商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 生産地 | 味わい | 生産年 |
---|---|---|---|---|---|---|
Terre del Barolo(テッレ・デル・バローロ)『バローロ』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
典型的なクラシックスタイルのバローロ | バローロ | 辛口、かすかな甘さ、フルボディ | 2013年 | |
Luciano Sandrone(ルチアーノ・サンドローネ)『バローロ カンヌビ・ボスキス』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
ルチアーノ・サンドローネワイナリーの看板ワイン | バローロ | 辛口、力強く深い味わい、フルボディ | 2007年 | |
UMBERTO FIORE(ウンベルト・フィオーレ)『バローロ D.O.C.G.』 |
※各社通販サイトの 2024年09月09日時点 での税込価格 |
重厚な味わいとエレガントな果実味 | バローロ | 渋みのある辛口、深みのある味わい、フルボディ | 2017年 | |
Cascina Chicco(カッシーナ キッコ)『バローロ ロッケ ディ カステッレット』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
濃厚なルビーレッドと芳醇な香り | モンフォルテ・ダルバ | バランスの取れた味わい、フルボディ | 2018年 | |
Cascina Gramolere(カシーナ・グラモレーレ)『バローロ カシーナ・グラモレーレ』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
芳醇な香りと適度なタンニンの渋みでエレガント | モンフォルテ・ダルバ | 辛口、フローラルの香り、フルボディ | 2018年 |
イタリアワインの王様「バローロワイン」とは?
「王のワインにして、ワインの王」とも称されるイタリアを代表するワイン。バローロと名乗ることができるのは、畑の土壌や収穫量など、多くの厳しい規定をクリアしたワインだけなのです。熟成期間は3年、そのうち1年半から2年は木樽で、アルコール度数は13%以上と定められています。
また使用される品種は黒ブドウの一種「ネッビオーロ」。色が薄く、力強いタンニンと酸味豊かな味わいが特徴です。ラズベリーやクランベリーなどのやさしい香りと、甘草のような甘みがブレンドされたエレガントさもあります。
数千円から数万円まで価格に幅があります。安いからおいしくないというわけではありません。シンプルで要素が理解しやすいため、まずは数千円のものから試して味わうのがいいでしょう。
バローロワインの選び方 産地や特徴で
産地ごとに風味や味わいが異なるので、まずは産地の特徴から見ていきましょう。製造方法の違いによってもタンニンや果実味、芳醇な香りが異なります。
東側、西側で本当に味わいが変わります。それもバローロワインを楽しむ要素のひとつです。「当たり年」といわれるヴィンテージの年代もご紹介しますね。
ポイントは下記。
【1】産地で異なるワインの味わい
【2】熟成度で「伝統派とモダン派」現代では折衷型も
【3】評価が高い製造年を調べておく
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】産地で異なるワインの味わい
ひと口にバローロワインといっても、産地ごとに味わいや香りなどの特徴は異なります。力強い男性的なワイン、エレガントで女性的なワインなどさまざまですが、全体的に深みのある味わいが特徴。
生産地の位置が西側、東側で味わいが異なると言われています。それぞれの産地の特徴を詳しく見ていきましょう。
酸味の余韻「カスティリオーネ・ファレット村」産
ワインの味わいの構成の土台になるのが、土壌の個性=ミネラル感です。北東部にある「カスティリオーネ・ファレット」は、砂質と石灰が混ざり合った複雑な土壌。
カスティリオーネ・ファレット産のバローロは、エレガントで香り高く、やわらかい味わいが特徴です。酸味の余韻が長く、フルーティーでエレガント。比較的酸味や渋みのバランスがとれたワインです。
重厚でスパイシー「セッラルンガ・ダルバ村」産
南東部にある「セッラルンガ・ダルバ」の土壌には鉄分が多く含まれており、ワインも重厚な味わい。骨格もしっかりしているので、強い酸味も感じやすく、長期熟成向きのワインです。全体的にはスパイシーな印象ですが、タンニンの渋みがあるワインばかりではなく、軽めのワインも多くあります。
鉄分による重厚さのなかにも、スパイスなどの華やかさを感じさせます。重めのタイプがお好みの方にお勧めできます。濃く重いタイプがお好みの方におすすめできます。
力強く複雑な味わい「モンフォルテ・ダルバ村」産
バローロのなかでも「モンフォルテ・ダルバ」は、泥灰土(でいかいど)で鉄分が多い土壌。力強く複雑な味わいが特徴です。
骨格がしっかりしていて酸味も強く感じられます。タンニンが豊富なので男性的で厳格な印象。濃い、重いとはまた違った「頑丈」な味わいがあります。
アロマティックでやわらかい「ラ・モッラ村」産
北西部の「ラ・モッラ」は標高約500mに位置し、マンガンやマグネシウム、石灰質が多い土壌。ラ・モッラ産のバローロはアロマティックでやわらかい味わいです。バランスにすぐれ、エレガントで女性的なワインとも表現されます。
バリック(ワインを熟成させる樽)を使用している生産者も多く、シルキーで絶妙な風味が加わります。タンニンの渋みや酸の強さが苦手な方にもっともおすすめできます。果実味のやわらかさを兼ね備えています。
果実味に富んだバランス型「バローロ村」産
北西部にある「バローロ」は、ラ・モッラのエレガントさと、モンフォルテ・ダルバの力強さをあわせ持つワインです。果実味とシルキーさも感じられ、バランスがよく芳醇。まろやかで繊細な味わいです。
まさにザ・バローロの雰囲気のあるワインです。単体で飲むよりも、食卓に置いてお料理と合わせるのがおすすめ。さまざまな料理ともマリアージュしやすいでしょう。
【2】熟成度で「伝統派とモダン派」現代では折衷型も
伝統派は、大樽での4~8年の長期熟成が特徴。タンニンが強いので、飲みごろまでに何年もかかりますが、酸化熟成によってオレンジがかった色合いやドライフルーツのような香りも。一方のモダン派は、フレンチオークの小樽で1年半~2年の短期の熟成が特徴。若々しい果実味やオーク樽で香りつけされた凝縮感もあり、長期熟成されていなくてもバローロらしさを味わえます。
強い要素が調和する熟成した伝統派は、しっかりとした食事と一緒に、また現代的な製法のバローロは上品さを兼ね備えますので、おつまみと一緒にワイン単体でも楽しめます。
近年では両方をミックスした折衷型を取り入れる生産者が増えています。それぞれの土地に対してベストな製法で造られているので、製法にこだわらず、自分にとっておいしいワインを探してみましょう。
【3】評価が高い製造年を調べておく
当たり年は、ブドウのできによって評価されます。ヴィンテージチャートによると「1989年、1990年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2004年、2007年、2009年、2010年」が秀逸。なかでも「2010年、2001年、1996年」がいいといわれています。
2010年はバローロにとってパーフェクトヴィンテージ。涼しい気候だったので、上品でエレガントさの際立つワインに。2030年ごろが飲みごろといわれています。
2001年は昼間は暑く、夜は涼しい気候が続いたので、しっかりとブドウに糖分が蓄えられ、タンニンも豊富になっています。
そして1996年は、寒暖差もありましたが、バローロにとってはいい気候だったので長期熟成型に仕上がり、そろそろ飲みごろを迎えています。ヴィンテージに悩んだ際の参考に、年代を意識するのもいいかもしれませんね。
当たり年のワインは、時間がたつにつれ高価になりますので、熟成を前提に早いうちに購入するといいでしょう。当たり年のワインでも熟成環境によって酸化や劣化を招くことがありますので、しっかりとしたワインショップや信頼の高いショッピングサイトで購入されることをおすすめします。
特徴を理解してから好みに合うものを選ぼう ソムリエからのアドバイス
バローロという銘柄でも、お値段、味わい、それがお好みに合うか合わないかがはっきりと分かれています。なにもわからないまま購入されると、お好みでない味わいであったり、そして高いと感じてしまうことがあります。よって、バローロワインの特徴を少し理解して、相談できるワインショップやショッピングサイトでお好みに合う味わいをお選びになるのがいいでしょう。
バローロワインおすすめ5選 芳醇な香りとタンニンを感じられるもの
芳醇な香りと、しっかりとしたタンニンを感じられるものが多いバローロワイン。ご紹介したように、生産者の違いによって風味や味わいは異なるので、自分好みのバローロを探してみましょう。
Terre del Barolo(テッレ・デル・バローロ)『バローロ 2013』は、これからバローロワインを飲む人に、まずはこの銘柄を味わっていただきたいと思います。高価でなく、余計なお化粧がされておらず、どんな年号でも上手にまとめられた味わいは、悩むことなく手を伸ばせる1本だと思います。しかもバローロワインの基本要素がわかりやすく構成されています。
典型的なクラシックスタイルのバローロ
辛口ですが、フルーティーでフレッシュな香り。フルボディで典型的なクラシックスタイルのテッレ・デル・バローロらしいバローロです。ほどよいタンニンと、かすかな甘さが絶妙なバランス。
凝縮されたワインにするため、2,500Lと5,000Lの樽で2年以上熟成。美しいガーネット色はラムレーズンの風味やドライフラワーの香りを感じられます。
生産地 | バローロ |
---|---|
味わい | 辛口、かすかな甘さ、フルボディ |
生産年 | 2013年 |
生産地 | バローロ |
---|---|
味わい | 辛口、かすかな甘さ、フルボディ |
生産年 | 2013年 |
バローロワイン好きの人にカンヌビ・ボスキスを知らない人はいません。Luciano Sandrone(ルチアーノ・サンドローネ)『バローロ カンヌビ・ボスキス』は、単一畑ゆえ味わいが年号に左右されてしまいます。よって、当たり年のおいしさの感動はほかでは味わえない喜びとなります。
ルチアーノ・サンドローネワイナリーの看板ワイン
単一畑は現在では珍しくありませんが、単一畑での栽培の先駆けとなったといわれるワインが「カンヌビ・ボスキス」です。バローロにクリュという概念をもたらしました。
チェリーやラズベリー、花畑にいるような感覚にさせてくれるノートとスパイシーさが、複雑な香りを感じさせてくれます。なめらかな口当たりと、ほどよい酸味が絶妙なバランス。
生産地 | バローロ |
---|---|
味わい | 辛口、力強く深い味わい、フルボディ |
生産年 | 2007年 |
生産地 | バローロ |
---|---|
味わい | 辛口、力強く深い味わい、フルボディ |
生産年 | 2007年 |
重厚な味わいとエレガントな果実味
ベリーやプルーンなどのエレガントな果実味と、ハーブやスミレを感じさせる香り。辛口で渋みが強く、厚みのある味わいです。タンニンの渋さが落ち着いたものが好みの場合は、数年寝かせておいてもいいでしょう。
厚みがある味わいなので、イノシシなどのジビエ料理や、牛肉の場合は、しっかりとした濃厚な煮込み料理にマッチします。
生産地 | バローロ |
---|---|
味わい | 渋みのある辛口、深みのある味わい、フルボディ |
生産年 | 2017年 |
生産地 | バローロ |
---|---|
味わい | 渋みのある辛口、深みのある味わい、フルボディ |
生産年 | 2017年 |
濃厚なルビーレッドと芳醇な香り
フルボディで力強いバローロです。ラズベリー、甘草の甘い果実味の複雑な味わいが印象的。余韻も長く、しっかりとタンニンも感じられます。
重厚感があるので、ハーブを使用した牛肉料理や、熟成されたチーズとの相性はぴったり。ゆっくりしたい週末の夜に味わいたいワインです。1本飲み切ってしまってもいいですし、残りを寝かせて、また味や香りの変化を楽しんでもいいですね。
生産地 | モンフォルテ・ダルバ |
---|---|
味わい | バランスの取れた味わい、フルボディ |
生産年 | 2018年 |
生産地 | モンフォルテ・ダルバ |
---|---|
味わい | バランスの取れた味わい、フルボディ |
生産年 | 2018年 |
芳醇な香りと適度なタンニンの渋みでエレガント
流行に左右されない伝統的な製法で造られているバローロ。昔は海だった土壌にはミネラルが豊富に含まれ、カシーナ・グラモレーレが製造するワインは、フローラルな香りが特徴。バラ、チェリーやベリーなどの香りがエレガントな印象です。
プラムやカシスの果実味とビロードのような舌触りがあるので、赤身の肉や熟成されたチーズとのマリアージュは格別です。
生産地 | モンフォルテ・ダルバ |
---|---|
味わい | 辛口、フローラルの香り、フルボディ |
生産年 | 2018年 |
生産地 | モンフォルテ・ダルバ |
---|---|
味わい | 辛口、フローラルの香り、フルボディ |
生産年 | 2018年 |
「バローロワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | 生産地 | 味わい | 生産年 |
---|---|---|---|---|---|---|
Terre del Barolo(テッレ・デル・バローロ)『バローロ』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
典型的なクラシックスタイルのバローロ | バローロ | 辛口、かすかな甘さ、フルボディ | 2013年 | |
Luciano Sandrone(ルチアーノ・サンドローネ)『バローロ カンヌビ・ボスキス』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
ルチアーノ・サンドローネワイナリーの看板ワイン | バローロ | 辛口、力強く深い味わい、フルボディ | 2007年 | |
UMBERTO FIORE(ウンベルト・フィオーレ)『バローロ D.O.C.G.』 |
※各社通販サイトの 2024年09月09日時点 での税込価格 |
重厚な味わいとエレガントな果実味 | バローロ | 渋みのある辛口、深みのある味わい、フルボディ | 2017年 | |
Cascina Chicco(カッシーナ キッコ)『バローロ ロッケ ディ カステッレット』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
濃厚なルビーレッドと芳醇な香り | モンフォルテ・ダルバ | バランスの取れた味わい、フルボディ | 2018年 | |
Cascina Gramolere(カシーナ・グラモレーレ)『バローロ カシーナ・グラモレーレ』 |
※各社通販サイトの 2024年9月11日時点 での税込価格 |
芳醇な香りと適度なタンニンの渋みでエレガント | モンフォルテ・ダルバ | 辛口、フローラルの香り、フルボディ | 2018年 |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バローロワインの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのバローロワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのワインはこちらを確認 【関連記事】
当たり年の購入は熟成を見越して早めの購入を
バローロワインのおすすめ商品をご紹介しました。
「ワインの王」と称されるバローロですが、比較的手に取りやすい価格も魅力のひとつ。重厚感のある味わいは、ゆったりしたい週末にもぴったりです。あなたがほしいバローロワインを選んでみてくださいね。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。