靴下用カイロの選び方
まずは靴下用カイロの選び方をチェックしていきましょう。医療ライター・宮座美帆さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの靴下用カイロを選ぶために参考にしてみてくださいね。
貼る場所に合うサイズや形を選ぶ
靴下用カイロにはたくさんの種類があります。選ぶときのポイントは、まず貼る場所を決めることです。貼る場所によって、サイズや形状も違ってきます。
靴を脱いだ時も目立たない「足裏つま先用」
足先の裏側に貼るタイプは靴下用カイロのなかでも標準的なので、ドラッグストアなどでも手に入るでしょう。
オフィスワークで座っている時間が長いと下半身の血流も悪くなり、足先が冷たく感じるときがあります。そんなときには足先の裏側にカイロを貼るだけでもだいぶ違います。また、ランチなどで靴を脱ぐ場所でも、足裏に貼ってあるので目立たないため、周りにバレないというメリットもあります。
靴を履いていてもズレにくい「足の甲用」
足の甲に貼るカイロは靴を履いてもズレにくいメリットがあります。ただ、足裏のつま先に貼るタイプよりは温かさが劣る傾向があります。足の甲に貼るタイプは表面は温かくなるものの、足裏の冷えまでは届きません。寒い冬に外回りをしなければいけないときや、冬場の旅行で長時間歩く人は、足裏に貼るカイロと併用することにより、より冷えを緩和できるでしょう。
冷え対策には最強の「足裏全体用」
靴下用カイロは足先に貼るものが一般的ですが、なかには足裏全体に貼って温める大判タイプもあります。これは寒さが厳しいときに最強のアイテムになります。
長時間にわたって寒さの厳しい外に出るときやスノボー、スキーなどのウィンタースポーツなど足の冷えが一段と厳しいときに足裏全体に貼ると寒さをしのげます。
スニーカーなどに使用すると若干歩きづらさを感じるかもしれません、ブーツやスノボやスキーのシューズで履く際の違和感はないでしょう。
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温かさが持続する時間もチェック
靴下用カイロを選ぶときのもうひとつのポイントは、温熱の持続時間です。どのくらい温かさが持続するかをチェックして選びましょう。温熱時間が短いと張り替えの手間がかかるのと、コスパも悪くなります。
一般的には5時間前後の商品が多いですが、商品によっては温熱持続が8時間を越えるものもあるので、貼り替えが面倒な方や出先で利用する方は、長時間タイプを選びましょう。
色は目立ちにくいものを選ぶ
靴下用カイロを使用していて困ることは、外出先で靴を脱ぐようなシーンに遭遇したとき。靴下にカイロを貼りつけている姿は、できれば見られたくないですよね。
そのような不安を少なくするためには、できるだけ靴下の色にあわせたカイロを使用すること。靴下用カイロのカラーバリエーションは多くありませんが、黒・白・ベージュなどを用意しておく必要があります。
消臭成分が入っていると快適に使える
靴下用カイロを使用していると靴のなかが温かさで蒸れて、足のにおいが強くなる場合があります。そうならないためにも、足のニオイが気になる人は消臭成分が配合されている商品を選ぶようにしましょう。
消臭効果のある緑茶エキスを配合している商品などもあるので、選ぶ際は成分表示を確認してからにしましょう。
靴下用カイロのおすすめ11選 最強のあたたかさで寒さを乗り切ろう!
靴下用カイロのおすすめ商品をご紹介します。貼る部位や持続時間、消臭成分などをチェックしながら、自分に適した商品を選ぶようにしましょう。

靴下用カイロは、足のどこを温めたいかを考慮して選びましょう。足先を重点的に温めたい場合は、エステー オンパックス『貼るくつ下用』がおすすめです。
薄型でズレにくく使いやすい
靴下のつま先(足裏)に貼るだけで足元を温める靴下用カイロです。薄型なので違和感なく使用でき、歩行時にもズレずにフィットします。
温感が9時間持続するので、1度貼ればかなり長い時間交換せずに使うことができます。消臭剤も配合されており、イヤなにおいを気にしないで使用でき、白い靴下をはくときは白用もあるので便利です。

足裏全体を温めたい場合には小林製薬『桐灰カイロ 足の冷えない不思議な足もとカイロ はるロング くつ下に貼るタイプ』がぴったり。
女性のパンストにも使える
足の裏全体に貼るタイプの靴下用カイロです。使用する直前に外袋から内袋を取り出し、はく離フィルムをはがしてから靴下のうえから貼りつけます。
温かさの持続時間は9時間と長く、30℃以上の温熱を維持。消臭剤を配合しており、においへの不安もありません。男女兼用で、ストッキングにも使えます。
断熱シートによりしっかりと足元を温めるカイロです。

足の甲からアプローチしたい場合には小林製薬『桐灰カイロ 足の冷えない不思議な足もとカイロ 上からはるつま先 』が使いやすいですよ。
長く屋外で過ごす方に便利
足の裏側ではなく、甲のうえから貼るタイプの靴下用カイロです。違和感なく歩きやすいのが特徴。靴下だけでなく、ストッキングのうえからでも使える仕様になっています。
平均温度は37℃で持続時間は約8時間と長いので、長期間屋外で作業をする方やスポーツ観戦をする方に適した靴下用カイロです。
貼り替えに便利な15枚入り
足先をぽかぽかと温めたいときに使用する靴下用カイロです。寒さで足元が冷えやすく、しもやけができやすい方に適しています。また戸外で作業したり、外出するときにも重宝します。
温熱の持続時間は5時間です。15枚入っているので、スポーツ観戦や屋外の作業などで5時間以上滞在する場合は貼り替えて使う必要があります。
薄いのでぴったりフィット
15足分入っているので、毎朝の通勤・通学に使える靴下用カイロです。つま先(足裏)に貼るタイプですが、カイロが薄くぴったりとフィットして違和感がありません。
足にかっちりサイズの靴だと空気の出入りが悪く、発熱しにくい場合も。使用するときは、靴をはく直前に開封して靴下に貼ってください。温かさの持続時間は5時間なので、通勤・通学に適したカイロです。
「靴下用カイロ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 靴下用カイロの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの靴下用カイロの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
靴下用カイロの貼り方に関する注意点
靴下用カイロは寒い冬でも足元を温められるので便利ですが、通常の貼るカイロとは使い方が異なる点もあります。靴下用カイロを使ううえでの注意点をチェックしておきましょう。
1)肌に直接貼るのはNG
靴下用カイロだけではなく、貼るカイロ全般における注意点ですが、直接肌に貼ることはできません。肌に直接貼ってしまうと、思わぬやけどをする場合があります。
とくに靴下用カイロは靴下をはいたうえから貼るのが正しい使い方です。商品によってはストッキングのうえからでも使えるものがありますが、事前に使用方法をよくチェックしてください。
2)靴を脱いだらはがす
一般的に靴下用カイロは靴をはいているときに使用します。外出先や帰宅して靴を脱ぐときには、カイロをはがしてください。
靴下用カイロは靴のなかで酸素供給が少ない状態を想定しているので、靴を脱ぐと酸素が供給過多になってカイロの温度が上がることがあります。
靴を脱いだらカイロを外すという習慣を身につけましょう。
3)靴下用カイロは使用直前に開封する
靴下用カイロを使うときは、事前に準備するのではなく靴下のうえから貼る直前に開封します。早めに開封してしまうと、カイロが酸素を多めに吸収して温度が上がる可能性があります。
温度が急に上がると火傷のおそれがある温度になっている場合もあるので、注意が必要です。商品ごとに使い方が書かれているので、よく読んでから使用します。
低温やけどに注意!熱いと思ったらすぐはがしましょう 医療ライターより
寒くなるこれからの時期は、部分的に温めてくれるカイロが頼りになります。靴下用のカイロを使う際には、注意事項をよく読み、低温やけどにじゅうぶんに注意しましょう。熱いと感じる場合には、すぐにはがせるように足に直接貼り付けたり、すぐにはがせない状態で使用したりしないよう注意が必要です。
靴下用貼るカイロに関するQ&A
靴下用のカイロをお腹や腰に貼ってもいい?

貼ってはいけません。理由は、靴下用の貼るカイロはお腹や腰用のホッカイロよりも温度が高くなることがります。間違った使い方をすることでやけどになる恐れがあります。
靴下用カイロを使っても暖かくないときがあります。理由は?

理由は3つあります。一つ目は通気性の悪い靴を履いているため、酸素不足でカイロの熱が発生しにくくなります。ふたつめは、雪の上をあるいているなどあまりにも外気が冷たいとカイロの熱が逃げてしまいます。中敷きなどを敷くといいでしょう。3つめは、靴に雪が入ることでカイロの効果が半減します。
足先の冷えには靴下用カイロが有効!
靴下用カイロのおすすめ商品を紹介しました。温熱が持続する時間が5~9時間と、いずれの商品も長くなっています。とくに屋外で作業する方や、長時間スポーツ観戦をする方には役立つ商品です。
つま先(足裏)や甲のうえから貼るものなど、商品によって貼る部位は異なります。はじめての方は自分に適した商品をみつけるまで、少数入りのものを選ぶ方がいいでしょう。
番外編として足首に巻くタイプも紹介しましたが、靴下用カイロ同様に冷えから足元を守る商品です。
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臨床工学技士国家資格保有。大学病院勤務後、ライターへ転身。現在は『kakotto.』を立ち上げ、医療・バイオ・ヘルスケア分野を中心に紙・WEB問わず執筆編集に携わっています。「難しい話を分かりやすく」をモットーに、心をじんわり温めるような記事作成をお届け。当サイトでは健康にかかわるグッズや医療機器などを紹介し、皆さまの健康増進のお手伝いを致します。