「仏壇ろうそく」のおすすめ商品の比較一覧表
仏壇ろうそくの豆知識 知っておくべき!
ここでは、ろうそくの保存方法やマナーについてご紹介します。
ろうそくの保存方法は?
実は、ろうそくは湿気や温度変化に弱いことをご存知でしょうか。劣化するとカビが発生したり、ひび割れしたりすることがあります。
ろうそくを長持ちさせるためには、きちんと箱に入れて保存することが大前提。また、日光があたらない場所や、温度変化が少ない場所に保管するようにしましょう。引き出しなどにしまっておくのがおすすめです。
仏壇のろうそくを口で吹き消すのはNG!
お仏壇に供えられたろうそくの火を、つい口でフ―ッと吹き消してしまいそうになることがあります。しかし、この行為はタブー。
ろうそくの灯りには、あの世とこの世をつなぐ架け橋の役割があります。仏教では、人間の息は「不浄なもの」とされているため、神聖なろうそくの灯りに息を吹きかけることは大変失礼なこと。
ろうそくの火を消すときは、ろうそく消しや仏扇(ぶっせん)などの道具を使う、または手のひらで扇いで消すようにしましょう。
仏壇ろうそくの選び方
まずは、仏壇ろうそくの選び方のポイントを見ていきましょう。サイズや形状をよくチェックすることが大切です。
タイプで選ぶ
仏壇ろうそくには「火を灯すタイプ」と「LEDタイプ」の2種類があります。使い勝手に応じて選びましょう。
昔ながらの「火を灯すタイプ」
「ろうそく」といえば、多くの人が連想するのは、火を灯すタイプではないでしょうか。ろうそくの灯りは、心の迷いの闇を照らして不浄を清めるとされています。
迷ったときには、仏壇用のろうそくとして一般的な火を灯すタイプを選んでみてください。ただし、火事のリスクもありますので、管理は怠らないようにしましょう。
火を使わず安全な「LEDろうそく」
火の代わりにLED電球を使うタイプのろうそくです。火の熱によるやけどの心配がなく、ライターやマッチを用意する必要もありません。小さい子どもや高齢者が使用する際も安全に使用できるのがメリットです。
最近では本物のろうそくのように炎がゆらめくタイプもあるので、見た目にも違和感がありません。LEDろうそくの電源は乾電池式や電源コード式などがありますが、コード不要の乾電池式を選べば設置場所に困らないでしょう。
仏壇に合った高さで選ぶ
仏壇のサイズもさまざまなので、ろうそくも仏壇の高さに合わせて選びましょう。通常サイズ(三尺仏間)なら、高さ7cm~10.5cm程度のろうそくが目安です。
大きなサイズの仏壇に使う場合は、高さ12.5cm前後のろうそくを選ぶといいでしょう。用途に合わせて選べる15cmや17cmのろうそくもあります。
ろうそくの形をチェック
ろうそくの形にはいくつか種類があります。スタンダードな棒型や、カーブしているイカリ型、かわいい花型などをご紹介します。
スタンダードな「棒型」
スタンダードなスタイルのろうそくです。「棒型」と呼ばれ、おもに禅宗の仏壇に使われます。ただし、禅宗でも別の形状のろうそくが使われることもあり、とくに決め事はありません。
シンプルな形状なので、仏壇に使うろうそく以外でも目にする機会が多いタイプです。全体の太さが変わらず扱いやすいというメリットもあります。
ゆるやかなカーブの「イカリ型」
ろうそくの先端に向かってゆるやかにカーブを描く形状の「イカリ型」。このタイプは日本独特のものといわれ、おもに浄土宗や浄土真宗の仏壇で使われることが多いです。
「イカリ型」タイプのろうそくはスタイルが個性的でうつくしいため、火を灯せば心が穏やかになれるような雰囲気を醸し出してくれるでしょう。そのうつくしさから贈り物に使われることもあります。
見た目でも楽しめる「花型」
見た目にも楽しい「花型」のろうそくも発売されています。蓮の花の形をしたタイプが目立ちますが、なかには、季節の花々を模したろうそくがセットになっているものもあります。
花型のろうそくは宗派に関係なく使用でき、スペースの狭いミニ仏壇のお供えとしても役立ちます。花の香りがついているろうそくもあるので、用途に応じた花型ろうそくを選んでみてください。
色やデザインで選ぶ
ろうそくには色にも違いがあります。
一般的な「白ろうそく」
一般的な白のろうそくは「白ろうそく」と呼ばれます。お参りや葬儀、四十九日などの法要や月命日など、さまざまなシーンで用いられるろうそくです。
宗派や時期に関わらず使えるろうそくなので、どの色にするか迷ったときには、白ろうそくを選ぶといいでしょう。ろうそくの太さやサイズもさまざまなので、シーンに応じた商品を選択できます。
仏壇へのお精入れに使う「朱ろうそく」
赤いろうそくは「朱ろうそく」と呼ばれています。新しく仏壇を購入した際のお精入れや、お墓の建立時、7回忌以降の年忌法要などで用いられます。
浄土真宗ではおめでたい法要や正月などの慶事にも使われます。使用するシーンが意外に多い朱ろうそくですが、宗派や地域によっては使い方が異なるので、購入前に確認しておくといいでしょう。
花が描かれた「絵ろうそく」
和ろうそくに花を描いた「絵ろうそく」。寒さの厳しい冬にお供えする生花が手に入りにくかったことから、絵ろうそくが誕生したとされています。
なお、絵ろうそくは「花ろうそく」とも呼ばれ、花の代わりとしてお正月やお盆、旅行などで数日間家を空けるときなどにも使われます。華やかな雰囲気も感じられるため、インテリアや贈り物にも適しているでしょう。
故人の好みに合わせてろうそくを選ぶ 建築・リフォームライターがアドバイス
建築・リフォームライター/2級建築施工管理技士
仏壇ろうそくにはいろいろなタイプのものがあり、和菓子やお寿司に見たてたものや水に浮かべて灯すタイプもあります。
仏壇のろうそくにはこの世とあの世の「道しるべ」の意味と「ご先祖様が今の私たちの姿がよく見えるように」という意味もあるので、たとえば故人が好きだったものなどで仏壇ろうそくを灯すことは故人にとっての供養にもなります。
【火を灯すタイプ】仏壇用ろうそくおすすめ5選 建築・リフォームライターと編集部が選んだ
建築・リフォームライターの皆長佑飛さんと編集部で選んだ、仏壇ろうそくの「火を灯すタイプ」のおすすめ6商品を紹介します。用途に合った商品選びに役立ててください。
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つづいて、「LEDタイプ」のおすすめ6商品を紹介します。使いやすい商品選びに役立ててください。
建築・リフォームライター/2級建築施工管理技士
『ゆらゆらII』は炎の揺らぎが本物そっくりに再現され、これまでの仏壇に飾っても違和感なく利用できます。リモコン操作で2つのLEDろうそくを操作できるほか、一定時間経過すると灯りが消えるのが便利です。

建築・リフォームライター/2級建築施工管理技士
『電池式ローソク』は本体部分のみがLED式となっているので、燭台を交換せずとも利用できて仏壇や周りの雰囲気にあった燭台に灯すことができます。LEDろうそくの燭台にこだわりのある方におすすめ。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 仏壇ろうそくの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの仏壇ろうそくの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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仏壇ろうそくの種類は多彩
仏壇用のろうそくといえば白ろうそくというイメージですが、朱ろうそくや絵ろうそくなど、その種類は意外と多彩です。最近では、LED電球を使ったろうそくも浸透してきました。
仏壇用としてだけではなく、香りを楽しんだり、贈り物として使ったりすることができるろうそくも登場しています。今回ご紹介した選び方を参考にしながら、用途や設置場所に合ったろうそくを見つけてみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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内装工事の仕事に携わり建築施工管理技士資格を取得。大型商業施設や医療機関のクリーンルーム等の他にも、戸建住宅リフォームの施工管理を務める。一般的な住宅リフォームの他にも、なかなか一般的には分かりづらい断熱や内壁、外壁のリフォームについてのアドバイスや執筆も行っています。葬儀会社で勤務経験があり、数珠の使用および仏具店への発注など深い知見があります。 また、福祉住環境コーディネーターの資格を取得し、今後も需要の高いバリアフリー住宅やリフォームについての解説や執筆等も行っております。