そばの実とは 栄養価の高さが魅力
そばの実は、タデ科ソバ属の種子です。「そば」といえば、日本では麺で食べるイメージが強いですが、最近では栄養価の高さから実を食べることも注目されています。疲労回復や美容に効果的とされているビタミンB群、脂肪の代謝に重要なナイアシンやコリンなど、含まれる栄養素はさまざま。
炊いてサラダにトッピングしたり、野菜と一緒に炒めたりと、いろいろな料理に取り入れることができます。ダイエットとしてふだんの食生活に取り入れている人も多いようです。
そばの実の選び方 品質や保存方法も確認
ここからはそばの実の選び方について解説します。あわせて、料理研究家の松本葉子さんからのアドバイスもご紹介します。
好みのタイプで選ぶ
ここでは、そばの実のタイプ別に合わせた選び方について紹介します。そばの実は、おもに玄そば(そのまま・殻付き)、丸抜き・抜き実(外殻をむいたもの)、そば米(熱を加えて加工し、使いやすくしたもの)などに分けられます。
それぞれの特徴について解説しますので、そばの実選びの参考にしましょう。
栄養が気になる方は「玄そば」タイプ
玄そばは殻つきなので調理が大変なぶん、殻の部分に含まれる栄養素も摂ることができます。油で揚げたり、粉状に粉砕するなどの調理方法がありますが、技術が必要となるため一般的な家庭で扱うのは難しいです。
初心者はアレンジしやすい「丸抜き・抜き実」タイプ
そばの実初心者の方にまず試していただきたいのが、このタイプ。そばの実は通常、かたい殻に覆われているのですが、丸抜きされた商品はそれが取り除かれています。
とても食べやすく、甘皮部分は残っているので、栄養もしっかり摂取することが可能。さまざまな料理に使えます。
ご飯代わりに使うなら「そば米」タイプ
そば米タイプは、そばの実をゆでたり蒸したりして殻を取り除き、乾燥させたもので、食べ方としてはご飯のように炊くのが一般的です。
徳島県では雑炊にしたり、長野県では白米などと一緒に炊いたりと、地域によってさまざまな食べ方で親しまれているようです。アレンジ次第でいろいろな食べ方ができるところも魅力です。
そばの実は産地や品質もチェックしよう
日本のほか、世界各国にそばを使った料理があり、たとえばフランスのそば粉を使ったクレープ「ガレット」などもそのひとつです。また、海外産のものは日本のそばとは品種が違うため、日本のそばの風味とはまた違う面白さが味わえるでしょう。
そば好きな方であれば、いろんな品種を試してみるのもいいかもしれませんね。
保存方法もチェックして
そばの実は穀物ですが、保存中に風味が落ちていくため、適切に保存をし、早めに使い切ることが肝心。購入するそばの実によっては、冷蔵保存が必要なものもありますので必ずチェックしましょう。また、開封後は湿気対策が必要です。
どうやって食べるかをイメージして選びましょう 料理研究家のアドバイス
「そば」というと日本では麺をさすことがほとんどですが、そばの実をそのままの形で味わうこともできます。ただし、そばの実の殻は非常にかたいので、玄そばを一般家庭で用いるのはかなり難しいでしょう。
お米に混ぜて炊く、雑炊やそば粥にするといった使い方をするなら、加熱加工してある「そば米」タイプがかんたんで便利。より強くそばの風味を感じたい方、いろいろなアレンジを楽しみたい方には「丸抜き・抜き実」タイプをおすすめします。
そばの実のおすすめ9選 今日からはじめよう!
ここからは、そばの実のおすすめ商品を紹介します。
雑穀屋穂の香『そば米』は、江戸中期創業の奈良の老舗米店が手がけるブランド。こちらのそば米はやさしい味わいなので、はじめてそば米を使う方にもおすすめできます。

プチプチとした食感で、噛むほどに香ばしく
そばの実を蒸して殻を取り、乾燥させたお米のような商品。白米8:そば米2のように、お好みの割合で混ぜて炊飯することで、おいしく食べることが可能です。
その食感はプチプチとしていて、噛めば噛むほどそばの実特有の香ばしさが引き立ちます。鍋でもかんたんに炊けますので、リゾットやおかゆなど、さまざまな調理に適した商品です。
大西製粉『国内産 そばの実 丸抜き』は、そばの名産地・信州で明治期から続く製粉所。原料の玄そばは自社の低温倉庫で保管していて、このそばの実も遮光密封包装なので、鮮度のよさが魅力です。我が家では、毎年新そば米がリリースされるのを楽しみにしています。

殻なしタイプ、チャックつきで使いやすい
国産のそばの実をていねいに殻むきした商品。割れてない粒のみを厳選した、上質な健康食品です。1kgの大容量なので、ファミリーなど複数人で食べるのにおすすめです。
賞味期限は、未開封の状態で約12カ月。チャックつきの袋に入っていて、使いやすくなっています。密閉して冷蔵庫か冷暗所に保管し、劣化を避けましょう。
有名なそばの産地のものを使ったこだわりの逸品
丸抜きタイプで食べやすく、栄養素が豊富なそばの実。国産にこだわった商品で、北海道・秋田県・滋賀県といったそばの名産地のものを使っているのが特徴です。
チャックつきの袋に入っているので、使いやすさも抜群。また、常温で保存できるのもメリットのひとつといえます。ただし、保存の際は直射日光や高温多湿を避けましょう。
たっぷりサイズで、主食としても使える
日本一の収穫量を誇る、北海道幌加内町の良質な玄そばを厳選した商品。ていねいに選別して殻をむいたタイプのそばの実です。
大容量で、そばの実をたくさん味わいたい方にうってつけ。お米と一緒に炊いたり、だし汁などで雑炊にしたりできます。やわらかく煮ることで、主食のようにして食べることが可能です。
リーズナブルにそばの実を堪能できる
リーズナブルな価格で、豊富な栄養素を摂取できる商品です。ルチンやマグネシウムを豊富に含むなど、栄養価の高さがそばの実の魅力。健康面が気になる方も、ほかのそばの実より低コストで済むのでおすすめです。
穀物でありながら、肉や卵のように必須アミノ酸がバランスよく含まれているのも特徴。素揚げやサラダのトッピングなど、ほかの穀物に置き換えて食べるのもよいでしょう。
北海道産と熊本県産をブレンド
ふたつの産地のそばの実をブレンド。そばの実の栽培に適した、寒暖差の激しい地域のもののみを厳選したこだわりの商品です。
タンパク質でありながら食物繊維のような性質も持っている、レジスタントプロテインが含まれています。また、殻むきタイプでクセが少ないので、雑炊などに適したそばの実です。
小粒を取り除き脱殻したオーガニックそばの実
無農薬栽培された栄養豊富な有機玄そばを厳選し、さらにそのなかから、粒の小さいものを取り除き、殻を取り除くという、ていねいな製法が特徴の商品。
食べ方は、オーソドックスに白米に混ぜて炊いてもいいですし、コロッケなどに混ぜるとそばの実の食感がアクセントになります。次はどんな食べ方をしようかと、そばの実レシピを考えるのが楽しくなってきますよ。
たくさん食べる方に向けた大容量タイプも
クセがなく、とても食べやすい富澤商店のそばの実。丸抜きタイプのスタンダードな商品ですので、調理して食べるのに適しています。
豊かな風味が持ち味で、毎日飽きずに食べられるでしょう。大容量の1kgパックで、コスパがいいので、たくさん食べる予定の方におすすめです。ほかに、200gサイズも展開しています。
炊きやすく、食べやすいのが特徴のそばの実
国産原料のみを使用した商品。産地にこだわって収穫したそば米タイプです。こだわりの蒸し加工で、食べやすく仕上がっているのが特徴。
お試し感覚で買える200gや、ほどよいサイズの500g、ファミリー向けの1kgと容量の展開も豊富。5kgや10kgタイプもあり、大容量になるほどグラム単位でのコスパはよくなります。ただし、保存のことを考えると一般家庭の場合1kgぐらいまでにしておくのがベターでしょう。
「そばの実」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする そばの実の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのそばの実の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そばの実のおいしい食べ方 レシピをチェック!
そばの実は、ゆでるとご飯のようにそのまま食べることができます。
上手な茹で方は、まずたっぷりの水にそばの実を1時間ほど浸して浸水させ、ざるにあげたら鍋に水をはり、そばの実を入れます。塩を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして蓋をし、15分ほど茹でます。流水でぬめりを落とすと食べやすいですよ。
上記以外の方法で、炊飯器で炊くこともできます。また、ゆでるのではなく「炒る」という方法もあります。ほかに、サラダやスープに入れてもおいしいです。リゾットやハンバーグなどに混ぜれば、かさ増しができてヘルシーに。さまざまな料理に使えるので、気軽に取り入れてみてください。
そのほかの食品情報はこちら 【関連記事】
そばの実を食生活に取り入れよう!
この記事では、そばの実の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
「殻むきタイプ」や「お米タイプ」など、商品タイプによっても調理方法が異なるので、自分がどんな風にそばの実を味わいたいかで商品を選ぶのもいいでしょう。
ぜひ、そばの実をふだんの食生活に取り入れてみてください。
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