一呼吸置けば、にじみの心配はなさそうです。また、インクの乾きも比較的早いと思いました。
裏写りはする?

紙の裏にインクが染み出すことはありません。ただ、筆圧が強い人が書くとノートの次のページに凸凹とした跡が残るでしょう。
紙1枚だけを机の上に置いて書いた状態であれば、裏の凸凹は気になりませんでした。
ON/OFFはわかりやすい?
『ジュースアップ』は、ノックした際のONとOFFがひと目でわかる点も公式サイトに特徴として挙げられています。どのように見えるのか実際に確認してみました。

『ジュースアップ』をONにすると、4つの小窓に色がつく仕組み。
赤のボールペンで試しましたが、黒や青はそれぞれの色で表示されます。
ONの表示に関しては、少し見づらいと思いました。比較的明るい色目の赤でもはっきりしないので、ボディと同系色になる黒は同化してしまいます。主張しすぎないシンプルなボールペンが欲しい人には向いています。

OFFにすると4つの小窓から色が消えます。
クリップの強さは?

『ジュースアップ』のクリップは弱めです。そのため、紙1枚のところにも片手でサッと挟むことができます。

クリップが弱いため、紙1枚のところに挟むと、ノートを軽く傾けるだけでまっすぐ指していたペンがスッとこのくらい傾きます。
ペン先はどれくらい細い?

今回購入した『ジュースアップ』の0.4mm(左)と、筆者が持っていたジェットストリーム0.38mm(右)のペン先の違いはこんな感じです。本体は、0.4mmの『ジュースアップ』のほうが細く見えます。
そのため、『ジュースアップ』のほうが、マス目の中など細かい部分に書く際は、紙とペン先の接点が見やすいと感じました。
PILOT(パイロット)『Juice up』
ジュースアップを実際に購入し試してみたうえでのまとめ

PILOT(パイロット)『Juice up』を試した感想をチャートにしてみました。
※執筆者の主観を数値化したものです。
普段0.38mmを使っている筆者ですが、今後は『ジュースアップ』を使いたいと思うほど、発色がよく書きやすい商品でした。乾きも比較的早く、手帳用として使うボールペンとしても適しています。普段からペン先の細いボールペンを使っている人にはおすすめです!
0.5mm以上のペン先のボールペンに慣れている人には少し細く感じるかもしれませんが、書き心地はいいので是非一度お試しください。
また、ノックは遊びが多く、ちょっと押しただけではペン先が出てこないため、ボールペンを胸ポケットに入れる機会の多い人は、ポケットが汚れなくていいと思いました。
『ジュースアップ』は、この記事で紹介した黒、赤、青の替芯も販売されています。
また10色セット(黒、赤、青、ブルーブラック、グリーン、オレンジ、ピンク、バイオレット、ライトブルー、ブラウン)や、白紙だけでなく、黒などの濃い色の紙にも書けるパステルカラー6色セットも販売されています。
発色のよさと書き心地にこだわりたい人は『ジュースアップ』をご検討ください!
PILOT(パイロット)『Juice up 0.4専用 ゲルインキボールペン替芯(ブラック)』
PILOT(パイロット)『Juice up 0.4専用 ゲルインキボールペン替芯(レッド)』
PILOT(パイロット)『Juice up 0.4専用 ゲルインキボールペン替芯(ブルー)』
PILOT(パイロット)『Juice up 0.4mm 10色セット』
PILOT(パイロット)『Juice up 0.4mm パステル6色セット』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボールペンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのボールペンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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「生活雑貨・日用品」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。