ペンタックスデジタル一眼レフカメラを選ぶポイント フォトグラファーに聞く
ペンタックスのデジタル一眼レフカメラを選ぶポイントをまとめました。ペンタックスならではの機能もあるので、選ぶときの参考にしてくださいね。
イメージセンサーの種類で選ぶ
ペンタックスのカメラを選択する際、イメージセンサーから選ぶという方法があります。ペンタックスの一眼レフ機のイメージセンサーは、中判サイズ・フルサイズ・APS-Cサイズの3種類がラインナップ。
高画質の画像を撮るなら中判サイズ、画像データ量をコンパクトに収めたいならAPS-Cサイズなど、撮影スタイルに応じて選択できます。
センサーサイズによって画角が異なる
「画角」(カメラを構えたときに写る範囲)は、レンズの「焦点距離」(レンズに記されている~mmの表記)と密接に関係しています。
たとえば、焦点距離24mmのレンズをフルサイズ判イメージセンサーのカメラで使用したときの画角と比べ、APS-C判やマイクロフォーサーズ判のカメラと組み合わせた場合には、画角は狭くなります(より望遠画角になる)。
「アストロトレーサー」搭載なら天体写真がキレイに撮れる
ペンタックスの一眼レフ機のなかには、天体追尾撮影が可能なアストロレーサーという機能が搭載されている機種もあります。これは別売りの専用GPSユニットをカメラボディに装着し、赤道儀なしで天体追尾撮影ができるという機能。
これから本格的な天体撮影を始めたいというユーザーにとっては、このうえないメリットがある撮影機能です。
「リアル・レゾリューション・システム」で超高精細画像に
ペンタックス独自のリアル・レゾリューション・システムとは、カメラボディにある手ブレ補正機能を活用してイメージセンサーを1画素ピッチで動かしながら4枚を連続撮影するというもの。
撮影した4枚の画像を合成処理することで、通常では表現できない超高精細な画像を得られるという機能です。デジタル技術を活かした高精細画像にトライしてみるのもおすすめですよ。
可動式モニターでいろいろなアングルから撮影
ペンタックスの一眼レフ機はすべて可動式モニターを装備しています。とくに『K-70』という機種は、縦横自在にモニターを動かせるバリアングル液晶モニターを搭載。『K-1 mark2』にも、縦位置に対応できるフレキシブルチルト式液晶モニターが装備されています。
ローアングルなどでの撮影に有効に使える可動式モニターがあることで、撮影シーンの幅が広がるでしょう。
ネットワーク機能で撮影した写真をシェア
スマートフォンやタブレットなどのデバイスとワイヤレスで連携できる専用アプリ「Image Synic」を利用すると、カメラから離れた位置でもリモートで撮影が可能です。
画像の転送やSNSなどへのアップロードもかんたんに行なえるうえ、撮影した場所からシェアすることも。ネットワーク機能を活かした撮影にも対応しています。
ペンタックスデジタル一眼レフカメラのおすすめ3選 防塵防滴・手ぶれ補正・バリアングル液晶モニター・Wi-Fi機能搭載モデルも
ペンタックスで現在も生産されている、デジタル一眼レフカメラをご紹介します。種類は少なくても、さまざまなバリエーションの商品がそろっているので要チェックですよ。

アウトドアの撮影なら! APS-Cレンズも使える
フルサイズのイメージセンサーを持つ、35mm一眼レフデジタルカメラです。防塵防滴構造でマイナス10度でも駆動する耐寒性能があり、アウトドアなどでフルサイズの高画質の画像を撮影したいという要望に応えてくれるカメラ。
APS-CサイズのKマウントレンズもすべて装着が可能なので、撮影できるレンズの幅が広がりますよ。

5140万画素で撮影できる中判サイズ
中判サイズのイメージセンサーを持つ一眼レフ機。フルサイズセンサーよりさらに大きく、5140万画素で撮影ができます。
フィルムカメラ時代から『645』はスタジオでのコマーシャル撮影で使われていて、『645Z』はその流れを踏襲するカメラ。大判プリントにする画像を撮るのであれば、この645Zを選んで間違いはないはずです。

ISO 819200の超高感度撮影!
APS-Cサイズのイメージセンサーを持つ一眼レフカメラ。ペンタックスの一眼レフ機のなかでは、ミドルクラスにカテゴリーされる機種です。
ISO 819200という超高感度撮影ができ、わずかな光でも画像をとらえることが可能。小型なボディながら野外のタフなシーンにも耐えうる強度性は、ペンタックスカメラの名に恥じない性能です。
RICOHのコンパクトデジタルカメラ3選 【番外編】
ペンタックスの親会社であるリコーのコンパクトカメラを3商品ご紹介します。ペンタックス一眼レフカメラの特徴と合っている商品も多いので、コンパクトカメラがほしいという方はぜひ参考にしてくださいね。

GRレンズ搭載! こまかい部分も精細に再現
描写力の高いリコーのGRレンズを搭載し、18.3mm(35mm判換算で28mm相当)F2.8という明るさを持つ単焦点レンズのカメラです。GRレンズで撮った画像は、こまかい部分も精細に再現可能。
さらにコンパクトカメラのサイズながらAPS-Cサイズのイメージセンサーを持っており、高画質な画像の描写を後押ししています。

水中で撮影するなら! 耐衝撃・耐寒機能も
水のなかでも撮影が可能なアウトドアカメラ。海中などにカメラをそのまま持っていって撮影ができるほどの防水機能を持っています。さらに耐衝撃・耐寒機能も強化されているので、アウトドアのタフなシーンでも存分に撮影ができるでしょう。
広角28mmから5倍のズーム域を持つレンズを搭載。幅広い野外のシーンで活躍できる機能が満載です。

防水・防塵を強化した野外に強いカメラ
防水、防塵機能を強化したコンパクトデジタルカメラ。業務用として、おもに野外で撮影をすることを想定したスペックになっています。耐衝撃機能やエタノールなどの耐薬品にも対応。看板や銘板を撮ることが多い現場用に、斜め画像補正機能なども搭載されています。
工事現場など過酷な環境では、この業務用カメラが作業を大幅に効率化してくれるでしょう。
「ペンタックスデジタル一眼レフカメラ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ペンタックスデジタル一眼レフカメラの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのペンタックスデジタル一眼レフカメラの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ペンタックスデジタル一眼レフカメラに関するQ&A よくある質問
『K-5II』などに搭載されている「ゴミ除去」機能とは何ですか?

「DR」(ダストリムーバル)と呼ばれる高速振動でほこりを除去する機能です。これにより、画像へのゴミの写り込みを防ぎます。
Wi-Fi規格について教えてください。

準拠規格:IEEE 802.11b/g/n
使用周波数:2412MHz~2462MHz
セキュリティー」:認証方式 WPA2/暗号化方式 AES
ペンタックスデジタル一眼に関するそのほかの商品情報 【関連記事】
ペンタックスのデジタル一眼レフカメラとは? 国産一眼レフカメラのパイオニア
ペンタックスを生み出した大手光学機器メーカーである旭光学工業株式会社(現・リコーイメージング株式会社)は、初の国産一眼レフカメラである『アサヒフレックスⅠ』を発売。世界初となるフラッシュ内蔵AF一眼レフカメラ『SFX』も生み出した一眼レフカメラのパイオニアです。
ペンタックスのカメラシリーズは一般的にカメラメーカーとしての認知度は高くはないですが、カメラの機能と価格を比較してみるとコストパフォーマンスがとても高いとカメラだといえます。
これから一眼レフを購入しようとメーカー選びをしているユーザーであれば、選択肢に加えてもいいでしょう。撮影する目的が合致すれば、最良の選択肢となりえます。
コスパが高く初心者向け機種が多い
ペンタックスのカメラシリーズは一般的にカメラメーカーとしての認知度は高くはないですが、カメラの機能と価格を比較してみるとコストパフォーマンスがとても高いとカメラだといえます。
これから一眼レフを購入しようとメーカー選びをしているユーザーであれば、選択肢に加えてもいいでしょう。撮影する目的が合致すれば、最良の選択肢となりえます。
ボディに手ブレ補正機能あり
ペンタックスの一眼レフ機のメリットのひとつは、カメラボディに手ブレ補正機能が搭載されていることです。これは使用する交換レンズの種類を問わずに、手ブレ補正を効かせた撮影ができるということ。
他社メーカーではレンズに手ブレ補正を搭載している機種がありますが、それと比較するとボディ搭載型のほうが扱いやすいといえるでしょう。
静止している人物や風景の撮影向き
ペンタックスのカメラはフィルムカメラ時代から、スタジオでの静物撮影または野外での風景撮影などに使われる仕様で有名でした。デジタルカメラになった今でも、その特徴は受け継がれています。
ペンタックスのカメラシリーズは、おもにアウトドアでの撮影や静物撮影をしたいというユーザーにとって使いやすいというメリットがあります。
ペンタックスは高画質でタフなシーンで使える フォトグラファーからのアドバイス
ペンタックスのカメラは、一言でいえば高画質でタフなシーンで使える機種といえるでしょう。フィルムカメラ時代から培ってきた機能をデジタルカメラにも引き継いでいます。
ペンタックスはリコーに合併されてブランド名が残る形になりましたが、リコーのカメラもまたペンタックスの高画質でタフなシーンでの撮影に向いているという特徴は合致します。これからのラインナップも楽しみなカメラシリーズですね。
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米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後に独立。 1995年からプロカメラマンとして人物、ウェディング、料理、建築、海外取材など広い分野の撮影をする傍ら、写真講座やメディア出演、執筆などを通じて撮影テクニックやフォトライフの楽しみ方を伝えている。 さらに動画撮影、ドローン撮影にも着手。画像や動画を未来につなげる活動を提案している。2018年には、長崎県五島市アンバサダーに就任。 写真と映像で行う地域貢献や海外に向けた日本文化の映像発信にも積極的に取り組んでいる。