ウェットスーツとは? ドライスーツとの違いは? サーフィン、ダイビング、シュノーケルに必須!
サーフィン、スキューバダイビング、シュノーケリングなど海や川のウォータースポーツやトライアスロンには、適切な体温調節のためにウェットスーツが欠かせません。ウェットスーツは冬用のドライスーツと違って真冬の海で使えるほど断熱性は高くありませんが、着心地が軽く、着方も簡単、体が動かしやすいというメリットがあります。
ドライスーツとの違いは、スーツの中に水が入るという点。入ってきた水を体温で暖めることで、熱が奪われるのを防ぎます。ドライスーツよりもリーズナブルで扱いやすいので、マリンスポーツ初心者にも適しているでしょう。
またバリエーションが豊富で、例えばセパレートタイプとラッシュガードや水着と組み合わせることもできます。海や川での万が一の事故を防ぎ、安全に楽しむためにも、自分に合ったウェットスーツを用意しておきましょう。
ウェットスーツの選び方 気になる種類や素材の違いは?
それでは、ウェットスーツの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】季節や用途に合わせて選ぶ
【2】おしゃれにコーディネートできるものを選ぶ
【3】自分の体形に合うサイズを選ぶ
【4】素材と着心地にも注目して選ぶ
【5】使われている生地の厚さもチェック
【6】フィット感を求めるならセミオーダーやフルオーダーの検討も
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】季節や用途に合わせて選ぶ
ウェットスーツには、長袖と長ズボンが一体になったフルスーツ、半袖半ズボンのシーガルやスプリングなどの種類があります。季節や用途に応じて適したウェットスーツを選びましょう。
▼寒い季節やダイビングには「フルスーツ」
春や秋など寒い季節のマリンスポーツには、長袖と長ズボンが上下一体となっている「フルスーツ」がおすすめです。全身を包む保温性の高さが特徴で、気温と海水温が低い秋や初冬、春先などにも使えます。
長時間全身が海中に入るダイビングや水中作業では、低体温症を引き起こす可能性もあるので、シーズンを問わずフルスーツを着用しましょう。
▼暖かい季節やサーフィンには「シーガル」「スプリング」
暖かい時期のサーフィンには、「スプリング」や「シーガル」がおすすめです。
半袖半ズボンのスプリングは、外気温、水温ともに高い真夏の波待ちに使えます。可動性にもすぐれているので、ウインドサーフィンでの着用にも適しているでしょう。
半袖長ズボンのシーガルは、外気温は高く水温が低いときの波待ちにピッタリです。
▼初冬や初夏にも使える「ロングジョン」
工夫次第でオールシーズン使えるウェットスーツを探しているなら、「ロングジョン」を選んでみましょう。
「ロングジョン」は、長ズボンとノースリーブが一体になっているので、タッパーなどの上着と組み合わせれば、初冬や初春でも着用することができます。
腕が動かしやすいという特徴もあるため、SUP(スタンドアップパドルボード)にもピッタリです。
【2】おしゃれにコーディネートできるものを選ぶ
マリンスポーツを楽しみながら、おしゃれにもこだわりたいという方は、コーディネートも意識してみましょう。ジャケットタイプのウェットスーツとロングジョンを組み合わせれば、スタイリッシュなスーツとして、1シーズンから3シーズン着用できます。
着脱がかんたんなタイプなら、気温や水温に応じてサッとスタイルを変えることも可能です。
【3】自分の体形に合うサイズを選ぶ
「ML」や「XL」などのこまかいサイズ展開をしているメーカーなら、適したサイズが見つかりやすいですが、同じ「M」でもメーカー・ブランドによって、微妙にサイズが異なるのでピッタリ合うものを探しましょう。
なお、ウェットスーツ選びでは、とくに胸囲を意識することが大切です。胸の部分がゆるいと、下まで一気に浸水して体温の低下を招きます。一方で、きついと胸が圧迫されて苦しくなるので、胸囲のサイズは慎重に選んでください。
【4】素材と着心地にも注目して選ぶ
ウェットスーツはおもに「ネオプレーン」というゴムを素材に使っています。ネオプレーンは、耐久性や耐候性にすぐれた、ウォータースポーツに特化している素材ともいえるでしょう。ただし、基本的にはラバー素材なので、肌ざわりはあまりよくありません。
着心地が気になる方は、裏地にナイロン素材が使われているウェットスーツを選びましょう。また、「ジャージ素材」は、伸縮性が高く着替えやすいという特徴があります。
【5】使われている生地の厚さもチェック
ウェットスーツの厚みは商品によって異なるので、目的や季節に合わせて選ぶようにしてください。
サーフィン用ウェットスーツなら、春から秋は2mm前後、冬は5mm前後の厚さを選ぶと快適です。
ダイビングで着用するなら、オールシーズン3mm以上のものを選ぶといいでしょう。重ね着をするなら、1mm程度の薄いウェットスーツがおすすめです。水温や動きやすさで使い分けるのもいいでしょう。
【6】フィット感を求めるならセミオーダーやフルオーダーの検討も
本格的なマリンスポーツを楽しみたいという方は、「フルオーダー」や「セミオーダー」のウェットスーツを検討してみるのもいいでしょう。
フルオーダーは約30カ所のサイズを採寸して製作するので、高いフィット感が得られます。フルオーダーは価格が高いという方は、既成品を調整して製作するセミオーダーを選択肢に入れてみてください。
マリンダイバーからのアドバイス
マリンダイバー
種類や暑さ、季節で使い分けを
ウェットスーツは、ウォータースポーツに欠かせない装備のひとつです。それは、保温性にすぐれていることと厚めの生地に覆われているので、外傷から身を護りやすいこと。これにくわえて、生地には気泡が多く含まれており、それだけでも浮力があるので水難事故を防ぐ目的もあります。
種類や厚さ、季節などに応じてウェットスーツを選んでください。
ウェットスーツのおすすめ6選|メンズ用 多機能サーフスーツやダイビングスーツも!
ここからは、ダイビング認定証所持のマリンダイバー・神村さゆりさんと編集部で男性用ウェットスーツのおすすめ人気商品を紹介していきます。多機能でかっこいい人気ブランドのフルスーツ、扱いやすいフロントジップなどを厳選しているので、ぜひチェックしてみてください。
レディース用ウェットスーツのおすすめはこちらへ
サーファーにも! かっこいいメンズ用パンツ
ウェットスーツの下だけを探しているならこちらがおすすめ。UPF50+で日焼け防止や、水中でクラゲなどから足を守ることができます。縫い目が平のフラットロックステッチを採用し、肌に触れてもチクチクしない、痛くならないよう工夫されています。
強度と耐久性にすぐれながらも、2,000円前後からと格安価格で購入できるのも嬉しいポイントです。
肌にピッタリ密着して快適な着心地
こちらもフラットロックステッチを採用した快適な肌当たり。さらに背面にはYKK製ファスナーを採用し、素肌に触れないよう裏当てもあるので、肌にピッタリ密着して着心地がよいです。
耐久性にもすぐれており、何度着脱を繰り返しても壊れにくくコスパが高いです。
ウェットスーツのおすすめ6選【レディース用】 女子必見のおしゃれなデザインも!
続いて、女性用ウェットスーツのおすすめ人気商品を紹介します。機能性にすぐれ、おしゃれでデザイン性の高い商品を厳選しました。
「ウェットスーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ウェットスーツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのウェットスーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ウェットスーツの洗い方 ただしいお手入れの方法は?
ウェットスーツは、浴槽などに水を入れて一晩浸けてから洗うのが基本です。水に浸けることによって、ウェットスーツに染み込んだ塩分が排出され、洗いやすくなります。
浸けたあとは、専用の洗剤を使って手洗いをしましょう。紫外線にあたると劣化が早まるため、洗い終わったら直射日光は避けて、陰干しするようにしてください。
ウェットスーツは季節やシーンに合わせて選ぼう
ダイビング認定証所持のマリンダイバー・神村さゆりさんと編集部が選んだ、おすすめのウェットスーツを紹介しました。ウェットスーツは、着用する季節やシーンに応じたタイプを選ぶことが大切です。おしゃれを楽しみたいという方は、コーディネートを意識して選んでみてもいいでしょう。使われている素材の特性や、生地の厚さの確認も忘れずに。
この記事で紹介した選び方を参考にして、快適なマリンスポーツを楽しんでください。
マリンスポーツ・レジャー関連記事はこちら
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沖縄出身なのにダイビングを覚えたのが伊豆という変わり種。初めて沖縄の海に潜ったとき、透明度が全く違うと驚愕。以来沖縄の海を20年潜るも、ガイドのいないところには決して潜らない、泳ぐよりも日焼けをしないことに重点を置くヘタレさ。 ダイビングの認定証はPADIアドバンスを所持するも、上位ランクは目指す気がないゆるゆるダイバー。