パパイヤの魅力
パパイヤは熟せば果物として、熟す前は野菜として食べることができます。カレーや炒め物などの料理に使ったり、デザートとして食べたりと、さまざまなたのしみ方ができる果物です。
また、青いパパイヤにはパパインと呼ばれる酵素が含まれているのが特徴。タンパク質を分解する作用があり、食べ物の消化を助け、お肉もやわらかくしてくれます。また、ビタミンCやカロテンなども豊富に含まれており、栄養豊富な食材です。
パパイヤの選び方 タイプ、品種、産地などで
パパイヤを選ぶ際に気を付けたいポイントをご紹介します。食べ方や味の好みによって適した商品が異なるので、ぜひ参考にしてみてください。
タイプで選ぶ
パパイヤを完熟した「フルーツタイプ」と、熟す前の「野菜タイプ」にわけて、どのような特徴があるのか詳しくご紹介します。パパイヤは熟せばフルーツ、熟す前は野菜として食べることができるので、用途にあわせて選びましょう。
完熟した甘みをたのしめる「フルーツタイプ」
なめらかな舌触りとやさしい甘味が特徴の完熟したパパイヤ。濃いオレンジ色の果肉の色素には、抗酸化作用を持つといわれるβカロテンが多く含まれています。また、パパイヤ100グラムに含まれるカロリーは38キロカロリーと低いので、とくに女性に注目されているフルーツです。
フルーツタイプのパパイヤは、おしりのほうが甘いですよ。酸味がほしい場合はレモンをかけて食べると、バランスが取れてサッパリとした味わいになります。
食感をたのしむなら「野菜タイプ」
熟す前の皮が青い状態のものを青パパイヤと呼び、野菜として食べることができます。まだまだなじみの薄い青パパイヤですが、沖縄や東南アジアでは日常的に食べられています。青パパイヤを使った代表的な料理が沖縄のパパイヤイリチー(青パパイヤ炒め)や、タイのソムタム(青パパイヤサラダ)ですね。
フルーツタイプのやわらかな食感とは違い、シャキシャキとした歯ごたえとほのかな甘みが特徴です。パパイン酵素を多く含み、タンパク質を分解してくれるのでお肉料理と相性抜群。お肉をやわらかくしてくれますよ。
種の有無で選ぶ
小さくて黒いつぶつぶが特徴的なパパイヤの種ですが、実は種なしのパパイヤもあります。
「フルーツタイプ」と「野菜タイプ」それぞれに種ありと種なしがありますが、味にさほど差はありません。料理などに種を使いたいなら「種あり」、種を取るのが面倒なら「種なし」を選ぶとよいでしょう。
パパイヤの種は少しピリリとした辛みがあるので、サラダのアクセントになります。すり潰してドレッシングに加えて食べるとおいしいですよ。
複数セットで追熟をたのしむ
野菜タイプの青パパイヤが複数入ったセットを購入し、追熟させてたのしむのもおすすめ。数個は野菜として食べ、残りをフルーツとして食べられるので二度おいしいです。
追熟の仕方ですが、青パパイヤを冷蔵庫に入れてしまうと熟さずいたんでしまうので、新聞紙にくるむか紙袋に入れて常温で保存しましょう。周囲の温度は20℃前後が理想とされています。2~3日でフルーツタイプのパパイヤへと変化し食べごろになりますよ。
品種で選ぶ
ひとくちにパパイヤといってもいくつかの品種があります。同じパパイヤですが、それぞれに異なる特徴があるため、好みで品種を選ぶとよいでしょう。
ここでは「カポホ・ソロ」「サンライズ・ソロ」「レインボー」の3つの品種の特徴について解説します。パパイヤを品種で選ぶときの参考にしてくださいね。
甘くて酸味が少ない「カポホ・ソロ」
「カポホ・ソロ」と呼ばれる品種は、ハワイ島カポホ地区を特産とした、ごく限られた地域でしか育たないパパイヤです。ミネラルが豊富に含まれた火山性土壌が広がっているハワイの土で育てられたカポホ・ソロは、パパイヤ最高の品種とされています。
そんな自然豊かなハワイの土地で育ったカポホ・ソロは、実が黄色みが強いオレンジ色で甘くて酸味が少ないのが特徴。香り高く、日本人も好む味わいです。
さわやかな甘みの「サンライズ・ソロ」
通称「ストロベリーパパイヤ」と呼ばれるほど果肉はジューシーで糖度が高く、さわやかな甘みが特徴です。果肉の色は鮮やかな赤に近いオレンジ色をしています。
サンライズ・ソロはカポホ・ソロと同じくおもにハワイから輸入されていますが、最近では宮崎産のものも増えてきました。国産の甘いパパイヤを味わってみたい方はぜひ試してみてください。
産地で選ぶ
パパイヤは輸入品のイメージが強いですが、日本国内でも沖縄県・鹿児島県・宮崎県などで栽培されています。
国産の強みはなんといっても安心できること! 自分で食べるときは気にしない方も多いと思いますが、ギフトとして贈るなら食品の安全性は気になるところです。国産のパパイヤは少々値が張りますが、生産者を確認できたり、農家から直接購入できたりと、安全性をしっかりと確認できます。
完熟パパイヤは香りや甘みから好みに合うものを探そう フードコーディネーターによるアドバイス
完熟パパイヤはデザートに、青パパイヤはお料理に向いています。完熟パパイヤを選ぶときは、香りや甘み、食感をチェックして好みに合うものを探しましょう。
亜熱帯果実独特の香りと濃厚な甘みを求める方には、ハワイ産などの輸入品がおすすめです。国産なら宮崎産、沖縄産なども品質のよいものが揃っていますよ。
めずらしい青パパイヤもぜひお試しください。パパイン酵素やポリフェノールが豊富で、今注目されている果実のひとつです。
パパイヤおすすめ8選 初めての方からホテル御用達まで
おすすめのパパイヤをご紹介します。選び方のポイントを参考に、おいしいパパイヤを探してみてください!
独特なにおいや種がなくて初心者でも食べやすい
沖縄県産の種なしフルーツパパイヤです。赤に近いオレンジ色の果肉は水分たっぷりでジューシー。香りが高く、南国の雰囲気を味覚でたのしめます。
独特なにおいも少ないので、パパイヤになじみのない初心者さんでも食べやすいですよ。安心できる国産のフルーツパパイヤはご自宅用だけではなく贈答品としてもよろこばれます。
完熟状態で届くからすぐにさわやかな甘さが味わえる
石垣島で栽培された完熟のフルーツパパイヤです。完熟状態で届くのですぐにおいしくいただけますよ。「追熟の仕方が分からない」「甘くなるまで待てない!」という方におすすめです。
そのまま食べてもおいしいですが、実を適度な大きさにカットして牛乳と一緒にミキサーにかけたパパイヤミルクもおいしいです。甘い完熟パパイヤで、アレンジメニューやスイーツ作りもたのしいですよ。
農薬不使用! みずみずしくて新鮮な高級品
岡山県産の無農薬で栽培された高級完熟パパイヤです。黄金色に輝く果肉はみずみずしくて新鮮! 口に入れた瞬間から、南国フルーツの独特な香りとまったりとした甘みが口いっぱいに広がります。
岡山県からの産地直送で新鮮なパパイヤをたのしめます。農薬を使用していない国産の完熟パパイヤは贈答品としても
おすすめ。大切なかたへの贈りものにいかがでしょうか。
大玉サイズの国産サンライズ・ソロ
さわやかな甘みと肉厚でジューシーな果実が特徴の、サンライズ・ソロ種のフルーツパパイヤです。大玉サイズのパパイヤで見た目もよく、お中元などの贈り物にも適しています。
宮崎産のパパイヤで国産なので安心して食べられるでしょう。また、特徴的な香りが控えめなので、南国フルーツのクセに抵抗のある方でも食べやすいですよ。
三倉食品『沖縄県産 青パパイヤ』
沖縄たま青果『沖縄産フルーツパパイヤ 石垣サンゴ2kg』
「パパイヤ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パパイヤの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのパパイヤの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
美味しい切り方・食べ方のご紹介
ここでは、パパイヤをより美味しく食べるための切り方と食べ方をご紹介します。熟し具合で野菜として、果物としても楽しむことができるのでは料理の幅も広がりますね。
パパイヤの切り方
パパイヤが身近な食べ物だという人はそこまで多くないと思います。そういった背景からどうやって切るのかわからない人にむけて切り方をご紹介します。
まず、縦に半分に切り、上の付け根部分を切り落とす。そして、中の種をすべて取り除きます。次にナイフを使って皮を剥き、最後に好みの大きさに切るだけです。
ピーラーを使って皮を剥くともっと綺麗に仕上げができます。簡単なのでぜひご試しください。
パパイヤの食べ方
パパイヤは熟す前では、野菜として、また完熟したらフルーツとして食べることができます。料理にあわせて追熟する、しないを決めましょう。
フルールとして食べる時は2、3日置いたら食べ頃になります。一週間ほどは保存が可能ですが、なるべく早めに食べましょう。長期保存する場合は冷凍保存をおすすめします。
果物に関連する記事をご紹介
商品の熟し具合・香りで選ぼう
パパイヤのおすすめ商品をご紹介しました。
パパイヤを選ぶときは、お料理に使うのか、フルーツとして食べるのかによって、商品の熟し具合を決めましょう。また、品種によって香りや味わいに違いがあるので、好みのものを選ぶとよいでしょう。
ご紹介した内容をもとに、おいしいパパイヤをご自宅でたのしんでみてくださいね。
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日本フードコーディネーター協会常任理事。 2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。 商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。 新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。 ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。