光目覚まし時計とは
光目覚まし時計とは、起床時間の少し前から目覚まし時計に搭載されているライトが少しずつ光り、起床時間には明るい光を顔に照らして起こしてくれる時計です。従来からあるアラーム音で起きる目覚ましと違って、自然に目覚める感覚なので、とてもさわやかにスッキリ起きられるところが最大のメリットです。
自分がさわやかに起きられるだけでも十分ですが、音を鳴らさないので、一緒に寝ている人を起こすことがないのもかなり大きなメリットといえるでしょう。ほぼすべての商品は、アラーム音とともに光を照らして起こしますが、アラーム音を切ってライトの光だけを灯す設定にできるものもあります。
■光目覚ましがおすすめな人
目覚まし時計と言えば音で起きるのが一般的ですが、本記事で紹介した光で起こしてくれる光目覚ましも多くの商品が販売されています。光で起きる最大のメリットは「自然に目が覚めるようになる」ということです。
本来人は日の光を浴びて起きることが自然なこと。日光に含まれる「ブルーライト」が眠気を抑制してくれるのです。そのため光目覚ましを使うことで、太陽の光で起きるのと同様に目覚めスッキリになります。
こういったメリットから、光目覚ましは、
1.朝なかなか起きれず二度寝してしまう人
2.スッキリと目覚めて朝から気分よく行動したい人
3.規則正しい生活を意識したい人
におすすめと言えます。このような悩みがある人は一度光目覚ましを試してみてください。朝の過ごし方が変わるかも!
光目覚まし時計の選び方
それでは、光目覚まし時計の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】光の強さ
【2】タイプ
【3】サイズや形状
【4】コスパのよさ
【5】そのほかの機能
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】光の強さをチェック
起床時に光を浴びると、体内時計がリセットされ朝もすっきり起きられるようになり、夜もぐっすり眠れるようになるといわれています。そのためには、一定以上の照度が必要。寝起きが本当につらくて悩んでいる人は、照度をあらわす単位「ルクス」を必ず確認してから購入しましょう。なお、体内時計がリセットされる照度の強さは、2,500ルクス以上といわれています。
▼寝起きの悪い人は強い光
寝起きが悪く、確実に目を覚ましたい方には「強い光」をおすすめします。本当に強いものだと10000lxというような、太陽光に近い強さの光を発する商品もあります。本当に明るいですので、さすがの寝起きの悪い人でも起きれること間違いなしです。
ただし、当然眩しい光ですし、もし一人で寝ているのではないとすれば、隣の人を起こしてしまう可能性がありますので、周りに迷惑のかからないような使い方をしてください。
▼自然に起きたい人は柔らかい光
ちょっとした刺激の光があれば、起きられそうということであれば、少し弱めの柔らかい光にすることをおすすめします。数値にすると強い光の基準である。10000lx以下という基準が設けられていますが、その光の感じ方は個人差がありますので、自分の好みの明るさを選んでください。
当然柔らかい光ですので、眩しくて起きるというイメージよりは、日の出とともに目覚めるという感覚に近くなってくると思いますので、気持ちよく起床することができると思います。くれぐれも起きれないということがないように注意をしてくださいね。
【2】タイプをチェック
光を浴びて起きるという光目覚まし時計ですが、寝ている環境や眠り方によって光が届かないのでは、元も子もありません。なので、環境や眠りのスタイルなどを考慮して、効果が得られる適切な商品を選んでいきましょう。
▼部屋が広い・寝相が悪い人は「広範囲照射できるタイプ」を
寝室が広い人や寝相が悪く顔に光が当たるか心配だという人は、広範囲を照射する商品を使うと安心です。当然ですが、照度が強い光目覚まし時計は光が遠くまで届きます。また、ライト部分が大きなものや、縦長のものは光が広範囲に届きやすいですよ。
▼隣で寝ている人を起こしたくなければ「角度が調節できるタイプ」を
自分は朝早く起きなくてはならないけれど、隣に寝ている人を起こしたくない! そのような場合は、デスクライトのような形状でライトの角度を手動で調整できるものを使うと、隣で寝ている人へ光が当たるのを防ぐことができますよ。寝る前に、自分だけに光があたる角度になっているかどうかを確認しておきましょう。
【3】サイズや形状をチェック
寝ている状態で顔の近くにおくものなので、ベッドサイドテーブルや枕元におけるサイズかどうかを必ず確認しておきましょう。
コンパクトサイズのものは、持ち運びに便利ですが枕元においた場合、手で倒してしまうことがあるので注意してください。また、大きめのサイズのものは、狭い場所におくとバランスが悪く圧迫感を感じてしまうことも。
【4】コスパのよさをチェック
光目覚まし時計は、LEDを使用しているものと、白熱灯、蛍光灯を使用しているものがあります。LEDを使用している商品のほうが、価格は高くなりますが、寿命が長く紫外線の量も少ないです。
なので、光源の寿命や紫外線が気になるという人は、LEDを使用しているタイプを選ぶといいですよ。
【5】そのほかの機能をチェック
上記で紹介した選ぶポイント以外にも、大切な機能はいくつかあります。ここでは、あるとより嬉しい機能についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
▼スマホ連動
今までの目覚まし時計はアラームが当たり前でしたが、光目覚まし時計の登場により、光で起きるという新しい目覚まし時計の形ができあがりました。
スマホとの連動性も高く「スマホ連動機能」が備わっている商品もあります。遠隔操作で、細かな光の調整からアラームの設定なども可能になっており、今後更にアプリの進化が期待でそうです。
▼コードレスタイプ
光目覚まし時計には、コード式のものと、電池で動くコードレスタイプのものがあります。ふだん寝室で使う場合はコードタイプで充分ですが、ベッドサイドテーブルなどにおく場合は、コードレスタイプが便利ですね。
コードレスタイプは持ち運びがしやすく、旅行や出張時など外出先で使うときに重宝します。スマホを充電できるものもあり便利ですよ。
▼調光機能
光目覚まし時計のライトを間接照明として使おうとしても、目覚ましのときと同じ明るさで使うと明るすぎてしまいますね。自在に照度を変えられる調光機能を備えている商品を選ぶと、間接照明としても使えて便利ですよ。夜、部屋が暗すぎると寝られないという人にもおすすめです。
▼音もでるタイプ
なかには、FMラジオを受信し流してくれるものも。光だけでは不安! という人なら、光とともに音を鳴らせる目覚ましが便利です。光の効果が実感できない最初のうちは、光と音を併用するのがベターでしょう。また鳴らす音も自然音や癒しミュージックなど複数から選べるタイプもありますよ。ただし、音に頼りすぎて、本末転倒にならないように。
エキスパートのアドバイス
どの程度の起床道具として使うかを事前に決める
光目覚まし時計を、どの程度の起床道具として使用するかというところが非常に重要です。
朝乱暴に起こされたくない、音でびっくりしたくないけれど日々の生活に絶対に必要、というのであればできるだけ光が強いものを選びましょう。
睡眠の質の改善や向上を行なうために、ある程度余裕のある朝に使用することが目的なのであれば、じっくりと広い範囲を照らしてくれるもののほうが、自然な明るさで目覚めることができるためおすすめです。
光目覚まし時計おすすめ9選
顔の近くだけではなく、少し離れてしまっても目覚ましに効果がある、ライトの照度が強く広範囲照射が可能な光目覚まし時計や、ライトの角度が自在に調節ができて、隣に寝ている人には光を当てにくくできる、角度調整ができるタイプまで、幅広く光目覚まし時計をご紹介します。
また目覚まし用の照射以外にも、いろいろな色に光ったり、間接照明として使えたり、癒し系音楽やラジオなどを目覚めと一緒に流すことができるものもご紹介していきます。
コンパクトサイズでもしっかり明るい!
さまざまなメディアに紹介されたムーンムーンの「トトノエライト」。シンプルなデザインとコンパクトなサイズ感ながらも、しっかりと機能が充実しているのがポイント。
165gと軽量なので、旅先への持ち運びにも便利です。最大で朝日と同等の20,000ルクスの明るさになるので、しっかりと目覚められそうですね。
調光機能、スヌーズ機能、音声アラームなど、目覚ましとして使用するうえで必要な機能は十分に揃っているといえるでしょう。
照度の強さはピカイチ! 角度の調整も可能
朝日と同程度の2万ルクスの光で、体内時計をリセットしてくれます。無段階で角度の調整も90度まで可能。顔に光が当てやすいです。また、壁かけもできるため、枕元にスペースのない人でも安心して使えます。
光目覚まし時計を使ってみたいけれど失敗はしたくない。購入するなら照度が強くて効果が期待できるものを購入したい人にぴったりの一品です。
設定時間に合わせて明るさが変化
設定時間に合わせて段階的に明るさが変化する目覚まし時計です。FMラジオ機能を搭載し、20段階調光+6色の照明としても使えます。サウンドはアラーム用とおやすみモード用があり、目覚めだけでなく入眠もサポートしてくれます。
フレキシブルアームで自在に角度を変えられる!
フレキシブルアームを使用し、近くから遠くまで照らすことができる光目覚まし時計です。自在に曲げたり伸ばしたりできる長いアームで、あなただけに光が当たるように位置・角度調節が可能。
アラーム音を鳴らさず明かりだけをつけるという設定にもできるので、隣で寝ている人を起こしてしまう心配もありません。光の力だけで目覚めたい人や、家族と起床時間が異なるので自分が起きるとき一緒に起こしたくないという人におすすめ。
ライトが大きいから部屋全体を照らせる!
高さ約53cmと大きめサイズの光目覚まし時計。照度の強いライトが遠くまで明るく照らします。広い部屋で寝ていてライトから遠い位置にいても、寝相が悪くても、寝ている身体に光がとどきます。
ただ、本体がとても大きいので枕元にそれなりのスペースがないと設置がむずかしいです。寝室が大きく光が顔に届かなそうで心配な人や、寝相が悪くてライトに遠ざかりそうな人にぴったりの商品です。
光療法におすすめ!徐々に明るくなって起きやすい
300ルクスですが、時間をかけて強くなっていくので、徐々に目覚めるモードにしてくれるので、さわやかに朝を迎えることができます。300ルクスですが、起きるための光料として不足なないでしょう。夜はルームライト・ベッドサイドライトとしても活躍。トータルとしての満足度の高い製品といえます。
お手頃価格でコンパクト! FMラジオ&自然音搭載
コンパクトでラジオ機能や自然音アラームなど多機能搭載ながら、お手頃価格で販売されている光目覚まし時計です。USBポートがついているのでスマホの充電もできちゃいます。
手動での調光調整も可能で、夜間に起きた場合の間接照明としても利用ができますよ。光目覚まし時計を試しに使ってみたいけれども、あまりお金をかけられない。手頃な価格のものから試してみたいという人向けの商品です。
子供用めざましとしても!bluetoothも搭載
目覚ましライトで起こしてくれるのはもちろんのこと、ボイスレコーダー機能や、FMラジオも聞けてしまう多機能な目覚まし時計です。
目覚めのときの音は、アラーム音5種類、癒し系音楽5種類から選ぶことができます。ライトも30段階の調光が可能で間接照明に使用することも。目覚ましライトだけでなく、気分によってアラームや癒し系音楽で目覚めたい! という人にぴったり。
光が無段階で調整可能
日の出のようなやさしい光がまぶたから脳を刺激して自然な目覚めをサポートします。また2つの大音量アラームを搭載し、2つの時刻を設定可能。日の出や虹色のような7色変換ライトも搭載し、自由にライティングを楽しむこともできます。かわいいデザインなのでインテリアの邪魔になりません!
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 光目覚まし時計の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での光目覚まし時計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
光目覚まし時計の置き方・使い方
せっかくの光目覚ましも肝心の光が顔にあたらないと、効果がでるわけもありません。寝返りを打たないひとはいないので、どんな寝姿勢でも光があたるように置き方を工夫しましょう。
頭上から光が照らせる場所におけるのが理想なので、布団などであれば枕の上の方に座卓などを置いて光目覚ましをおいたり、ベッドであれば頭上のフレームなどを利用したりして設置するのもよいでしょう。
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毎日使い続けやすいものを
光目覚まし時計の選び方とおすすめの商品を紹介しました。
光目覚まし時計は体内時計をリセットし、目覚めやすい身体をつくる手助けをしてくれる機器ではありますが、使えば必ず明日から目覚めやすくなるというわけではありません。
目覚めがよくなるまでの期間には個人差があります。そのため、根気強く、毎日使い続けやすいものを選んで使うことが重要です。
また光の効果で本当に起きれるかどうか信じきれない方もいるでしょう。そういう方は、通販サイトなどの口コミなど、実際に使っている人のコメントなども参考にしてみましょう。
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