LED線香を選ぶポイント
まずはLED線香の選び方をチェックしていきましょう。 建築・リフォームライターで仏具にも詳しい皆長佑飛さんのアドバイスも紹介しています。自分の使い方にぴったりのLED線香を選ぶために参考にしてみてくださいね。
ポイントは次のとおり。
【1】仏壇に合うサイズを選ぶ
【2】仏壇に合うデザインを選ぶ
【3】線香を立たせる? 寝かせる? タイプで選ぶ
【4】煙や香りのあり・なしで選ぶ
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。
【1】仏壇に合うサイズを選ぶ
一軒家に大きめの仏壇を置いている家もあれば、棚の上に備えつけるコンパクトサイズの仏壇など、さまざまな大きさの仏壇があります。そのため、管理する仏壇のサイズによって適するLED線香のサイズも異なってきます。
コンパクトサイズの仏壇を管理している人は、LED線香を含めた高さや香炉の幅に注意して選びましょう。
【2】仏壇に合うデザインを選ぶ
LED線香を立てる香炉のデザインは、茶色や黒など厳かな雰囲気を感じられるタイプ、ゴールドに色づけされた鮮やかなタイプ、木目調のナチュラルなタイプなどさまざまです。購入するときには、今使っている(使う予定の)仏壇のデザインと、香炉の雰囲気が合うのかを確かめましょう。
【3】線香を立たせる? 寝かせる? タイプで選ぶ
LED線香には香炉のなかに差して立てるタイプと、最初から寝かせた状態のタイプの2種類が存在します。宗派によって線香のあげ方が異なるため、信仰している宗教に合うタイプのものを選びましょう。
たとえば、真言宗や天台宗は3本の線香を自分から見て逆三角形になるように並べます。浄土宗は1〜3本の線香を真ん中に立て、浄土真宗は1本の線香を複数に折り横に寝かせるように並べるのが一般的とされています。
【4】煙や香りのあり・なしで選ぶ
本来、線香の煙や香りは仏様とつながるためのものとされています。そのため、LED線香のなかにはミストを発生させ、煙や香りをつくりだすタイプも存在します。
しかし、近年は賃貸のアパートやマンションに住む人も増え、煙や香りに気を配らなければならないという場合もあるでしょう。気になる場合は、LED線香機能を確かめて煙と香りのあり・なしを選択してください。
エキスパートからのアドバイス
操作がかんたんなタイプや取り扱いやすいものがベス
LED線香のスイッチには、リモコン式やボタン式などがあります。しかし、実際に使われる方が高齢者の場合には操作が難しいことがあります。そのためLED線香を選ぶときには、利用される方が扱いやすいタイプのものを選びましょう。
たとえば、スイッチがわかりやすいものや自動消灯付きのタイプ。または、はじめからスイッチのないコンセントに差し込むタイプのLED線香を選んで、使われる方が操作しやすいものがよいでしょう。
LED線香おすすめ10選 建築・リフォームライターと編集部が選んだ
ここからは、 建築・リフォームライターで仏具にも詳しい皆長佑飛さんと編集部が選んだ、LED線香のおすすめ商品を紹介します。
▼香炉のなかに差して立てるタイプ

コンパクトで15分の自動消灯付き。持ち運びも便利なのでお墓参りにも利用できます。
15分経つと自動消灯するLED線香
単4電池を2本使用するタイプで、電池が最初から付属しているので購入後すぐに使うことができます。スイッチを入れると先端に設置されたLED球が赤く灯ります。
また、スイッチを押して15分経つと自動で消灯してくれるので、消し忘れる心配もありません。香炉は黒色なので落ち着いた色合いのLED線香を探している人におすすめです。

線香の灯りを光ファイバーで再現。アロマ機能もあり本物志向の方におすすめ。
上品な線香の香りも出てくる
けやきタイプの高級感を得られるLED線香です。スイッチを入れると先端の光ファイバーが本物のように光ります。
また、付属している香りボトルを装着すると、線香の上品な香りも立ち上ります。スイッチを入れた約2分半後に自動消灯するため、消し忘れによる電池消耗も防げるので便利。香炉の品質や香りにもこだわりたい人に適する商品です。
1日15分の使用で約4カ月間電池がもつ
線香や香炉の素材にABS樹脂を採用したLED線香です。スイッチを押すと線香の先端が灯ります。連続点灯時間は約31時間で、1日15分間使用すると約4カ月もつ計算になります。
煙や香りは一切出ないタイプなので、集合住宅に住んでいる人に検討してほしい商品といえるでしょう。
線香を立てない穴を目隠しできる
3本の線香を立てられるアイテムです。目隠しスペーサーが2つ付属しているので、使わない穴はつねに隠すことができます。陶器でできた香炉の色は黒色なので、さまざまなデザインの仏壇にマッチするでしょう。
このLED線香は煙や香りが出ないタイプです。サイズは幅98×高さ160mmで、連続点灯約72時間となっています。
10分間だけ点灯するLED線香
スイッチを押すと10分間点灯するアイテムです。自動消灯を行なってくれるので、スイッチの切り忘れを心配する必要がありません。香炉はダークブラウンに塗装した真鍮製を採用。落ち着いた色合いのため、仏壇のデザインを選びません。
1〜3本の線香を横並びに立てる仕様になっているため、宗派によって使いわけが可能です。
今もっている香炉で使えるアイテム
LED電子線香「瑞光」の本体のみで販売されているタイプです。そのため、今使っている香炉を使いながら中身だけLED線香に変更できます。
1〜3本の線香に対応でき、横3列に立てるデザインのため複数の宗派に対応しています。高さ調整用の樹脂ペレットとお試し用単5形乾電池が2個付属。本体だけなので価格もおさえられています。
片手で持てる木目調のLED線香
サイズが幅55×110mmと小さめなので、片手で持てるタイプのLED線香です。コンパクトサイズが特徴のため、小さめの仏壇を管理している人にチェックしてほしい商品。
また、木目調という柄もほかとは違い、珍しいデザインとなっています。線香は等間隔に2本立てる仕様で、香炉内のスイッチを押すことでオン・オフ操作が可能。先端が本物の線香のように光ります。
▼寝かせて使う横置きタイプ

商品数が少ない浄土真宗用。香炉も本物の多治見陶器で作られているので、重厚感と高級感もあってどんな仏壇にもぴったりです。
寝かせるタイプのLED線香
浄土真宗仕様でつくられたLED線香です。線香が寝かせられたようにデザインされています。スイッチを押すと線香の先端が光りますが、煙も香りも出ないタイプなので、アパートやマンションでも気軽に使用可能です。
香炉の色は茶色でカラーリングし、さらに多治見製の陶器を採用しているのでどのような仏壇にも合わせられるでしょう。
青磁の透かしデザインがおしゃれ
サンやすらぎシリーズの寝かせるタイプで、浄土真宗仕様となっています。香炉を透かしデザインの青磁タイプにしたデザイン性が高い商品。さらに、金色で模様を描いているのでおしゃれなLED線香に仕上がっています。
煙や香りは出ないアイテムで、サイズは幅79×高さ67mm。また、単4乾電池が2本付属されています。
ゴールドカラーの横置きLED線香
香炉、線香ともにABS樹脂でつくられたアイテムで、金色に塗装されています。3本の線香を横に寝かせてデザインしたタイプなので、浄土真宗の人に適するLED線香です。
また、単4形乾電池が2個付属。連続点灯は約70時間で、1日15分点灯すると約9カ月もつ計算です。明るい赤色LEDを採用しているので、スイッチを入れるとキレイに発色します。
「LED線香」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 線香の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での線香の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの仏具はこちら
火を使わないLED線香を試してみましょう
この記事では、建築・リフォームライターで仏具にも詳しい皆長佑飛さんと編集部が、LED線香の選び方とおすすめの商品を紹介しました。LED線香は仏壇のサイズやデザインに合うかに注目してください。また、宗派によって線香の本数や、立てるのか寝かせるのかが異なるので線香のタイプをきちんと確認しましょう。
なかには煙や香りを発生させるタイプも存在するので、自分の住んでいる環境に合わせて選ぶとよいです。この記事で紹介したおすすめ商品も参考にして、自分の用途に合うLED線香を見つけてください。
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