ベビー用敷パッドの必要性
ベビー用敷きパッドとは、赤ちゃんの敷布団の上にかけて使うカバーのこと。
敷きパッドを使えば、赤ちゃんが汗をかいたりミルクを吐いてしまったときに敷布団を汚さずにすみます。
敷布団が汚れると洗濯も乾かすのもたいへんですが、敷きパッドだけならお手入れもカンタン。こまめに洗えば、清潔な布団に赤ちゃんを寝かせてあげることができます。
敷きパッドは肌触りをよくしたり、気候に合わせて保温性を調節するのにも便利。肌全体に触れるため、かけ布団以上に寝心地に影響します。
快適に眠れる環境を整えてあげれば、夜泣きも減りママ・パパの負担も少なくなるかもしれないですね。便利なベビー用敷きパッドをぜひ活用してみてください!
ベビー用敷パッドの選び方 サイズ・素材・お手入れ方法をチェック!
ベビー用敷きパッドにはさまざまな商品が売られていて、どれを選んだらいいか悩んでしまいますよね。
せっかくなら赤ちゃんが気持ちよく眠れて、ママ・パパにとっても使いやすい敷きパッドを選びましょう。
選び方のポイントについてくわしく見ていきます。
寝具のサイズに合わせて選ぶ
敷きパッドのサイズは使用している布団やベッドマットレスに合わせて選ぶのが大切です。サイズが合わないものだとズレやすくなり、めくれたところが汚れてしまうことも。
赤ちゃんは寝相も激しいので、布団全体をしっかりカバーできるものを選びましょう。ゴムバンドで四隅を固定できるものなら、動きまわってもぐちゃぐちゃになりません。
ベビー用の布団にも、70×120cmの標準的なサイズと、60×90cmのミニサイズがあるので注意が必要です。
また、ママと布団を並べて寝かせている場合は大人用シングルサイズなど大きめを選ぶのがおすすめ。布団の隙間もカバーでき、赤ちゃんがママのほうに寝がえりしてきても安心です。
お手入れのしやすさをチェック!
大切な赤ちゃんの寝具は、つねに清潔な状態にしておきたいですよね。
敷きパッドは敷布団をしっかり汚れからガードでき、さらに敷きパッド自体も洗いやすいものを選ぶと寝具のお手入れがラクになりますよ。
防水加工や汗取り機能が施されていると便利
敷きパッドは敷布団を汚れから守るのに効果的なアイテム。しかし、よだれや吐いたミルクの量が多かったり、水たまりになるほど大量に汗をかいたようなときは敷布団まで染み込んでしまうことも。
敷布団への水の侵入を防ぐ防水加工や、水分を吸い取る汗取り機能が施されていると、敷布団を濡らすリスクを減らすことができます。
トイレトレーニング中などおねしょの心配が多いときは、裏面に防水性の高い素材を使用するなどしっかり防水してくれるタイプを選びましょう。
敷きパッドを洗うだけなら手軽で、子どもが失敗してしまっても心に余裕がもてますね。
丸洗い可能なものを選ぶ
赤ちゃんはひんぱんに敷きパッドを汚してしまうもの。洗いやすさも重要なポイントです。なかには家庭で丸洗いできない製品もあるので、洗濯表示を確認してから選びましょう。
できれば家庭用洗濯機で、手軽に丸洗いできるタイプがおすすめ。手洗いだと手間がかかり、連続して汚されると負担が大きくなってしまいます。
さらに乾燥機対応のタイプなら、天気を気にせず洗濯できて便利です。
素材で選ぶ
敷きパッドに使われている素材は、綿・ポリエステル・ナイロンなどさまざま。それぞれ特徴が異なり、どんな素材を使用しているかによって寝心地が変わってきます。
素材ごとの特徴をふまえて快適に眠れる商品を選びましょう。
肌触りを重視するなら綿100%
デリケートな赤ちゃんの肌に直接触れる敷きパッド。やさしい肌触りのものを選んであげたいなら綿100%がおすすめです。
天然繊維でやわらかく刺激が少ないので、敏感肌の赤ちゃんにもぴったり。吸水発散性にすぐれた特徴をもち、汗をかいてもベタつかず心地よく眠ることができます。
おなじ綿でもパイル・ガーゼ・起毛など、さまざまなタイプがあるので季節や好みに合わせて選びましょう。
アトピーなどお肌が弱い子には、オーガニックコットンを使用したものもおすすめ。
とくに製品になるまでの過程で、化学物質などの使用に厳しい基準が設けられた「GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)」の認証を得たものなら、より安心して使用できますよ。
冷感を求めるならポリエステルやナイロン
蒸し暑い夏には、ポリエステルやナイロン素材の敷きパッドがおすすめ。触るとひんやり感じる「接触冷感」の商品もあり、暑い日の寝苦しさを緩和してくれます。
また、ポリエステルやナイロンは速乾性にすぐれているのも特徴です。洗濯後の乾きが早く、汗をかいてもこまめに洗濯できます。
厚みをチェック
敷きパッドの厚みもチェックしましょう。なか綿などで厚みのあるタイプの敷きパッドはクッション性があり、かた綿の敷布団の上に敷けば寝心地もアップします。
逆に、こまめに洗いたいときは薄手の敷きパッドがおすすめ。乾くまで時間がかからず、軽くて持ち運ぶ際も負担が少ないため、気軽に洗えるようになりますよ。
春夏・秋冬など季節に合わせて選ぶ
敷きパッドは、季節の変化に合わせて使いわけるのがおすすめ。赤ちゃんの未熟な体温調整をサポートし、快適に眠れる環境を整えてあげることができます。
触るとひんやりする冷感タイプの敷きパッドは、蒸し暑い夏をのりきるのに役立つアイテム。エアコンの設定温度をそれほど低くしなくても、心地よく眠れるようになります。
寒い冬は起毛素材などあたたかさを感じられるものを選ぶと、布団に入ったときにヒヤッとせず寝つきがよくなりますよ。
なかにはリバーシブルで、季節に合わせて使いわけられるタイプの商品も。気候の変化に赤ちゃんが対応できるように、敷きパッドで調整してあげましょう。
季節に合わせて使いわけしてみましょう! わこう助産院院長・助産師からアドバイス
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
ベビー用敷きパッドの選ぶポイントは、吸水性と通気性・肌にやさしい素材・手入れのしやすさ・速乾性などが挙げられます。
赤ちゃんの肌が触れる時間がながいので、快適にすごせるものを選びたいですよね。
防水性を重視しすぎると通気性が悪く、肌トラブルの原因にもなりかねません。季節によって使いわけるのもおすすめです。
ベビー用敷パッド|綿100% 6選 日本製やオーガニックコットンも!
綿100%の敷きパッドは、肌触りのよさが魅力。赤ちゃんのやわらかい肌を、やさしく包み込んでくれます。
おすすめの商品をラインナップしたので比べてみてくださいね!
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
三敬『hugmamu 防水キルトパッド』は、汗取りと完全防水がひとつになったアイテム。丸洗いできるところがおすすめです。
肌にやさしい安心の日本製で、ふんわりしたパイル生地が吸水性抜群。

三敬『hugmamu 防水キルトパッド』






出典:楽天市場
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地:綿100%、裏地:ウレタン樹脂ラミネート加工、中綿:ポリエステル100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | あり |
機能 | 防水、汗取り |
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
キナコ『オーガニックコットンガーゼベビー敷きパッド』は、安心のオーガニックコットンのベビー敷パッドです。
アレルギーの大敵であるほこりの出にくい工夫や、なか綿の吸水性へのこだわりがおすすめポイント。

キナコ『オーガニックコットンガーゼベビー敷きパッド』


















出典:Amazon
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地・裏地:綿100%(ガーゼ)、中綿:綿100%(脱脂綿) |
ゴムバンド | なし |
丸洗い | 可 |
なか綿 | あり |
機能 | 汗取り |
エムール『スーパーコットン ベビーキルトパッド』






出典:楽天市場
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地・裏地:綿100%、中綿:ポリエステル100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | あり |
機能 | 汗取り |
アン ドゥドゥ『防水おねしょシーツ』
















出典:Amazon
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地:綿100%(パイル)、裏:ポリウレタンラミネート加工 |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | なし |
機能 | 防水、汗取り、防ダニ |
西川リビング『綿敷パッド ミッフィー』






出典:楽天市場
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地:綿100%(パイル)、裏地:ポリエステル80%・綿20%、中綿:ポリエステル100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | あり |
機能 | 汗取り |
鳥居『水ケア 防水シーツ』






出典:楽天市場
サイズ | 100×205cm |
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素材 | 表地:綿100%(パイル)、裏地:ポリウレタン100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | なし |
機能 | 防水 |
ベビー用敷パッド|ポリエステル・ナイロン 3選 接触冷感タイプや人気のアンパンマンなど!
蒸し暑い夏には、ポリエステルやナイロン素材の敷きパッドが便利。
冷感タイプを中心におすすめの商品をラインナップしたので、気になるアイテムを見つけてみてくださいね。
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
西川リビング『おやすみクール ひんやりキルトパッド』は、熱伝導率が高い接触冷感性生地を使用したひんやり触感がおすすめの敷パッドです。
すぐれた吸汗性と速乾性で、いつもさらりとした肌触りなのが快適ポイント。

西川リビング『おやすみクール ひんやりキルトパッド』






出典:楽天市場
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地:ナイロン63%・ポリエステル37%、裏地:ポリエステル100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | なし |
機能 | 汗取り、冷感 |
バンダイ『冷感敷きパッド』














出典:Amazon
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地:ナイロン100%、裏地:ポリエステル100%、中綿:ポリエステル100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | あり |
機能 | 汗取り、冷感 |
エムール『アウトラスト キルトパッド』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | 70×120cm |
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素材 | 表地・裏地:ポリエステル65%・綿35%、中綿:ポリエステル100% |
ゴムバンド | あり |
丸洗い | 可 |
なか綿 | あり |
機能 | 汗取り、冷感 |
「ベビー 敷 パッド」のおすすめ商品の比較一覧表
助産師のおすすめランキング ベビー敷パッドのTOP3はコレ!
ご紹介した商品のなかから、わこう助産院院長・助産師の伊東 優子さんがおすすめする商品ランキングを発表します。
ベビー敷パッド選びの参考にしてみてください。
3位 西川リビング『おやすみクール ひんやりキルトパッド』
2位 三敬『hugmamu 防水キルトパッド』
1位 キナコ『オーガニックコットンガーゼベビー敷きパッド』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビー 敷 パッドの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのベビー 敷 パッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
「おねしょシーツ」や「布団セット」も紹介
おねしょシーツ
この記事では、看護師×Webライターの5児ママ・小坂 恵さんと編集部で、おねしょシーツの選び方とおすすめ商品11選を紹介します。子育てに「おねしょ」はつきもの。そんなときに助けてくれるのが、寝具が濡れてしまうのをカバーしてくれる「おねしょシーツ」。月齢が低い赤ちゃんの吐き戻し対策にもなります。...
ベビー枕
看護師兼ライター・ゆみ かおるさんへの取材をもとに、ベビー枕の選び方とおすすめの商品を厳選! 丸洗いできる衛生的なものから、かわいらしいデザインのものまでたっぷり紹介します。ベビー枕は、頭の形や吐き戻しが気になる人ならぜひ取り入れたいアイテム。記事の後半では、通販サイトの人気売れ筋ランキングや...
ベビー布団セット
この記事では、ベビー布団セットに焦点をあて、助産師の河井恵美さんへの取材をもとに、ベビー布団セットの選び方や注意したポイント、おすすめの商品を紹介していきます。はじめて赤ちゃんを迎える方はとくに、必要なものがそろったセット商品が便利ですよね。セット内容やサイズなど、どのようなポイントをチェック...
ベビー布団
ママライターでチャイルドボディセラピストの榮 樹実さんへの取材をもとに、2020年版ベビー布団25選をご紹介します。ミニベッド用にも役立つベビー布団をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
洗える敷布団
洗える敷布団なら自宅やコインランドリーで洗えて、敷布団を清潔に保つことができます。アトピーやぜんそくなどアレルギー対策にも役立ち、小さな子どもや介護が必要な方、ペットがいる家庭でも寝具の汚れに対処しやすくなります。この記事では、収納コンサルタントの有賀照枝さんと編集部が、洗える敷布団のおすすめ...
まとめ
この記事では、ベビー用敷きパッドのおすすめ9選をご紹介しました。
敷きパッドを選ぶときは、ズレないよう寝具のサイズに合うものを選びましょう。赤ちゃんはすぐに敷きパッドを汚してしまうので、お手入れのしやすさも重要。
素材にもこだって選んであげたいですね。季節に合わせて使いわけると、赤ちゃんの睡眠をサポートしてあげることができますよ。
あなたがほしいベビー用敷きパッドを選んで、赤ちゃんが心地よく眠れる環境を整えてあげてくださいね!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/18 本文修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 西原みなみ)
ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。 25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。 2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。 「安産ごはん160」監修