オフロードヘルメットとは? シールド・チンガード・インナーバイザーが特徴
バイクのライディングを思いきり楽しむ際に欠かせないヘルメット。
オフロードヘルメットは、口部分を守るチンガード、泥や日差しから顔を保護してくれるバイザーが特徴です。山道などの荒れた道を走行する際に必要とされます。
オフロードヘルメットを選ぶポイント バイク雑誌ライターに聞く
ここから、オフロードタイプのヘルメットを選ぶためのポイントについて解説します。まずは、しっかりとオフロード仕様かをチェック。
ほかにも、手入れのしやすさやサイズ感、首にかかる負担などから商品を選びましょう。
用途に合わせてタイプを選ぼう ゴーグル・インナーバイザー付き、シールドの有無など
オフロードタイプのヘルメットは、ゴーグルを付けて使用するシールドなしのタイプの印象を持っている方も多いことでしょう。しかし、オンロードでも使用したいなら、シールドありの商品も選択肢に入ります。
それぞれの特徴を詳しくご紹介していきます。
オフロードメインで使うならシールドなしが便利
本格的なオフロード走行を楽しみたいなら、シールドなしを購入するのがベターです。理由は、息が荒くなるような激しい走行時には、シールドだと曇ってしまい視界が悪くなるためです。別途ゴーグルを用意して着用することで、曇らず目元を守ることができます。
シールドなしのヘルメットを購入するなら、ゴーグル付きかどうかもチェックしましょう。
オンロードでも使うシールドありの商品
普段使いの街乗りなど、オンロードでも使用したい場合はシールドありの商品がおすすめ。メガネやサングラスも併用でき、雨や風などから顔を守ってくれるので便利に使えます。
オフロードでの機能性も確保したい方は、シールドを外してゴーグルが使えるタイプや、エアベンチレーションを搭載して通気性がいいものを購入するといいでしょう。また、クリアシール度の場合、インナーバイザーを使用すれば、逆光時にサングラスのような効果が得られます。
規格や認定などで安全性も確認
ヘルメットを選ぶ際には、既定の安全基準をクリアしているか確認しましょう。一般的な安全基準はSG、PSCマークになりますが、オフロードならより厳格な日本工業規格のJIS、国際的な基準のSNELL、DOT、ECEといった規格のものがいいでしょう。
また、レースに出場する場合はMFJ規格をクリアしている必要があります。将来的にレースにも参加したい方は、チェックしておきましょう。
内装は交換可能で手入れのしやすいものを
オフロード走行では汗を大量にかくことが予想されるので、内装が取り外しやすいヘルメットを選びましょう。泥なども多く跳ねてヘルメットにつくので、長期間の使用には洗いやすさも重要なポイント。
また、吸汗性や速乾性にすぐれた素材のものを選ぶとより便利ですよ。
ぴったり合うサイズを選ぼう
激しい動きが想定されるオフロード用のヘルメットは、しっかりと自分の頭にフィットするサイズの商品を選びましょう。サイズが大きすぎると、万が一事故が起こったときに充分に性能を発揮できない可能性があります。逆に小さすぎると頭を締めつけてしまい、長時間の使用に向かないので注意が必要です。
オフロードヘルメットは、メーカーごとに差があるもののサイズ展開も豊富。ちょっと頭が大きいと思う方は、XLかXXLサイズを検討してみましょう。
軽量で首に負担のかからない商品かどうかも確認
オフロードタイプのヘルメットは、安全性を高めるために大きめにデザインされているのが特徴です。そのため、重量も通常のヘルメットに比べて重くなりがち。
オフロードヘルメットを購入する際には、首への負担を和らげるためにも、ポリカーボネートやFRPなど軽い素材の商品を購入しましょう。
開放感があってスクーターやカブ系にもぴったり オフロードヘルメットの特長
バイク雑誌フリーライター
走行していると風がグングン入ってくるため、開放感があるのがオフロードヘルメット。暑い夏にはオンロードとは比較にならない涼しさもあります。
そしてオフロードタイプのヘルメットを選ぶのは、オフのレースや荒れ地を走る人だけではありません。スクーターやカブ系のビジネスバイクといった車種でも、これがまた意外に似合いますよ。
おすすめオフロードヘルメット11選 耐衝撃性・内装の素材もチェック!
ここからは、オフロード用のヘルメットを11商品紹介します。耐衝撃性にすぐれたものや、快適な素材を使用した内装の商品などを厳選してピックアップ。
オフロードヘルメット選びに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
バイク雑誌フリーライター
オフロードタイプからオンロードタイプまで5種類のスタイルが楽しめる、YAMAHA『ZENITH』。オフからオンロード、スクーターなどなど、複数の車種・車両をお持ちの方なら重宝すること間違いなしです!
ARAI『TOUR-CROSS 3』にはシールドが備わっているため、オフロードシルエットでありながらもジェットタイプのような気軽さが魅力。また、ARAI製という部分は間違いのない絶対の信頼があります。
比較的新しいヘルメットメーカーである、god blinc『ZEALOT MadJumper2』。他社とは一味違う趣向と情熱で作られており、手に取りやすい価格も魅力。ベテランライダーも一度、実物を手にしてみて欲しいですね。

YAMAHA(ヤマハ)『YX-6 ZENITH』












出典:Amazon
サイズ展開 | M:57~58cm、L:59~60cm未満、XL:61~62cm未満 |
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重量 | - |
素材 | ポリカーボネイト ほか |
安全規格 | JIS2種、SG |
内装取り外し | 可 |
シールド | あり |

ARAI(アライ)『TOUR-CROSS 3』
















出典:Amazon
サイズ展開 | XS:54cm、S:55~56cm、M:57~58cm、L:59~60cm、LL:61~62cm |
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重量 | - |
素材 | PB-cLc |
安全規格 | SNELL、JIS |
内装取り外し | 可 |
シールド | あり |

god blinc(ゴッドブリンク)『ZEALOT MadJumper2』

出典:Amazon
サイズ展開 | S、M、L、XL、XXL |
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重量 | 1100g |
素材 | カーボン、FRP |
安全規格 | SG、MFJ |
内装取り外し | 可 |
シールド | なし |
HJC(ホンジン)『i50 TONA』






出典:Amazon
サイズ展開 | S:55~56cm、M:57~58cm、L:59~60cm、XL:61~62cm未満 |
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重量 | - |
素材 | ポリカーボネート |
安全規格 | SG、JIS、MFJ |
内装取り外し | 可 |
シールド | なし |
SOMAN『SSPEC オフロードヘルメット』
















出典:Amazon
サイズ展開 | S:55~56cm、M:57~58cm、L:59~60cm、XL:61~62cm、XXL:63~64cm |
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重量 | 1450g |
素材 | ABS |
安全規格 | PSC、DOT |
内装取り外し | 可 |
シールド | なし |
Fly racing(フライレーシング)『Trekker Solid Helmet』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ展開 | XS、S、M、L、XL、XXL |
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重量 | - |
素材 | ポリアロイ |
安全規格 | ECE、DOT |
内装取り外し | 可 |
シールド | あり |
WINS JAPAN(ウインズジャパン)『X-ROAD FREE RIDE』

出典:Amazon
サイズ展開 | M:57~58cm、L:58~59cm、XL:59~60cm |
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重量 | - |
素材 | - |
安全規格 | SG、PCS |
内装取り外し | 可 |
シールド | あり |
ONeal(オニール)『3Series Zen Helmet』






出典:Amazon
サイズ展開 | XS:53~54cm、S:55~56cm、M:57~58cm、L:59~60cm、XL:61~62cm、XXL:63~64cm |
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重量 | 1350g |
素材 | ABS |
安全規格 | DOT、ECE |
内装取り外し | 可 |
シールド | なし |
SUOMY(スオーミー)『ALPHA SKULL RED』

出典:楽天市場
サイズ展開 | S:55~56cm、M:57~58cm、L:59~60cm、XL:61~62cm |
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重量 | - |
素材 | TRICARBOCO |
安全規格 | SG、PSC、MFJ |
内装取り外し | - |
シールド | なし |
Airoh(アイロー)『WRAAP』






出典:楽天市場
サイズ展開 | XS:53~54cm、S:55~56cm、M:57~58cm、L:59~60cm、XL:61~62cm、XXL:63cm |
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重量 | 1190g |
素材 | HRT |
安全規格 | ECE |
内装取り外し | 可 |
シールド | なし |
『オフロード ヘルメット』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ展開 | L:55~57cm、XL:58~60cm、XXL:61~62cm |
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重量 | - |
素材 | ABS |
安全規格 | PSC |
内装取り外し | 可 |
シールド | あり |
「オフロードヘルメット」のおすすめ商品の比較一覧表
バイク雑誌フリーライターが選ぶおすすめランキング オフロードヘルメットTOP3を選出!
バイク雑誌フリーライターのNANDY小菅さんが選ぶ、オフロードヘルメットのおすすめランキングをご紹介します。ぜひ商品選びの参考にしてみてください。
3位 YAMAHA『ZENITH』
2位 ARAI『TOUR-CROSS 3』
1位 god blinc『ZEALOT MadJumper2』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする オフロードヘルメットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのオフロードヘルメットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アドベンチャーツーリングにも最適 オフロードヘルメットはどう使う?
アドベンチャーツーリングとは、冒険や旅をテーマとしたツーリングのことで、HONDA・SUZUKI・Kawasaki・YAMAHAなど250ccの中型から大型までのオフロードバイクを用いたツーリングです。道なき道や長距離ツーリングといったアドベンチャーツーリングに用いるのには、オフロードヘルメットは最適のアイテムです。
【関連記事】オフロードヘルメットに関連する記事をご紹介
まとめ
オフロードヘルメットのおすすめ11商品をご紹介しました。
荒地を走る場合なら、視界を確保しやすいシールドなしのタイプを購入しましょう。普通の道でも使いたい場合はシールドありも検討可能。また、中のパーツが分解しやすい物かどうか、安全規格をクリアしているかどうかも要チェックです。
あなたが欲しいオフロードヘルメットを選んでみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/13 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 名原広雄)
各種バイク誌で活躍しているフリーライター。 1998年に独立したのでこの稼業一筋で20年余り。所有バイクは、小さいのから大きいのまで多種に渡り、数としては20台を超えてしまったあたりからもう数えるのをやめてます。 車はサニトラのロング(クーラーなし)。ストリートファイター系を得意としてきたが、昨今では古いバイクのレストアライターとしても活躍の場を広げている様子。 バイクとアニメの探究者で、著書に「アニメバイク本」や「ご奉仕大好き! メイド本」などがある。