「サンオイル」のおすすめ商品の比較一覧表
サンオイルとは? 効果を解説
夏は綺麗な小麦色の肌を目指したいという人も多いはず。ただし、素肌のまま1日で一気に焼こうとするのはNG! 肌に大きなダメージを与えてしまいます。ピリピリ痛みが出たり、皮がポロポロと剥けてしまったり、将来シミになったりしてしまうことも。肌を保護するためにも、サンオイル(タンニングオイル)は必須アイテムです。
そもそもサンオイル(タンニングオイル)とは、UVケア製品のひとつでサンタン製品とも呼ばれます。サンタンとは、紫外線のUV-A・UV-Bの影響でメラニンが増加し、肌の色素が沈着し黒くなることを意味します。サンオイルは通常の日焼け止めよりもSPF値が低いので、日焼けによって起こるやけど状態を防ぎながら、肌をキレイに焼きたい人におすすめ。
また、日焼けによる乾燥で肌がかたくならないように保湿成分を配合しているため、肌をいたわりながら日焼けを楽しむことができますよ。
サンオイルの選び方
せっかく肌を焼くなら、ムラのない綺麗な日焼けを目指したいもの。まずはサンオイルの選び方を紹介します。ポイントは下記5点。
【1】SPF値で選ぶ
【2】PAの数値で選ぶ
【3】テクスチャーで選ぶ
【4】目的にあわせてウォータープルーフタイプを
【5】香りで選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】理想の肌の焼き具合に合った「SPF」値を選ぶ
小麦色の肌を目指す人とダークなブロンズカラーの肌を目指す人とでは、サンオイルの選び方は違ってきます。ここでは、SPF値を参考にするとき、どの程度の数値のサンオイルを選べばいいのかみていきましょう。
真っ黒に日焼けをするには「SPF0~1」
真っ黒な日焼けを追求するなら、サンスクリーンの入っていないサンオイルを使うのもいいでしょう。もともと地黒だったり、すでに日焼けのベースができていたりする人には、SPF0〜1がぴったりです。
SPFが低いサンオイルには、サンスクリーンはわずかでも保湿成分がたっぷり含まれており、すこやかな肌をたもつために役立ちます。ツヤのあるゴージャスな日焼け肌づくりには、保湿成分が欠かせません。日焼けのベースができているからといって、なにも塗らずに日に当たるのはやめておきましょう。
小麦色の肌を目指すなら「SPF2~4」
いつもオフィスで働いている色白の人が、いきなり真っ黒な日焼けに挑戦するのは肌にとって負担が大きいもの。いきなり強力なものは使わず、日焼けのベースづくりとして、SPF4あたりからゆっくりと焼いて黒くするのがポイントです。
肌が徐々に焼けてきたら、SPF値が低いものへ移行するとじっくりキレイに焼き上がります。ムラや皮めくれなど、痛くないスベスベな日焼け肌にこだわるなら、ぜひ手間や時間がかけて仕上げましょう。初心者や敏感肌の方におすすめのSPF値です。
【2】肌のダメージ抑えたいなら「PA」もチェック
サンオイルでは、長い波長のUV-Aを遮断するPAを表示している商品はごくわずかしかありません。PA+程度なら見つけることができます。PA+のサンオイルは、ゆっくり時間をかけて肌への負担を軽くしながら日焼けさせたい人にぴったりです。
真皮に到達するUV-Aは、時間がたってからシミやシワ、たるみという形で肌に影響がでます。できるだけ早く肌を小麦色にしたい人も、将来を考えてPA+の商品を選ぶことも考えましょう。
【3】テクスチャーの種類で選ぶ
ここでは、UVケアのサンタン製品でよく見かけるテクスチャーについて解説します。それぞれの特徴をよく理解して、使用するシーンや肌の状態にぴったり合うものを選んでください。
オイルタイプ|最も定番! 肌の乾燥やダメージを防ぐ
サンオイルの定番といえば、名前からもわかるとおりオイルタイプです。日焼けオイルは、UVケアのサンタン製品のなかでも評価が高いです。オイルベースなので、肌に油膜をはり日焼けによる肌の乾燥を防いでくれるのが特徴。塗りやすく、塗り直しも手軽に行えるのがメリット。
もし水や汗で流れにくいサンオイルを探しているなら、油膜に頼らずウォータープルーフタイプかどうか確認するようにしてください。
スプレータイプ|背中など手の届きにくい場所にも塗りやすい
スプレータイプは、シュッとひと拭きするだけで手の届きにくい部分も広範囲に塗ることができます。逆さでも噴射できるタイプなら、背中もまんべんなく拭きつけることが可能。手が汚れにくいのでとても便利です。
ただし、どうしてもスプレーの構造上、ムラなく塗るのが難しい点と室内で使う場合は床が滑りやすくなる点については注意しましょう。
ジェルタイプ|ひんやり気持ちよくスルスルと塗れる
ジェルタイプの特徴といえは、肌のうえでスーッとよく伸びるみずみずしいテクスチャー。手にとると冷やっとした触感のジェルは、強い日差しをあびて火照った肌を鎮めるのにぴったりです。
アウトドアでは、肌を保護するためにこまめにサンオイルを塗りなおす必要があります。ジェルタイプなら塗りなおすたびに、冷んやりした快適なつけ心地を楽しめるでしょう。
クリーム・ローションタイプ|ムラになりにくくしっかり密着
ミルク・乳液状のサンオイルは、テクスチャーがかためならクリーム、やわらかいものはローションと呼ばれています。日焼け用クリーム・日焼け用ローションの特徴はその肌なじみのよさです。ムラにならないように全身に塗ることができ、しっかり肌に密着させられます。
なかには乾燥を防ぎうるおいを与えるラメラテクノロジーを採用したものも。保湿成分を角質層までしっかり届かせたい人にぴったりです。
【4】海やプールで使うならウォータープルーフタイプを
マリンスポーツを楽しんだりビーチ・プールで泳いだり、激しい運動で汗をかいたりする場合はウォータープルーフタイプが便利です。水や汗でせっかくのサンオイルが流れてしまうと、急激に日焼けして炎症を起こしサンバーンになることも。
汗や水に強いウォータープルーフタイプのサンオイルを使って、しっかり肌を保護するように注意しましょう。
【5】サンオイルの香りで選ぶ
香料が含まれたサンオイルが発売されています。南国を思わせる甘いココナッツの香りや、香水メーカーの手がけたさわやかなアクアマリンなど好みの香りで選ぶのもひとつの方法です。好みの香りに出会えたら、こんがり日焼けを楽しむときに気分が高まります。
香りは好ききらいがありますので、周りへの配慮を忘れないようにすることが大切です。香りが苦手な人は、微香・無香タイプを選ぶといいでしょう。
サンオイルのおすすめ10選
ここからは、メンズ、レディースどちらにもおすすめの市販サンオイルを紹介します。薬局・ドラッグストアで購入できるものもあるので、ぜひチェックしてくださいね。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サンオイルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのサンオイルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
サンオイルの正しい使い方と注意点
サンオイルは、あくまで肌を守りながら綺麗に日焼けをするためのもので、日焼けを促進させる効果はありません。ここではサンオイルの正しい使い方、効果的な塗り方と合わせて、使用時の注意点も紹介します。
均一に焼きたいならムラなく塗る
均一に焼きたいときは、伸びの良いテクスチャーを使ってムラなく伸ばすことが大切です。サンオイルを手のひらに出して、円を描くように広げていきましょう。塗りにくい場所は誰かに塗ってもらうことも大切です。
2時間から3時間おきに塗り直しを
ウォータプルーフの日焼け止めでも汗で日焼け止めが押し流されてしまったり、何気ない擦れなどで日焼け止めが落ちてしまうことがあります。
ほとんどのウォータープルーフ商品の効果時間は2~3時間のようです。塗り直ししやすい日焼け止めを持ち歩くことがおすすめ。同じ日焼け止めでも2サイズ展開している商品もありますので、チェックしてみてください。
顔に塗る場合は化粧水のあとに使用を
ボディのほか顔にも使えるサンオイルなら、顔に塗っても大丈夫です。ただし、顔に使用する場合は、塗る前に洗顔、化粧水などで肌を整えてから使用するのがいいでしょう。 焼きムラを防ぐために、丁寧にまんべんなく塗るのがおすすめです。
アフターケアもしっかりと
日焼けは軽いヤケドの症状になっています。しっかり焼いたら、クールダウンを行ないましょう。クールダウンや保湿にはアロエジェルがおすすめ。ジェルのひんやり感と保湿や美容成分が肌に浸透ししっかりケアしてくれます。
開封後の使用期限は1年間、ワンシーズンで使い切って
サンオイルの使用期限は、商品にもよりますがだいたい1年間が目安です。開封後は劣化も進むので、古いものを来年、再来年と使用し続けるのは肌への負担にもなるのでおすすめできません。一度開封したらワンシーズンで使い切り、翌年また新しいものを用意するようにしましょう。
肌を綺麗に焼く方法も紹介
綺麗に日焼けするためのコツは、焦らずゆっくり時間をかけて肌を焼いていくこと。日光で焼く場合は、紫外線の量が比較的弱い時間帯に2~3時間、光に当たるようにしましょう。とくに紫外線の強い時間帯は、AM10:00~PM2:00といわれているので、肌を守るためにも極力この時間は避けるのが無難です。
このほか、日焼けサロン(日サロ)で焼く方法もあります。コストはかかりますが、日焼けサロンのタンニングマシンは照射量と時間をコントロールできるため、肌質や肌の状況を見ながら焼いていくことが可能です。そのため、日光で焼くよりも安全に、さらに全身ムラなく焼くことができるメリットがあります。
サンオイルとセルフタンニングの違い
サンオイルが肌を焼くためのアイテムなのに対し、セルフタンニングとは、色素付きのクリームやローションを肌に塗り、日焼けしたような肌を楽しめるアイテムを指します。実際に肌を焼くわけではないので、肌にダメージを与えたくない女性にも人気です。
一度色づくと水濡れや入浴では落ちることはなく、また使用後は肌のターンオーバーとともにもとの肌の色に戻るため、旅行やイベントなどのときだけ小麦色の肌を作りたいときにぴったりです。こちらの記事で紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
日焼け後のスキンケアについて
コスメ&メイクライター
こんがり焼けた肌は夏らしい元気な印象を与えてくれます。でも、紫外線の肌への影響は長期にわたって続くので、最小限のダメージですませておきたいもの。早く小麦色の肌になりたい!と焦らず、少しずつ焼いていくようにしましょう。
そして、日光浴のあとは全身の保湿ケアを毎日することも忘れずに! ひんやりした保湿ジェルは日焼けした肌のケアにもなるのでおすすめですよ。
好みの香りを楽しみながらキレイな小麦色に
肌をいたわりながら明るい小麦色からディープな黒さを目指せるものまで、さまざまなサンオイルを紹介しました。全成分表示されている場合は、どんな成分が含まれているかチェックするといいでしょう。肌をいたわる成分や好みの成分が含まれたサンオイルを選ぶのもひとつの選び方です。
南国を思わせる甘い香りや、つけるシーンを選ばないさわやかな香りも、夏の気分を盛り上げる大切な要素。好みの香りを楽しみながら、キレイな小麦色肌を目指しましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
化粧品メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事。 退職後は美容コラムの執筆や監修、コンサルタントとして幅広く活動。 これまでに100種類以上のスキンケア化粧品を実際に試した経験をいかしておすすめのアイテムをご紹介していきます。 日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ。