バイブルサイズとA5サイズの違い
バイブルサイズは171×95mmが一般的な大きさです。バイブルサイズは片手にすっぽり収まるサイズ感で持ち運びに便利でビジネスマンからも愛されているサイズ感になります。
ただし、アポイントやメモ書きが多い人にとって、バイブルサイズの手帳は書き込むスペースがすぐなくなってしまうので、物足りないかもしれません。その場合はレフィルにメモ書き用の無地タイプや罫線タイプを余分にバイイングしましょう。
それでは、バイブルサイズ手帳のレフィルの選び方を見ていきましょう!
バイブルサイズ手帳のリフィルの選び方
文房具のプロである他故壁氏さんのアドバイスをもとに、バイブルサイズ手帳のリフィルを選ぶときのポイントをご紹介します。
【1】リフィルのタイプ(見開き月間・週間レフト式・週間バーチカル)
【2】書き込みができるスペース
【3】リフィルの重さ
【4】罫線の種類や紙の色
【5】筆記具とリフィルの相性
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うバイブルサイズ手帳を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】リフィルのタイプや特徴で選ぶ
代表的なスケジュール用リフィルのタイプとそのメリット、デメリットを紹介します。
見開き月間タイプ:1カ月の予定がひと目で分かる!
手帳を開いたときに1ヶ月分のカレンダーがあらわれ、日付ごとに枠で区切ってあるタイプです。
1日の枠は大きくはありませんが、当日の予定を書き込むことができます。スペースに限りがあるので、予定を選ぶか、自分だけがわかるキーワードなどの省略方法を考案する必要があります。
また1ヶ月の予定の他に横軸の末尾に週の予定を書き込むことができるもの、チェックリストが設けてあり月間のTODO管理ができるものもありますが、1日の枠がますます狭くなるので一長一短があります
最大のメリットは1ヶ月分の予定が一目でわかる視認性にあります。うまくスペースを使うことができれば、スケジュールリフィルの定番としてしっかり役に立ってくれます。
週間レフト式(ライト式一週間タイプ):1週間ごとの予定をしっかり書ける
見開きの左側が週間のカレンダー、右側がフリースペースタイプのリフィルです。1日分の予定を書き込むスペースが割と大きいのがメリットです。スケジュールの補足を右側のフリースペースにメモしておきましょう。右側のページは方眼のものや罫線のものなど複数のタイプがあります。自分にあった形式のものを選びましょう。
週間レフトのメリットは、このように比較的多くの情報を自由に書きとめておけるところですが、一週間分の予定しか見えないというデメリットもあります。1ヶ月把握しようとすると前後数枚めくることになります。
単発のスケジュールを多くこなすタイプの方には適したリフィルです。
週間バーチカルタイプ:1日の予定を時間刻みで書ける
横列に一週間の曜日と日付、縦列に時間を配置したリフィルです。1日を時間刻みのスケジュールで把握する必要のある多忙な方向けのリフィルです。
1、2時間ごとに誰かと会ったり、全国各地への移動が頻繁にあるようなハードのビジネスマンの使用が思い浮かびますが、意外に家庭でのスケジュール管理に向いています。子どもの学校の行事予定、実家や友人との約束、特売や忘れられない買い物のメモ、などの記入にも活躍してくれそうです。
システム手帳で予定を管理というと少々おおげさな気もしますが、日記兼用と思って使ってみると意外に便利ではないでしょうか。
【2】書き込みができるスペースで選ぶ
リフィルの書き込みスペースも重要なチェックポイントです。いろいろと書き込みたいときにスペースが小さければ、システム手帳としての役目を果たさないでしょう。
逆に、あまり書き込まないという方は、必要最小限のスペースでもじゅうぶんなはずです。快適に使うためにも、書き込めるスペースは、自分の用途に合わせて選ぶようにしてください。
【3】リフィルの重さで選ぶ
システム手帳の携帯しやすさを重視するなら、できるだけ軽いリフィルを選択しましょう。カバーの重さもありますが、重さのメインはリフィルです。
リフィルが重いと手帳全体も重くなるので、持ち運びが面倒になってしまいます。そうなると、システム手帳そのものを使わなくなってしまう可能性もあるので気をつけましょう。
【4】罫線の種類や紙の色も重要
いちばん消費されるリフィルは、おそらくメモリフィルでしょう。
罫線にも種類があるのをご存知ですか。横罫だったとしても、間隔がメーカーによって異なります。方眼も5ミリ幅とは限りませんし、逆にいままで使っていなかった罫線に出逢ってその使い勝手に驚かれることもあるかもしれません。
また、リフィルの色も重要です。純白がお好みの方も多いと思いますが、目に優しいクリーム紙の用意が多いのもリフィルの特徴です。
気分によって使い分けてもいいですし、できれば数種類を使ってみて、違いを楽しんで欲しいですね。
【5】筆記具とリフィルの相性で選ぶ
システム手帳は、リフィルと呼ばれる用紙を自由に交換することができる手帳です。
スケジュール、メモ、データ、その他さまざまなフォーマットのリフィルが販売されていますが、基本的には「購入したリフィルに自分で記入する」ことが前提です。
その際、お使いになるペンはお決まりですか?
万年筆なのか、シャープペンシルなのか、油性ボールペンなのか、ゲルインキボールペンなのか、あるいは鉛筆なのか。それぞれの筆記用具が持つ特性に合うリフィルを使うと、システム手帳に書き込むことが楽しくなります。
紙質も選択の重要なポイントです。
バイブルサイズ手帳のリフィルおすすめ
ここからはバイブルサイズ手帳のリフィルのおすすめ商品をご紹介していきます。タイプごとに分けてご紹介するので参考にしてみてください。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ2選【月間タイプ】
▼おすすめ1選【週間タイプ】
▼おすすめ2選【罫線タイプ】
▼おすすめ2選【方眼タイプ】
▼おすすめ4選【自作タイプ】
▼おすすめ2選【月間タイプ】
まずは、月間タイプのおすすめリフィルをご紹介します!
月間と週間でスケジュールを把握
見開き両面で1カ月分のスケジュールと、1週間分のスケジュールを把握できる二刀流タイプ。自分で日付を書き込む日付なしタイプのウィークリー手帳リフィルで、いつからでも始められます。カスタマイズ好きな方におすすめです。
便利な付録もついたマンスリーリフィル
月間のスケジュールが一目でわかるマンスリーリフィルの欠点は、1日の筆記スペースが少ない点にありました。本製品は、土日の枠を半分にすることで、平日のスペースをわずかではありますが、広くしています。
週末休みのビジネスマンにターゲットを絞ったわかりやすい工夫なので、重宝される方も多いことでしょう。
クリーム色の専用紙は、ボールペンでも万年筆でもなめらかな書き心地で、メモをとる楽しみを提供してくれます。実用性と楽しさが同居した扱いやすいマンスリーリフィルです。
▼おすすめ1選【週間タイプ】
週間タイプのおすすめレフィルをご紹介します!
平日の管理に重点をおいたレイアウト
週間レフトタイプのリフィルですが、レフト部の週間の平日に多くのスペースを割いたレイアウトが特徴です。
これもウィークデーに仕事が集中するビジネスマンにターゲットを絞った製品で、土日のスペースを狭くとることで、ウィークデーは時間単位で予定を書き込めるようになっています。
右側はフリー(白紙メモ)になって、スケジュールの補足やメモ書きに利用できます。
別途、年間計画表や年齢早見表などの便利ツールのおまけもついています。
▼おすすめ2選【罫線タイプ】
ここからは、文房具のプロに選んでもらった、罫線のリフィルのおすすめ商品を紹介します。

週間ダイアリーとの連動が充実した罫線メモ
ノルティやペイジェムなどの手帳で有名な日本能率協会マネジメントセンターの、罫線リフィルです。
罫線間隔は5.4ミリと、一般的なノートよりわずかに狭いですが、使い勝手にそれほど変化はありません。
用紙は目に優しいクリーム紙で、なめらかですが適度なざらつきがあり、シャープペンシルでの筆記に合う用紙です。
同じバインデックスの週間ダイアリー3を使われている方なら、右ページにメモを増やす際に本製品を使用できます。100枚入りのお得な製品もありますので、大量に罫線メモを取る方にお薦めします。

黄色いメモは気軽に書いて捨てる用に
システム手帳ブームの火付け役である、「ファイロファックス」の罫線リフィルです。
公式データに罫幅がありませんが、実測で4.8ミリ程度です。紙質は薄くざらざらで、万年筆などは裏抜けします。
ただこれはメモであり、パッドの形で単独で使用し、必要があるもののみ千切ってバインダーに綴じる使い方をする製品ですから、裏抜けなど気にせずどんどん使うのがいいでしょう。
海外(とくにアメリカ)では「メモ用紙は黄色、不要になったら捨てる」使い方が普通で、これはタイプされた白い紙を清書とし、下書きやメモは黄色い紙を使って区別したところからきているそうです。黄色に特別な意味を持たせたい方におすすめします。
▼おすすめ2選【方眼タイプ】
グラフや図形などを書くことがある人におすすめの方眼タイプのレフィル。早速おすすめ商品をご紹介します!

2ミリ方眼で快適なメモを
国産システム手帳の老舗・デザインフィルの新しいブランド「プロッター」の、2ミリ方眼のパッド型リフィルです。一般的な5ミリ方眼では、その5ミリ角に文字を詰め込むのは難しく、逆に方眼によって書き方を固定されるのを嫌う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プロッターの2ミリ方眼は超極細のグレー罫印刷で、意識すれば見えますが、無視して書くことも可能なほど筆記の邪魔にならない存在です。
また、目に優しい淡いクリーム色でどんなペンにも合う、薄くて丈夫な手帳専用の用紙「DP用紙」を使用しています。
文字も、イラストも、ちょっとしたグラフも書きたいけど方眼罫線に邪魔はされたくない、という方に最適です。

裏抜けしにくさに定評の極厚のリフィル
高級ノートで有名なライフの、5ミリ方眼リフィルです。
コシが強く万年筆の筆記でも裏抜けしにくいのが特徴です。非常になめらかな書き心地で、インクの滲みも気になりません。方眼罫も印刷は薄く、筆記の邪魔になるほどではありません。色は目に優しいクリーム色です。
万年筆で心ゆくまで書き心地を楽しみたい方におすすめします。
ただ、インクの吸い込みが遅く、乾きにくい性質がありますので、吸い取り紙などをいっしょに挟んで使用するといいでしょう。
▼おすすめ4選【自作タイプ】
日付がないレフィルは自分で自由に日付をスタートすることができます。そんな自作タイプのおすすめのリフィルをご紹介します!

常に今週と翌週のスケジュールを一望できる
「あたぼうステーショナリー」の、月日未記入のスケジュールリフィルです。見開きで二週間(一枚で一週間)を表示できます。
その特徴は、一枚のリフィルの両端に6穴が空けられていること。通常見開き二週間の場合、右ページの週に移ったときには翌週のことはめくらないと見ることができません。また、左ページは過去のページになってしまい、スケジュールとしては頻度の下がるページになります。
スライド手帳リフィルは両端に穴が空いていますから、週末ごとに綴じ変えることで「今週」と「来週」を常に見開きで表示することが可能になっています。
今までのスケジュールリフィルに不満を持っていた方に使っていただきたい、アイデア満載の商品です。

トモエリバー使用で薄くてかさばらない
システム手帳を得意とするレイメイ藤井の、月日未記入リフィルです。見開きで1ヶ月(ブロックタイプ)を表示できます。
用紙は薄くて丈夫なクリーム色のトモエリバー。万年筆でも裏抜けしない仕様で、バインダーに12ヶ月分をセットしておいてもかさばりません。
土日のスケジュールをまとめて記入しやすい月曜始まり、左端には1ヶ月を縦に俯瞰できる一覧を別に設け、長期間にわたるプロジェクトなどを直感的に管理できます。
スケジュール管理は月間だけでいい、という方や、薄くてカジュアルなシステム手帳をお使いの方は、コンパクトに収まる本製品をお試し下さい。
2022年は心機一転、勉強用のリフィル
「2022年になったら、心機一転して資格の勉強を始める」という方も多いのではないでしょうか。そんな時に便利なのが、このリフィルになります。1ヶ月単位の勉強の目標を決め、途中で勉強を投げ出さないように、スケジュールが組めるようになっています。このリフィルをうまく活用し、2022年は新たなことに挑戦してみる年にしましょう。
索引機能でもう繰り返さない
2021年の1月からでも、4月からでも始められる、兼用タイプのリフィルとなっています。スケジュールを書き込むスペースは、プライベートとビジネスが分かれているので、それぞれを別に考えることができます。毎月起こったことを記録しておき、索引として調べることができる機能もあるので、同じことを何度も調べてしまう人におすすめの商品です。
「バイブルサイズ手帳のリフィル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 手帳のリフィルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの手帳のリフィルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
モレスキンやポケットサイズ手帳を特集!
文房具のプロからのアドバイス
とにかく「書く」くせをつける
メモリフィルは消耗品と割り切り、表面(6穴を左にした片面)のみを使っていきましょう。裏面に違う情報を書いてしまうと、この移動と取捨選択ができなくなってしまいます。
書くくせがつけば、自然と情報は集まり、お持ちのシステム手帳はより充実した情報ツールに育っていくことでしょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバー。 文房具ユーザーとして数多くの文房具に触れ、その便利さを世に伝えたいと切望する。 筆記具と紙、その周辺の文房具を中心としたパーソナル文具全般に興味がある。 コレクターではないので所有点数は多くないが、文房具は買ったら必ず試す。