おしゃぶりのおすすめ商品比較一覧表
そもそも、おしゃぶりって必要?
おしゃぶりとは、赤ちゃんにしゃぶらせる育児グッズ。おしゃぶりをしているあいだは落ち着いてくれるので、ぐずったときや寝かしつけに役立ちます。
おしゃぶりは、いちばん早いもので0カ月の新生児から使用できるものが発売されています。基本的にはおしゃぶりの対象年齢をチェックすればよいですが、赤ちゃんがぐずってしまうときに与えてみたり、お出かけが増えてくる時期になったら使用し始めましょう。
おしゃぶりの選び方
まずは、おしゃぶりの選び方を紹介。助産師・河井恵美さんに聞いたポイントをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
まずは対象月齢や年齢を確認しよう
おしゃぶりは、使用する赤ちゃんの月齢や年齢に応じて、適切な形状やかたさが異なります。
新生児や吸う力の弱い低月齢のときには、おしゃぶりも小さく少しの力でも吸えるものが多いです。一方、月齢が上がるほど発達するあごや吸う力に応じて、おしゃぶりのニップルが大きくなったりかたくなったりと変化します。
赤ちゃんがくわえやすいニップルの形を選ぶ
赤ちゃんがくわえる部分を「ニップル」といいます。ニップルの形やサイズは商品によってさまざま。サイズは月齢によって適正なものを選ぶのが望ましいですが、形に関しては赤ちゃんがくわえやすいものを好みで選んでOK! 詳しくみていきましょう。
丸型|哺乳瓶に慣れている赤ちゃんはくわえやすい
ニップルが丸い形になっているものは、ふだんからよく哺乳瓶を使う赤ちゃんにおすすめの形状です。ママの乳首と似ている形状なので、比較的くわえやすいです。
ただし、吸う力が弱い赤ちゃんにとっては少し加えずらいこともあるようです。
平型|楕円形で吸う力が弱くても使いやすい
平型は、丸い形をつぶしたような、平たい楕円形をしています。このタイプのニップルは、赤ちゃんの小さな口にもフィットする形状のものが多く、吸う力が弱い赤ちゃんでもくわえやすいのが特徴です。
丸型と平型で迷ったら、好みで選んで問題ありません。
マウスピース型|嚙み合わせが気になる方におすすめ
ニップルの一般的な形は「丸型」と「平型」ですが、最近はマウスピースのような形のおしゃぶりも販売されています。このタイプは、出っ歯になりにくい形状として設計されています。
おしゃぶりを使うことで赤ちゃんの歯並びが心配な方は、このマウスピース型にも注目してみてください!
使い勝手にあわせてニップルの材質を選ぶ
おしゃぶりは、大きく分けてシリコーン製と天然ゴム製があります。材質の特徴をふまえてぴったりの商品をえらびましょう。
シリコーン製|手軽に購入、試せる
おしゃぶりの一般的な素材として使用されているのが、哺乳瓶のニップルと同じ素材であるシリコーンです。シリコーン製のおしゃぶりは形や大きさ、種類も豊富にあるため、赤ちゃんの月齢や吸う力に合ったものを選びやすいです。
また、消毒方法が煮沸のほか薬液、電子レンジなどいろいろな方法に対応しているのも魅力です。
天然ゴム|やわらかさ重視なら
天然ゴムを素材としているおしゃぶりは、シリコーン製よりもやわらかいのが特徴です。吸う力の弱い赤ちゃんや、新生児から使えるものもそろっています。ニップルのやわらかさを重視するのなら、天然ゴム製にする選択肢もあります。
ただし、赤ちゃんによってはゴムのにおいをいやがって使えないこともあるでしょう。また、熱を加えすぎてしまうとゴムが変形してしまうため、消毒には注意が必要です。
消毒方法もチェックしておこう
赤ちゃんが口に加えて使用するおしゃぶりは、哺乳瓶と同じく消毒して使用します。消毒方法はおしゃぶりによって異なるため、購入前に消毒方法についても確認しておきましょう。
消毒方法には煮沸、薬液、電子レンジ消毒の3つの方法があります。哺乳瓶を使用している場合は、同じ消毒方法に対応しているおしゃぶりを選ぶと、哺乳瓶と一緒に消毒ができてお手入れもラクちんです。
そのほかあると便利な機能にも注目!
おしゃぶりは商品によっていろいろな機能があります。
●ホルダーつき
●収納ケースつき
●出っ歯防止機能(「出っ歯になりにくい」と謳っている)
●鼻呼吸促進機能(鼻呼吸がよりしやすい構造)
●暗いところで光る
必要に応じて、こういった機能にも注目して商品を選んでいきましょう。
おしゃぶりのおすすめ13選 新生児から使えて出っ歯になりにくい!
ここからは、助産師の河井恵美さんと編集部で選ぶ、おすすめのおしゃぶりを紹介! 出っ歯にならない工夫があるもの、便利な機能が付いているものを中心に、新生児から使えるおしゃぶりを多数厳選しました。
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知っておきたいおしゃぶりのメリット・デメリット
よく、「出っ歯になる」「歯並びが悪くなる」など、おしゃぶりについてのデメリットを聞くこともありますよね。ここでは、おしゃぶりのメリットとデメリットを紹介します。
おしゃぶりのメリットは育児面での利便性
【おしゃぶりを使うメリット】
●ぐずっている赤ちゃんが泣き止む
●寝つきがよくなり寝かしつけがラクになる
●指しゃぶりの対策・改善につながる
おしゃぶりは赤ちゃんのご機嫌をよくするのはもちろん、ママとパパにとって育児の負担を軽減してくれるアイテムです。
常に使わなくとも、外出先や車内、公共交通機関などでぐずってしまったときの対策としてひとつは用意しておくママが多いようです。とくに、出先ですぐに授乳をしてあげられないときにおしゃぶりを与えると、赤ちゃんが安心してくれますよ。
おしゃぶりのデメリットと対策
【おしゃぶりのデメリット】
●歯並びへの影響
●くせになってしまうとやめさせるのが大変に
●新生児期から使うと表情が見えないため親子のコミュニケーションをとりづらくなる
●口にものを運べないため、ものを学習する機会が減ってしまう
よく聞くのが、「おしゃぶりを使うと出っ歯になる」という話。歯が生え始めてからも長期間おしゃぶりを使用していると歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。また、依存してしまうとやめさせるのが一苦労。これらのデメリットへの対策は、常時くわえっぱなしにせず必要なときだけおしゃぶりを使うことです。
また、歯並びに影響しづらい形状になっているおしゃぶりも多数販売されています。そういったものを上手に選んでいきましょう!
おしゃぶりに関するQ&A
ここからは、おしゃぶりに関するよくある疑問にお答えします!
Q:おしゃぶりはなぜ良くない? 歯並びにも影響する?
赤ちゃんのご機嫌取りや寝かしつけに便利なおしゃぶり。便利な一方で、「良くない」ともいわれています。それは、出っ歯になるなど歯並びに影響する可能性があるため。
これは、歯が生え始めてからも長期間おしゃぶりを使用している場合に起こります。歯が生えそろう前に使用する、常時くわえっぱなしにせず必要なときだけおしゃぶりを使うなど、工夫すれば問題ありません。
Q:おしゃぶりはいつまでにやめるといい?
●いつから:0カ月(新生児)~
●いつまで:長くても2歳まで(※日常的な使用は1歳までが目安)
いつまで使用するかの目安は、日常的な使用は歯が生えそろってくる1歳くらいまでに留め、長くても2歳くらいまでには卒業できるようにしましょう。2歳を超えてもおしゃぶりを手放せない場合は、就寝時のみなど使用頻度を意識的に少なくしてみましょう。
Q:おしゃぶりを嫌がったときの対策は?
せっかくおしゃぶりを購入しても、赤ちゃんがいやがって使えないことがあります。そんなおしゃぶり嫌いな赤ちゃんには、使っている哺乳瓶と同じメーカーのものを選ぶのがおすすめ。
哺乳瓶と同じメーカーのおしゃぶりなら、ニップルの形や柔らかさなども似ているか、同じことが多いため、赤ちゃんがすんなりと受け入れてくれることが多いです。
助産師からのアドバイス
助産師・看護師・保育士
歯並びが気になるなら前歯や舌に配慮した商品を選ぶ
歯並びなどが気になって、おしゃぶりを使うことに抵抗がある人も多いようです。歯が生えそろわない時期に眠るための助けに使ったり、赤ちゃんの機嫌に合わせて使ったりするなら問題ありません。歯並びやかみ合わせが気になる場合には、前歯の負担や舌の位置に配慮されたおしゃぶりがおすすめ。
また、清潔に使用できて手入れもかんたんなものや、ホルダーや保管ケースがついているものだと便利ですね。
おしゃぶりに関するおすすめ記事はこちら 寝かしつけなど人気育児グッズを紹介!
おしゃぶりは使い方を知れば便利に活用できる
助産師・河井恵美さんと編集部でおしゃぶりの選び方とおすすめ商品を紹介しました。おしゃぶりは必要なときにだけ使うこと、長くても2歳半までにはやめさせることを覚えておけば、育児の負担が軽くなる便利なアイテムです。
おしゃぶりだけに頼らず、親子でふれあうときには外すなどすれば、おしゃぶりを育児に上手に取り入れられます。赤ちゃんの月齢に合ったものや、使いやすい機能のあるおしゃぶりを選んでみましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。 青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。親御さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。 現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。 インターネットでエミリオット助産院開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。