ボールのおもちゃが赤ちゃんにおすすめな理由
小さな子どもは、丸いものを好む傾向があるといわれています。たしかにアンパンマンやドラえもんなども、丸くてかわいらしい顔をしています。本能的に攻撃性のないものや安心感があるものを選んでいるのかもしれませんね。
そんな赤ちゃんのよろこぶおもちゃとしておすすめなのが、丸い形をした「ボール」。まだ体を思うように動かせない赤ちゃんにとって、指先を使うボール遊びは、脳の発達や五感の刺激にも効果的。シンプルな動きですが、転がす・触る・持ち上げるなどは、知育という観点でおすすめです。
赤ちゃん用のおもちゃのボールは、格子状などで掴みやすい工夫などがされているものが多く、「オーボール」などが人気です。
赤ちゃん用おもちゃボールの選び方
それでは、赤ちゃん用おもちゃボールの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】誤飲しないサイズ
【2】丈夫な素材か
【3】安全基準
【4】水洗いできるか
【5】五感を刺激する仕掛け
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】誤飲しないサイズをチェック
赤ちゃんに与えるおもちゃは、誤飲を防ぐために45mm以上のサイズがよいとされています。この45mm以上というのは、生後36カ月以下の子どもに対しての世界基準。赤ちゃんの成長度合いによっても異なり、これ以上の大きさのものでも危険な事故は起こりえます。
基本的には、赤ちゃんが口のなかに入れることができない大きさのものを選びましょう。
【2】丈夫な素材かチェック
赤ちゃんが使うおもちゃは、噛んでもちぎれない丈夫な素材のものを選びましょう。赤ちゃんはなんでも口のなかに入れてしまうもの。スポンジや紙のようなやわらかい伸縮素材はかんたんにちぎることができ、誤飲や窒息などの事故につながります。
また、かたいものや重いものも、赤ちゃんの顔や体に当たったときにケガをしてしまいますよね。シリコン製など、軽量でやわらかく丈夫な素材のものを選ぶようにしましょう。
【3】安全基準をチェック
子ども向けおもちゃなどには、製品の品質や安全性を保つための安全基準が設けられています。日本製なら「STマーク」、海外製なら「CEマーク」を確認しましょう。
▼日本製のおもちゃには「STマーク」
日本製のおもちゃは「STマーク」の有無を確認しましょう。「STマーク」は日本玩具協会が定めた安全基準で、適合検査をクリアしたという証。たいへん厳しい安全基準なので安心です。
しかし日本では、安全基準を示す認証マークの表示義務はありません。「STマーク」がないからといってすべてが危険というわけではありませんが、表示があればなお安心です。
▼海外製のおもちゃには「CEマーク」
海外製のおもちゃは「CEマーク」の有無を確認しましょう。「CEマーク」とは、欧州連合(EU)の法律にしたがって生産された商品につけられる安全基準認証。
ネット通販は実物が見れないこともあって、たまに粗悪なものが混ざっていたりしますが、このマークがあれば安心。ぜひ参考にしてみてください。
【4】水洗いできるかチェック
赤ちゃんに与えるおもちゃは、つねに清潔さを保てる素材を選びましょう。お散歩やお出かけなどで飽きてしまわないよう、おもちゃを外に持ち出すことも多いですよね。赤ちゃんはなんでも口にいれてしまいます。つねに触るものだからこそ、水洗いして雑菌や汚れなどから赤ちゃんを守れるものがおすすめです。
最近ではメロディつきなど電池式の楽しいものも多数販売されていますが、そういった洗うことができないものは、こまめに除菌するなどして対応しましょう。
【5】五感を刺激する仕掛けをチェック
赤ちゃんには音・色・触り心地がよいものがおすすめです。これらは赤ちゃんの五感を刺激し、脳の発達をうながしてくれるといわれています。
透明容器にビーズが入っていて、シャラシャラと赤ちゃんが好きな音を出してくれるものも。心地よい感触や音が鳴るおもちゃは、赤ちゃんを夢中にさせてくれます。
エキスパートのアドバイス
色がわかりやすく、触っても舐めても安全なものを
赤ちゃんが自然とやっていることはすべて、赤ちゃんの脳が必要としている感覚刺激です。指先からの感覚刺激は、いずれ指先を自由自在に操るための感覚。
また、赤ちゃんの目は、まだものがはっきり見えません。目で確認できにくい分、口でいろんなものを探索します。いろんなものをたくさん舐めることによって舌の準備運動ができ、食べたり言葉を話す準備に。はっきりとした色で、安全に触って舐められるものを選びましょう。
赤ちゃん用おもちゃボールおすすめ7選
楽しい仕掛けがたくさん詰まっており、いろんな遊び方ができる赤ちゃんボール11選をご紹介します。ひとつのもので遊ぶことは、集中力を養うきっかけにもなります。赤ちゃんが飽きないような仕掛けのおもちゃで、親子で楽しく過ごしましょう。
カラカラとした音が鳴るかわいいカエル顔ボール
寝返りをし始めてから使えるボールです。ほかのオーボールと同じ素材を使用しつつ、お腹の部分にカラカラと鳴るボールが入ったカエルデザイン。顔の横には丸いクルクルまわる大きめのリングがついていて、触って遊ぶこともできますよ。
0歳児から使えるとありますが、どうしてもカエル部分が重めの構造なので、寝返り前の赤ちゃんは顔やお腹に落としてしまう可能性があるので注意が必要です。
お風呂やプールでも使える知育ボール
お風呂やプールなどでも遊べるボール。こちらはかわいらしい、アヒル隊長と呼ばれるキャラクターです。水面に浮かべたり、半分だけ器のようになっているボールに水を入れてシャワーとしても遊べます。アヒルはボールで覆われていて、振るとガラガラ音がします。
プラスチック製で、寝返りができない赤ちゃんは顔に落とすと危ないので避けたほうがいいかもしれませんが、ハイハイやおすわりができるころには楽しく使えるでしょう。
くねくねがかわいい歯がためとしても使えるボール
くねくねとした形状で、赤ちゃんの小さな手でも持ちやすく握りやすい構造。引っ張ったり、投げたり、噛んだりといろんな遊び方で楽しめます。水に濡れても平気なので、水洗いも可能。つねに清潔に保つことができるので安心ですね。
振るとカラカラと音がして好奇心をくすぐってくれるうえ、歯がためとしても使えるので一石二鳥です。
握りやすくベビーカーに取りつけやすい
赤ちゃんでも握りやすいボールです。網目がこまかいので小さな指でもかんたんにつかむことができ、投げたり転がしたりする動作がしやすいのが特徴。水洗いできるので、口に運んで舐めてしまっても安心です。
また網目状のボールは、ストラップを別途購入してベビーカーに取りつけることができるのが大きなメリット。外出中、ボールで遊んでいるときに落としてしまう心配もありませんよ。対象年齢が0歳児からなので、長く愛用できるでしょう。
ビーズの色と音がほどよく五感を刺激してくれる
ビーズの音が五感を刺激するボールです。こちらは、ベーシックタイプにカラフルなビーズが入ったタイプ。転がしたり触って動かすだけで、シャラシャラとやさしい音が聞こえてきます。
赤ちゃんは音が鳴ったり、パッと目を引く鮮やかなカラーのおもちゃが大好き。ほどよい五感への刺激は、成長発達の手助けにもなりますよ。指先を使って赤ちゃんに楽しく遊んでもらいましょう。
たくさんの仕掛けといろんな指先の動きが楽しめる
知育玩具でおなじみ、アガツマのアンパンマンのボールです。まわすと絵が変わっていくドラム型の仕掛けや、アンパンマンの顔をまわせばカリカリと不思議な音が鳴る仕掛けなど、たくさんの遊び方を楽しめるのが魅力。
転がしたり投げるだけではなく、つまんだり、ねじったりと指先でいろんな動きを遊びながら身につけることができます。まさに知育玩具ですね。付属ストラップで鞄の手持ち部分やベビーカーにも装着可能で、いつでも持ち歩けます。
異なる形状で感触の違いを五感で楽しめる
触り心地が異なるさまざまなボールが入ったセットです。大きさは約6.5cm。小さな手でもつかみやすく、押すとビーっと音が鳴ります。口には入れることが難しいサイズ感。また、塗料も食品衛生法にもとづいたものを採用しているので安心ですね。
突起やくぼみなどさまざまな形状で、触ったり舐めたりして感触の違いを楽しむことができます。6種類10色のボールが入っているのでお得感もありますね。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 赤ちゃんおもちゃボールの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの赤ちゃんおもちゃボールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ファーストトイにぴったりのおもちゃボール!
赤ちゃん用ボールのおすすめ商品をご紹介しました。
選ぶときのポイントは、安全性が高いものであるかどうか、いつも清潔保持できるものかどうか。また、五感を刺激してくれる仕掛けにも注目するといいでしょう。
楽しい赤ちゃん用おもちゃボールを手に入れて、親子時間を充実させてください!
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ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。 25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。 2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。 「安産ごはん160」監修