数珠の必要性とは? そもそも数珠を持つ意味って?
数珠とは、「念珠」や「寿珠」とも呼ばれ、諸説ありますがもともとはお経の回数を数える道具として使われていました。「数を念ずる」ことから数珠といわれるようになったとされています。数珠に手を通して心を込めると浄土とつながり、功徳を得るともいわれています。
そんな数珠は、厄除けやお守りとしての役割も。仏式のお葬式や法要には欠かせないアイテムなので、参列するときには数珠を用意していきましょう。
数珠の選び方 男性用・女性用で種類が変わる

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数珠選びではサイズや宗派を意識することが大切です。
ここからは、数珠の選び方を紹介していきます。
「本式」か「略式」か、数珠の種類で選ぶ
数珠には、本式と略式の2種類があります。宗派によって材質や形状が異なる正式な数珠が「本式」です。本式の数珠は宗派によって持ち方に差があるので、それぞれの宗派に関する持ち方を学んでおくといいでしょう。
略式の数珠は、宗派を問わず使うことができます。略式の数珠は本式のものよりも小さく、片手にかけられるほどのサイズです。
「男性用」か「女性用」かで選ぶ
数珠は、男性用と女性用でサイズや形状が異なります。男性用の数珠には大ぶりな珠が使われ、女性用には小さめの珠が採用されています。男女兼用の数珠はなく、男女別にはっきりと分かれているため、一般的には混用することができません。
なお、夫婦で使えるペアの数珠も発売されているので、そろえて使いたいという方はチェックしてみてください。
マナー違反ではない? デザインや素材もチェック
本式の数珠は材質などが決まっていることも多いですが、略式の数珠は素材や色、デザインが多様です。法要などでカラフルでおしゃれな数珠を使うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、マナー違反ではありません。
ピンクのローズクォーツや赤メノウ、手になじみやすい天然木など、さまざまな特徴があるので、お気に入りの数珠を選んでみてください。
数珠のおすすめ6選【男性用】 長く使えるものを選ぶ!
ここからは、建築・リフォームライターで仏具にも詳しい皆長佑飛さんと編集部で、上記の選び方をふまえた男性向けの数珠のおすすめ商品を紹介します。


数珠のおすすめ7選【女性用】 高級感ただよう黒パールなど!
続いて、女性向けの数珠のおすすめ商品を紹介していきます。

「数珠」のおすすめ商品の比較一覧表
仏具に詳しいプロからアドバイス 数珠選びには持つ人の意志や思いが尊重されます
建築・リフォームライター/2級建築施工管理技士
本来数珠は個人のもつ仏具であり、宗派などによって「この数珠を持たねばならない」といった決まりはありません。数珠は個人用の仏具として個人の意志や思いが尊重されます。
故人をお見送りの場面などで使用するので、シックで落ち着いたものがよいのではと思われがちですが、黄色やピンクといった明るめの数珠でも失礼にはあたりません。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 数珠の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの数珠の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
数珠の使い方 持ち方などマナーをおさえよう!
数珠は持ち方にもマナーがあります。宗派によって持ち方が変わる場合があるので、ここでは略式タイプなど基本的な持ち方を紹介します。
数珠は左手に持ち、合掌する際は左手のみに数珠の輪を通す場合と、両手に輪を通す場合の2パターンがあります。使用しないときは房を下にして持ちましょう。
席を立つ際にイスなどの上に置いたままにするのはマナー違反とされているので、肌身離さず持ち歩くようにしてくださいね。
数珠に関するQ&A 疑問にお答え!
数珠を売っている場所は?

数珠を購入できる場所は、仏具店や百貨店、紳士服やフォーマル服の販売店、お店によっては100均やコンビニ、葬儀場などでも買うことができます。「今すぐに必要!」という場合ではなければ、通販を利用すると確実に買うことができます。
数珠の相場って?

100均で購入できるものから素材にこだわった高級品まで、数珠の値段はさまざま。
略式数珠はだいたい1万円以下で買えるものが多いです。本式になると1~3万円、さらに高級な数珠だと10万円を超えるものも。
長く愛用したい方やプレゼントなどで選ぶ際は、素材にこだわったものや数珠職人が作ったものなどが選ばれやすい傾向にあります。
数珠の処分方法は?

古くなった数珠は、お寺や神社などに納めて処分してもらうのが一般的。数珠は念がこめられたものなので、そのままゴミとして捨てるのは避けましょう。
数珠の貸し借りはいいの?

貸し借りはNG。数珠は「念珠」とも言われ、持ち主のお守りや分身なので、基本的には貸し借りせず、1人1つ専用のものを持つのがベターです。
数珠袋や袱紗のおすすめ商品もチェック! 合わせて買いたい!
数珠袋は数珠の紛失やキズを防ぐことができるので、持っておくと便利です。
ふくさも同様に、お葬式の香典などを渡すときに必要なアイテムなので、数珠や数珠袋などと一緒に揃えておくのがおすすめ。
マイナビおすすめナビでは、数珠袋やふくさのおすすめ商品も紹介しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
まとめ:数珠はデザインにこだわって問題ない 編集部からひとこと
宗派や作法など、難しいイメージのある数珠ですが、長く愛用するためには好みのデザインにこだわってみることも大切です。
落ち着いた高級感のある数珠や、明るい色のかわいい数珠など、男性用、女性用それぞれに趣向を凝らした数珠も発売されています。ぜひこの記事を参考に、長く使えるお気に入りの数珠を見つけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
内装工事の仕事に携わり建築施工管理技士資格を取得。大型商業施設や医療機関のクリーンルーム等の他にも、戸建住宅リフォームの施工管理を務める。一般的な住宅リフォームの他にも、なかなか一般的には分かりづらい断熱や内壁、外壁のリフォームについてのアドバイスや執筆も行っています。葬儀会社で勤務経験があり、数珠の使用および仏具店への発注など深い知見があります。 また、福祉住環境コーディネーターの資格を取得し、今後も需要の高いバリアフリー住宅やリフォームについての解説や執筆等も行っております。